夜の神は太陽に恋焦がれた   作:黒猫ノ月

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どうもです。
感想と(優しい)批評が今のところ4つ来てるのですか、何と!2人の方が主人公がいいと仰ってくれたのです!
泣きそうです!!
これからも頑張って参りたいと思います!
では、投稿


第2弾 「探したわよ……バカ‥‥」

────生涯、俺は7時58分のバスに乗り遅れたことを悔やむだろう。何故なら

 

「へ、ヘヘヘンターーーーイ!!!!」

 

「このチカン!恩知らず!!人でなし!!!」

 

「アンタもほら、戦いなさいよ!」

 

「あ……アンタどうしたのよ!?おかしくなっちゃったの!?」

 

「だ、だからっ!さっきからなに急にキャラ変えてんのよ!?何をする気!?」

 

 

 

「アリアを、守る」

 

 

 

空から女の子が…………神崎・H・アリアが降ってきてしまったんだから────

 

 

 

 

 

 

ドドドドドドーーーーーンッッ!!

ズガガガガガガーーーーーンッッ!!!

 

 

 

「‥‥何っ!?」「‥‥えっ!?」

 

物騒なセグウェイを破壊した後、倉庫に戻って何やら勘違いをしているお姫様を宥めていると、倉庫の外から〈銃にしては大きすぎる〉発砲音と〈先ほどと同じ様な〉爆発音が聞こえてきた。

2人は急いで音がした方に走ると、先のセグウェイたちが来た方とは、反対の方向から来ようとしていた物が同じ様に沈黙していた。

 

「‥‥嘘、いったい誰が‥‥‥」

 

アリアはこんなことが出来る生徒に心当たりがないのか、この惨状を目の当たりにしたまま呆然としている。

しかし、

 

(俺には分かるぞ)

 

〈普段〉の俺でも〈誰が〉やったかは分かるのだか、今は〈ヒステリアモード〉。〈何処に〉いるのかまで分かるぞ……!

先ほどの木霊した発砲音を思い出し、頭の中で計算。

射手の居場所を特定する。

 

(あそこか!)

 

ついに特定まで完了したキンジ。ここまで僅か1秒にも満たない。

 

(やっぱり……な)

 

先ほどいた倉庫からは死角で見えなかったが、建物と建物の隙間にアイツがいた。

 

(あそこからなら倉庫にいた俺たちが見えるな)

 

何時から見ていたんだ?と考えて、意味無いかと思い、考えるのを辞める。

 

(逃走準備完了って訳か)

 

俺の親友でもあるアイツは、夜神 蒼真はこちらに背を向け今にも走り出そうとしていた。

 

(別に逃げなくてもいいだろう……ん?)

 

そう思っていると、唐突に蒼真がこちらを振り向いた

(ふっ……相も変わらずの無表情だな)

 

いつもと変わらぬ〈元相棒〉に何気ないウインクを送る。

少しだけでも表情を変えてやろうと思いウインクをしたのだが、蒼真は表情を変えず、もう一度背を向けながら右手を挙げて適当にこちらに手を振った。

 

「ねぇアンタ、なにしてんの?」

 

おっと、可愛いお姫様に気付かれたようだ。

 

「いや、助けてくれた狙撃主さんにお礼をね‥」

 

「はあ!?なんでソイツを引き止めなかったのよ!バカじゃないの!?大体アンタさっきから……!!」

 

やれやれ、これからまたひと悶着ありそうだ…………。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

(くぅぅぅ~~~~~~むかつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく~~~~!!!!)

 

逃げられた逃げられた逃げられたぁぁ~~!!!!

なんなのよアイツ!最初はただのヘンタイだったのに、いつの間にかハイパーヘンタイになってて、セグウェイを跡形もなくぶっ壊すし、もうなんなのよ~~~!!

はぁ、はぁ、はぁ…………。

…………でもアイツ凄かったわね。ま、まぁ私にも出来なくわないわね。でも、中々やるじゃない。

あんな奴ここにいたのね。……アイツなら

 

『ご褒美にちょっとだけ……お姫様にしてあげよう』

 

ボッと音を立ててアリアの顔が一気に赤く染まる。

 

(私なんでそこを思い出すのよ~~!?)

