登場人物の偏り、キャラ崩壊等ございますが、それは仕様です。
それでは、どうぞ!
1.
槍真「知人(元自衛官・38)の言ってた事なんだけど−−」
知人『俺、今年やっと普通免許取ったんだよ。これで彼女を乗せてドライブできるぜ。それまで自衛官時代に取った大特免許しか持ってなくてさ、戦車しか操縦できなかったんだよね〜、ハハハ!』
槍真「『戦車しか操縦できなかった』ってパワーワードwww」
2.
九十九「通りすがりの女子高生の会話が聞こえたんだが−−」
JK A『日本のケータイってアスパラガスって呼ばれてんだって』
JK B『へー、細長いから?』
九十九「−−いや、それを言うなら『ガラパゴス』だ」
3.
一夏「ネロがルーベンスの絵を見て感激の中天使に連れて行かれると『なんか可哀想な場面』になるけど、もし舞台が日本で大仏とかを見て感激の中雲に乗ったお釈迦様やら天女に連れて行かれたとすると『なんかありがたい場面』になるの、自分の中の宗教観が感じられておもしれえ」
九十九「激しく同意」
弾「同じく」
4.
楯無「情報番組のお天気コーナーで台風情報を発信してたんだけど……」
女性『なんで台風って日本を狙ってきてるのかしら?』
気象予報士『日本に来ない台風は紹介しないからです』
楯無「そりゃそうよねってちょっと笑ったわ」
5.
九十九「スーパーで母親から好きな物を1つだけ買ってあげると言われたらしい男の子が長葱を抱えて来て、母親に『お菓子じゃないの?』と訊かれ、『納豆にいつもより多めにかけたい』とか言うものだから母親は困惑していたが、私は心中の『その気持ちよく分かるボタン』を連打していた」
6.
本音「裸の王様って、バカには見えない服の存在を信じちゃう残念な人って感じで描かれてるけど、つくもが『あれは「余の臣民に愚者などおらぬ」と信じてパレードを行った、最高にカッコいい王だよ』って言ってから、見方が変わったよ〜」
7.
八雲「主婦業18年目にして、本日ついに『塩と砂糖を間違える』というベタな失敗をしちゃいました。しかもそれが苦心して皮を剥いた栗で作ったマロンペーストだったから神も仏も無いわ」
8.
弾「隣を歩いてる男女ペアが−−」
男『デートなんて初めてだから、緊張しちゃって……』
女『は?これデートだと思ってたの?受けるwww』
弾「−−とかいう地獄みてーな会話してる。女って怖え……」
9.
柴田「全員彼氏無しの大学同期グループでランチに行ったんだけど、その内の一人が『ごめん、実は3年前から彼氏いる』ってカミングアウトしたのをキッカケに『実は私も』『私も』と次々暴露大会が始まり、本当に彼氏が居ないのは私だけという最高のエンターテインメントを経験したわ」
千冬「柴田先生、呑みましょう。奢りますよ」
10.
九十九「小学校の運動会の時の話だ。100m走のBGMが『ウル○ラソウル』だったんだが、会場のあちこちから『頑張れー!』『負けるなー!』『走れー!』と各々が声援を飛ばしていたのに、サビに入ったら−−」
スピーカー『そして輝くウルト○ソウッ!』
会場一同『『『はぁい!』』』
九十九「−−と、急に一体になっていて思わず吹いた」
11.
鈴「よくアイドルが『親が勝手に履歴書送って〜』とか言うけどさぁ、合格して成功してるからいいものの、勝手に履歴書送られて落ちた事実だけ知らされたら最悪よね?」
12.
一夏「『円卓で会食、上座がどこか分かってますか?』ってWEB広告が来たんだけど」
九十九「アーサー王の時代から上座も下座も無いように円卓にしているのに、マナー講師の手に掛かればこの有様か……」
13.
真耶「大学時代の男友達が男子校で先生をやってるんですけど、いじめや素行不良が多くて学校でも対策を練ってるんだけど全然効果がない。と相談を受けたのが半年前。村雲君にいいアイデア無いですか?と訊いたら『各教室に「男塾シリーズ」でも置いてみては?』と言ったので伝えてみたらまさかの実行。そうしたら目に見えて硬派が増えて学校が落ち着いたそうです」
九十九「適当言っただけなんですが、まあ結果オーライ!」
14.
