IS×GARO《牙狼》~闇を照らす者~   作:ジュンチェ

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姉妹~Sarashiki~

 

 

数日の月日が経った…。

 

 

 

ISの格納庫には簪の機体が安置され、簪をはじめとした生徒たちが整備を行っていた。リアンもその中に混じっており、簪と楽しそうにしながら機体の調整にあたっている。

そんな和やかな光景を流牙は遠目から見守り、微笑していた。

 

「やれやれ、道外……また無茶をしたようだな。」

 

「千冬さん…」

 

「織斑先生だ。」

 

すると、影から彼に話しかけてきたのは千冬。お約束のやりとりをしながら、彼女もまた生徒たちを見守っていた…。だが、流牙と違い表情は心痛なものである。

 

「……また、迷惑をかけたな。」

 

「気にしないで。それが俺たち、守りし者だから。」

 

教師であり、本来ならば生徒を護らないといけない身。しかし、結局はホラーが関わるとなれば流牙たちに丸投げという形で頼らないといけない自分が歯痒かった…。自分はセシリアたちと同じように魔戒法師として修行を積むにはあまりにも多忙すぎ、手一杯で手が回らない。せいぜい、流牙たちの正体が露見しないように裏方に撤するくらいだ。

流牙は、別に責めることはないと告げるが本来なら剣を持ち前に立つ性分の千冬からすれば、戦う彼とて護るべきものである。顔には出さないが、憤りは彼女の胸でうねりながら渦を巻く。

 

「私は無力だ。ふん、なにがブリュンヒルデだ…。生徒もろくに守れず、たった1人の弟すら手を掴むことすらできず……」

 

「千冬さん。」

 

不意に、流牙は千冬の両肩をつかんでまっすぐに、瞳を重ねる。突然の行動に千冬はドキリッとして面食らってしまうが、彼は続けた…。

 

「辛いなら、我慢しないで。頼ることは恥ずかしいことでも、いけないことでもない。俺やリアン…ううん、それだけじゃない!鈴やセシリアたちだって少しずつ強くなってる。それは、千冬さんがずっと担任として面倒を見てきてくれたからなんだ。あんたは出来ることを充分しているのは俺達が一番、よく解ってる。だから、頼っても良いんだ!」

 

「…道外。」

 

……まっすぐな目。力強さ、優しい笑みと心…

 

忘れかけていた親しい誰かの面影が見えた気がした。

 

「…フフッ、やれやれ私としたことが仮にも生徒の前で弱音を吐いてしまうとはな。未熟だな、まだまだ。」

 

千冬は笑いながら、流牙の額にコツンと人差し指を当てる。そして、かけられた腕を抜けて流牙の肩に手をポンッと置くと耳元にそっと告げた…

 

 

「道理であの小娘たちが夢中になるわけだ。」

 

 

「え?」

 

そのまま、彼女は格納庫を後にしようとしていくが足を止めて…

まるで、顔を見せたくないように振り向かず高らかに喋る。

 

「道外流牙…お前の武器は技と鎧だけではない。最大の貴様の武器は『優しさ』……そして、その『笑顔』だ。決して忘れるな。あと、私は2日ほどドイツに発つ。そろそろ、臨海学校も近いし帰ってくるまで準備をしておけ。」

 

 

見るからに照れ隠しだが流牙が悟るにはその感性は鈍すぎた。去っていく千冬の後ろ姿を意を理解せず、見送りながら流牙は言われた言葉を頭の中で反復する……

 

 

(……優しさ、笑顔…誰かにも同じようなことを言われたような気がする。)

 

 

「りゅ、流牙!」

 

思い出しきれない懐かしさにひたっていると……流牙に先まで整備にまわっていた簪が顔を真っ赤にし恥ずかしそうにしながら、振り絞るように話しかける。

 

「わ、わわ私と明日、付き合って!」

 

「明日……ああ、そういえば外出許可日だっけ?良いよ、俺でよければ……予定は昼なら暇だし。」

 

流牙は別に何の気なしに快諾…したのだが、他の面々はそうはいかない。通りすがりのセシリアと鈴音に、作業をしていたリアンが盤若の顔を浮かべていたが2人は知る由も無い。

全く、英雄色を好むというが自覚が無いというのは随分と困ったものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EP『姉妹~Sarashiki~』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおっと!?」

 

結界から脱出した流牙は簪を庇う形でアジトに着地した。おかげでデスクやらなんやらは滅茶苦茶になり、ゲートの携帯テレビも邪気を噴き出して大変なことになっている。すかさず、苻礼法師は魔導筆を鞭にかえてしならせると羅号を召喚し、携帯テレビを処分を命じた。

 

「羅号、そいつを処分しろ!」

 

『ガゥ!』

 

