僕の心が染まる時   作:トマトしるこ

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015 七月四日

 自室に戻ってきた翌日。偶然にも日曜日だったので授業は無かった。

 

 久しぶりのココアでほっと一息ついてテレビを見る。朝早いこの時間は面白そうな番組はないかも……。

 

「銀!」

「ど、とうしたの?」

「チャンネルを……変えて……」

「えっと、何番に?」

「早く!」

「はっ、はいっ!!」

 

 さっきまで寝ていたはずの簪さんが飛び起きては声を荒げる。初めて見る迫力に押されて僕はリモコンを押しまくった。

 

 三回ほど変えてようやく納得する。

 

『出たな、怪人め!!』

「……ああ、そういえば毎週日曜に特撮番組が放送されてるんだっけ。欠かさず見てたよね」

「うん……このシリーズ好き」

 

 一転して目を輝かせる簪さん。見舞いに来てくれた時は沈んだ雰囲気しか感じなかったから、素直に喜んでるところが見れてちょっと嬉しい。

 

 が。少しは僕のことも考えて欲しい。

 

「あ、あのさ簪さん」

「?」

「そのぉ、言いにくいんだけど……ふ、服を着て欲しいな……って」

「…………ッ!?!?!?」

 

 飛び起きたせいなのか、それとも特別寝相が悪かったのか……昨晩着ていたシャツが消えて下着だけになっていた。

 

「バカッ!!」

 

 枕とシーツが飛んできた事だけは納得できないまま、僕はもう一度眠ることになった。理不尽だ……。

 

 完全に意識が飛ぶその前に、織斑君が親指を立ててにっこり笑っていたのには、流石にイラっときた。一緒にするな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び覚醒した時、簪さんはしっかり服を着ていた。夏も近づいて暑いというのにわざわざ長袖を。納得はいかないけど、そういう状況になったら問答無用で男性が悪い事になるのは、彼を見てなんとなく分かってはいたけど……つらい。

 

 場所は変わって食堂。授業が無くても学園内に残る学生はだいたいここに来る。全寮制だからまぁ当然かな。自炊する人はごく稀だ。なんといっても美味しいから。

 

「いただきます」

 

 久し振りの食堂のご飯にちょっと心が躍った。

 

「……なんか慌ただしいね」

「学校、明日からだし」

「そう言えば言ってたね」

 

 言い方は色々とあるらしいんだけど……要は学外での合宿のようなものらしい。たしか、毎年お世話になってる旅館があるとかなんとか。

 

 アリーナだけでなく、海や山などISを使用する経験を一応積ませておく為。野外ならではの訓練や授業。入学してばかりの一年生の気分転換などなど、様々な理由があるそうだ。専用機を持つ一部の生徒は、新型の武装やパッケージのテストという理由が追加される。

 

 今までのトーナメントと一風変わったイベントという事で、そわそわした雰囲気が僕にも伝わってきた。

 

 しかし。

 

「いいなぁ。一年生しか無いんでしょ?」

「お姉ちゃんはそう言ってたけど……」

「何となく分かってたよ。こうなるってさ、うん」

 

 設備の整った病院などならまだしも、旅館では話にならない。医務の先生も千冬さんも臨海学校には行くなと口を揃えて言った。

 

「一週間も一人かぁ……寂しい」

 

 そして一週間も僕はぼっちになるのだ。これが寂しくないわけがない。

 

「私も……」

「そう?」

「ん。銀と……離れるのはイヤ」

「……そうだね。寮に入ってから一緒だもんね」

 

 同室だし、機械に興味あるもの同士で、見舞いにもよく来てくれていた。なんだかんだで毎日簪さんとは会って話をしてたりする。一人ぼっちは意外と久しぶりだ。

 

「あ、でも更識さんは行かないよね? 二年生だし」

「ざーんねん。私も行くのよね」

「お姉ちゃん……」

 

 むすっとした表情の先には生徒会長の更識さん。広げた扇子で口元を隠して僕を見ていた。多分にやけてるな。

 

 今ちらっと、あまり聞きたくなかった言葉が聞こえた気がしたんだけど……。

 

「ど、どういうことでしょうか?」

「引率よ、引率。実技指導の為に私も行くの」

「いやいや、更識さんも学生じゃないですか」

「でもロシア代表よ? そこらの教員よりもずっと強いもの」

「言いますね……」

「勿論」

 

 ……これは、本格的に一人ぼっちですねぇ。鮭の塩焼きが少しだけしょっぱく感じる。

 

「織斑先生も引率で行くなら、僕はこの一週間何をするんだろ?」

「今日のうちに聞きに行った方がいいわ。このあとの時間なら……多分自室じゃない? それでも捕まらなかったら電話すればいいし、副担任の先生に聞くしかないわね」

「分かりました。探してみます」

 

