流星のロックマン Arrange The Original 2   作:悲傷

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第57話.オリヒメの過去

 黒い雷が宙を駆ける。エンプティーのマジックサンダーだ。高速で駆け抜けるそれを避けながらブライは右拳のオーラを解き放った。

 

「ブライナックル!」

 

 紫色の拳が高密度の群れと成って襲い掛かっていく。僅かな隙間を掻い潜り、距離を詰めてくるエンプティー。彼は中距離戦に持ち込むつもりなのだろう。どれだけ優れた飛び道具も、距離が空き過ぎれば威力は落ちるし、当たりにくくなってしまう。

 そんなことはさせやしない。エンプティーの動きを逆手に取るため、ブライは自らも前進する。彼の得意な接近戦に持ち込むつもりだ。中、遠距離タイプのエンプティーが相手なら、一方的に攻撃を仕掛けられるはずだ。充分に距離を詰めて剣を振り上げる。

 本能が危険だと叫んだ。エンプティーが一切動じていないことに気づく。突然、エランドが目の前に現れた。剣先がこちらに向けられている。とっさに狙いを変えてエランドを切り捨てた。だが、消滅間際にエランドの剣がブライに届いてしまい、電波障壁を破壊した。足元に黒いパネルが召喚されていたことに今更気づく。もう遅い。罠は役目を果たした。

 

「マジックサンダー!」

 

 エンプティーの攻撃が直撃した。吹き飛び、ブライの体が幾つかの石像をなぎ倒していく。

 

「ブライ、気づいているか?」

 

 ムー大陸内にも張り巡らされたウェーブロードに降り立つエンプティー。ブライは動かないが、警戒は緩めない。

 

「お前の孤高の力が弱くなっていることを」

 

 石像を払いのけながらブライが立ち上がる。

 

「俺に渡したのは|紛≪まが≫い物だったのか?」

「いや本物だ。お前は確かに孤高の証を受け入れ、試練に打ち勝った。事実、力を手にしたであろう?」

「ならばなぜだ? 俺の体に何が起きている!?」

 

 電波障壁は完全防御であったはず。なのに破られている。以前と違って再度召喚するのに時間がかかるようになってしまったのも主な原因だ。ロックマンと戦ったときからおかしくなり、今はエンプティーの攻撃すら防ぎきれないでいる。

 

「何か知っているのだろう? 吐け!!」

「笑わせてくれるな。本当は貴様自身も気づいているのだろう? 単純な理由だ。貴様が孤高の証の力を引き出せなくなっているだけだ」

 

 ブライの背後からエランドが襲い掛かってきたのはその時だった。気づくのが遅れたブライに変わって、電波障壁が攻撃を防ぐ。ブライの剣がエランドを切り裂く。同時にそこから飛びのいた。マジックサンダーが足をかすめていく。

 

「……チッ!」

 

 

 周囲や頭上で繰り広げられる激しい戦い。それを眺めながらも、ロックマンは2人の力を推し量っていた。

 ブライはやはり強く、以前勝てたことが不思議になるほどだ。そのブライ相手に善戦しているエンプティーもやはり強敵だ。ラ・ムーから得られた力もそうだが、彼の戦い方が上手い。バミューダラビリンスで完封勝利をおさめれたのは、彼の虚をつけれたことが大きかったようだ。まともに戦えば苦戦は避けられなかった。

 

「どうすんだスバル、このままあいつに良いとこ取りさせんのか?」

「……エンプティーはブライに任せておいたらいいよ」

 

 幾らエンプティーが強くなったと言えど、ロックマンとブライを同時に相手にできるほどではない。だが、エンプティーを倒した直後にはブライの矛先がロックマンに向けられるだろう。無理して強者二人を相手にする必要はない。互いにつぶし合ってくれているのならそれに越したことはない。

 残る敵はオリヒメとその後ろにあるラ・ムーだ。ロックマンはラ・ムーをもう一度観察した。とてつもなく大きい。ビル数階分の大きさはありそうだ。それの胸部と思われる部分を凝視する。僅かではあるが、黄、赤、緑の光が漏れている。オーパーツの周波数をわずかに感じる。

 今ロックマンがすべきことは目の前にあるのだ。

 

「オリヒメ……あなたに聞きたいことがある」

「なんじゃ? もうしてみよ」

 

 どこまでも人を見下したような態度だ。ウォーロックの苛立った舌打ちに共感しながら、ロックマンは声を落ち着かせる。

 

「あなたは、なんでこんなことをしたの?」

「こんなこととは?」

「全部だよ。ムー大陸を復活させたことも、新しい世界を作ろうとしていることも、あの試練のことだって……」

「ふむ、なるほど」

 

 何か考えるようなしぐさをして、オリヒメは視線をロックマンに向けた。

 