槍真「ラグナロク営業部所属のデミトリ君は『お先に失礼します』をどう勘違いして覚えたのか、『先立ツ不孝ヲオ許シクダサイ』と言って帰る」
15.
弾「『彼女居る?』って質問に『居ねえよ』って答えたら返ってくる『えっ!?なんで?』って言葉残酷過ぎんだろ。なんで自分に彼女ができねえのかを分析して言語化して第三者に説明しなけりゃなんねえんだよ。拷問かよ知らねえよ!」
16.
九十九「海外のバラエティー番組で『肩がぶつかった時どれぐらいの確率で謝るか』という検証実験を世界各国で実施した所、実験者がワザとぶつかろうとしても日本人が凄まじい回避能力を見せたため、『ジャパニーズは全員ニンジャ』という結論に達した。という話、今思い出しても笑える」
17.
蓮「弾、詐欺に気をつけなさい」
弾「は?何だよ急に」
蓮「デート商法っていうのがあってね、女の子に声をかけられて……」
弾「大丈夫だってお袋!」
蓮「どうして?」
弾「俺、モテねえから」
蓮「……あのね?」
弾「ん?」
蓮「特にモテない男が狙われるのよ」
弾「…………」
18.
九十九「中学時代、『可愛いって罪だよね〜』と言っている女子の横で、『このクラスの女子は全員無罪か……』と言い放った弾の勇姿を私は忘れない」
19.
九十九「週末にシャルと本音とデートをするんだが、行先を相談して計画を立てて寮を出る時間を決めた後、二人が『『じゃあ、10時に玄関で待ち合わせね』』と言っていて可愛くて仕方ない」
20.
本音「この間スーパーにお買物に行った時の事なんだけど、小さな女の子がお母さんに『まま〜』って泣きながら抱きついて、お母さんが『どうしたの?』って訊いたら、その子目に涙を浮かべながら『ごでぃばがたべたい』って言ったの〜。お母さん、そっと突き放してた〜」
九十九「子供ながらにゴディバのチョコが美味い事を知っている……その娘、できる!」
シャル「九十九はなにに感心してるの?」
21.
八雲「ファミレスでお母様方らしき女性達がビール片手に決起集会を開いてて、なにかしらと思っていたら『明日からはいよいよ夏休みだ!全員負けるな!』という鬼気迫る集会だったわ」
22.
シャル「女の人に『攻めの反対は?』と訊いて、守りじゃなくて受けって言ったら腐女子って判定方法があるんだって」
九十九「だがそれは、将棋を指す人からすれば当然だ。だから、攻めの反対は?と訊かれて受けと答える女性がいたら、ひょっとしたらその人は腐女子ではなく歩女子である可能性も考慮した方がいいぞ」
23.
箒「美容室に行った時、隣のギャルが『でさー、マジ彼氏んち行ったらさー、チーク置いてあんの。マジ無いわと思って彼氏問いただしたら浮気否定すんのよ。じゃあなんでこんなんあるんだよふざけんな!ってチーク持ったら朱肉だったよね』と話していて、私と私の髪を洗っていた美容師の腹筋が崩壊した」
24.
九十九「串カツの2度漬け禁止ルールには実は盲点がある。何も漬けずに一口齧り、しかる後にソースに漬けるというパターンを防御できていない」
一同「「「たしかに!」」」
25.
槍真「50手前の契約社員だったエンジニアが契約期間満了で送迎会をやったんだけど、後で人事部の知人に聞いたら本当はその人、仕事中にずっと『にゃーん』って呟いて他の皆を苛つかせていたのが原因でクビにされたんだって」
九十九「おっさんになったら仕事中に『にゃーん』って言ったら駄目なんだな。学習した」
26.
一夏「コンビニにゴミ袋買いに行ったついでにパン売場覗いて見たら、『APTX−4869蒸しパン』とかいうエラく物騒なパン売ってた」
27.
九十九「マックで男の子が『コーヒーにミルクと砂糖をたっぷり入れるぜ〜。どうだ、マイルドだろ〜』と言ったのがツボってコーヒーを吹きそうになったが、直後に父親が『どっちかと言うと〜、チャイルドだぜ〜』とか言うものだから、今度こそコーヒー吹いた」
28.
