聖☆お兄さん×HELLSING 戦争?ねぇよ、そんなもん!! 作:心太マグナム
A:ゴメン!マジでこの作品の事忘れてた!この作品更新しようと思ってたらアサクリの新作出たからそれやってる内に忘れてた!シンジケート超面白かった!
Q:作者てめぇぇぇぇ!!
A:ギャアアアッ!!実は作品書かずにやる夫スレも読んでましたぁぁぁ!!やる夫スレ読んでなかったらちょくちょく時間作って普通に更新してましたぁぁぁ!!
Q:Fu○k you!!
A:アッーーーー!!
ハイ、投稿しまーす。
先ほどまでの臨戦態勢の笑みから一変してアーカードはツボに入ったのか吹き出してしまっていた。
「メ、メサイア……そんな顔でそんな事言わないで欲しいンッフ、フハハハハハハ!」
突如として笑い出したアーカードにイエスは頭にクエスチョンマークを浮かべる。本気で言ってることなのにイエスには何が可笑しいのか分からなかった。クエスチョンマークを浮かべるイエスの一方でイエスにそんな事頼んでない発言を受けたアンデルセンは歯を剥き出しにしてアーカードを睨みつける。
「何が可笑しい化け物ォ!」
「フハハハハハハ!これが笑わずにいられるか!神の代理人と謳う者が信じる者自身にそんなこと頼んでいないと言われてるのに笑わぬ者がいるか!本ッ当に愉快だフハハハハハハ!」
「信じる者だと?……これがジーザスクライストだとでも言うのか化け物ォ!」
アンデルセンがアーカードをにらみながら指差した先にはクエスチョンマークを浮かべたアーメンたる者と書かれたTシャツとジーンズを着たイエスがいた。俄かには信じられないだろう、こんな女子高生にジョニデに似てるとか言われて浮かれる男が人類の原罪を背負った聖人イエス・キリスト本人であると誰が信じられるだろうか。多分誰も信じないだろう、そして誰もそう思いたくないだろう。
だがしかし、彼はイエス・キリスト本人である。残念だがこれが現実。
「ああそうだとも!この方こそが貴様らクリスチャンが最も敬意を払っているイエス・キリスト本人だ。変な文字が書かれているTシャツを着てようが、化け物を心配していようが彼こそがメサイアだ!面白い事実だろう人間?」
「そんなこと信じられるか!かのお方は原罪を一人で背負われ天に召された救世主であり預言者!主のたった一人の子!そのような方が変な文字が書かれたTシャツを着て現界しているだと!?そんな事が信じられるか!」
「フハハハハハ!全く、これだからカトリックは困る。信じる対象に幻想を抱きすぎている!神も6日で世界を作り1日休んだのだ、メサイアも少しくらい休んでもいいだろうに。」
アンデルセンがそんな事あるか!と言わんばかりに荒々しく喋る一方でアーカードは笑いながら聖人も少しくらい休んでもバチは当たらんだろうと返す。そんなやり取りの中ブッダはアーカードの発言を聞いて何処か申し訳なさそうな顔をする。
「(ごめんヴラドくん。彼1日どころか一年以上休んでるんだ。週一の休みじゃなくて最近は週七で休んでるんだ。ホントゴメン)」
ブッダは空気を読んでイエスのバカンスの日々の事を心にしまう。その言葉は自分にも返ってくるからだ。だから彼は沈黙する。
ブッダがそんな事を思っている一方でアンデルセンは更にヒートアップし、神父服の袖から銃剣を4本取り出す。
「ならばっ!この方が我らが主の息子だと言うのなら!今から投げる銃剣に1発も当たりはしない筈だ!それが出来ぬのならそこにいるのはただの化け物と一緒にいるただの異教徒という事だ!」
「ええ!?」
※神を試してはいけません
アンデルセンの発言を聞いて流石に驚くイエスだが、アンデルセンはそんな事などお構い無しに銃剣を構え、イエスに向かって投げようとする。しかし銃剣を投げようとするアンデルセンの脳内に声が響いてくる。
『ちょ!ちょっと!アンデルセン!やめなさい!いけません!それ以上はいけません!四大天使の一人ラファエルが警告します!やめなさいアンデルセ「Amen!!」ダメだ聞いてない!!』
流石にこの事態はマズイと判断したのかラファエルがアンデルセンの脳内に直接話すがアンデルセンは頭に血が上っておりラファエルの言葉が耳に入っていない。
アンデルセンから投げられた銃剣は真っ直ぐイエスの元へと向かいイエスに向かっていく。イエスは「ああ、そろそろ実家に帰らなくちゃね私」と思いつつ自分の元へと向かっていく銃剣を眺める。そして彼の元に銃剣が突き刺さろうとしたその時、奇跡は起きた。
''ボヨ〜ン''
水風船がぶつかったような音を立ててアンデルセンが投げた銃剣はイエスの身体にぶつかると跳ね返り、からんからんと音を立てて床に転がっていく。その場にいる者が一斉に沈黙した。目の前で奇跡が普通に起きたのだ。固まるだろう。そんな中最初に動いたのはイエスだった。彼は自分を刺そうとした銃剣を掴み上げ、それを一目見て「あ〜」と一人納得した様子を見せる。
「これ祝福されてる銃剣だね。これじゃ私にダメージ与えられないよ。私特になにもして無くても聖属性と闇属性効かないから」
「(因みに彼が本気出したら全属性無効らしいよ。全知全能の息子だからね仕方ないね)」
この時あっけからんとそんな事を言うイエスを尻目に、ブッダはイエス・キリスト本人が現界してるという事実がカトリックに発覚し始めている事に気付いた。ブッダはもうどうにでもなれと言わんばかりに諦めの意味も込めてとてもにこやかな微笑みを浮かべていた。
「あ、そうだ!セラスちゃんを治療しなきゃ!」
「メ、メサイア貴方が近づくと婦警が灰になるのでここは私が……」
「大丈夫大丈夫!私本気出したら誰でも治癒できるから!だって父さんの息子だからね!吸血鬼を治癒するくらい朝飯前だよ!」
「(もう勘弁して)」
ふと思い出したかのように吸血鬼であるセラスに刺さっている銃剣を抜きセラスを治癒するイエス。セラスはイエスが近くにいるのに灰になる事無く刺された箇所の傷が塞がっていく。繰り返し起こる奇跡にブッダはもはや諦めの笑みを浮かべていた。
ウリエル&阿修羅が出ると思いましたか?
残 念 二 連 続 奇 跡 で す。
ウリエル&阿修羅を出してもそうくるだろうと思ってる読者様たちがたくさんいるでしょうから出しませんでした。
戦闘で出すとこの作品が(物理的に)終わります←本音
アンデルセン編は多分次で終わります。
ヘルシングのキャラは基本的にキャラ崩壊しないように頑張ってたのですが、もう無理です。アンデルセンさん……救ってもいいよね?
全知全能ってスゴイ。もうなんでもアリだもん。本当ありがたいですね。まぁ私は仏教徒ですが。細かい宗派は知ってますがいいません。特定されるの怖い。
余談ですがイエスが使ってない有給を20日として現界してからずっと繰り越せる(普通はありえない)と考えるとおよそ109年くらいの有給が残ってます。
……ちょっとくらいバカンスしててもいいんじゃないかな(達観