人物紹介
〈写真部〉
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本作の主人公。
サボり癖があり、1限目や昼休み直後の授業、HRなどにサボっていることがたまにある。
父はカメラマン、母はプロ雀士であり2人とも家を空けることが多かったため、自炊など一通りの家事は出来る。さらに2人の影響で風景撮影と麻雀が趣味。意外と甘党。がんばるんバーチョコ味は常備。
もともとは帰宅部を通すつもりだったが、クラスメイトのエレナに引っ張られ、押されるようにして写真部に所属することに。
中学生の頃は1年と数ヶ月のぼっち経験者であるが、世話焼きなところがある。というかお節介なおかん系男子。ペットのシロと、妹のような幼馴染のお陰で世話焼きスキルを上げていった。
〈2年生編〉
怜奈の計らいによって写真部部長となり、そこそこ多忙な日々を過ごすようになった。それでもサボり癖はなかなか直らない。
五十鈴が入学したことにより、シスコンであることが発覚したが本人はバレたところで気にしていない。
ついにエレナと付き合いだした。
中学生の頃ぼっちだったのは不良だったことが理由だと判明。黒狗と呼ばれていたその頃の事は黒歴史らしい。
〈3年生編〉
付き合ってから1年経ってもべったりなバカップル。時間と場所は弁えてるつもり。商店街の福引で当てた温泉旅行でエレナとヤった。
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本作のヒロイン。
霞黒を写真部に(半ば強引に)連れて行き入部させた本人。
男子よりも女子が好きな残念女子。スタイルが良く、成績優秀な美少女で男子にはモテるが、女子にモテたいと言うものだから残念すぎる。被写体探しに今日も東奔西走。
それでも普段は一応真面目で、たまに授業をサボっては連絡事項などを聞き逃している霞黒に注意したり、病弱な真衣を気遣ったりと周りをよく見ている。
〈2年生編〉
残念女子なのは相変わらずだが、最近では霞黒に気があるかのような態度が多い。ただし無自覚なので、真相は不明。
女子を撮ることにスランプを感じ、その原因が霞黒への恋心からだと気付く。その事を話し、霞黒から告白されることで付き合いだし、無事スランプが解消された。
〈3年生編〉
バカップルの甘え担当。教室だろうと屋上だろうとべったり。時間も場所も弁えたら負け。霞黒と行った温泉旅行で自分から誘い、ヤった。
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写真部部長。
霞黒達の先輩。父が転勤族だった為に、住んでいた景色を残しておこうと撮り始めたことがきっかけで写真部を創設することに。しかし、普段は部員と駄弁ったりしてるだけだったり。
凛とした雰囲気に堂々とした態度から真面目な印象を与えるが、制服のタイと第二ボタンまでは外し、家では着崩したり休日は昼まで寝ていたりと、意外とだらしない人。
友人達の吐く嘘にあっさり引っかかり騙されてるとも知らずに実行したりと、冗談は真に受けるタイプ。
〈2年生編〉
奈良の大学に進学し、喫茶店でバイト中。霞黒とは今も連絡を取り合う仲で、霞黒に気があるご様子。バイト仲間の鷹宮曰く、完全にお熱とのこと。
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写真部副部長。
霞黒達の先輩。おっとりとした態度で優しく、物事をまとめるタイプと見せかけて気に入った人や後輩をからかうS。赤面や涙目になっているのを見るのが好きで、そうなったところを写真に収めることが多い。というか殆どが赤面や涙目。
学園内でトップクラスの胸を持ち、それを使ってからかうこともしばしば。
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写真部員その1。
霞黒達の先輩。写真部員だが撮る側ではなく基本撮られる側。体育会系で運動部の助っ人もしている。週一で必ずどこか擦りむいたりの怪我をしている。
運動部に入らず写真部に入ったのは、1年生の時に怜奈が勧誘していたのを見て面白そうだと思ったかららしい。
〈3年生編〉
菘と同じ大学に通っている。菘との仲は良好なままで、櫻花祭に一緒に来る。実は良家のお嬢様だった。
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写真部員その2。
霞黒達の先輩。人見知りというわけではないが異性に対しては怯えがち。初対面では目を合わせず、すぐに縮こまる。よく赤面したり涙目になったり。
眼鏡がないと何もはっきりと見えないほどに視力が低く、眼鏡がないときは1人では動かないようにと言われている。
〈3年生編〉
彼氏ができて髪を切り、コンタクトにしたりと見た目ががらりと変わった。大学内ではわりと有名なカップル。
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写真部員その3。
霞黒達の後輩。イギリス生まれのハーフで帰国子女、なのに英語が苦手。ユーキという名前だがユーと呼ばれることが多い。部長・副部長があれなので、写真部に入ったことを若干後悔してるとか。
〈クラスメイツ〉
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霞黒の友人その1。
高等部に入って初めての友人で本の虫。暇さえあれば何か読んでいる。
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霞黒の友人その2。