命令どおり、羅号はテレビをくわえるとバリバリと鉄が砕ける音をたてながら口の中に呑み込む。そして、役目を果たした獣は苻礼法師のマントの中へ帰って姿を消す。これでもう、心配はないだろう。

 

「簪ちゃん!簪ちゃん!!」

 

「お姉ちゃん……ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

さて、これで一件落着だ。再会に姉妹は泣きじゃくって抱き合い、箒とシャルはふぅ…と一息をついてソファーに腰を預けた。

 

「…ありがとう、流牙くん。」

 

「良いよ、これが俺達の使命だから。後のことは苻礼法師に任せるよ……俺、このあと補講があるから。」

 

楯無は最愛の妹を救ってくれた恩人に感謝を述べ、流牙はそっと簪の頭を撫でると黒い魔法衣を真っ白な制服に変えてその場を後にしようとするが……

 

「待て、流牙。」

 

それをアグリが止めた。

 

 

「……君の行動は評価できたものではない。結果的に助かったから良いものの、下手をしたら最悪の結果だってありえたんだぞ。」

 

「簪も俺も無事。最高の結果なんだから文句はないだろ?」

 

「流牙!」

 

しかし、流牙は一蹴して去る。最悪の『if』の可能性なんて耳を貸す気は毛頭に無い。1%でも最善の可能性があるのなら、それに全力を賭けるのが自分の戦いだから……

無論、納得がいかず険しい顔をしたアグリが背にいたが気にはしない。

 

「…さて、更識楯無。これで我等を信用するか?否か?」

 

さて、問題はまだある。苻礼がきりだした自分たちへの対応……

楯無は涙を拭いながら、再び生徒会長の顔に戻るとキリッとして告げる。

 

 

「…改めて、考えさせてもらいます。交渉のテーブルはありますでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

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……そして、学園の自室に戻った流牙だったが、脇腹を抑えてベッドに腰を降ろした。指におさまっていたザルバは知っていた……

 

『よくも、最高の結果だとはよく言ったものだな坊や。』

 

「このくらいの無茶、何時ものことさ。大したことない。」

 

決して、流牙が受けたダメージが軽いものではないと。本人こそ大事ではないと言ってはいるが、滲む汗とこらえる表情は嘘をつかない。まあ、仮にもホラーの巣穴ともいえる結界から人質と共に帰還しただけでも合格点だろう。

そんな彼を不意に後ろから話かける者がいた。

 

「やっぱり、無茶をしてたんだね流牙。」

 

「シャル!?いつの間に……」

 

わいてでたようにそこにいたのはシャル。彼女も制服姿でニコニコと笑っており、流牙はすっとんきょうな声を出してしまう。無論、身体に響いて激痛が彼を襲うのは当然の帰結だった。

 

「いてて…!?」

 

「あ、大丈夫?今、痛み止を打つから上脱いでくれる?」

 

「ああ……助かるよ。」

 

流牙はうながされて、制服の上着となっていた魔法衣を脱ぎそのまま上半身裸になった。細身ながらもしっかりと筋肉がつき、所々に様々な傷痕……脇腹にはまだ新しい直径5センチくらいの痣が黒々と疼いている。

 

「うん、骨は折れてないみたいだね?よかった…本当によかった……」

 

「シャル?どうしたの…?」

 

「ううん、なんでもないよ。ちょっと、チクッとするから我慢してね。」

 

彼女がゴソゴソと手荷物のバッグをあさる音が聞こえる…。流牙も大人しく待っている……

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫁よ、一大事ときいたぞ!?大丈夫か!?」

 

 

 

「「!」」

 

 

その時、ラウラが部屋に慌て飛びこんできた。焦り具合から流牙の無茶を誰かからきいて駆けつけたに違いない。だが、半分裸体の流牙を見るや、否や彼女の目の色がみるみる変わっていく……

 

「そうか、嫁よ。一大事とはこういうことだったのだな。」

 

「へ?ラウラ……?」

 

「全く、私ならいつ求められても構わないとは思っていたが……お前から求めてくれるとは嬉しいぞ嫁よ!」

 

「ちょっ…」

 

 

何か重大な勘違いをされている気がする。悪寒がした流牙だが、察したシャルが素早く荷物をまとめて部屋を後にする。

 

「あ、なんかお邪魔みたいだから僕はお暇するネ~!」

 

「お、おいシャル!?」

 

シャルにすら見捨てられた。ふたりきり。ああ、もう逃げ場が無い…。

 

「では、夫婦の営みと……行こうではないか?」

 

ラウラは一瞬で服を脱いで全裸になった。眼帯で隠していない右目が妖しく、獲物を求めるように光っている…。流牙はジリジリと迫る彼女に対してベッドの上で後退りするが、僅かなスペースなどすぐ埋まる。何時ぞやのデジャヴを感じていたが、この展開は……