本音「ケーキ屋さんでマカロン買ったら店員さんから『1時間以内に冷蔵庫に入りますか?』って訊かれたから『1時間以内にお腹に入ります〜』って答えたら〜、店員さんがステキなほほえみを返してくれたんだ〜」
29.
虚「本音が唐突に『いろんな事知ってる人を「生き字引」って言うけどさ〜、今の時代なら「生きペディア」って呼んでもいいんじゃないかな〜?』と言い出して、私の腹筋が家出しました」
30.
セシリア「先程見ていたテレビ番組の街角インタビューコーナーでの一幕です」
リポーター『ぼくいま何歳?』
男の子『……さんさい』
リポーター『大きくなったら何になるの?』
男の子『……よんさい』
セシリア「その発想はありませんでしたわ……子供って凄いですわね」
31.
八雲「スーパーのフードコートで部活帰りの男子高校生が−−」
A『汗臭いのってどうやったら消えんの?』
B『ミョウガが効くらしいよ』
A『マジで!?今度から婆ちゃんに作って貰うわ!』
八雲「−−って感じの会話をしてたんだけど、それミョウガじゃなくてミョウバンだって思うのよね」
32.
鈴「中学時代にいつものメンバーで『幽霊の出ない怪談大会』ってのしたんだけど、九十九の−−」
九十九『風呂で体を洗う時は、大体同じ手順と速さだろう?だから、無意識の内に生まれて以来一度も洗われていない場所がありそうで怖くないか……?』
鈴「−−って話がブッチギリの優勝を飾ったわ」
33.
楯無「簪ちゃんがちょっとムッとする言い方した時『それ嫌!もっと可愛く言って!』って要求してるんだけど、そうするとちょっと照れながら可愛い声で可愛く言い直してくれるの。昨夜『あっち行って!』って言われたのを言い直させて『遠くから私を見てて(照)』って言われてつい笑っちゃった」
34.
九十九「大阪城の梅林には、
鈴「何そのスッピンで慌てるギャルみたいな名前」
35.
弾「中学の時、理科の先生がテストで『両生類・爬虫類・哺乳類の動物を1つずつ挙げよ』って問題出した事があってさ。それに対して九十九が『両生類(イモリ)爬虫類(ヤモリ)哺乳類(タモリ)』って書いて出したら、配点5点の所を10点貰ってた」
36.
一夏「パスタの袋留めてた輪ゴムがどっか行っちまって『どこ行ったー?』って探してたんだけど、シャイニィが『すみませんなんか飛んできたんですけど』って顔でこっち見てる事に気づいて5分くらい一人で笑ってた」
37.
セシリア「前を歩いていたお子さんが突然転びまして、泣いてしまわないかとハラハラしていたのですが、すかさずお父様が『ナイス〜!今の転び方かっこい〜!』と叫ばれて、お子さんも『やった〜っ!』とガッツポーズで立ち上がりまして。ポジティブって凄いですわね」
38.
九十九「スーパーで買物を終えた後、ふと目に入ったレジの知らせ書きに『ただいまシステムエラーによりホットドックコンボお買い上げの際、レシートにザリガニと表記されます。予めご了承ください』とあった。一体どんなエラーだ?」
39.
千冬「世の中には『外に出かけて人と会ったり楽しむ事を休みとする人』と『一日中家に居て何もしないのを楽しむ事を休みとする人』がいる事を、もっと全人類が理解するべきだ!ずっと家にいて何するの?じゃないんだ。休んでるんだ!」
40.
弾「高校のダチが『AV女優の名前みたいな駅名』と言って以来、天王洲アイルを性的な目でしか見られねえ」
41.
槍真「うちの会議室には喋る空気清浄機が置いてあるんだけど、今日上層会議中に自分のミスを部下のせいにして雰囲気を滅茶苦茶にした営業部長が部屋から出て行った瞬間『お部屋の空気が綺麗になりました!』ってアナウンスして来て、全員息ができなくなるくらい笑った」
42.
蘭「クラスメイトに腐女子がいて、『どうして腐女子ってやめられないの?』って訊いたら『納豆が大豆に戻れないのと一緒だよ』と言われ、大変衝撃を受けました」
43.
九十九「夕食に家族で回転寿司店に行くと、寿司桶一面をサーモン握りが埋め尽くす持ち帰り品が……。注文主が店を出た後話を聞いてみると『45貫です。多分日本の方じゃないです。外国の人はサーモン好きなんで』と言われ、なるほどとなった。続けて『今までの最高は70貫の芽ネギです。芝生みたいになりました』と言われ大草原不可避だった」
44.