「よかろう。話してやるとしよう。お主の気も変わるやもしれん」

「変わらないよ、絶対に。あなたのしていることは間違っている」

「意思は固いようじゃな。妾の話が終わった後に、再度問わせてもらうとしよう」

「グダグダ言ってねえで、さっさと話しやがれ!」

 

 ウォーロックの怒鳴りに肩をすくめると、オリヒメは宙を仰いだ。そしてとつとつと語りだす。

 

「そうじゃな……まずは妾の過去から話すとしよう。

 もう30年は昔の話になろうか。妾はアマノガワ国という小さい国に生を受けた」

 

 天地の資料に合ったとおりだ。

 

「その軍事大国の科学者だったんだよね?」

「知っておったのか。その通り、あの国は愚かじゃった。民の生活など見向きもせず、一部の無能な権力者たちが私腹を肥やし、軍事開発にのみ力を注いでおった。

 人が虫の様に簡単に死んでいく……この2200年代には相応しくない時代遅れの国、それがアマノガワ国じゃった」

 

 スバルは食事も水もまともに摂れない生活を想像してみた。生き地獄以外の何物でもない。

 

「物心ついたときには、すでに生きることに必死になっておった。それが当たり前じゃった。

 妾は必死に学んだ。この国で生きていくためには、優秀になって国の軍事機関に抜擢されねばならん。そうでない者は遅かれ早かれ、飢えか病で死んでいくのじゃからな。

 低い身分に生まれた妾たち民に光など無い。暗闇だけじゃ」

 

 それを体験してきたオリヒメは相当な苦労を負ったのだろう。切れ長い目には恨みの色が見えた。それが和らげられる。

 

「じゃが、妾は偶然にも光を見つけることができた……」

「……光?」

「そうじゃ」

 

 オリヒメがスターキャリアーを取り出し、一枚の画像を開いた。まだ若い頃の……おそらく20歳前後といった頃のオリヒメがにこやかに微笑んでいる。その隣には整った顔立ちをした穏やかそうな男性。

 

「この男の名はヒコ……妾が心から愛した男じゃ」

 

 ヒコと言う男の顔をよく見てみる。面長ではあるが丸みのある輪郭、柔らかそうな目と自然にこぼれている笑み。絵に描いたような優しい男と言った印象だ。

 

「ヒコは妾と時同じくして国の軍事機関に抜擢された男じゃった。周りと比べても頭一つ抜けている優秀な科学者であり、皆が彼を称賛し、慕っておった。

 妾もその一人じゃった。じゃが、妾はヒコの優秀さよりも、彼の優しさに惹かれておった。そして、ヒコも妾を愛してくれた。

 幸せじゃった……。生きていて、初めて良かったと思えた時間じゃった。妾にとって、ヒコは光そのものじゃった」

 

 ロックマンは見逃さなかった。オリヒメが一瞬泣きそうな顔をしたことを。

 

「戦争が起きたのはそれから間もなくのことじゃった。愚かなアマノガワ国は、私利私欲のために隣国に攻撃を仕掛けたのじゃ。結果は悲惨じゃった。返り討ちにあい、瞬く間に多数の軍勢が攻め寄せ、国は消滅した。

 その時じゃった。攻撃に巻き込まれ、ヒコが死んだのは……」

 

 ブラウズ画面を閉じ、スターキャリアーを懐にしまう。一見、目を閉じながら毅然と立っている様に見える。だがロックマンには脆い存在に見えてならなかった。小風一つで倒れてしまいそうなほどに。

 

「妾は泣いた」

 

 少しだけ声が高くなっていた。

 

「ヒコを失った悲しみに暮れた。なにより憎かった。ヒコを奪っていった世界が。

 国が亡くなった混乱に乗じ、妾は軍の資料と資金を持ち出した。そこには僅かであるがムー大陸に関する資料があった。不思議と惹かれ、独自に調査を行った。遺跡を発見しては中を調査し、利用できるものは持ち出した。

 ムー大陸の調査が進むにつれて、妾は可能性を感じた。ムー大陸の科学力をもってすれば、この世界を変えることができる……と。再び光を見た気分じゃった」

 

 そう語るオリヒメの目はうっとりと空を見上げていた。

 

「ヒコが死んだのは、アマノガワ国を統べる者達が無能だったからじゃ。そして、それに抵抗することもなく従順している民たちに力が無かったから……。

 ならば変えればいい。有能な者が権力と軍事力を手に入れ、無能な者たちを統べればよいのじゃ」

 

 一度目を閉じる。再び開いたとき、そこにあったのは鋭くとがった険しいものだった。

 

「お主に理解できるか? 妾のこの理想が……」

 

 ロックマンはゆっくりと首を横に振った。

 

「……あなたには同情する。けれど理解はできない」

 

