ギルティクラウン~The Devil's Hearts~   作:すぱーだ

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DMC5が発売されても、
当初のプロットから内容を変えるような事は
しないつもりです。

後の話で、
(5に繋がらねぇじゃん!)
と思ってもそういう事です。

まぁ、まだ内容もなにも分からない時に言ってもしょうがないけども。


しかし、来年はBHre2といいDMC5といい、
ハリウッドゴジラ2といい豊作やな(超笑顔)





#40-②共鳴〜resonance〜

 

紫の空を黒い煙が更に覆い、夜の様に空港だけでなく街全体を闇に包む。

悪夢としか形容のしようがない空の下では今もなお戦場が広がっていた。

 

滑走路から空港のホールへ突っ込んだ輸送機から涯達はなんとか脱出したが、それを待っていたと言わんばかりに兵達の銃撃を受けた。

 

アルゴや大雲が兵を足止めしているすきに、いのりは意識が朦朧としている涯を支えその場から撤退した。

 

数分間移動を続け、いのりは涯を壁に寄りかからせ座らせる。

 

「ガイ…」

 

涯の顔を覗き込むと、苦痛で歪む表情が見える。

あまり動かして良いとは思えないが、ここでは治療はおろかまともな検査だって出来ない。

なにより涯の身体から芽吹いたキャンサーが気掛かりだった。

ともかく、ワクチンを手に入れるにしろ脱出しなければ。

 

「ルシア、行こう」

 

いのりは周囲を見張っていたルシアに声を掛ける。

 

「………」

 

「ルシア?」

 

しかし、ルシアはいのりの声に応えなかった。

広く長い通路の奥、照明も窓も無い暗闇を鋭く睨んでいる。

 

否、本当ならそこに暗闇が出来るような空間など無いはずだった。

あるはずのないシミの様な暗闇から、ワニのような生物が躍り出た。

 

「悪魔!」

 

ルーカサイト攻略の任務で見た『ブレイド』に酷似した悪魔だった。

 

いのりが言ったのと同時にルシアはその悪魔を肉薄する。

 

その悪魔はまだ全身が暗闇から抜け出て居なかったが、腕に着けられた盾でルシアの斬撃を難なく防いだ。

 

アサルトは右腕の爪をルシアの頭に振り上げた。

ルシアはそれをバク転で躱す。爪はルシアの髪を僅かに切る。

 

アサルトは兜を被った頭で思い切りルシアに突進した。

 

「がっーー!?」

 

ルシアは胴体に突進をくらい、地面にバウンドする。

しかしルシアは空中で腰に刺した投げ矢を抜き、着地と同時に投げ放った。

 

『ガアアアァアア!!』

 

突然、アサルトが強く吠えると、周囲に風が竜巻のように巻き起こる。

ルシアが放った投げ矢は風の壁に阻まれ、力無く地面に落ちた。

 

「ダムで見た奴と違う!」

 

ブレイドが見せなかった能力を見て、いのりが警戒心を強める。

 

アサルトは外見や地面に潜る、爪をミサイルの様に飛ばすなどの能力はブレイドと大きな違いはない、が風を操る能力を持っている。

 

「いのり、行って!」

 

ルシアが言い終わる前に、アサルトは次の攻撃へ移った。

竜巻を纏い自身を駒の様に回転させ、そのままルシアに突進した。

 

「くっ」

 

削岩機を思わせるそれを、ルシアは真横に飛び退いて躱す。

 

狙いが逸れた削岩機は、柱や壁をクッキーの型抜きの様に綺麗な円状の穴を作った。

 

「ーー早く!!」

 

「ーー!…分かった」

 

いのりは涯の腕を肩に担ぎ身体を支えながら、涯を立たせる。

早く、それでいて涯の負担が少なくなるように移動する。

 

「……て…まて…いのり…」

 

「ガイ?」

 

「脱出はしない…。この歌をなんとかしない事には、例え脱出できても俺と街は死ぬ…」

 

涯は分かっているだろうといのりに視線を向ける。

 

「私の…歌ならーー」

 

その時背後から派手な破壊音とルシアの悲鳴が聞こえた。

 

「!!」

 

いのりがルシアに振り返る。

ルシアは真正面からアサルトの攻撃を受け、吹き飛ばされていた。

ルシアは短刀は一本砕かれながらも、アサルトの回転も止まっていた。

 

だが、単純に動きが止められたのと、弾き飛ばされたのではその差は大きかった。

 

『ゴガァ!!』

 

アサルトはすぐさま地面に転がるルシアに飛び掛かる。

 

「ぐっ」

 

ルシアは地面に倒れながら、残ったもう一本の短刀でアサルトの爪を受け止める。

アサルトはルシアの喉笛を噛み切ろうと、歯をむき出して迫る。

 

