綱手の兄貴は転生者   作:ポルポル

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火の意志とは

 木の葉隠れの里を守るように横たわる巨大な一枚岩。その岩壁には、人の顔面を模した巨大な像が彫り込まれている。火影岩と呼ばれる火影の顔を模した岩は、里で暮らす者たちすべてを見守っている。里に暮らす人々は日頃、火影に守られているという安心感の下で生活を送っているのだ。現在は初代にして当代の火影である柱間の顔岩のみなものの、これから2代目・3代目と続いて行けば顔岩もまた増えていくだろう。

 人々が見上げる柱間の顔岩は、戦国時代を治めた歴戦の勇士としての精悍さと、柱間本来の温かさを併せ持った素晴らしい出来であり、柱間本人も鼻が高いと思える出来栄えの一品である。しかし当の本人は今、その表情に影を落とした様子で、自分の顔岩の上で佇んでいた。風に長髪が揺らめき、頬を冷やりと涼しめる。

 

 柱間は里の始まりからずっと里の成長を見守ってきた。未だに発展を続けている眺め良き景色は、かつて盟友であるうちはマダラと共に追い求め、遂に手に入れた何よりも大切な至宝である。

 幼いころに共に夢を語り合ったマダラと柱間。お互いを無二の友と認め合った2人は、大切な家族を互いの一族によって奪われ、引き裂かれた。当時は運命に翻弄されるただの少年でしかなかった2人は、やがて成長し、両一族の長となった。

 長い戦いの末、マダラは袂を分けて殺し合いを重ねてもなお、己を友と呼んだ柱間の器量に感じ入り、数十年の遠回りを経て、2人は手を結んだ。

 友との和解、戦国の世の終結。子供が死ぬことのない組織。かつて望んだものすべてを手に入れた柱間とマダラは、しかし徐々に考え方の相違ですれ違うようになった。それでも、戦国の世を駆け抜けてやっと手に入れた平和は、柱間にとって何よりも守りたいもの。平和が、里があったからこそ、巡り会えた愛おしい家族たちの存在が、柱間に強くそう思わせる。

 

「マダラ・・・」

 

 しかしそこに盟友マダラの姿はない。うちはマダラの思想は千手扉間の政治方針と違え、彼は柱間が初代火影となってしばらく、遂に里を抜けた。その後『里に裏切られた』と憎しみに取りつかれ復讐鬼と化したマダラは、万華鏡写輪眼の瞳力によって精神を縛り付けた九尾を引きつれて、木の葉隠れの里を滅ぼさんと襲撃を仕掛けた。

 柱間は大いなる哀しみと遣る瀬無さを携えてマダラを迎え撃った。一晩にも亘った激闘は、柱間の勝利によって幕を降ろした。地形が変形してしまうほどの激闘により新たに作り出された滝の傍で、眠る様に息を引き取った盟友の死に顔を、柱間はじっと眺めていた。どうしてこんなことになってしまったのかという遣る瀬無さと、里に仇なす者は許さないという絶対的な決意。盟友マダラを手に掛けることが、優しい柱間に取ってどれほどの苦渋の決断であったのかは、想像に難くない。入り乱れる感情は言葉に表せない。しかし柱間に友を手に掛けたことの後悔はなく、ただ、少しの寂しさだけが残った。

 

「おーい、じいちゃーん!」

「おお、畳間か! ・・・なぬ」

 

 黄昏る柱間の耳に聞きなれた孫の声が届き、柱間は憂いを帯びた表情を一変させて孫を甘やかすダメ爺さんに変貌した。しかし畳間の姿はない。どこにいるのかと何度も辺りを見回せば、こっちだと呼ぶ声がする。下を見れば、顔岩の上で垂直に立ち、手を振っている畳間の姿がそこにあった。

 柱間は慌てた様子で畳間の傍へ飛び、抱き上げた。壁に張り付くという技術はチャクラコントロールにおいて発展段階に当たる。さほど難しいものではないが、基礎を疎かにしていると会得難易度が跳ね上がる程度と柱間は思っている。弟である扉間に弟子入りし本格的に忍術を学び始めたと聞いたときは、なぜ自分ではないのかと落ち込んだりもした柱間であったが―――そこは一族の長にして、里の長たる火影。扉間の考えに気づいていないわけではなかったため―――渋々と師の座を譲り渡している。すでに壁面歩法のようなチャクラコントロールも会得したのかと嬉しくなる半面、もしも集中力が切れてチャクラコントロールが乱し、転落してしてしまったらどうしようと不安にもなった。柱間は畳間よりも幼いころからすでに壁に張り付いたり、水面に立つなどの緻密なチャクラコントロールは会得していたから畳間とて大丈夫だと思いつつも、そこは過保護なお爺ちゃんである。畳間を抱えた柱間は顔岩のさらに上へ飛び、崖の縁に立った。顔岩の上よりも、更に広く里を一望できる景色。