 今日やることは決まった。

 

 久しぶりの食堂のご飯をゆっくりと味わって、簪さんと一緒に食堂を出た。

 

 楯無さんの言葉を信じて千冬さんの自室へ足を向ける。

 

「うーん、静か」

「先生の部屋しかないし……騒がしいわけないよね」

 

 臨海学校を前にして賑わっている一年寮とは対照的に、靴の音が響くくらいここは静かだった。まるで生活感を感じない空間だ。

 

「どこだろ……」

「この辺りだと……あ、あれ」

「え? あ、ほんとだ」

 

 簪さんの案内でもう少しだけ歩を進めると左に織斑の表札が見えた。教員に織斑とつくのは千冬さんだけだ。

 

 早速ノックする。

 

「すみませーん。ち……織斑先生ー」

「……あぁ、お前達か」

 

 バタバタと音がして、千冬さんが出てきた。いつものスーツやジャージではなく貴重な私服姿という事は、今日はお仕事の日では無いらしい。どこかへ出かけたりするのかな? ジーパンに白シャツ。うーん、いつも通り。

 

「何の用だ? いやまて、ちょうど良かった。名無水、明日以降の話がある」

「はい。僕もその事が聞きたくて」

「少し待て、片付ける」

 

 パタンとドアを閉めて中からバサバサと布団を畳むような散らかった服を纏めて押し込むような音がしたり、ジュースの缶をゴミ袋に押し込むような甲高い音がしたり、机に散らかった文具を慌てて元の場所に戻しているかのようなガシャガシャという音がした。

 

「片付けられない人なんだ……」

 

 簪さんのぽろっと漏らした言葉には同感だ。本人の前で言ったら殺されるから絶対に言わないけど。

 

「む、待たせたな」

 

 少しだけ汗をかいた千冬さんが迎えてくれたのは、部屋を訪ねて五分後のことだった。

 

 間取りは生徒の僕らよりも広く、内装も凝っている。ベットも大きいし、机も中々だ。本棚には難しそうな本と数年分の授業で使ってきたようなファイルがずらりと並んでいる。

 

 ……押入れがギシギシと音を立てているのは見ない事にしておこう。

 

 二人掛けのデスクに僕と千冬さんが向かい合うように腰掛けて、簪さんは別の椅子を持ってきて僕の隣に座った。

 

「さて、まず言っておかなければならない事がある。聞いただろうが明日からの臨海学校、名無水は欠席とする。理由はわかるな」

「もちろんです。でも、僕はその一週間何をすればいいんですか?」

「一週間分の課題を用意してある。それを片付けるように。明日の出発前に渡す」

「はい」

 

 心配して少し損した気分だ。

 

「あの……私がいない間は誰か側にいるんですか?」

「日本政府の人間を一人付けさせる。私が現役時代の頃にお世話になった人だ、心配はいらん。念のために待機形態のラファールも装備させておく」

「わぁ……凄いな」

「お前はもう少し自分の価値というものに関心を持て」

「わかっていますよ?」

「……そういう事にしておいてやる」

 

 はぁ、とため息をつく千冬さんも私服同様に珍しい。今日は何かいい事がありそうだ。

 

「やっぱり、私が残ることはできません。よね?」

「それも考えたが、倉持からも新武装やパッケージが届く予定になっている。お前だけが護衛出来るなら話は別だが、そういうわけでもないだろう?」

「……はい」

 

 僕が明日からお世話になる人はどうやら凄い人らしい。千冬さんがお世話になったというくらいだ。生身でISを圧倒できるに違いない。

 

「すまないが人と会う約束をしている。話はもういいか?」

「はい。ありがとうございます」

「いや、あらかじめ伝えていなかった私の配慮不足だ、すまない」

 

 やんわりと部屋を追い出された。知りたいことは知れたし、別にいいけど。

 

 さて……。

 

「何しようか? 時間まだたくさんあるけど」

「じゃあ……お願いあるの」

「ん?」

「付き合って」

「……え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつぞや、僕がどこぞの鈍感君へ諭したように「付き合う」「付き合って」という言葉は主に二通りの意味がある……と思う。

 

 男女のお付き合い。彼氏彼女という意味合い。

 

  用事についてきてほしいという意味合い。

 

 まぁ、当然のごとく後者だった。最近の僕はもう織斑君を馬鹿にはできないと思うんだ、うん。

 

 彼みたいに女の子に耐性のある人ならまだいいと思う。でも慣れていなくて、それなりに好意のある相手という不平等な情況なんだということは察して……。

 