 ロックマンはスターキャリアーを取り出し、ブラウズ画面を展開する。ルナ、ゴン太、キザマロ、ミソラ……ここには映っていないが、ツカサも待ってくれている。

 

「僕がここにいるのは、何故だと思う?」

 

 FM星人達との戦いを終えた時のことを思い出す。

 

「宇宙で迷子になって……天地さんが言うには、今の科学力じゃどうにもできない状態だったって言ってた」

 

 何を言っているのだという顔をしているオリヒメに、スバルは言ってやった。左手ではウォーロックがニヤリと笑っている。

 

「そんな僕が地球に帰ってこれたのは、皆のおかげだ。僕の大切な人たちが、父さんの作ったブラザーバンドで僕を見つけてくれた。こんなに広い宇宙の、どこにいるかもわからなかった僕を」

 

 空を見上げる。吸い込まれそうなほどに黒い世界には、宝石のような星がちりばめられている。

 

「僕はあなたの考えには納得できない。絆には、能力とか文明とか、そんな物よりももっと大きな力がある。それが僕をここまで引っ張ってきてくれたんだ」

「愚かな。ならばなぜ、今世界は混沌としておる? 絆などかなぐり捨てて、自分の力だけで生き延びようとしておる。このような紛い物では世界を統べることなどできぬ!

 結局は力。力が万物の頂点に立つのじゃ! 権力でも能力でもなんでもよい。確固たる力こそがあらゆるものを統率し、能力のある者が正しく使うことで世界に安定をもたらすのじゃ!!」

「そうやってムー大陸は滅びたんだろ! ベルセルクも、ダイナソーもシノビも皆! あなたの考えこそ間違ってる!!」

「ケッ! 言い争っても埒が明かねえな」

 

 良いタイミングでウォーロックが舌打ちを入れてくれた。このままでは終わらない言い争いに突入していただろう。

 

「だったらよ、見せてやろうぜ、スバル。この勘違い女に、どっちが正しいのかってな!」

「分かったよ、ロック!」

 

 ロックマンは飛び出した。今なお火花を散らしている2人の中に。

 

「オリヒメ……ヒコさんを失ったのに、なんでこんなことをするんだよ……」

 

 指先で自分の唇を軽く触る。怒りのような悲しいような気持ちが胸の中で渦を巻く。それを飲み込んで標的にバスターを向けた。狙うはエンプティーだ。

 

「ロックバスター!」

 

 緑色の光がエンプティーの背中を打ち抜いた。威力は低く、仕留めるには至らない。だが彼の動きを止めることはできた。

 驚いたように振り返るエンプティーに、ヘビーバズーカ―をお見舞いする。痛みで動きが鈍っていたのか、避けきれずに右手に当たり、爆風と共に吹き飛んでいく。

 

「貴様!」

 

 予想通り、ブライが斬りかかってきた。ファイアスラッシュで受け止める。すさまじい剣圧が腕を痺れさせた。

 

「手を出すなと言っただろう!」

「へっ、俺たちは俺たちで勝手にエンプティーと戦ってんだ。お前こそ邪魔すんじゃねえよ」

「なんだと!?」

 

 ウォーロックの挑発に乗った隙をつき、ロックマンが剣を引いた。前のめりになるブライの足を払って、ウェーブロードから突き落とす。

 

「文句があるなら後にしてよ。いくらでも相手になってあげるから」

 

 右手をバルカンに変えて、マジックサンダーを放とうとしていたエンプティーに浴びせてやる。弾幕から逃げるエンプティー。だが彼も一級の戦闘員だ。動きながらもブライに向かって電撃を放った。それを剣で打ち払い、拳をロックマンへと撃ち跳ばすブライ。ウェーブロードから飛び降りながら、ロックマンは左手もバルカンに変えてブライに放つ。着地際を狙うのはエンプティーだった。ロックマンの狙いが曖昧になったのをいいことに、強力な電撃を放つ。それに気を取られたのがまずかった。ブライが剣を片手に接近してくる。左手のバルカンをしまい、ウォーロックのシールドでエンプティーの雷をガードする。右手のバルカンをエレキスラッシュに変えて、体をねじらせながらブライの剣を受け止める。この姿勢で力比べに持ち込まれれば厄介だった。だがそれがないことは分かっていた。ブライはすぐに飛び退いた。ロックマンも地面を蹴飛ばして退避する。エンプティーの足元には、黒いパネル。

 

「サンダーバズーカ!」

 

 雷のレーザーが駆け抜ける。横っ飛びに避けたにもかかわらず、つま先の空気が熱くなるのを感じた。背筋に冷たいものが走る。ブライはどうなったのかと、頭上を窺う。再び体が冷たくなり、体に危険信号が走った。彼の右手にすさまじい量のオーラが溜まっていたのだから。

 