 

「おー、やっぱすっげー」

 

 畳間の感嘆の声。

 ”あれ”から随分と経ったものだと、柱間は込み上げる懐かしさと情景に胸を熱くする。かつて柱間はこの場所で、マダラと夢を語り合ったことがある。当時はまだ2人とも幼かった。岩盤には顔岩も掘られておらず、住居が並んでいる場所は木々が生い茂るただの森であった。戦いを終わらせたい、平和を実現させたい、家族を守りたい、子供を守りたい、ここに里を作りたいと、見果てぬ夢を追いかけた。今、隣に夢を語り合った友はおらずとも、里があり、そこに住む家族がいる。それはやっと掴み取った、夢の先―――。

 

「畳間よ・・・お前に夢はあるか?」

 

 何気なしに口を滑らしてから、柱間は今までの己の行いを鑑みてにわかに焦り出す。柱間が畳間に教えてきたことと言えば、趣味の盆栽と博打のやり方に、集めた数々の忍具の自慢くらいである。ギャンブラーになると言いだすことも十分にあり得る。先日、ミトから少しばかりの苦言を頂いたばかりの柱間である。

 

 ―――畳間はなんて答えるだろうか。

 

 やっぱりこれしかないかなと勝手に納得した様子の畳間を見て、柱間は畳間の答えが固まったことを察した。畳間の口からどんな夢が飛び出してくるだろうかと期待と不安を胸で織り交ぜながら話を促して言葉を待つ。

 

「俺さ、火影になって、みんなを守りたい」

 

 だいぶ大人びている畳間も、柱間から見ればまだまだ可愛い盛りの孫息子。悩んで決めたのだろう、火影の意味も知らぬままに。それは悪いことではなく、とても大切なことだ。かつて柱間が『里』という見果てぬ夢を見たように。

 ならば柱間に出来ることは、畳間が進むこれからの長い人生の中で、その夢が真っ直ぐに進むことを祈るだけだ。家族を死なせぬようにと目指した里で、最も親しい友と袂を別つこととなった柱間のような、平和を夢見た里で見た闇に、心を砕かれた闇に墜ちたマダラのような、哀しい道を歩まないようにと。

 柱間は深くため息を吐いて、震える唇を止めた。かつて弟子・猿飛ヒルゼンに伝えた『火の意志』を、畳間に伝えるかどうかを、柱間は迷っている。それが芽吹き出したばかりの幼い木の葉の可能性を、狭めてしまうことになるのではないかと、それだけが心配だった。

 それでも柱間は、一つの答えを畳間に示しておきたいと思う。畳間がその答えに縛られることなくひとつの道標として扱い、自分なりの夢に辿りついてくれることを信じて。それはエゴだろうか、それとも信頼だろうか。それが解る頃、柱間はすでにこの世にはいないだろう。それでも、己の孫が『火の意志』を継ぎ、柱間が目指し続けた『本当の夢』の先を歩んでくれるのならば、今生のどれほどの苦難も、柱間にとって耐え忍ぶ価値があったのだと胸を張れるのだ。

 

「畳間よ。火影とは皆の想いを背負う者だ。里の皆は俺を信じ、俺は、皆を信じる。それが、火影だ」

「そっか・・・。うん、憶えとく」

 

 神妙に頷いた畳間を見た柱間は、そうかそうかと破顔した。柱間の目の前を、風の流れに乗った一枚の木の葉が、空へと舞い上がっていった。

 その後、突如現れた扉間に連れていかれる畳間を、柱間は止めることはできなかった。

 

 

 

「待たせたなー!」

 

 約束の時間を過ぎてもなお現れない畳間に、金髪の少女がそろそろ痺れを切らしそうだというころ、畳間は悪びれた様子も無く現れた。片手をポケットに突っこんで、もう片方の手を気だるそうに振っているその反省の欠片も見て取れない態度に、少女・山中イナはその口元を引きつらせる。

 

「なんであんたは毎回のように遅刻してくんのよ!」

 

 急ぐ様子も無くのろのろと近寄って来る畳間を、イナは指指さして吼える。興奮した様子のイナとそれなりに反省はしているのか気まずそうにする畳間のやり取りは、いつものことである。隣の銀髪の少年・はたけサクモは、また始まったとうんざりして耳を塞いだ。

 

「いや、寝てたわ。すまん」

「もうちょっとオブラートに包もうとか、あんた思わないわけ!?」

 

 ド直球に不誠実さをアピールされたイナの目じりがますます吊り上がっていく。ふー、ふーと鼻息が荒くなっていくが、イナの形相に腰が引けている畳間を見て疲れたように肩の力を抜いた。こんなことならお婆さんに道案内をしていただとか、迷子を送っていただとか、言い訳をされた方がまだマシと思ってしまう。

