ギルティクラウン~The Devil's Hearts~   作:すぱーだ

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はい、みなさま。
お久しぶりです

まず最初に、一ヶ月に一度更新を宣言した矢先にこんなに間が開いて、本当にすみません。

もう更新ペース宣言するのはやめます。

それと今回の話数、#26.5となっていますが、正確に言うと#24〜26に並行する話になります。

私うそばっかだね…………

よくないね


#26.5恋

特に特筆する出来事も無く小学校を卒業し、そのまま流れる様に近くの中学に入学した。小学校の頃からの友達も多く入学したので、少女は何一つ不満無く中学に上がることが出来た。

 

そして中学の入学式から約一ヶ月学校にも慣れ始めた頃、少女のクラスに一人の少年が転校した。

 

「え〜とはじめまして。桜満集です」

 

大勢に注目されることに慣れていないのか、少年は気恥ずかしそうに頰をかく。

 

はじめに少年を見たときの印象は、ごく当たり前にいるような歳さながらな平凡な少年だった。

そして、(優しそうな人だな〜)ともぼんやり考えた。

 

聞けば少年はアメリカからの帰国子女だと言う。

「じゃあ…クラス委員長は校状だったか、桜満の面倒頼めるか?」

 

「あっ、はい分かりました!」

 

先生の言葉で少年と目が合う。

 

 

 

「校条さんですよね?これからよろしくお願いします」

 

「そんなに固くならなくていいよ。これから一緒に過ごすクラスメイトなんだから」

 

「ん?そう?じゃあこれくらいでいいかな?」

 

平行な線を引いていた肩が、わずかに下がる。

 

「……ふふ、うん大丈夫だよ?改めてよろしくね桜満君」

 

「よろしく校状さん」

 

思わぬ返しをする集に、祭は吹き出しそうになる。

 

(おもしろい人だなぁ)

 

それから放課後に、祭は校内を見たいという集に、校内を案内して周った。

 

「どう?だいたい分かった?」

 

「うん。校状さんのおかげで迷わずにすみそうだよ」

 

「そう、よかった。仲良くしようね」

 

気がつくと集は校庭でバスケットボール遊ぶ数人のグループに視線を向けていた。

 

「桜満君?」

 

「んっ、ごめん校状さん。なに?」

 

「いや用事があるとかじゃなくて、バスケ好きなの?」

 

「え?ちょっとやった事がある程度だからなんとも…」

 

「そうなんだ。凄く真剣そうに見てるからそうなのかなって?」

 

「うん。ただ…本当に、僕のいた場所と全然違うんだなって……」

 

「………ねえ、桜満君はいつから留学してたの?」

「五年くらい前だよ……」

 

「そうなんだ……」

 

そこから会話が途切れてしまい、祭は夕陽で赤く染まった集の顔を見る。

夕陽のせいもあり、元から赤っぽい集の瞳は血の様な真紅に見える。

 

同い年なのに、集の顔は妙に大人びて見え。

その瞳の奥は底が見えないほど深いものを感じた。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「「なに?その惚気ばなし……」」

 

「えっ、ええ!?の、のろけって…ええ?!!」

 

暇だからと祭はツグミから、集の話を切り出され、流れで自分と集の馴れ初めを聴き出された。

『止めなさいよ。プライベートを…』っと、最初はツグミを諌めていた綾瀬も、いざ話が始まった瞬間に分かりやすいくらいしっかり聞き耳を立てていた。

 

ちなみに、ソファーの中心をルシアが陣取り、祭達から背を向けて、テレビを見ている。

あまり動いていないが寝ているのだろうか……。

 

「……なんか、あいつが普段学校でどんなかちょっと分かった気がする………」

 

綾瀬は、はぁと小さくため息をつく。

 

「のろけばなし…?」

 

「あれ?いのりん」

 

廊下にツグミと綾瀬の言葉に首を傾げるいのりが立っていた。

 

「寝てなくて大丈夫なの?」

 

綾瀬の言葉にいのりはコクンと頷く。

確かに祭が来た時と比べて、いのりの顔色はかなりいい。まだ若干顔は赤いものの、息を切らしたりもしていない。

 

「じゃあ、引き続き祭ちゃんに集の面白い話でも聞いて行こう。ねえ祭ちゃん、何かないの?恥ずかしい話とか!」

 

「え、その…本人がいないのにそういうのは……」

 

「ツグミ、いい加減にしなさいよーー「私も聞きたい」

 

「は?」

 

「え?」

 

「おや?いのりんも集の恥ずかしい話を?」

 

以外な所からの以外な言葉に、祭と綾瀬は思わず声を上げる。

反してツグミはイヒヒヒヒと底意地の悪い笑みを浮かべている。

 