藍作「娘の幼少期の話だ。動物の鳴き声クイズで遊んでいたら『パーン!パーン!』という鳴き声を出題してきた。ギブアップして答え訊いたらパンダだとさ」
45.
真耶「出張中、新幹線の座席の背もたれがバシバシ叩かれる感覚がして不快なので後ろを確認したら、後ろの席に座っている男性が広げたテーブルの上で、恍惚の顔でエアピアノしてるんですけど……」
46.
シャル「ヤバイ、超ヤバイ。何がヤバイって−−」
男『フルーツポンチ逆さまにするとどうなる?』
女『えっ!?やだ……ち……ちん……もうっ!』
男『正解はー、溢れるでした〜www』
女『』
シャル「−−ってなって、次の駅で彼女さんが超低い声で『死ね』って吐き捨てて降りて行ったから、電車に残された彼氏と周りの人の雰囲気がヤバイ」
47.
九十九「ジョジョのアニメを見ていたら母さんが−−」
八雲『これってあれでしょ?無理無理無理無理!ってやつ』
九十九「……そんな弱そうなジョジョ見た事無いよ」
48.
箒「初詣の賽銭は『5円は御縁に通じる』『10円は遠縁に通じる』等の俗説があるが、お父さんが『神様は日本の貨幣制度が円になるずっと前から人々を救っていらっしゃるから関係ないよ』と言っていたのが最高にクールだった」
49.
一夏「こないだ電車に乗ってたら『アバウトに生きる方法』とかいう本に几帳面に線引きながら読んでるリーマンがいたぜ」
鈴「ダメじゃん」
50.
九十九「完全なヤクザかベテランの建築業者か全く判別できないパンチパーマの中年男性が携帯で『コンクリで埋める事になったんだろ?それでいいじゃん』と話しているんだが……すみません、本当にどっちですか?」
51.
本音「5分おきくらいに立て続けにお母さんからメールが来たの」
1通目『元気〜?お母さんの電話番号が変わったので教えま〜す』
2通目『さっきのメールはお母さんからで〜す』
3通目『お母さんというのは〜、あなたのお母さんよ〜』
本音「いいから電話番号教えてよ〜……」
52.
九十九「母さんからメールが来た。『鬱陶しかったので神を斬りました』……母さんは神殺しだったようだ」
53.
弾「クラスメイトの女子が『私、食べるのが好きすぎて食べ物貰うとすぐ「あ、この人良い人だ」って思って好きになっちゃうんだよねー』って言ってたから、ほほうと思いながら菓子あげようとしたら『あんたのはいらない』って言われて、あ、そういう受取時点での拒絶はあるんだって思った」
54.
シャル「九十九と本音とレゾナンスに行ったら、5歳くらいの男の子が床に座って泣きながらお母さんに抵抗してたんだけど、お母さんが『言う事聞かないならYouTubeにアップするよ!』と叱りながらスマホを向けると、男の子は『やだあぁっ!』と叫びながら起立で決着したの」
九十九「仕置きが恥ずかしい姿の世界配信とか、現代っ子にはオバケより現実的で効果抜群だわな」
55.
九十九「母さんの話し出しで一番笑ったのは『あれは忘れもしない……なんだったっけ?』だ」
56.
柴田「親戚のおばさんに『いい話ないの?』って訊かれて、純粋にすべらない話をご所望かと思ったら『恋人はいないのか?』って意味だったらしくて、母が訳してくれたから助かったけど、危うく私の鉄板ネタ『くしゃみしたら首の肉離れになった』を話すとこだったわ」
57.
本音「お家で一人の日。洗面所で顔を洗ってたら誰かに肩を叩かれたんだ〜。覚悟を決めて顔を上げても、鏡にはわたししか映ってなかったの〜。でも肩にはまだなにかの感触があったから、泣きそうになりながら振り向いたら倒れてきたモップの柄が乗ってたの〜。全力で折ろうとしたけどダメでした〜」
58.
九十九(25)「悲報です。私の息子(5)が電話で祖母にシンカリオンの玩具をねだったのですが、滑舌の悪さが原因か深海魚の図鑑をプレゼントされました」
59.