 

羞恥に顔を赤らめるアリアは端から見れば100人の男が98人は心を撃ち抜かれる(残り2人は言わずもがな)そんな表情をしていた。

 

(~~~~!!……ふぅ、ふぅ。)

 

しばらくして羞恥に悶えていたアリアは落ち着きを取り戻す。

 

(アイツなら…………アイツなら、パートナーに)

 

そう思った瞬間。

 

 

 

『あぁ、君は〈小学生〉だったんだね。ゴメンよ?』

 

 

 

(……うっがーーーーーーーーー!!!!)

 

先ほどとは別の意味で顔を真っ赤に染め上げる。

 

(そうよ!何がパートナーよ!ふざけんじゃないわよ!!あんな奴、あんな奴…………)

 

 

 

───ドレイで十分よっ!!!───

 

 

 

そうよ、そうよ、そうしましょ。アリアの中ではキンジはドレイの位置に格付けされる。

それから、また何度か感情が左右していたが大分落ち着いてきたときに、アリアはひどくデジャブを感じていた。

それがなにか考えて…………気付く。

……あぁ、あの時と同じなのか‥‥

 

 

 

グレイと出会った、あの時と…………。

 

 

 

アリアはツーテールにしている自分の髪をなんとなく右手で触る

 

『……綺麗な‥‥髪だな』

 

そして、自分の頭のてっぺんを撫でる

 

『……俺が‥‥パートナーに‥‥なってやる』

 

別れ際に言われたことと、頭を撫でられた感触を思い出して

 

 

 

「……アンタなんか、もうお払い箱だよーだ」

 

 

 

アリアは顔を空に向ける。

見上げる空は雲一つない春の青空が澄み渡っている。

そう言うアリアの顔には、言葉とは裏腹に寂しい顔をしていた。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

な、なんたることか。

今日は朝から散々な目に合い、挙げ句の果てには女子の前で〈ヒステリアモード〉になっちまったのに…………神は、まだ俺に試練を与えるおつもりかっ!

いい加減、現実に戻ろう。

今、俺の目の前に……!

 

 

 

ちっこい赤鬼が顕現していた。

 

 

時は戻り。

 

「よう、キンジ!どうした、そんな不景気な顔して。ははあーん、さては白雪さんにフラれたな?ざまぁみろ♪」

 

大幅に遅刻した俺の耳に、五月蝿いバカの声が反響する。

 

「黙れ、今俺に女の話をするな」

 

悪友の言葉にイライラしながら答える。

あれから、教務科に朝の出来事を報告(やはり心配される事など皆無であった)し、新学期最初の教室に入る。

俺の教室は2-B。蒼真も同じクラスにいるはずだ。

未だなにかほざいている悪友……武藤 剛気にイライラしながら尋ねる。

 

「おい武藤、蒼真の奴は?」

 

「あ?……あぁ、蒼真なら‥‥ほれ」

 

武藤が親指で差す先に顔を向けるそこには、

 

 

 

窓際の一番後ろの席で腕を枕にし、顔をうつ伏せにして寝ている我が校の強襲科首席様が寝ていらした。

 

 

 

「あ、あの野郎。寝てやがるのか……」

 

「ああ、少しだけ遅れてきて、高天原先生に遅刻した理由を報告。後に席についてご就寝って感じだ」

 

なるほど、だからそんなに五月蝿くないのか。

去年蒼真と一緒のクラスじゃない奴が、武藤の大声に戦々恐々としている。

因みに蒼真は一度寝たら、いくら叫ぼうが起きはしない。だからビビっている奴らはビビり損なんだけどな。

 

(まぁ、〈あれ〉さえしなけりゃ大丈夫だろう)

 

逆に去年一緒のクラスだった奴らは普通に馬鹿騒ぎしている。が、誰も〈とある事〉を絶対にしようとしない。

 

「はぁ、ならこの行き場のない思いを誰にぶつければいいんだよ……」

 

そう言ってキンジは自分の席に不機嫌そうに座る。

そこに、

 

「やあ、おはよう。遠山君」

 

「‥‥ん?あぁ、おはよう」

 

暑苦しい武藤とは違う、爽やか系のイケメンが話しかけてきた。

 