「っ!!」

 

ルシアは腰から投げ矢を抜くと、指の間に挟み握り込んだ。

そして、そのままアサルトの兜を殴り付けた。

 

ゴチュッと水音の混じった鈍い音が響く。

 

『グギイイィ!?』

 

アサルトが金切り声を上げてルシアから飛び退く。

ルシアの投げ矢が、兜の隙間から目に突き刺さったのだ。

 

ルシアは素早く起き上がると、短刀を両手で強く握り締めアサルトに向けて振り下ろした。

「やあ!!」

 

『!!』

 

アサルトは刃を受け止める様に、手の平を盾にする。

だが、短刀は手の平ごと兜と頭部に深々と沈み込んだ。

 

それでもまだルシアは止まらない。

深々と突き刺さったまま短刀を思い切り斬り上げた。

 

ブチブチバキッと肉と骨を破壊する音が手元から伝わる。

 

『ゴオオオオ!!』

 

両眼を潰されたアサルトが左腕から爪を発射する。

ルシアは屈んだだけでこれを躱し、アサルトの反対側へ回り込むと左目に突き刺さったままの投げ矢をひき抜き、先程と同じ様に指の間に挟み拳を握り締めた。

 

アサルトは狂ったように爪を振り回して暴る。

 

「はっ!」

 

しかしルシアは爪をくぐり抜け、アッパーでアサルトの首元を捉えた。

 

『ギャッ』

 

アサルトは強く痙攣する。

首元に握り締められた投げ矢が深く刺し込まれる。

ルシアは素早く短刀を振り腹を横に切り裂き、二度目は投げ矢が突き刺さった喉を斬った。

 

ようやくアサルトは力無く地面に倒れ伏し、砂の様に崩れ落ちる。

 

涯を支えながら移動を続けていたいのりは、ルシアが勝利した事に安堵した。

 

「ーーっ!!いのり!」

 

しかし闇からは更に別の悪魔が飛び出して、ルシアを無視していのりと弱っている涯に一直線に向かった。

ルシアが庇おうと悪魔を追うが、間に合わない。

 

(ーーシュウ…)

 

一体がいのりの頭を噛み砕こうと大きく顎を広げた。

 

 

 

「ーー待てーー」

 

 

 

男の声が響いたかと思うと、悪魔たちは一斉に動きを止めた。

 

「何者だ…」

 

いのりから離れた涯が声のした方へ銃を構える。

そこに奇妙な仮面を被った女性たちを連れた豪華な身なりをした男が現れた。

 

(あの仮面…どこかで…?)

 

いのりは女性たちが着けている仮面に既視感を覚えた。

 

「お初にお目にかかります。葬儀社のリーダー “恙神 涯” 。

そして救済の歌姫 “楪 いのり ”」

 

喉元まで登って来た記憶を探ろうとした時、男が優雅にお辞儀をした。

 

「ーー私はアリウス。GHQに悪魔たちを提供した者でございます。ーー」

 

「!!」

 

「貴様が…?」

 

涯は敵意に満ちた目でアリウスを睨む。

瀕死といえどその眼光は鋭さを微塵も失っていなかった。

 

「おおっ怖い怖い。手負いの獅子とはまさにこの事ですな」

 

「ーー何の用で現れた!」

 

アリウスは涯に銃を向けられても、

笑みを崩そうとしなかった。

 

嫌な顔だといのりは思った。

まるで自分が作った箱庭を眺めるような、傲慢さと悪意を隠そうともしない笑みだった。

 

 

 

「ーーーあなた…ダレ?」

 

 

ルシアが蚊の鳴くような声で呟く。

信じられないものを見るかの様にアリウスを見つめる。

 

「…久しぶりだな “ χ ”≪カイ≫」

 

「ーーっ!!」

 

アリウスの言葉に、ルシアはまるで石になったかの様に硬直した。

 

「その…言葉…」

 

「お前の名だよ。いや、今は ” ルシア “という名だったか」

 

「なぜ!あなたは誰なの!?」

 

「もう分かっているのだろう?」

 

アリウスは自分が引き連れていた仮面の女性にゆっくり歩み寄ると、その仮面を外した。

 

「お前を…いや、“ お前たち ”姉妹(セレクタリー)“を造った」

 

その顔つきは背丈に応じた成人の女性だった。

だが、その褐色の肌といい赤毛といいルシアをそのまま大人にしたとしか表現のしようが無い特徴を持っていた。

 

「ーー私はお前の父親だよ」

 

 

「ーーぁっーー」

 

ルシアは全身から力が抜け、膝が地面にーー

 

 

 

「 ああ ああぁ アアアア アア !!!」

 

 

 

