銀河天使な僕と君たち   作:HIGU.V

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空白期7 415年

 

空白期7

 

 

 

お見合い当日、なんだかよくわからないうちに、護衛として雇われてしまったラクレットは、サニーに同行することになった。まあ、半分以上は、サニーの祖父と同じ仲人のようなものだ。そう自分に言い聞かせる。

サニーはさすがに実家から待ったがかかったのか、普通の令嬢然とした服だ。ヴァルターの家には及ばないものの、彼女の祖母はクリオム第11星の大地主であり、非常に広大な広さの畑を有しているのだ。故にそこそこ良いところの御嬢さんでもある。

そんな彼女はせめてもの抵抗か、黒を基調としたワンピースである。お見合いに黒を着ていく彼女が、二重の意味で気が進まないというのを現しているのだが、ラクレットは今日の相手がそこまで気付く人なら苦労はしてないのにと密かに思っていた。

 

 

「サニー、そう言う格好も似合うね」

 

「そ、そうかい? うーん、ボクとしては、あまり可愛いのも困るのだがね」

 

「口調がそのままなら問題ないと思うけど」

 

 

そして同時に、そう言った彼女の格好を素直に可愛いと感じていた。そして同時に気づく。異性のことを純粋に可愛いと感じたのはどれくらいぶりなのだろうか? と。エンジェル隊には、美しいといった印象が強く、ヴァニラやミントに対しても、可愛いというよりも、可憐だ(彼の中では微妙にニュアンスが違う)といった感想だったのだ。他の周りの女性は、須らく年上であり、可愛いというのは失礼にあたる人が多かったのだ。

というか、ナチュラルに友人に対して可愛いといえてしまう自分に、割と戦慄していたのだった。おそらくタクトやエメンタールの影響であろうと、彼は冷静に分析する。実際には、割と情熱的な人物が多いヴァルターの血の影響も多々あるのであろう。

祖からして、種族の差がある愛であり、父は半場駆け落ち、幼馴染と見受けした年上の女の二人の妻を持つ長兄はともかく、10は離れた少女に対して積極的にアプローチをかけている次兄もいるのだ。

 

そんなことをしているうちに、会場としているこの周辺の星系の中でも最も有名な店の一つであるレストランに到着する。人工的に作られたステーション丸々一つの店となっており、宇宙に浮かんでいる様はアニメ版でたまに見るタイプの店だ。

あまりこういった所に来なかった故に、感慨受けているラクレットを尻目にサニーは店内に祖父を伴って入店していく。それをラクレットは外で見送ることにした。

 

 

「つ、ついて来てはくれないのかね? 」

 

「うん、部外者だし、大丈夫だって確信も持てたし」

 

「本当に平気なのだろうね!? 」

 

「まあ、レスターさんは、女に興味ないって言われるくらいだからね」

 

 

確信した理由はそれだけではないのだが、納得はされないであろうからそう誤魔化す。この後ラクレットは、既に自分が何時帰ってもいいように、宇宙ハイヤーを呼んでいる。この中で適当に時間をつぶすつもりだ。1日丸々契約したのである。

 

 

「そ、それじゃあ行ってくるよ」

 

「頑張れよー」

 

「う、うむ」

 

 

終始緊張しっぱなしで会った、サニーを見送り、ラクレットはかなり広いドックの中で先ほどから意識の端に引っかかっていた存在の方へ向かう。既に習慣となっている、新たな場所に付いたら周囲を探るという漫画的行為の際に、見事に引っかかり見つけたのだ。

 

 

「どうも、ココさん、アルモさん。偶然ですね」

 

「ラクレット君!? 」

 

「久しぶりねー」

 

 

『エルシオール』に搭載されているシャトルと同方の機体を見つけて、警戒していたのだ。案の定というべきか、ココとアルモのブリッジクルーの二人がその場所にはいた。

話を聞くと、彼女たちはレスターが先の解散式典の後、ここの近くの軍事衛星で補給を受けている間に、非常に珍しいことに休暇申請をしたので、面白そうと思い、こっそりレスターに隠れてついてきたのだ。

実際今のエルシオールは特に仕事がないので問題はないのだが、人の尾行の為に一日潰せるのはすごいなぁとラクレットは変なところに感心していた。

 

 

「レスターさんがなんで今日ここに来たのか知っているのですか? 」

 

「それが全くよ。いつもの服じゃなくて、儀礼用の軍服で出かけるから、お偉いさんとの会見でもするのかと思ったら、おしゃれなレストランじゃない? 」

 

「このお店はちょっと私達には敷居が高くて」

 

 