 さて、僕が何に付き合わされてるのかというと……。

 

「あっち」

「うん」

 

 明日からのための買い物である。もっと前にしておけば……と一種思ったけど、よく考えれば僕が動けないんだから簪とさんがふらふら歩けるわけが無い。責任の一端は僕にあったんだから、これくらいはと思って一緒に歩いている。

 

 例えば、お泊りセット。アメニティーだとかシャンプーリンストリートメントドライヤー美容液乳液うんぬんかんぬん……。男には到底理解できない量の道具が、女の子には必要らしい。しかも必須。レゾナンスというデパートには廉価なモノから高価なモノまでずらりとそろっている。

 

 織斑君は「女子との買い物はスゲェ疲れる……」と零していたのを思い出した。まったく言う通り。彼は先駆者かもしれないとか思い始めている。

 

 なぜ疲れるのか……とある本で読んだ。

 

 男性はそこと決めたらそこにしか行かない。目的を済ませたらすぐに帰る。しかし、女性は目的の店があってもお構い無しに寄り道寄り道寄り道……してから到着するとか。よその店をぐるぐる回り、目的の店についてもそこが気に入らなければまたぐるぐる。エンドレスぐるぐるなんだって。

 

 簪さんは比較的大人しく落ち着いた人だ。しかし年頃の少女でもある。例に漏れず、練り歩いた。もともと体力の無い僕を!

 

 いや、それはまだ良い。良い方だ。良くないけど。何が悪いかって? 女性用の下着店に僕を連れ回して僕に試着させようとしたり、ビキニを僕に着せようとしたことが! 何よりも! 心に刺さったよ! 僕をどんな目で見てるのさ!?

 

「ねぇ……」

「絶対に嫌だからね!?」

「……」

「子犬みたいな目で見ても駄目だよ!? それそういうところで使うものじゃないよね!?」

「うぅ……わかった」

 

 仕方ないと思ってなあなあに流してきたけど、これは遊ばれてるんじゃなかろうか? 事実、いいおもちゃにされていた。

 

 昨今の男女差別はかなり酷いというのに……何もなくてよかった。

 

 ちなみに今度はふわふわしたシャツとスカートをじっと見つめて僕に話しかけてきたので、言われる前に言ってやった。簪さんはスイッチがオフのときは押しやすいから助かる。

 

「室内用の服にしては凝ってない?」

「こういう時にでも、買っておかないと。私外にはあまり出ないし」

「だからって着せ替え人形にしないでほしいな」

「ちぇ…」

 

 油断も隙もありゃしない。カウンター出来るんだけど。

 

 ……こういう時じゃないと、か。それもそうだ、せっかく来たのに必要最低限の物しか買わないのはもったいない気がする。さびれたスーパーじゃなくて、県最大のデパートなんだから尚更。

 

 僕も簪さんも、少しくらい遊んだっていいじゃないか。

 

 そうと決まれば……さっきちらっと見てきたあそこへ行こう。

 

「簪さん、ちょっと戻ってもいいかな?」

「え? うん」

 

 スタスタと店を出て来た道を引き返す。カフェとCDショップと……水着と下着の店よりさらに戻って足を止めたのはアクセサリーショップ。

 

 更識簪エンドレスぐるぐるがまず目を付けたのは、ホールに面したショーウインドウに飾られたネックレスだった。サファイアの宝石を加工した結晶をチェーンで下げているそれを、食い入るように見つめていたのを思い出したんだ。確かにそれは簪さんによく似合うと思う。

 

「ここ?」

「うん。折角のデートだから、記念にね」

「ででっ、でででーと!?」

「違う? そっか残念だなぁ」

「ちがっ、ちがわな……でも、あぅ」

 

 わたわたと慌てて顔を真っ赤にしているのは実に可愛らしかった。気が少し晴れた気がする。

 

 デートのつもりじゃなかったけど、周囲から見たら完全にデートだよねってことに気づいて僕も途中からはドキドキしてたりする。僕はどう思われているんだろうと気になるけれど、考えるのは後にした。少なくとも下着屋にまで連れ込まれる程度には仲良く思ってくれているのでそれでいいか。

 

 放っておいたら閉店まで棒立ちしたあげく走り出しそうなのでしっかりと手を掴んで逃げられないようにしてから店に入った。恥ずかしいけど逃げられるほうがもっと恥ずかしいので我慢。

 

 柔らかい。

 

「すみません。表のネックレスの試着ってできますか?」

「できますよ。どちらになさいますか?」

「マネキンが付けている青を」

「かしこまりました」

 

 奥に入った店員さんが戻ってくるのに一分もかからなかった。真っ白な手袋で大切に抱えられた箱の中に入っているんだろう。

 