「私は知りたい…。私の知らない頃の集を……」

 

「ーーーーー」

 

(や やっぱり楪さんもーー)

 

「集もモテモテだね〜。祭ちゃんにあやねえにいのりんとーー」

 

「ちょ ちょっと!!なにさり気なく私も混ざってーー!!」

 

「えー?だって最近のあやねえ怪しいよ〜?事あるごとやたらつっかかるし、何時ものあの人の話が、最近は集の話題に変わってたり〜」

 

「……え…?綾瀬s「違うから!!ツグミが勝手に言ってるだけだから!!」

 

「さーて、もっとあやねえで遊びたい所だけど、本人が帰って来る前にそろそろーー」

 

ツグミが話を切り出そうとした時、ツグミの携帯端末が鳴り出した。

 

「ーーーーっ」

 

それを取ったツグミの表情がほんの一瞬強張るのを、祭は見逃さなかった。

「ははは。ごめんね小腹がすいたから、近くのコンビニでなんか買ってくるよ。私の事は気にせず、話を続けてて〜」

 

それも本当に一瞬、すぐにさっきまでと同じゆるい顔に戻る。

 

(見間違いかな…?)

 

「は?ちょっと話聞きたがってたのツグミじゃない!」

 

「いいからいいから〜」

 

ツグミは駆け足で玄関に向かい、外へ出て行ってしまった。

 

「もう、ごめんね?悪いやつじゃないんだけど……」

 

「いいえ。いいんです分かってます」

 

「まあ、ツグミはああ言ってたし話ちゃおうか」

 

「そうですね。……綾瀬さんも聞きたいんですか?」

 

「……まあ正直ちょっと興味あるかな?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

集が転校してから、数日が過ぎた。

 

集はその人当たりの良い性格のおかげで、男子にも女子にもどんどん友人が増えていった。

 

勉強の成績は中間辺りだったが、凄いのが体育系である。

 

あっという間にクラスで一番運動神経のいい生徒を抜かし、学年一位を不動のものとした。

 

集はかなり充実した学校生活を送っていた。

 

ある日、祭が図書室へ本を借りに行くと、本棚の前に立つ集の姿が目に入った。

 

神話や伝承、おとぎ話に関連した本を中心に置かれた棚で、集は真剣な顔で一冊の本を読み更けっていた。

その真剣な表情にかえって本の内容が気になった。

 

「何読んでるの?桜満くん」

 

「ん、ああ『スパーダ伝承記』ていうのだよ」

 

集は快く読んでいる本の表紙を見せる。

 

「悪魔と戦うスパーダっていう悪魔のお話だよね?何回か読んだ事あるよ」

 

「知ってるんだ。やっぱり日本でも有名な話なのかな?」

 

「桜満くんもこういう物語とかが好きなの?」

 

「うん、まあそうだね。好きだよ………ねえ校状さん。悪魔って本当にいると思う?」

 

「え………?」

 

「…………ごめん、なんでもない。それより校状さんのオススメ、もしよかったら教えてよ」

 

「え?そうだね…うーんと……」

 

祭は棚から昔話集と銘打たれた本を取り出し、パラパラとめくる。

 

「私が小さい頃から好きな話でね、今でも家に絵本があるの」

 

「へーなんていうお話?」

 

 

 

「『やさしい王さま』ていうお話だよ」

 

 

 

それから共通の趣味を見つけた二人は、よく図書室で本を読んだり、勉強を教え合ったりと自然と以前よりも多く話すようになっていった。

 

それをからかう生徒も少なくなかったが、それでも集は変わらず祭と接した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「私、楪さんにスポーツドリンクを買ってきます」

 

「分かったわ。よろしくね」

 

話してる間に、いのりがうたた寝をし出したので、綾瀬は部屋で寝るように説得して部屋へ戻した。

 

祭が玄関のドアを開けると、そこにはツグミが立っていた。

コンビニから帰りかと思ったが、袋を持っていない。

 

「げっ」

 

「ツグミさん?コンビニへ行ったんじゃーー」

 

「あ 兄貴からさ電話来ちゃってさ!ちょっと話込んじゃって…あはは」

 

「帰らなくて大丈夫なんですか?」

 

ツグミは大丈夫大丈夫と手をぶんぶん振り回しながら、階段へ駆けて行った。

 

(本当に大丈夫かなぁ…)

 

祭は見えなくなったツグミに首を傾げながらも、エレベーターへ乗り込んだ。

 

 

 

 

「楪さん?」

 

スポーツドリンクのペットボトルを三本程入ったビニール袋を下げ、祭はいのりが眠っている部屋を開けたが、いのりの姿はない。

 