ーー触れた反動をバネに前方へ飛び出した。

ルシアの短刀は間に割って入った、セレクタリーによって阻まれた。

 

「ーーあなたが私の、父親…?」

 

 

「そう、ーーお前は私の造った“ 人工悪魔 ”。()()()()()()()()()()()ーー」

 

 

「っ!!」

 

痙攣する様に身体が震え、直後ーー

 

「黙れぇえええええええ!!」

 

ーーー弾け飛んだ。

ルシアの目から、髪から、銀色の光が陽炎の様に揺らめくのがいのりには見えた。

「ーー!!」

 

その光が刀身に収束し、セレクタリーを弾き飛ばした。

 

「 うるぁっ!!」

 

セレクタリーを蹴り飛ばし、アリウスを睨み付けた。

 

「素晴らしい…よくここまで成長した。私ですら予想外だ」

 

パチパチと手を叩きながらルシアを賞賛する。

自分を切り刻もうと迫るルシアを、向かい入れる様に手を広げる。

 

「 うわああアアアアアア!!」

 

「ルシア、ダメ!!」

 

突如、光源を無視して伸びる影に気付いたいのりが叫ぶ。

その瞬間、 影から無数の槍がヤマアラシの様に飛び出しルシアを貫いた。

 

「ガハッ!」

 

左肩と右胸そして腹を貫かれたルシアは吐血し、昆虫の標本の様に力無く手足を垂らした。

 

「お前の今後にも興味があるが、桜満 集がお前の死体を見た時どんな顔をするかな?ーー」

 

セレクタリーがルシアの首を刈り取るべく、おそろしい速さで迫って来た。

 

「さ…せるか!」

 

涯が閃光手榴弾をセレクタリーに向けて放った。

凄まじい光がその場に居た全員を包み込んだ。

 

次に視界が戻った時、既に葬儀社の姿は無かった。

しかし、貫かれたルシアの血痕が道しるべの様に点々としていた。

 

「今回はただの挨拶さ…。だが、少し楽しめたからな」

 

アリウスは血痕に背を向けその場を離れる。

その後ろをセレクタリーが続く。

 

「特別に道を開けてやろう。ウイルスをどうする気なのかも興味があるからな…」

 

やはりその顔には深い笑みが刻まれていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

アリウスから逃げ出した涯は、悪魔や兵から身を隠しながら管制塔の屋上を目指して移動していた。

幸い兵士と交戦する事も、あれ以来悪魔との遭遇も無かった。

 

「づッ!?」

 

涯は時折おそう激痛に胸を抑える。

 

「ガイ!」

 

「…平気だ、まだ保つ。

それよりルシアの様子はどうだ」

 

「ーー…う」

 

その時、ルシアが苦しそうに呻いて目を開けた。

 

「……いのり?」

 

「ルシアっ。大丈夫?」

 

「うん……もう塞がってるから…傷…」

「………」

 

 

「……分かってた…わたしが人間じゃない事くらい…。

でもね、あいつの声を聞いた時思い出したの…」

 

 

「思い出した?」

ルシアの身体は震えていた。

 

「シュウといのりに会う前の事…。わたしは…あの男の命令で色々なものを殺してた…」

 

「…何を殺したの?」

 

「…生きているのは何でも…。悪魔も、動物も……ーー」

 

 

ーー人間も

いのりにしか聞こえない声で、ルシアは告白した。

「……怖かった…」

 

ルシアは嗚咽し、いのりの胸に顔をうずめる。

「あの時のわたしは…あの男の命令に、何の疑問も持ってなかった…持とうともしなかった…。

…あの頃に戻される気がして、怖かった…」

 

 

「ルシア…」

 

「…いのりやしゅうを…みんなを、…後悔も思い出そうともしない…。…そんな…化け物に……」

 

「ーー違うーー!」

 

 

いのりは自分でも驚くほど大きく力強く言った。

 

「ーーあなたは化け物なんかじゃない!これからだって、そんなものになったりしない!!」

 

「ーーーー」

 

ルシアは顔を上げ、いのりの潤んだ瞳を覗き込む。

 

「ーー悪魔は涙なんか流さない、今の貴方の様に自分以外の為に泣いたりなんかしない」

 

いつか、集から聞かされた言葉をそのまま伝えた。

 

「ーーいの…」

 

(…そうでしょ?シュウ…)

 

ルシアの髪を優しく撫で、微笑んだ。

 

「あなたは ”ルシア“。例えあなた自身が否定しても、あなたは私たちの家族」

 

「いのりぃ…」

 

溢れ出る涙を指で拭い、ルシアの小さな身体を思い切り抱き締めた。

ルシアはいのりの服を強く握りしめ、敵地である事も忘れて大声で泣いた。

 

「……いのり」

 