 

「まあ、5分くらいの遅刻で、毎度毎度怒るのもどうかとおもうよ」

 

 唐突な叱責の言葉に、イナは目を丸くする。まさか遅刻してきた畳間が庇われて、それを正当に怒った自分が怒られるなど露程も思っていなかった。何故だと、驚きやら悔しいやらで心の内が乱れ始め、翡翠色の瞳がにわかに潤いを帯びていく。

 

「だって、忍者は時間を守らなきゃ・・・うっ・・・うーーー!!」

 

 泣きたくないのに涙が零れてしまうというのは、精神の掌握が甘いということなのか、イナは自分を恥じる想いだった。ぎょっとしたのは畳間で、早く泣き止んでくれるように、涙を堪えようと必死に震えるイナの肩を優しく摩った。そんなことで泣かれてもと思わないでもないサクモ少年も、泣かせてしまったことには罪悪感を持つ。

 山中イナは気の強いところがありながら、ふとした注意で泣き出してしまう傾向がある。真っ向からの言い合いや、女子同士の罵り合いには滅法強いのだが、気の緩んでいるときに注意されると弱いらしかった。

 

「今日は行きたいところがあるんだ」

 

 イナが落ち着いてきたころに畳間が2人に提案したのは、里から離れたところにある、少し変わった森への遠足。畳間は優々として森の方角へ指先を向けた。それに疑問を呈したのが、サクモである。イナも黙ってうなずいている。

 

「ここで組手するんでしょ? 畳間、扉間様から体術を練習するように言われたって、言ってたじゃない。だからこうして、ぼくら集まったわけだし」

「門から出てしばらく歩いたところに、周りの森より大きくて、ごちゃごちゃしてるというか、入り組んでるというか、変と言うかなんというか、そういう森があるんだが・・・」

「あ、そうくるわけ」

 

 言葉を聞き流されたサクモは、どうなっても知らないよと匙を投げる。実際、森へ行って怒られるのは畳間であってサクモではないので、本当にどうでも良かった。

 

 それは今から数年前のこと。まだ幼かった初孫を連れて、柱間は里を抜け出したことがあった―――その時は扉間にきちんと許可を貰っている―――のだが、そのころ、丁度忍術を齧り始めたその初孫は、柱間の忍術を見たいとしきりにせがんだ。しかしその初孫、水遁の術だけで言えば、扉間の方が種類が豊富で見慣れていると言い放った。さらにその生意気な子供は、土遁の術は地味だと、不服そうにしたそうである。そんな孫の機嫌を良くするために―――そしておねだりに敗北したために―――柱間は木遁秘術・樹海降誕を披露した。初孫のおねだりに張り切った柱間はそれはもう気合を入れて術を発動したらしく、辺り一帯は捻じれ狂ったような、不自然な幹を持つ木々の森へと生まれ変わったそうだ。

 

「それ、つまり君のせいで生態系がおかしくなってるってことじゃないか」

 

 昔から変わってないんだねと、呆れたサクモが肩を落とした。畳間は照れたように笑う。呆れていたのはイナも一緒で、別にあんた褒められてないからね?と畳間の脇腹を突っつく。やめろやめろと払い除ける畳間の反応が、イナは面白くて仕方がない様子。しかしヒートアップをする前に、サクモは咳払いをして2人の注意を引いた。気が付いたイナは、こほん、とワザとらしく口元を拳で隠したが、少し頬を染めていた。

 

「ほ、火影様の木遁忍術よね。お姉ちゃんが見たことあるって言ってたわ。木だけじゃなくて、花も生み出せるらしくって、お姉ちゃん、火影様にお花をもらったらしいの」

 

 意外な豆知識を披露されたサクモは、素直に感嘆しへえと相槌を打った。

 よく知っているなと拍手する畳間だが、どこかやる気がなさそうだ。しかしイナは少しばかり誇らしげに胸を逸らし、包帯に覆われた引き締まった腹部が強調された。

 へそ出しルックであるがゆえに、本来ならば曝け出されているはずの肌を、イナは包帯を巻きつけて覆い隠している。妙なファッションセンスだが、それが逆にいい味を出していると畳間は思う。しかし畳間も、臀部と胸部には簡素ながらも派手な甲冑を着込んでおり、里の中では明らかに浮いている格好をしているので、人のことは言えない。唯一地味な忍者服に身を包んでいるサクモだけが言っていいセリフである。

 

 とはいえ、里の子供ならば、やはりあこがれの存在である火影の作ったという森の存在は気になってしまうもの。乗り気になってきたサクモと裏腹に、イナは少し及び腰である。

 