「お待たせしました」

 

 中身はウインドウ越しに見たものよりも数倍輝いて見える。実物は凄い。

 

 横目に簪さんを見てみると、吸い込まれるようにネックレスだけを見ていた。さっきまで恥ずかしがっていたのが嘘みたいだ。

 

 箱から取り出されたネックレスを簪さんの胸元へピタリと着ける。流石に首に掛けさせては貰えないらしい。そのまま逃げられたら大変だからかな。

 

「うん。似合ってると思う」

「私もそう思いますよ」

 

 にっこりと店員さんが笑って返してくれる。今日学んだことだけど、この手の人たちは似合わなければ似合わないとはっきり言う。会話の中で人柄や性格を掴んで似合うものを選んでいく。一言で似合うと言うのだから似合っているんだ。

 

「じゃあお願いします」

「えっ、銀?」

「まぁまぁ。えっ……と、カードでいいですか?」

「はい」

 

 財布の中から「お高そうな時はこのカードを使うんだよ」と束さんから渡されたカードを渡した。

 

「それ、ブラック……」

「え? 何か知ってるの? とりあえず出せってもらった時に言われたから良く知らないんだよね」

「な、なんでもないよ!」

 

 ……どうやら凄いカードらしい。迂闊に人前じゃ使えなさそうだ。

 

 会計を終わらせた店員さんからカードとネックレスの入った袋を受け取って店を出た。

 

「……その、あり、がとう」

「ん。気に入ってくれたらいいな」

「大切にする! ずっと……」

「ありがとう」

 

 涙を浮かべてはにかんだ彼女はとても愛らしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※※※※※※※※※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えへへ……」

「あれー、かんちゃんご機嫌だね?」

「うん。いいこと、あったから」

「ななみんと?」

「うん」

「ねえねえ、それって学園出る前にはつけてなかったネックレスのこと?」

「っ!? な、なんのこと?」

 

 隠すの下手くそだなぁ。布仏さんが引っ掛けるのが上手なのもあるんだろうけど。

 

 帰ってきて寮の部屋でゆっくりしていると、布仏さんが訪ねてきた。簪さんとしては首に下げたネックレスを見られるのが恥ずかしいみたいだ。僕としては自信を持ってつけて欲しいんだけど、シャイな彼女に求めるのは酷か。

 

 観念した簪さんは捕まって、服の内側に隠していたネックレスを服の上にさらけ出された。

 

「わぁ……きれい……」

 

 天然な布仏さんが間延びしない声で呟くくらいには良いものらしい。それ聞いて余計簪さんは硬く赤くなった。

 

「これ、ななみんがプレゼントしたの?」

「え、うん。似合うと思って」

 

 ぐっ、とお互いに親指を立てた。わかる、わかるよ布仏さん。

 

 顔を近づけてにこりと口を広げて布仏さんが迫る。

 

「明日からも着けていくよね?」

「いやっ、それは……」

「えー? ななみんがかわいそうだよそれは……」

「うっ」

「似合ってるんだから、堂々と付けて、買ってもらったんだって言わなきゃ」

「うぅ……銀も、そう思う?」

「僕? 勿論」

「あぅ。わ、わかった」

「よろしい」

 

 満足したのか、顔を離してうんうんと頷いている。明日からを想像しているのか、簪さんは倍ぐらいに顔を赤くしている。そろそろ煙が出てきそうだ。

 

「あーいいなぁ。ねぇ、お土産とか買ってきてよ」

「お土産とかあるかなぁ……」

「自由時間あるんでしょ?」

「それは海水浴」

「海と砂でいいなら袋に詰めてくるよ?」

「やっぱいいや……」

 

 とんでもない友人達だ……。期待しないで織斑君に頼んでおこう。彼なら買ってくれるはず。

 

「じゃあーーー」

 

 その日は消灯時間まで三人でおしゃべりした。明日からすこし不安だけど……まぁなんとかなるでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七月四日

 

医務室から解放されたものの、明日からは臨海学校とやらで僕以外の一年生は一週間も学校を開けるそうだ。勿論簪さんと布仏さん、織斑君も。その上二年生の更識さんまでも行くとかなんとか。親しい人の居ない学園での一週間は中々にハードだと思う。

 

簪さんの代わりに来てくれる人も特に聞かされてないし、上手くいくのやら……。

 

心配だけど、今までで一番の経験が得られると思うんだ。きっと卵の成長もぐっと進む。

 

なんだかんだで僕は楽しみだな……。

 

 

表情が険しくなった。

 




さて……。

今回は多分本作で最もクソ甘な一話だったと思います。残すはラストハッピーのみ。

ここからは転がり続けるだけです。

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