八雲「本棚を整理してたら、昔九十九が『あれじゃ抜ける訳無い』と言っていた『おおきなかぶ』の絵本が出てきて、あの時の九十九の言葉が気になって絵をよく見たら、お爺さんがかぶに足を着けて踏ん張ってました。なるほど、これじゃあ抜けないわよね!」
60.
鈴「友達がGへの接し方はその人の嫌いな物や人への対処法が表れてるって説を説いてたの。それを元に考えてみると、一夏の『とりあえず殺虫剤撒いて姿が見えなくなったら死んだか分かんなくても放置する』って答えと九十九の『徹底的に追い詰めて発見した死骸を潰し、更に本当に死んだかを確認するまで安心できん』って答え、まさにそのまんまって大笑いしたわ」
61.
シャル(32)「『ホットケーキは冷めたらなんと呼ぶべきか問題』が長男から提起され『コールドケーキ』『常温ケーキ』『ぬるいケーキ』など、家族間で温度差が激しかったんだけど、幼稚園次女が『ほっといたケーキ』を提唱してきて満場一致で採決されました。今日も村雲家は平和です」
62.
八雲「ポテトサラダをフライにしたらすっごい美味しいんじゃないかしら?と思って、熱でマヨネーズが溶け出して形が崩れないように何度もマヨネーズの量やつなぎを工夫し続けて、試行錯誤の末に出来上がったのが普通のコロッケだった時は30分くらい一人で大笑いしてたわ」
63.
九十九「日本清涼飲料工業会制定のガイドラインによると、ビタミンC20㎎をレモン1個分に換算していいとなっているそうだ」
シャル・本音「「へー!」」
九十九「ちなみに、実際のレモンには80㎎のビタミンCが含まれているから、レモン1個にはレモン4個分のビタミンCが含まれている事になる」
シャル・本音「「えー……?」」
64.
本音(23)「2歳児。それはお母さんが1時間かけて作った食事をゴミのように投げ、50円引きで買ったアンパンマンのパンを泣きながら要求する生き物です」
九十九(23)「2歳児。それは自分の口を取ろうとして取れない怒りと痛みで泣き、にも関わらずなおも自分の口を取ろうとする生き物だ」
シャル(23)「2歳児。それは『ドーナツの穴が食べられない』と大泣きし、『布団の位置が悪い』と激怒する生き物だよ」
65.
槍真「『あんなにイエローカード出して足りなくならないの?』と八雲が言うんだけど、別に出す度に選手にあげてないから」
66.
一夏「小学校の音楽の授業で先生が『合奏をやるから家にある楽器を持ってきなさい』って言うから俺は縦笛持ってったんだけど、鈴が銅鑼を持ってきて、『春の小川はさらさら行くよ♪(ドゥワーン)』みたいな事になって大爆笑だった」
弾「いい先生だったよなー」
67.
九十九「私はミステリー小説が好きなのだが、今までで最も腹の立ったのが『密室で死亡した男性』のトリックで、『犯人は中国拳法の達人で、壁越しに遠当てを食らわせて被害者を心臓麻痺にした』というものだ。思わず本をぶん投げたよ」
68.
本音「おばさんが店員さんに『ちょっと!菓子屋のくせにショートケーキもないの!?』って喚いて、店員さんが『申し訳ございません。ショートケーキをお求めでしたらこの近くに−−』って他のお店を紹介しようとしたんだけど、結局おばさんは『もういい!こんな店二度とこない!』って怒りながら出て行っちゃった。ここ和菓子屋さんなのにね〜」
69.
八雲「TVで『7年間一度も「美味しい」と言ってくれない夫のために、普段作らない手の込んだ料理を出して「美味しい」と言って貰う』っていう話をしてたんだけど、そいつに食わせるべきなのは美味しい料理ではなく飛び膝蹴りよ!」
70.
シャル「セ○ンイレ○ンとファ○リーマートでそれぞれのプライベートブランドの薄皮クリームパン買ったのに、製造元を見てみるとどっちも○崎製パンだったの」
九十九「完全に武器商人に踊らされる戦争の構図だな」
71.
本音「1.依存性がある。2.多幸感をもたらす。3.使用すると幻覚を見ることがある。4.長時間使用しないと禁断症状が出る。5.使用後はすっきりする。これらの特徴から〜、お布団は麻薬の一種だって言えると思うんだ〜」
虚「馬鹿言ってないで早く起きなさい」
72.