 

 

 

 

 

 

「流牙、無事なの!?」

 

 

 

 

またドアを開け放ってくる来訪者。うん、知ってた……

 

 

 

 

 

リアンが現れた瞬間、流牙は悟った顔をしていたという。

 

 

 

 

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「はぁ……」

 

そして、現在。モノレールの座席で隣にいる簪にお構い無しに溜め息をつく流牙。あのあとの惨事で、傷の治癒は大幅に遅れるわで散々であった。今でも脇腹の痛みは完全に引かず、彼を悩ませているのだが……そんな経緯を知らない簪はオロオロとしだす。

 

「…もしかして、嫌だった?」

 

「違うよ。ただね、色々あってさ。うん、本当に色々………」

 

遠目にならずにはいられない。あれから、更にリアンは不機嫌になるはロリコンのレッテルは貼られるわ、ラウラの夜這い対策と無駄に体力を消耗することが多く……おまけに、ホラーも学園の内外で通常運転なのだからたまったものではない。

 

しかし、折角の簪とのデートだ……今は気にすることはないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……気にせざらえない者たちもいるのだが……

 

 

「あ~ら、流牙さん楽しそうですわね。フフフ……」

 

「本当、本当、私らを差し置いてポッと出の女子の誘いについていくなんて良い度胸じゃない?」

 

遥か後ろの座席……流牙と簪の死角にあたる場所で延び上がりながら、彼等を観察していたのはセシリアと鈴音。笑顔だけど、目が笑ってない……周囲の乗客がドン引きするようなオーラを出しているが、もう1段後ろの席にはリアンの姿もある。

 

「…あら、自称・正妻さんは随分と静かですわね?」

 

「うるさい。別に知らないわよ、あんな奴……誰とでも勝手にデートすれば良いじゃない。」

 

プイッと窓際に顔を向けて、セシリアたちとは態度が違うが……

鈴音は彼女の本音が明白だった。

 

「…でも、気になるから私らについてきたんでしょ?」

 

「…」

 

沈黙。要は図星……

割りきれず、素直になれないのは彼女の気質の故だろう。別に解らないわけではない…流牙のことを。誰にでも優しくて誰であろうとホラーに襲われれば全力で助ける。真っ直ぐで、強くて、笑顔が皆を引き寄せる…。でも、乙女心に対しては今一つ……

 

セシリアや鈴音より長い仕事仲間であるが、理解と割りきれない心がせめぎあって苛立ちを生み出す。

 

(馬鹿……人の気持ちも知らないで……)

 

 

 

言葉にしなくては伝わらない気持ちもある……というが、察してほしい気持ちがあることなど露とも知らない流牙は目的地のステーションにモノレールが停車すると簪と一緒に下車。そのまま、ショッピングモール街へと歩を進めていく……

 

「あの、流牙……」

 

「ん?」

 

そんな中、簪がおもむろに…口を開く……。

 

「ちゃんと、お礼言えてなかったから…。ありがとう。助けてくれて……」

 

モジモジと、顔を赤く染める表情はなんとも愛らしい。でも、すぐに俯いて暗めの表情に変わる……

 

「私ね……どうして、自分ばっかりって思ってたんだ。お姉ちゃんは凄いし、折角の専用機の話も無くなって……だから私が皆が私を卑下している気になってたの。誰も悪くないのに、皆が頑張って結果を掴んでいるだけなのに……。」

 

「それは違う!」

 

「うん、今ならわかる。だから、きっとあの世界は自分のねじ曲がった妄想に囚われた私の心そのものだったんだって……」

 

姉との確執……気がつかないうちに凄まじく膨らんでいた負の感情。あれが、プギージュになって本当に呑まれそうになった。

 

「…でも、流牙が救ってくれた。そして、姉さんが私のために泣いてくれた……。突き放していたのは私自身だと気がつかせてくれた。」

 

…光は確かにあった。でも、自分が目を背けていただけ。大切な人はちゃんと、自分を想っていてくれている。

 

「だから、私の専用機はちゃんと完成させて…お姉ちゃんや流牙に追いつけるように頑張る。今度は純粋に超えるべき目標として……」

 

もう己の闇に迷わない。夢を屈折した怨念と決別させて、前を向いて歩いていこう。そう決めた彼女の顔は晴れやかで、憑き物がとれたような顔をしていた…。これならば、もうホラーが彼女の陰我に引き寄せられることもないだろう。

流牙は護れた少女の笑顔と未来に微笑する。

 

「じゃあ、これからはお姉さんとも仲良くしてね。」

 

「うん…。頑張ってみる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ありがとう、私のヒーロー…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