どうやら、レスターが来た目的は知らないようだ。どうするか悩んだのだが、観察とありえないだろうが万が一のフォローもかねて、店の中に入るのはアリなのであろうか? そんなことを考えているラクレットとは裏腹に、ココとアルモはちょうど良いとばかりにラクレットを引っ張って店の中に入ろうとしていた。

 

 

「じゃあ、行きましょうか? ラクレット君たぶん大丈夫だと思うけど、足りなかったらお会計宜しくね」

 

「ちょっと、ココ! 流石にそれは……」

 

「お二人にご馳走するのは構わないのですが、店に入るとお見合い中の二人に邪魔になると思うので、ここで待っていませんか? 」

 

「え? お見合いですか? 」

 

「えぇぇぇ! 副司令がお見合い!? 」

 

 

目を輝かせるココと、驚きのあまり大声で叫んでしまうアルモ。そんな二人に事情を説明しながら、ラクレットは、サニーがうまくやっていることを祈るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして、レスター・クールダラスと申します。職業は第一方面軍所属の軍人で階級は中佐です」

 

「サニー・サイドアップです、よろしくお願いします」

 

 

レスターは正直、このお見合いなんぞ受ける気はさらさらないと、自分の中で言い聞かせるくらいであった。運が良いのか悪いのか、上や下から働き過ぎなので休みをとれと言われ続けていたこと。その為ちょうど『エルシオール』の補給及び整備中の日程に休みを入れていたこと。そして、恩師であるルフト宰相から話をするだけでも良いと言われながら懇願されたこと。その3つが重なり、こうして目の前の女性と会いまみえることになった。

 

女性の美醜には非常に疎いと自覚のある彼だが、目の前のサニーはそんな彼から見ても十分魅力的な女性であろうと判断できるものであった。目の火傷を眼帯で隠しているが、自分も眼帯をしているので、その件については何も言えない。華奢な体に、繊細な印象を受けて、周りにいる女性達とはだいぶ違うものだなと感じたのだ。

 

そんな彼だが今日の見合いの成否と彼女の印象は一切の関連性を結ぶつもりはなかった。有体に言えば、断る気満々である。確かに両親からも無事に就職し、世間に貢献するような功績も上げ、あとは結婚して子供を授かるだけだと言われているし、これは恩人であるルフトが用意してくれた場である。加えて目の前の女性に対する不満は少なくとも外見と態度からはない。よくいる自分のどうやら女性受けするであろう外見と、地位や名誉に給与を目的で言い寄ってくる一山幾らの女性とは違った。

 

それでも、内面から感じる覇気というか、確固たる意志のようなものがないのだ。エンジェル隊を筆頭に、『エルシオール』のクルーにはそういった強固な目的意識のようなもので、強い結びつきがあったとレスターは思う。

崇高な任務と言えば大げさだが、負けられない戦いをしているという自信が、末端のクルーに至るまで精神を輝かせていた。前にラクレットにそういった『何か』を感じないか話を振った時に帰ってきた、『潜ってきた修羅場の差』という回答は、なる程強ち間違っていないものなのかもしれない。

レスターはそう言った強い意志をサニーに対しては感じられずにいたのだ。元々乗り気でなく、相手の女性に恥をかかさずに、穏便に断るつもりであったが、その思いを強くしただけであった。

 

 

 

そんなことを考えながらも、簡単なプロフィールの交換をしあうと、先方の祖父と見られる人物が退席し、二人だけになる。ここは予約が必須の席であり、周囲からはインテリアなどで少々隔絶されているのだ。近くにあるガラス張りの壁からは、近隣の星々の輝きが見え。常に素晴らしい景色を眺めながら食事がとれることがこの店の魅力である。

 

 

「あの、改めまして、その本日はありがとうございます」

 

「いえ、構いません。元々休みにすることもない身です」

 

「……その実は私、クールダラス副司令のその……ファンでして……」

 

「自分のですか? マイヤーズや、ヴァルターではなく」

 

「はい、そうです。もちろん英雄達も尊敬していますが……」

 

 

ラクレットがいたら、このような状況で切り出すサニーに呆れていたであろう。事実レスターもかなり驚いている。自分は神輿になるのは面倒というか向いていないので、それを担ぐ方が気が楽だという人物なのだ。と彼は評価している。故に今までも極力公の場や、前に出ることはなく、補佐に徹してきたのだ。それなのに、目の前の女性は、自分のことを知っているという。どうやら、軍事方面に関して造詣の深い女性らしい、ならばとレスターは話を切り出してみる事にする。

 

 

「それは光栄です。しかしどうして自分の事を? あまり有名だという自覚はないのですが」

 

「その、私はラクレット・ヴァルターの同級生なんです。ハイスクールが同じでした」

 

「それはすごい偶然ですね」

 

 