「綾瀬さん。楪さん知りません?」

 

「え?部屋にいない?」

 

「はい」

 

「トイレじゃない?」

 

「確認したんですけど、どこにも居なくて……」

 

「……そういえば、あのルシアって子がいのりの部屋へ行ったようなーーー」

 

その時、玄関が開かれた音が聞こえ、上着を羽織ったいのりがリビングまで入って来た。

 

「いのり!どこ行ってたのよ!!」

 

「外へ涼みに…」

 

「そういうのは一言でいいから私たちにことわりなさい!!」

 

「ごめんなさい」

 

「まったく……」

 

きつく当たりながらも、綾瀬の口から漏れるのは安堵のため息だ。

 

「いのりさん、ルシアちゃんは?」

 

「大丈夫、ツグミに任せてある」

 

「……そう、なら大丈夫かな?」

 

祭はふとテレビへ目を向けた。テレビでは動物の赤ちゃん特集という番組を映していたテレビに、犬の子供が映像が映されていた。

 

「…………」

 

それを見た祭に、ふとひとつの記憶が想起された。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

道路に赤いシミが広がっていた。

 

痩せ細った老犬だった。

 

道行く人に、死んだ犬に興味を示す者はいない。

 

せいぜいかわいそうだと思う程度だ。

 

当然だ。

薄情だとは思わない。

自分だってそうだ。

 

あの犬が何か病気を持っているかもしれないのだし、そもそも車通りの多い道路だ。大きな事故を起こす危険を考えれば、誰か業者の人間に任せるのが一番安全だ。

 

その場を立ち去ろうとした時、一人の男子生徒が車が通っているのも構わず、老犬へ歩み寄っていく。

 

周りから怒号や悲鳴が響くも、少年の目は死んだ老犬から外れない。

 

「桜満くん……?」

 

見覚えのある後ろ姿だった。

 

集はブレザーを脱ぐと、老犬を包み込んで右腕で抱き上げる。

 

 

眩しく見えた。

ああなれれば、あれだけ分け隔て無く優しくなれればどれだけ良いだろうと憧れた。

 

 

歩道へ戻った集が歩き出す。

 

集のもとへ走る。

 

「桜満くん!!」

 

自分に気付くことなく、歩みを進める集の左裾を強く握って引き止める。

 

「校状さん…?」

 

集は目を大きく開けて祭の顔を見る。

 

「私も手伝うよ。桜満くん……」

 

「いや、でも……」

 

「何か手伝わせて?なんでも良いの……」

 

ふと集が左手で持つ学生鞄が目に入った。

 

「じゃあ、せめて私が桜満くんの鞄を持つ。そうすれば少しは楽になると思う」

 

「……………」

 

「……………」

 

周りの時間が止まった気がした。少女は少年の答えを待つ。

 

「………ありがとう校状さん、すごく…うんすごく助かるよ」

 

そう言うと集は自分の鞄を祭に渡した。

 

 

 

集が犬の親子を見た事があるという、二人は裏山へやって来た。

 

集は老犬をやさしく地面へ下ろす。

集のブレザーはすっかり老犬の血で汚れ、真っ赤に染まっていた。

集は平たい枝を拾って来ると、地面をほじくり返し始めた。

 

土が柔らかくなって来ると枝を捨て、今度は手で土を掘り始める。

祭も我に返ると、集のもとへ駆け寄り一緒になって土をかき出し穴を作る。

 

 

出来た穴に犬を埋め、二人で手を合わせてお祈りをした。

 

「……僕が抱き上げた時、まだ温かかったんだ。きっと…、ついさっきまで生きてたんだね………」

 

「…………」

 

祭は返す言葉が見つからず、少し顔を上げる。

 

すると少し離れた木々と草むらの中から、毛皮に覆われた小さな頭が見えた。

 

「桜満くん!」

 

慌てて駆け寄る。

 

子犬だった。まだ生きてはいたが、かなり衰弱していた。

 

急いで動物病院に連れて行き、獣医に診せた。

 

『かなり危険な状態の栄養失調だから、しばらく病院に入院させる』獣医にはそう言われた。

 

病院から出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。

「送っていくよ」

 

集にそう言われ、二人は並んで夜道を歩き出す。

道すがら祭は子犬が心配で、会話をする余裕がなかった。そのまま一言も言葉を交わすことなく、二人は祭の自宅へ着いた。

 

「……その、今日はありがとう。あの子犬も校状さんが見つけてくれてよかった」

 

「そんな…私なんか……」

 

「ほんとに僕一人だったら気付かないまま見殺しにしてた。うん、今日は校状さんがいてくれて本当に" 幸運≪ラッキー≫ "だった」

 