九十九「本音が最近アメリカンな言い回しにハマっているようで地味に鬱陶しい。先日も単純に『ドライヤー壊れてるよ〜』と言えばいいものを−−」
本音『おいおい!なんだこのお嬢ちゃんみたいな風は〜?これじゃ全部乾ききる前にオレが白髪になっちまうぜ〜!』
九十九「−−とか言う。コンセント抜くぞコラ」
73.
藍作「先日、中途採用の新人に社長面接をしたんだが−−」
中途『質問いいですか?』
藍作『どうぞ。何でも聞いてくれ』
中途『毎朝、大声で社訓を読んだりしないんですか?』
藍作『しないね』
中途『全員の机を回って大声で挨拶するとか』
藍作『しないね』
中途『新人は1時間前に出社して掃除しないといけないとか−−』
藍作『君はどこかの軍にでもいたのかい!?』
藍作「−−というやり取りがあったんだ。彼かい?実に充実した笑顔で仕事に励んでいるよ」
74.
九十九「近所の商店街のインド人が経営しているカレー屋に『禁断のカレー』というメニューがあっていつも気になっていたのだが、先日意を決して注文したら出てきたのはビーフカレーだった。ああ、それは確かに『禁断』だわ」
75.
千冬「今日の昼に整体に行った時に隣から聞こえてきた−−」
整体師『じゃあ始めますねー。触れられたくない所とかございますか?』
男性客『そうですね、あまり昔の事は……』
千冬「−−という会話が未だにじわじわと笑いを誘ってくる」
76.
八雲「キッチンから突然『電池が消耗しています、交換してください』って音声が聞こえたんだけど、それを言ったのが給湯器なのか、ガス台なのか、火災報知器なのか、インターホンなのか分からないから、そろそろ家電は話す前に名乗ってほしいわ」
77.
シャル「百貨店に行ったら、興奮した様子の男性が『これを一緒に見たかったんだ』って奥さんらしき女性を連れてきて、奥さんが『うそ……凄い……』ってイルミネーションを見る二人みたいな雰囲気だったんだけど、見てたのは種類豊富な鍋スープの素です」
78.
九十九「生徒指導室の蛍光灯を交換中、一人なのをいい事に『ブウン、ブウン』と蛍光灯をライトセーバーに見立てて緩く振り回していたんだが、いつの間にか千冬さんが入口からこちらを見ていたので固まっていたら、『どうした。心を乱すな。フォースを信じろ』とだけ言って立ち去ったので惚れそうだ」
79.
一夏(25)「朝、テーブルに食べかけのクリームパンがあっても、『残すくらいなら最初から食うなよ』なんて思って食ったらダメだぜ。大変な事になるからな」
九十九(25)「それは腹一杯になったから残したのではなく、美味すぎて食べてしまうのが勿体なくて残してあるんだ。3歳児とは、そういう生き物だ」
弾(25)「お、おう。気をつけるわ」
80.
弾「鈴が突然胸元を押さえながら『あれ!?落とした!?』って動揺してたから、捨て身のギャグかと思って『おっぱいか!?』って返したら『ネックレスだわ!ざけんな!』って崩拳叩き込まれた」
81.
九十九「中学時代、クラスメイトが整髪料禁止なのに毎日バッチリ決めてきていた。教頭がそれを注意したら『お前はつけるもん無いから楽しみ知らねえんだろ!』とハゲの教頭に悪態をつき、教頭が『若い頃散々楽しんだ結果がこれなんだよ!』と言い返した翌日から卒業まで、彼の髪は自然なヘアスタイルだった」
82.
藍作「知り合いの社長が『引きこもりの息子を社会復帰させる!』と言って、30年引きこもっていた息子を社長に据える暴挙に出た結果、社長が引きこもって会社の業務が大ピンチという意味不明の事態に陥ってるらしい」
83.
一夏「電車で隣の高校生が−−」
A『マサキってさー、どういう漢字書くの?』
マサキ『田村正和のマサ、樹木希林のキ』
A『どのキだよ!?』
一夏「−−って話してて、横で必死に笑い堪えてた」
84.
弾「九十九が薦めてくれた小説に『ですわ』って語尾につけるキャラがいて、お嬢様かと思いきや関西人のオッサンだった」
九十九「素晴らしい叙述トリックだろ?私も引っかかった」
85.