「う、ううん!なんでもないよ!?は、はやく行こう!」

 

 

 

さてさて、またも新たな競争者が加わった流牙の恋路。恋のレースは更に、激化していくことだろう。束の間の暖かい時間の中……流牙も少女たちも知る由もない。

 

 

 

 

……すでに、目前に敵は迫りつつあると。

 

 

 

 

 

 

 

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……その夜…

 

 

 

 

 

【牙狼の鎧は……俺のものだァ!】

 

【ぐわぁぁぁ!?】

 

 

「……一夏!?」

 

はっ……と自室で目を覚ました箒はまた流牙が自分の愛した人を斬る夢を見た。今日は他のメンバーに夜の番を任せていたため、休んでいた彼女だったが悪夢のおかげで目が冴えてしまいベッドから起き上がる。

 

 

 

 

【箒……俺、きっと牙狼<GARO>になって戻ってくる!だから、待っててくれ!】

 

【一夏……うん!ずっと、待ってる!待ってるから!】

 

 

 

 

 

「馬鹿者……いつまで、待たせるつもりだ。」

 

幼き日……『彼』は弟子を引き連れていた魔戒騎士についていった。黄金騎士となり、自分との再会を誓って……

ぎゅっと、胸元で拳を握りながら心とは裏腹の澄んだ夜空を見上げる。

 

(もし、私が道外流牙と戦うとしたら……)

 

浮かんでしまう考え…。夢が真だとしたら、戦いは理由はどうあれおそらくは避けられない。もし、そうなったらどうなるだろう?流牙の味方は多い……タケルにアグリといった魔戒騎士。リアンと苻礼の魔戒法師たちと専用機持ちに最悪の場合は千冬や楯無だって敵になる可能性がある。いくら、自分が魔戒法師だからといって勝てるのか?専用機が無い自分に……

 

 

(力が…欲しい!)

 

 

奥底から芽生えた強い衝動にして欲望。それは、彼女を忌むべきとしつつもある行動に駆り立てるには充分すぎた…。端末を取り出すと、気乗りこそはしないものの…電話帳からとある番号を選択。電話をかける……

 

「ああ、もしもし…。久しぶりだな…姉さ……ん……。む、話がはやくて助かる…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の専用機を用意してもらいたい……。」

 

 

 

 

 

 

物語の歯車は少しずつ……されど、確かに不吉な軋みをはじめていた。彼女は自分がその原因だとは微塵も思わず……

 

 

 

そして、その様子を禍々しい目玉がフヨフヨと窓越しから見ていることも気がつかない。

 

 

 

 

 

 

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「ふぅん?…面白いことになってきたな。」

 

IS学園の制服を着た生徒が、コンテナの並ぶ保管庫エリアにひとり。時間帯的にも道理的にも、この場にいるのはおかしいのだが、指摘するものは誰もいない。かわりに、例の千冬に似たスーツの青年がサングラスをかけて青年に膝まずいている。

 

「主……これはチャンスかと。あの女が、妹の晴れ舞台を用意しないわけがない。ましてや、道外流牙を放っておくわけが……」

 

「ああ、その通りだ。あの手の人間は利己的だからな……天才だろうと、天災だろうと、興味がないところはすぐに裏をかかれる。全く、生徒会長の目を盗んで『コイツ』を持ってきた甲斐があった。」

 

すると、生徒はデュノア社と書かれたコンテナのパスを入力…。扉を開くと、中に安置されていたのは紫帯びた漆黒に輝く流牙の白狼に似つつも…刺々しく重厚なIS。これを見るや青年は立ち上がり、驚嘆の声を洩らす。

 

「驚きましたね…。すでに、完成していたとは。」

 

「『ゲイヴォルグ』…我が社の最高機密にて、最強になるIS。無論、搭乗するのは人間ではないがな……。勿論、これを持ってきた意味はわかるだろ?」

 

「はっ…。必ずや、主のために道外流牙と篠ノ之箒を捕らえてみせましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

……『悪』はすでに迫っていた。

 

 

希望を刈り取る牙はすでに、来るべき刻を待ち……磨がれていた…。

 

 

 

 

 

To be continued……

 

 




☆次回予告

リアン「私たちは知る、あまりにも強大な力を……。私たちは知る、積み上げてきた全てが打ち砕かれる瞬間を。次回【絶~No hope~】……彼女は知る、希望が絶望に変わる瞬間を。」



☆☆

次回予告が不吉?なんのことかな?(すっとぼけ)


あ、次回は箒・リアン・千冬編と前にいったな?


楯無「……あれは嘘だ。」←

千冬「!?」

先に臨海学校編やります。全然、IS側のシナリオやってなかったので。そのあと、改めてやります。さあ、物語も折り返しだぁ!

感想おまちしてます。

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