レスターは素直に驚く。しかし同時に納得もする。ラクレットはレスターの記憶が正しければ、クリオム星系でハイスクールを飛び級で卒業している。彼よりは年上のこの女性も彼と同級生であることはおかしくない。そしてラクレットが身近にいるのならば、友人の活躍を調べる過程で『エルシオール』の詳細に行き着くのも、疑問を持つ流れではなかった。

もちろん心のどこかで、都合のよすぎる状況であると断じて、サニーが何かしらの勢力から送り込まれた間諜である可能性を考慮し始めた。極々低い確率であるが、用心深い彼の性である。

 

 

「はい。ですからその……サインと握手をお願いできませんか? 」

 

「構いませんよ」

 

 

サニーの要望に応えて、手を差し出すレスター。恐縮しながらもサニーは手を伸ばしレスターの手を握った。お互いがお互いとも想像通り対極な手だという感想を持っていたのだが、もちろん口にはしなかった。

その後は、先の戦争に関する詳細は兎も角、主にラクレットの事について話す二人。共通の話題というか、共通の知人がいると、話が弾みやすい。その知り合いが突飛な人物であればなおさらだ。

1時間半ほどの間、最初に頼まれていた料理を口にしながら会話をしていると、ふとした拍子にお互いの会話が止まる。

 

こういった場合は、会話をとぎらせないようにすべきと、人心掌握の本で読んだことがあるなどとレスターは思い出しながらも、雰囲気を察してあえて何も口にしないことにする。

すると案の定サニーは意を決したかのように、膝の上で手を握りこむと顔を上げてまっすぐ彼の目を見て向かい合った。

 

 

「あの、クールダラスさん。今日は本当にありがとうございました。ボ……私はその、色々尊敬する人からお話が聞けて楽しかったです。ですが……その。今回のお見合いそのお断りさせていただいてよろしいでしょうか? 」

 

「それは構いませんが……理由を伺っても?」

 

 

彼的には問題はないどころか、歓迎すべきなのだが、一応は向こう側が中心に立っての席だ。お互いが納得の上ご破算になったほうが向こうにも角がたたないであろう。もちろん自分が泥を被っても良いとは思っている。なにせサニーはレスターにとって、守るべき一般市民の一人なのだから。

 

 

「はい、その私……いえ、ボクには好きな人がいるので。この席も祖父がどうしてもというのと。一度お会いしてみたかった、クールダラスさんだったから受けることにしたんです」

 

 

一先ずレスターは黙って聞くことにする。一人称が変わり雰囲気が変わったことを察してであるが、彼女の雰囲気にのまれたというのが大きかった。

 

 

「ですが、その、やっぱり駄目ですね。住む世界が違います。ボクなんかとは、すごく。強い決意というか、使命があるんだなぁって感じました。だからその、ボクも自分に素直になりたいと思いました。その人は、ボクにとっては大事な人で、でもボクの事を好きでいてくれているのかはわかりません。だけど、思いを伝えたいと今日クールダラスさんとお話していて強く思ったんです。今日はわざわざ来ていただいたのに何もできず申し訳ありませんでした」

 

 

一呼吸で早口にそこまで言うと、サニーは頭を下げて謝意を表した。レスターは先ほどまで感じていた。儚げな印象が払拭され、周りの女性と遜色がない、強い意志を持った女性に代わったことに驚きつつも、顔を上げさせる。

 

 

「いえ、謝るならこちらもです……いや、こちらこそ謝罪すべきだな。角が立たないように断ることだけを考えて、君を見ていなかった。失礼ながらその辺の有象無象と同程度の扱いだった。もし、これが勝負事だったならば、不意を打たれた俺の負けだな」

 

「フフ、それならボクは英雄の右腕を破った初の民間人ですね」

 

「まさか、最初に負けるのが、こんなに綺麗な女性だったとはな。俺もまだまだ精進しないとな」

 

 

冗談めかしてそう言うサニーにレスターも皮肉気ながら笑みを浮かべつつそう返す。自然と二人の間に温かい雰囲気が生まれていた。

 

 

 

 

 

「一人で帰るのか?」

 

「ええ、祖父は気を利かせた何なのか、近隣の知り合いの所に行っていますので。このまま帰って、好きな人に気持ちを伝えてきます。端末は着信拒否されちゃっていますから。レスターさんが背中を押してくれた勢いを殺さないうちに」

 

「そうか、サニー。君の未来に幸運を祈るよ」

 

「ありがとうございます。それでは」

 

 

レストランの入り口でそう別れを交わすレスター。男性として最後までエスコートしないのは失格であろうが、彼女の背中を見つめながら改めて彼は思った。

 

 

恋というのは素晴らしいものだと。

 

 