サンド系が好きなマイペース型男子。考えるより先に動く脳筋な体力バカ。
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漫研部員。
入学初日から徹夜してた少女。徹夜作業は当たり前で授業中に寝落ちすることも。漫画のスケッチ要員を見つけると、無理やりに捕らえてくる。敵は締め切り。
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病弱娘。
体が弱く、保健室にいることが多い。基本的に席の近い霞黒やエレナ辺り(主にエレナ)が、欠席中のノートをとる。体力バカな南が羨ましい。
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担任。
1―Aの担任で数学担当。彼氏いない歴=年齢のあらf―――げふんげふん、アラサー。持ち前の明るさと気安さ、公私の切り替えがしっかりしていることなどから生徒には人気。
〈2年生編〉
またしても担任。多分来年も担任。イチャついているようにしか見えない霞黒とエレナのやり取りがうらやま死刑な模様。彼氏欲しい。
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剣道部員。
奈良出身の転校生で風紀委員。不良だった頃の霞黒を知っている人物で、何度か対峙したことがある。目付きが悪く不良によく絡まれる。同じ剣道部の五代律とは従姉弟。
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筋肉バカ。
クラス一がたいのいい男子。野球部所属だが致命的なまでにノーコン。神なるノーコンと名付けよう。
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図書委員。
エレナの親友で、霞黒とは多分知り合い以上友人未満。普段は図書室で本を読んでいる。人付き合いは苦手。運動も苦手。
エレナと霞黒の恋路サポート、というか後押しという柄にないことをした。彼女なりに思うところがあったのかもしれないが、ギクシャクしすぎな2人に少しイラついてたのかもしれない。
〈後輩s〉
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後輩その1。
額に某忍者漫画の鉢金を付けている。セリフがどこか中二臭い時がある。
中二病青春集団・暁というチームのリーダー。メンバーはあと2人いるらしい。真面目に馬鹿騒ぎをしたりボランティア活動をしているくらいなので無害。
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後輩その2。
ちょっとした有名なコスプレイヤーで、霞黒とはだいぶ前からの知り合い。ペットのようにじゃれついてくるが、その度に五十鈴に叱られる。スキンシップが地味に激しい。
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後輩その3。
風紀委員に所属している為不真面目生徒には厳しく、東雲レイに対しては特に厳しい。だがそれは好きな相手には意地悪するアレみたいなものである。本人は真っ向否定だが。
特撮好きで、よくそれらのセリフを口にする。ボタンはむしらない。
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後輩その4。
霞黒達が3年生の時に入学した女子。ただし入学式当日は喧嘩で出なかった不良少女である。3年前他校の不良に絡まれていたところ霞黒に助けられ、以来慕っている。自称1番の舎弟。
〈家族〉
・火野
火野母。
身長140㎝の、自称史上最小のプロ雀士。中学生の頃から伸びていない。
霞黒が小さい頃は家を空けることが多かったが、今はそうでもない。霞黒といると、妹に間違われる。酒類を買うのも一苦労。雀荘では間違われない。
趣味は雀荘巡り。その間は基本連絡はつかず、1週間程帰ってこない時も。その所為で一度補導されかけた。
・火野
火野父。
身長180越えのカメラマン。高校生で一気に伸びた。美影との身長差の所為で、一緒にいるとあらぬ疑いを掛けられる。
全国各地を回っているため家にいない方が多い。その分家族への定期連絡は欠かさない。
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幼馴染その1。
霞黒の1歳下で、霞黒が1人の時は泊りに来させていた。普段着は着物。
霞黒の事は「黒兄」と呼んでいたが年頃になって恥ずかしくなり、よそよそしく苗字で呼ぶようになる。ただし小さいと言われて怒った時やテンパったりした時などでは呼び方が戻る。膝上に座らせると落ち着く。
〈2年生編〉
入学直後の一件以来、お兄ちゃん大好きっ子(ブラコンではない)とクラスメイト他に認識されてしまった。本人はその時のことを黒歴史にしている。
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幼馴染その2。
五十鈴と仲良しで、その延長で霞黒とも知り合う。ゆるふわ森ガール。霞黒の最後の癒し。
霞黒の事を「おにーさん」と呼び、よく膝に座ってそのまま寝てしまう。霞黒曰く、「膝に乗せた時一番しっくりくる」らしい。
〈2年生編〉
いつもと変わらない癒し。エレナの事を「おねーさん」と呼び彼女に甘えることが多い。みんなの妹キャラ。
・シロ
ペット。
野良だったが拾われて火野家のマスコットとなった豆柴。
人懐っこい良い子だが、伏せとお座りは逆になる。本人(犬)は解ってない。かわいい。