「桜満くん……」

 

「それじゃあ校状さん。今日はつきあってくれてありがとう。また明日学校でね」

 

「あっーー」

 

制止の言葉は間に合わず、集は夜闇の帳の奥へ駆けて行き、すぐに見えなくなってしまった。

 

「……おやすみなさい……」

 

祭はしばらく何も見えなくなった闇を見つけ続けた。

 

 

両親に子犬の話をすると、どうも両親は近い内にペットを飼おうとしていたらしく、あっさりokが出た。

そして後日、祭は両親と一緒に動物病院へ新しい家族を迎えに行った。

 

子犬の名前は祭が『ラッキー』と名付け、話を聞いた集は自分のことのように喜んでくれた。

 

 

 

ーーーこれはまだお互いを名前で呼び合う前の記憶、両親すら知らない集と自分だけの思い出。ーーー

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

綾瀬によって半ば強引に部屋へ戻されたいのりは、熱は引いたもののやる事を思い付かず、とりあえずベッドに腰を預けていた。

 

(シュウは……)

 

あの少女は約束を守っただろうか……?綾瀬には眠るように言われたがいのりはその事が気掛かりで寝るに寝れない。

 

ガチャとドアを開ける音に顔を向けると、件のルシアが立っていた。

 

「シュウは……?」

 

「疲れて寝てる……無事」

 

「……そう」

 

いのりは顔を伏せ、歯を強く食い縛る。

 

(私は……シュウを守るためにここに来た筈なのに……)

 

それが肝心なところで体調不良で動けなくなるなり、あまつさえ敵に回る可能性を考えて警戒していたルシアに頼らざるおえなかった。

 

(私は…何のために……)

 

シーツを強く握り締める。悔しさと惨めさで頭がどうかしそうだった。

 

「……いのり……」

 

「…………なに」

 

いつもと同じ口調で返したつもりが、声が震えてるのが自分でも分かった。

 

「わたしは…自分で覚えてる。しゅうといのりと会う前、わたしはたくさんの人を殺した……きっとしゅうといのりも殺そうとした。だからいのりは怒ってるんでしょう?」

 

「……………」

 

「ごめんなさい……」

 

「私は、あなたに謝ってほしいわけじゃない…」

 

「考えたの……。わたしにとって、しゅうは…いのりはなんだろうって。わたしはどうなりたいんだろうって」

 

「あなた……」

 

「わたしはしゅうにも、いのりにも死んでほしくない」

 

「……………」

いのりは自分でも分かっている。これは八つ当たりだ。

ルシアはしっかり約束を守った。

いのりは自分が集を守れなかった事を、その悔しさをルシアにぶつけているだけだ。

 

(私は…いつからこんなーーー)

 

「……いのり」

 

「…なに?」

 

「好きな人どうしがいっしょに住むのことを、" 家族 " ていうんでしょ?」

 

「?……なにが言いたいの?」

 

 

 

 

 

「わたしはしゅうといのりの ーー家族になりたい」

 

 

 

 

「か…ぞく?」

 

唐突なルシアの言葉に、いのりは呆然と復唱する。

 

「うんーー?」

 

ルシアは" 何かおかしな事言った? "と言いたげにキョトンと首を傾げる。

 

「その……好きな人と一緒に住んでるからって、家族とは言い切れないと思う………」

 

「?ーーじゃあなんて言うの?」

 

ルシアはいのりを壁に追い込む様にどんどん前のめりで迫る。

 

「えっと……仲間?」

 

「じゃあ、家族ってどういう意味?」

 

「そ それはえっと……」

 

「しゅうといのりは家族じゃないの?いのりはしゅうのこと好きなんでしょ?」

 

「………それどういう意味……?」

 

「だっていのり…しゅうと話すとき、すごくうれしそうだよ?」

 

「ーーーーーーーっ!」

 

「それにしゅうだってーー

「ルシアちゃ〜ん、御飯出来たよ〜」

 

夕食を作っていた祭に呼ばれ、ルシアはばたばたと音を立ててリビングへ駆けて行った。

 

「ーーーーーー」

 

どん どん と脈が激しく打つ。

熱は下がったのに、また頭と顔が熱くなる。

 

『いのり…しゅうと話すとき、すごくうれしそうだよ?』

 

「っーーー!!」

 

『それにしゅうだってーー』

 

「〜〜〜〜〜!!」

 

ばくばくばく とさらに脈が激しくなっていく。

 

 

 

さすがに、いのりがどんなに自分の気持ちに鈍感でも、その身体の異変の正体は分かってしまった。

 

 

 




久しぶりだから、リハビリのつもりで書いたのにこの文字数………

計画性なさすぎぃ!!

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