「ブライナックル!!」

 

 今までにない量の拳が降ってきた。ロックマンとエンプティーをまとめて吹き飛ばすつもりだ。

 

「任せろスバル!」」

 

 ウォーロックがシールドを展開し、ロックマンはそれを頭上に掲げる。緑色の盾に拳が打ち付けられ、鈍い音が鳴る。その度に、足には折れそうなほどの圧力。狙いを外した拳が周りの床を砕いていく。動けない。ここでエンプティーに追撃されるとまずい。横目でエンプティーを窺った。居ない。どこにいる。慌てて辺りを見渡そうとしたとき、ウォーロックが叫んだ。

 

「あっちだ!」

 

 ブライの隣にエンプティーがいた。こともあろうことに、エンプティーが接近戦を仕掛けていたのだ。ブライにとっても予想外だったのだろう。電波障壁を破壊され、顔に拳を打ち込まれていた。ブライのペースを崩すためだけの、威力の低いただの殴打。それで十分だった。エンプティーは距離を取りながら雷撃をブライに向かって連射する。

 

「今だぜスバル!」

「うん!」

 

 ブライとエンプティーの狙いが互いに向けられている。自分から逸れている。この機会を待っていた。

 

「使うぜ、天地から貰ったあのカードをな!」

 

 ウォーロックの姿が巨大なバズーカ砲のようなものに変わる。一回限りの大技。一度使うと壊れてしまう、ロックマンの切り札。それをラ・ムーに向けた。

 狙うは胸部。オーパーツが内包されていると思われる場所。ラ・ムーの動力はオーパーツのはずだ。そこさえ壊してしまえば動かなくなるはず。エンプティーの力も弱体化する。オリヒメは切り札を失い、これ以上電波体が増えることもなくなる。

 最初から、ロックマンの狙いはラ・ムーだけだ。

 

「いっけええ!!」

 

 砲口から放たれたのは光線だった。黄、赤、緑の色を帯びたカラフルなものだった。見た目の綺麗さに似合わぬ破壊の力が、唸りをあげてラ・ムーの胸部を焼いていく。衝撃が激しいのか、ラ・ムーがもがく様な音を立てて振動する。

 背後の気配に気づいた。ようやく気付いたエンプティーが近づいてくる。攻撃を受けていたブライはその後だ。耳元の轟音で聞き取れないが、彼も何かを叫んでいる。だがどうでも良い。もう少しだ。オーパーツの周波数が小さくなっていくのを感じる。もう少しでオーパーツを破壊できるのだ。あと、ほんの数秒で。

 

「止めるのじゃあああ!!」

 

 そこに飛び込んできたのはオリヒメだった。オーパーツがある場所に向かって……レーザーに跳び込んでいく。

 咄嗟だった。砲口を斜めにずらしてしまう。レーザーはオリヒメを避け、ラ・ムーの胸部から肩を焼壊す。爆ぜるラ・ムー。オリヒメの元に駆けつけたエンプティーが彼女を抱き上げて逃げようとする。遅かった。爆炎と瓦礫がエンプティーの背中に襲い掛かった。

 

「エンプティー!!」

 

 オリヒメの悲鳴。鳴り続ける轟音と雨のように降ってくる瓦礫。オーパーツは……まだ無事なようだった。だが、爆発と炎でとても近づけそうにない。

 

「スバル!」

「あ! も、もう一回!!」

 

 慌ててレーザー砲を向ける。その直後にデータが壊れた。レーザー砲は瓦解し、電波粒子となって溶けていく。

 

「あ……そん……な……」

「…………いや、これで充分だろ」

 

 改めてラ・ムーを見上げる。肩から胸にかけた大きな傷、胸に穿たれた大きな穴。乱れる周波数。もう、機能することはないはずだ。かろうじて破壊に成功したという所だろう。

 ブライの様子を窺う。彼は先ほどと同じ場所にいた。ウェーブロードに立ち尽くし、壊れていくラ・ムーを見つめていた。

 

「エンプティー! エンプティー!!」

 

 残るオリヒメの戦力はエンプティーだけだ。だが、どうやらそのエンプティーももう限界らしい。背中には痛々しく瓦礫が突き刺さっており、炎にやられたのか、緑色の衣はあちこちが焼けこげている。

 

「エンプティー! しっかりするのじゃ、エンプティーよ!!」

 

 オリヒメがエンプティーの体を抱き起す。うつ伏せになっていたエンプティーの体が上下に大きく揺れる。その時、彼の白い仮面が外れた。

 

「…………え?」

 

 全ての音が止まった気がした。

 

「…………どういうことだ?」

 

 ウォーロックも驚きを隠せない。

 

「…………どうして……いや、なんで?」

 

 初めて見たエンプティーの素顔。それはロックマンも知っているものだった。


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