そんな彼の視界の端に見知った人影が3つほど引っかかる。

 

 

「ん。どうした、こんなところで? 」

 

「どうしたもこうしたもありませんよ!! 」

 

 

お見合いの最中ずっと気が気でなく、ラクレットから詳細を聞き出そうとしたり、レストランの中に入ろうとしたりしていたアルモは限界が来たのか、思わず詰め寄ってしまう。それをまぁまぁと諌めつつ、ココが用意していた言い訳を口にする。

 

 

「私たちは買い物の帰りがてら、レスターさんがここにいると聞いてきました」

 

「そうか、ラクレットは……いいのか? 」

 

 

レスターはすんなり納得すると、すれ違いざまに、サニーと一言会話を交えたラクレットにそう問いかける。

 

 

「ええ、元々ボディーガードという名目で立っていましたからね。花嫁泥棒ならぬお見合い泥棒が来ないようにと」

 

「そうか」

 

 

レスターは小さくなっていくサニーの背中を見て、彼女の恋がうまくいくように小さく祈ることにした。信心なぞ命の足しになるならいくらでも捨ててやるし、祈ってやるという彼ではあるが、久方ぶりに純粋にそう思えたのだ。

 

 

「よし、アルモ。これから飯でも食いに行くか。俺が奢ろうじゃないか」

 

「え? 今食べてきたんじゃ? 」

 

「正直食べた気がしない量しか出なくてな。食べたりないんだ」

 

 

それは事実であろう。軍人で男性なレスターは過渡期を抜けた今はきちんと健康的な食生活をしており、それなりの量を筋肉の維持のために摂取しているのだ。

問題なのは、声をかけたのはアルモに対してという事だ。もちろん顔の方向からして、一番近かったアルモに声をかけつつ、ココとラクレットにも同意を求めているのがわかったのだが。

 

 

「すいません、副司令。私はこの後ラクレット君と約束があるので、アルモと二人で行ってきてください。アルモは暇だと言っていましたから」

 

「え!?」

 

「えぇ?」

 

「そうか、よしアルモ、この辺に上手いラーメン屋の宇宙屋台があるんだが……」

 

 

ココの言葉に素早く反応し我に帰れたのはレスターだけであった。さり気無く彼基準では問題にならないように、アルモの肩に手を置いて向き直らせて、『シャトル』バス乗り場へと歩いていく。それを見送るラクレットとココ。この頃にはさすがのラクレットも出汁に使われたことを自覚した。

 

 

「ラーメン屋台って女性的にはあまりよろしくないと思うんですけどね? 」

 

「まあ、それでも今夜アルモからのろけ話を私は聞かされるのよね。ああ、明日の朝になるかも」

 

 

ぼそりとつぶやいたラクレットの言葉をきちんと拾ってくれるココ。まあ、アルモの応援のために使われたのならば問題ない。実際に最近お金を使わないといけない使命感に囚われているラクレットからすれば、奢るのも問題ない。

額が大きすぎて、下手な星に拠点を作ると経済活動に支障が出かねないのだ。結局1年ほど後に面倒なので、EDEN内の無人の星やアステロイド帯の権利を買いあさり、全てを女皇陛下に献上するのだが。閑話休題。

 

 

「今日明日でどうにかなる関係でもないでしょう。帰りが遅くなって外泊になっても、アルモさんがへんに意識して空回りする未来が見えます」

 

「あら? ラクレット君、恋話結構行ける口なの? 」

 

「そうですねー……」

 

 

ココの疑問にラクレットはここ最近の出来事を思い返しながら、自分の事を考え直す。初恋の人が結婚して、唯一の異性の友人がお見合いをした。尊敬する副司令もどうやら心境の変化があった様子。そんなことを思っていると自然に口が動いた。

 

 

「いいなぁ、恋って。僕もまたしてみようかなぁ」

 

「また!? 確か、エオニアの乱の頃聞いたときには、初恋もまだだったよね、ねぇ、お姉さんに教えてくれない?」

 

「えー……割と国家というか、銀河的な機密に抵触しちゃうので……」

 

「スリリングな恋!? いいじゃない! 」

 

「まぁ、詳しい事はご飯でも食べながら、奢りますよ。なんならこの店ででも」

 

 

ラクレットは、少し詰め寄ってくるココを上手くあしらいながら、最近届いた、自分用にチューニングされたVチップ付きの汎用端末から、近隣の飲食店を検索しつつ、宇宙ハイヤーに足を向けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丁度時を同じくして、重大な知らせが立て続けにEDENに届いた。

NEUEにて、紋章機と見られる大型戦闘機が、各地で数機発見された と。

新たな天使たちの翼、それは新たな戦いの兆しか、それとも……

 

 

 

 

 

 


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