「でもわたし、ここで遊ぶってママに・・・」

「それなら俺が伝えておいたから、大丈夫。安心していいぞ」

「ほんと!? じゃ、行きましょ!」

「切り替えはやいな」

「え、どうやって? いつの間に?」

 

 「影分身」と言う畳間の言葉に、サクモはなるほど、と納得に頷く。

 さっそく足早にイナが歩き出し、呆れたような感心したような様子の畳間と、サクモがそれに続く。

 

「んー、森ってことは火遁の練習はしちゃだめだよ、畳間」

「そうだな」

 

 里の大通りを通り過ぎ、住居区を抜け、『あ』『ん』と書かれた巨大な門にたどり着いた。里の出入り口である。

 3人は各々、修行の合間の休憩中に食べるため、移動中にお小遣いで買った、果物の入った袋をぶら下げている。

 

「これはお孫様」

「お疲れ様です」

 

 門を守護している門兵が、畳間に気づいて会釈する。畳間は慣れているので別段気にせずに普通に接しているが、イナとサクモは大人が子供を敬って接するという光景に居心地を悪そうにしている。

 畳間は里の外に遊びに行くと告げた。戦争も終結し、停戦協定が結ばれてからしばらく。うちはマダラの襲撃はあったものの、外交的には平和な期間である。門は開かれ、人の行き来は自由であった。

 適当な世間話の後、畳間たちは門を潜り、歩き始めた。

 

 思ったよりも鬱蒼としている森に、畳間は息を飲んだ。他の2人も少なからず雰囲気にのまれているようだ。

 

「ここなら土遁が使い放題だな」

「実際、ぼくら演習場ぐちゃぐちゃにして一回怒られたもんね」

「わたしまで一緒にしないでよ! わたしは止めたのに、あんたたちが白熱するから!」

「あっはっはっは! そんなこともあったな」

 

 先日、大叔父であり師である扉間に『性質変化』を教えて貰った畳間は、サクモとの試合において、さっそくそれを実践しようと試みた。性質変化とは、無色のチャクラを異なる性質――火、風、水、土、雷の5つの属性へ変化させる高度な忍術であり、同時に、基礎でもある。

 属性はひとりひとり適性が異なり、1つも適性が無い者がいれば、2つ以上の適正に恵まれる者もいる。畳間の適正は、土、火、水の3つである。

 

 血継限界、というものがある。遺伝によって受け継がれる特殊な体質や、2つの属性を練り合わせて新たな属性を生み出す高度な忍術がそれにあたる。畳間の祖父、柱間は超回復力という特殊な体質と、水と土の属性変化からなる木遁という2つの血継限界を持っていた。

 扉間から講釈を授かり、簡単な基礎忍術を教えて貰って喜んだ反面、本格的な忍術の修行は次からだと言われ落ち込んだ畳間は考えた。

 

 ―――木遁が遺伝ならば自分にもできるはず。

 

 以前の失敗を全く懲りていない畳間は、サクモとの演習試合でさっそくとばかりに木遁を使おうとし、見事に失敗した。発動したのは全く別の術、口から濁流を吐き出す『土砂崩れの術』。

 忍術の失敗とはすなわち不発であるため、実際に発動したのは土遁・土流の術という。本来は土砂を吐き出す土遁の基礎であるのだが、水の属性を乗せ合わせることで、その規模は桁違いに上がってしまった。

 

 ―――あああぁぁぁぁ

 

 さらに暴走した術は留まることを知らず、岩石や木片を含んだ土の波はサクモとイナを飲み込んで街にまで流れ込み、里の一角に多大な被害を生み出した。家は呑みこまれ、人々は悲鳴を上げて逃げ回った。

 すわ敵襲かと飛雷神を使い出動した扉間によって畳間は鎮圧され、飲み込まれたイナとサクモは意識を失っているうちに、柱間の木遁によって救出されている。イナの姉が木遁を見たのはその時である。

 

「あっはっはじゃないわよ!」

「いたい」

 

 誤魔化すように笑っていた畳間は、イナに後頭部をはたかれる。

 その事件の後、畳間は里の相談役である扉間と、実の両親から数時間にわたる長いお説教と幻術攻撃を受けたので、笑いごとにしないとトラウマになりそうなのであった。以来、土砂崩れの術は―――里内では―――禁術指定である。

 

「別に済んだことじゃないか。ちょっとしつこいんじゃない?」

「うっ・・・」

「あー、そろそろ行こう! 帰るのが遅くなるからな!」

 

 またも涙目になったイナの手を強引なくらいに引っ張って、ほらほらと、畳間は森へと入っていく。その後ろを、呆れた様子でサクモもまた付いて行く。

 サクモは袋から取り出した果物をかじる。少しだけ酸味が強かった。


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