どうぞごゆっくりご鑑賞くださーい
ここは紅魔館。
現在巫女や魔法使い達が雲の上を渡っている間の話である
「パチュリー様、咲夜さんの代わりではありますがお茶を淹れました」
「あぁ、ありがとう」
「そういえば、お客様が来ていらっしゃるのですが…」
「誰かしら?」
「今回の件に関わった方々です」
するとその図書館に5人の妖怪、蓬莱人、兎、亡霊がやってきた。
「はぁ、はぁ、私ばかり、おきざかりは嬉しくないわ……ねe
「アリス…貴女は今回の件に関係してなかったはずじゃ…」
「魔理沙が行くのに、黙ってられるわけ…ないでしょッ!」
「まあ、そうだけど…」
やってきたのはアリス、幽々子、鈴仙、永琳、そして輝夜だ。幽々子の容態はパチュリーは知らないかもしれないが、前よりも良い容態だ。鈴仙と輝夜は永琳に連れてこられたようで、アリスは周りが騒がしいということを必然的に気づいたらしい。
「まあこんな大人数でごめんなさいね、ちょっと私たちでもできることはないかとおもってね」
「幽々子、貴女も貴女よ!私にだって教えてくれれば…」
「でも私達が魔法の森を通ってった事はわかったみたいね♪」
「ったく、当然でしょう」
突然輝夜が口を開く。
「ごめんなさいねぇ、紅魔館に行こうって言い出したのは私なのよ」
「あ、そうだったわね輝夜ちゃん」
「輝夜はどうして紅魔館に来ようと思ったの?」
「彼奴らが言ってたの、紅魔館とか白玉楼だとか」
「まあ私は入院してたからよくわからないわ」
「亡霊が入院ww」
「あらあら、私に失礼よ?」
すると図書館にはなんとも言えない空気が流れた。
「で…なんで来たの?」
「そりゃ当然、あいつらに協力するためよ」
「へぇ、まさかあんたから協力って言葉が出てくるとは思わなかったわ」
「私だってたまには動きたいと思ったりするのよ」
「そうかい」
この賑やかな図書館には前にチルノが来ていた。恐らく悪霊の仕業だが、また誰かが来ることもあるかもしれない。
そういうことを考えていると、また紅魔館の廊下には物音が走る。
てっきり妖精メイドかと思ったが、妖精メイドは歩いていない。羽によって浮かんでいるのだ。
もしかしたらだがまた悪霊に乗っ取られた人が来たのかもしれない。どうしてこの図書館は悪霊が来やすいのか…それはわからない。
「物音がするわね」
「前チルノが来ていたからそれの続きかもしれないわね…」
そして図書館のドアが勢いよく開けられる。そこにいたのはバカルテットだった。
「貴女達は…バカルテットね」
「…なにをしにきたのかしら」
すると一番右にいたミスティアが口を開いた。
「この館は私たちが貰うわ」
そういうとその左にいた前回倒したはずのチルノは
「おまえら、よくやったな?仕返しだ」
「立派に操られてるようね」
さらにもう一つ左のリグルが口を開いた。
「私たちが勝ったらこの館、私たちのものだ」
そしてまた左のルーミア…
「そうですよってこったな」
「これまた口調がおかしいわね」
「しょうがないわ、行くわよ!」
そしてバカルテットVS (6ボス×3)+(5ボス×1)+(4ボス×1)+(3ボス×1)が始まった。
「まずは私からいっちゃうわね〜」
「ギャストリドリーム!」
「くらいなさい!戦符「リトルレギオン」!」
「難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」!」
幽々子によって黒い塊が浮遊。アリスにより武器を持った人形が登場し、ルーミアを切り裂こうとする。そして輝夜によって全体にランダムで5種類の弾丸が当たる。最後に幽々子が使ったギャストリドリームの黒い塊が相手四人全員を包み込んだ。
「幻波「赤眼催眠(マインドブローイング)」!」
「気をつけるのよ!天丸「壺中の天地」!」
いまになって鈴仙が技を出したことにより、相手全体の視覚をおかしくすることに成功。永琳は相手が技を出した時の為に、防御力を固めている。相手は我々に攻撃をしようとするが、視覚が変になったせいで、味方と敵を間違ってしまったそうで、自爆しあっていった。
そして最後に残ったのは、やはりチルノだった
「チルノね、くらいなさい…ゲホ、火&土符「ラーヴァクロムレク」…!」
最終的なパチュリーの技により、チルノはその溶岩のようなものによりたおれた。こうして紅魔館の平和は戻った訳だが…
「じゃあ、今から行くの?」
「そりゃ当然。どこいったかは知らないけどね」
「むむむ…」
「仕方ないね」
こうして紅魔館を後にし、雲の上を渡る者たちを追いはじめるコーポレートであった。
第12.5章 紅、白、月の館の集結〜revival extermination cooperation
〈完〉
「第13章 暗界の雲を渡る〜cross go to night」へと続く
次回はちゃんと13章だしますよ〜