九十九「修学旅行生に熊の恐ろしさを伝える為に『熊って足速いんですよ。爪と牙ついたマツコ・デラックスがウサイン・ボルトの速さで走るんです』と説明したバスガイドの話をふと思い出した。凄い怖い」
86.
本音「近所のTSUTAYAで『日本沈没』と『日本以外全部沈没』が並べておいてあって〜、『両方借りれば全部沈没!』ってPOPが出てたの、センスあるな〜って思った〜」
87.
鈴「授業に遅刻しそうで全力疾走してたら、セミがものすごい勢いであたしの(本来はきっと)谷間(であるだろう場所)に突っ込んできて、パアンッ!ってぶつかって『ぎょえぇぇぇっ‼』て鳴きながら逃げてった。ふんわりしてなくてごめんね、セミ」
88.
弾「彼女のために麻婆豆腐作った。よし、あとは彼女を作るだけだな!」
蘭「お兄……(泣)」
89.
八雲「ご飯を作った時の最高の褒め言葉は、九十九が一口食べて『これ、お代わりある?』です。ありますよーっ!ってなる」
90.
簪「戦隊物の『多数で一人を攻撃とか卑怯じゃね?』って命題に『お前らが迷惑掛けたのは俺らの数だけじゃすまねえんだから、ナメた事言ってんじゃねえ。代表して少人数で来てやってんだからありがたく思え』って言い返した某レンジャーは流石としか……」
91.
九十九「母さんが留守電を残す時必ず『はーい』から始まるんだが、あの人『発信音の後にメッセージをどうぞ』というアナウンスに返事をしているのではないかと気づいた」
92.
弾「公園で座ってたら、小学校低学年くらいの女の子からうまい棒貰った。5分後に違う女の子から、更に5分後に違う女の子から。これ、罰ゲームの対象になってんのかモテ期到来か、どっちだと思う?」
93.
槍真「電車の中で男子高校生が『俺を雇ってくれる会社なんて、月の数ほどあるんだよ!』って言ってた。1個!」
94.
九十九「食べ物の美味さを表現するに当たり『この店の〇〇を食べたら、他の〇〇は食べられなくなるよ!』のような言い方があるが、それを聞くと『そんなに美味いのか!』よりも先に『えっ、それは困る』と思う」
95.
一夏「とあるうどん屋での5歳くらいの女の子とその母親の会話なんだけど−−」
母『今からそこの席取りに行くから、もし店員さんに注文聞かれたら「明太釜玉うどん」って言うのよ』
娘『……へんたいたまたま?』
母『ブwww』
店員『ブフォwww』
一夏「−−ってなってた。俺?笑い堪えながら絶命してた」
96.
九十九「父さんがラグナロク福岡支社の知人から聞いた話なんだが、福岡県警では職務質問の際『
セシリア「えっ!?『
九十九「というように、外国人が聞き間違えてビビるんだそうだ」
海外勢「「「分かり味」」」
日本勢「「「めっちゃウケる」」」
97.
一夏「九十九と食べ放題の回転寿司に行ったんだけど、席につく前に『一夏、寿司を楽しみたいなら決して私の下流に座るな』って言い始めたの最高にロック」
98.
真耶「『家柄が良くて教養もあって、センスがいいからイラストや料理が得意でおしゃれ好き。オリジナルのスイーツだって作っちゃう。少しコンプレックスはあるけれど、明るくてイタズラ好きで皆に慕われる人』と書くとまるで少女漫画のヒロインのようですけど、これ戦国武将の伊達政宗の事なんです」
99.
箒「幼少期、家で飼っていた九官鳥に九十九が大真面目に『人間に戻して……』と教えていた。何をしてるんだ!?とひっぱたいたが、そいつはしっかり覚えて『モドシテ……ニンゲンニモドシテ』と言うようになって絶望しかなかった」
100.
九十九「人生を悲観する全ての同年代男女に告ぐ。人生を仮に72年として、それを1日に換算すると我々の年齢は朝の5時半頃だ。まだ起きていないかも知れない時間なのに『もう死にたい』だの『私は駄目な人間だ』だのと決めつけるのはおかしい。まずは朝食を食え」
ご安心下さい、ちゃんと本編も執筆中です。
……嘘だろって?ソンナコトナイデスヨー。