「あぁ、よく来てやったさ」
「私が直々n……」
すると突然異次元の扉が開いた。中からは幻想郷の賢者が…
「皆さんこんにちは!八雲紫よ」
「うっせぇ!スキマBBA!死ねッ!」
「そういうあんたが死になさい」
それで一旦天子は倒れた。
「どうしたのよ紫?」
「単刀直入に言うわ…」
皆は息を呑んだ
「貴方達人数多すぎだからその場に8人程残ってそれ以外の人達はスキマに入って頂戴!」
皆がズッコケた。
だがこれは確かに重要なことで、沢山の人が一気に行動したら、時間がかかり、ちゃんと進めない。こういう理屈である。
「じゃあ8人残る人を決めて頂戴」
そして皆は話し始めた。
数分経つと、話がまとまったようで、霧雨魔理沙、魂魄妖夢、白石流岢、博麗霊夢、鍵山雛、東風谷早苗、古明地さとり、風見幽香が残ることになったようだ。
「決まった?」
「あぁ、この8人で」
魔理沙は自分を含む8人と一緒に前に出る。
「じゃあ、貴方達以外の人達は私のスキマで楽しくお留守番ね」
「で…お前はいつ参戦すんだ?」
「そりゃもちろん秘密よ」
「そうか…」
こうして8人だけ残った。どうやら霊夢は紫と念波会話できるそうで、(いわゆるテレパシー)その能力で仲間を編成出来るらしい。
「じゃ、皆さん頑張ってねー」
それで異次元の扉は閉じられた
「…どうして私を選んだんですか?」
「それはだな…」
「…あぁ、なるほど、敵の弱点を知るためと…」
「お前ならわかると思ってな」
「そしたら私は?」
「あぁ、貴方はあれよ、近くに敵がいるかどうかを確認するため」
「でも敵だからといって厄さがあるわけじゃ…」
「気づきなさい!悪霊よ!悪霊!」
「…あぁ!なるほど!ありがとうございました」
すると天子が立ち上がる
「いったたた…」
「なんだ?おまえいたのか」
「いたわよ!」
「まあとりあえず倒しましょう!」
「さあ天子、元に戻って私に虐められなさい!」
天子との戦闘が開始。
まず魔理沙はダブルスパークをだした。マスタースパークの2つバージョンであるが、かなり負担がある。だが負担の分ダメージも強いのだ。
次に妖夢。妖夢は業風閃影陣を発動した。属性は炎であるが、炎であるがゆえにダメージがあがった。剣だからである。
次に霊夢。霊夢は魔を退かせるための護符をばらまかす、退魔符乱舞を使用。特に言うことはないが、中々良い技である。
すると天子は倒れた。
そして中から手が剣のような悪霊が出てくる。
「やあ。私は悪霊トンファム。」
「名の由来はファントム…だな?」
「おめでとう正解だ。そんな君にはご褒美だ」
「なんだなんだー?」
「500ダメージ全員一気に受けてもらうよ」
「なにっ⁉︎ぐはっ」
「不意打ちか…」
「仕方ない!岩石砲!」
流岢は何処かで聞いたことのあるような技名を言いながらとてもでかい岩の塊を飛ばす。中々手応えがあったようだ…
「不意打ちか…」
「いやいや、あんたがやったからだろ?」
「最近だらしねぇな…悪霊は」
「きにするな!一気に決めるぞ皆!」
「あらそう、ならマスタースパークを全力でだすわね♪」
すると幽香は全力でマスタースパークをだしたゆえに、マスタースパークの色が赤に近い色となっていた。
もう一発くらいやれば滅びるだろう
「早苗!もういっかいやるぞ!」
「ええ!」
するとまた早苗と魔理沙は協力技「フェスターメテオ」と叫び、陣とともに隕石を降らせる。
すると悪霊の体はみるみる小さくなっていき、滅びたようだ。
「ふぅ、疲れましたね」
「お疲れってとこだな」
「よし、吸収しますよ〜」
というとあっという間に流岢に吸収された。
そして天子が目を覚ます
「こ、ここは、何処かしら?」
「あ、天子、目醒めたか」
「私…たしか黒づくめの変な奴にボコられてた気が…あぁ、思い出しただけでゾクゾクするわね」
「天子、大丈夫かい?」
「あら幽香。また偉そうな面して、元気そうね」
「あんたに言われる筋合いはないわよ、なに?踏まれたいのかしら?」
「な、なによ、踏めばいいじゃない。いや、踏んで!」
「お前らやーめーろーよ!」
「全く、気持ち悪いわ」
「霊夢さんも厳しいですね(笑)」
天子と話していると、後ろから衣玖がきた。
「総領娘様!大丈夫ですか?」
「えぇ、なんとかね」
「なら来なさい」
「え?」
「鈍いわね、付いて来なさい!ってことよ」
「なんだ、そんなことか」
「構いませんよ」
こうして衣玖と天子が付いてくることとなったが、突然スキマ送りである。次はどこへ行くかを話し合っているが、神霊廟に行くつもりのようだ。物部布都が乗っ取られているようなので急ごう!
「面倒くさいから人里までスキマでいくわよ」
「「はーい」」
こうしてスキマで人里へ行き、神霊廟を目指す8人だった。
第13章 暗界の雲を渡る〜cross go to night 〈完〉
「第14章 神霊の祠へと行く〜god ghost shrine」へと続く