「うん、ありがとうガイ」

 

自分達に時間をくれた涯に感謝した。

その時、前方の扉が大きな音を立てて開いた。

 

「!!」

 

涯といのりは扉の方へ素早く銃を向けた。

そこに現れた女性にいのりは目を見開いた。

 

「ハルカ?」

 

「っ!ーーいのりちゃん!?」

 

いのりに気付いた春夏は、その腕の中にいるルシアにも気付いた。

 

「ルシアちゃん!その血は…怪我したの!?」

 

二人に駆け寄り、血まみれのルシアに驚く。

 

「へ、平気…」

 

ルシアは少しよろめきながらも、しっかりと自分の足で立ってみせる。

 

「あなた達が此処にいるって事は…集も?ーーねえ集は何処!?」

 

「あいつは置いて来た」

 

春香は涯に振り返ると、信じられないものを見るかの様な表情に変わった。

 

「トリ…トン?」

 

「ーーーー!」

 

いのりは一瞬、涯の表情に戸惑いが見えた気がした。

だが次の瞬間にはいつもの彼に戻っていた。

 

「…なんだそれは?」

 

冷静に返す涯に春夏は我にかえる。

 

「あっ…ごめんなさい。昔、一緒に住んでた子に似てたの。そんなはず無いのに…」

 

春夏は顔を伏せ、悲しそうに微笑む。

 

「ハルカっ、早く空港から逃げて!

この唄は私たちがなんとかするから…!」

 

「ごめんね、いのりちゃん。こうなってしまったのは、私の所為でもあるから…だから逃げる訳にはいかないの」

 

「だめ!!ハルカに何かあったらシュウはどうなるの!?」

 

「恙神 涯くん…でいいのかな?」

 

「ああ…」

 

「…私も貴方達に協力させて」

 

涯は春夏の申し出にしばし考え込む。

しかし、時間がないのは涯が一番よく分かっていた。

 

「何が出来る?」

 

悩んだのは僅か数秒だった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

茎道と共に六本木に到着した嘘界は、崩れかけたビルからエレベーターに乗り地下へとたどり着いた。

六本木は葬儀社の本拠地だった筈だが、今はそのメンバーはおろか潜んでいた筈の感染者すら見かける事は無かった。

(総力戦…羽田に戦力を集中させたのでしょうね)

 

おそらく感染者は他の場所に移したのだろう。しかし、わざわざ追う気も嘘界には無かった。

そんなものより、今はコキュートスに続く地獄の門とやらに興味の対象が移っていた。

到着した地下は雲の中の様な空間だった。

霧が足元を覆い、頭上にも雲が掛かっていた。

 

しかし、幻想的な光景とは違う無機質で陰鬱な光景だった。

 

「ここが地獄の門ですか?」

 

もっと目を覆いたくなる様なおぞましさを、期待していた嘘界は落胆した。

 

「私にとっては天国の門だがね」

 

茎道は空間の中央に立っている台座へ歩み寄ると、

“ はじまりの石 ”が入ったシリンダーをその台座に乗せた。

 

石の光が更に強くなる。

嘘界は次に起こる出来事に胸を踊らせながら待った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

いのりは春夏の案内でレーダー塔の屋上へ立った。

背後には巨大なパラボラアンテナが普段と変わらずそびえ立っていた。

 

強い風に髪が流され、手で髪を抑えながら紫色に染まった空を見上げた。

春夏はいのりの歌声を増幅させ、ウイルスを活性化させている波長をより強く相殺させられる波長に変え街中に流そうとしている。

つまり音によるワクチンをばら撒くのだ。

 

もともとはツグミか研二に街中のスピーカーを乗っ取らせるつもりでいた涯は、春夏の話に乗った。

涯はルシアと共に敵が来た時の迎撃のため階段で見張っている。

 

しかし、涯はヒモで銃を腕に括りつけなければ銃を持てないほど衰弱しているし、ルシアも全快には程遠い。

もし敵が現れたら何分も持たないだろう。

 

他のみんなも無事かどうか分からない。

 

手に持った端末のマイクをオンにする。

 

集は来る。

彼の心を感じ取れる。

 

でも、できれば来ないで欲しかった。

戦いとは無縁な静かな平穏の中にいて欲しかった。

戦いの中に戻れば、また彼は自分や仲間のために命がけで戦うのだろう。また傷ついてしまう。

それを嬉しく思う自分も、大きな絶望を感じる自分もいる。

 

「いのりちゃん!ーーやって!!」

 

開け放った戸口から春夏の声が聞こえた。

 

「ーーーシュウーーー」

祈るようにその名を呟くと、

大きく息を吸い、風に乗せるように歌いだした。

 

 

 




次は集パート

もしかしたらダンテパートを短く挟むかも。

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