「なあ、聞いてくれよ不知火。キンジがつれないんだよ」

 

「そうなんだ。……どうしたんだい、顔色も悪いようだけど?」

 

武藤の言葉に心配そうに尋ねる友人……不知火 亮が聞いてきた。

 

「あぁ~~~、なんでもないぞ。もうどうでもいいわ」

 

「そう?ならいいけど」

 

その後は、三人でしばらく駄弁っていると

 

ガラガラガラッ

 

「は~~い、HR始めますよ~」

 

我らのほわほわ担任が入室してきた。

 

「今日は去年の三学期に転入してきたカワイイ女の子から自己紹介してもらいますよ~」

 

では入ってきて下さい、という言葉を合図に

 

ガラガラガラッッ!

 

先ほどよりも激しい音を立てて、何者かが入ってくる。俺は、その人物に……、

 

「な、なんたることか」

 

絶望した。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

「では、入ってきて下さい」

 

その言葉に私は一つ頷き、2-Bの教室に……ドレイ候補がいるクラスに堂々と入室する。

数々の視線を感じるがいつもの事。どうでもいい。

そして先生の隣に立ち、教室をぐるりと見回し、アイツを見つける。

途中、寝ているのかピクリとも動かずうつ伏せになっている奴もいる。

 

(この五月蝿い中、よく眠れるわね‥‥)

 

「今日から一緒にお勉強する、強襲科の神崎・H・アリアちゃんで~~す」

 

先生の紹介も適当に流して、私はアイツを凝視する。

アイツは顔を青くしながら、私の登場にあたふたしている。

 

(さっきとは別人よ、ねぇ)

 

そんなアイツを観察しながら、

 

「先生、私アイツの隣に座りたい」

 

私がそう言うと、クラス全体がよりいっそう喧しくなる。

 

「あらあら、最近の若い子は積極的ねぇ~」

 

「何か知らんが良かったな、キンジ!先生!俺が席変わります!!」

 

喧騒の中、トントンと話が進んで行く。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

当の本人は‥‥

 

「何故だ、何故こんなことに…………!」

 

平和に暮らしたい少年は勘違いで騒いでやがる教室の奴らを見て、頭を抱えた。

 

(こいつらっ!さっきまで蒼真にビビってたクセに……そうだ!)

 

キンジは、この騒々しさならばさすがに起きているであろう、友にすがろうとして、

 

 

 

うつ伏せから少しだけ顔を覗かして、普段はしない穏やかな顔をしながら、気持ち良さそうに寝ていらした。

 

 

 

(なんで、まだ、寝れるんだよっ!?バカ野郎!!)

 

クソッ!と、今日の朝は助けてくれた最後の希望が消え失せた事に舌打ちする。

因みに、蒼真の隣は去年一緒だった女子で、蒼真が起きない事をいいことにデジカメで蒼真の寝顔の写真を連写している。(1枚1000円~10000円ほど)

そんなことを思い現実逃避していると、

 

「キンジ、はいこれ」

 

いつの間にか近づいていたアリアに先ほど渡したベルトを手渡される。

律儀な奴だ、と思いながら現実逃避をやめ、これからどうすればいいかの算段を足りない頭で考える。

 

 

 

「ぅぅ分かった~~~~っ!!」

 

 

 

と左隣からのアホっぽい大きな声に思考を中断する。

 

「分かった!リコりん分かっちゃった!!」

 

峰 理子……それが隣ではしゃいでいるバカの名前だ。

こいつは正真正銘のバカだが、探偵科のAランクを誇るよくわからんバカだ。

なんにしても。

 

(こいつが関わっていいことなど何一つないっ!)

 

と思い黙らせようとすると、

 

 

 

「ーーということは~~~2人は…………熱い熱い恋愛の真っ最中なんだよ~~~~~っ!!!!」

 

 

 

既に爆弾が投下された後だった。

 

「「「「「な、なにーーーーーーーー!!!」」」」」

 

今日一番の喧騒が一般棟に鳴り響く。

 

「マジか、キンジ!」「もうすでにことを終えているだと!?」「蒼真くんはどうしたのっ!?」「蒼真君×遠山君の黄金率が…………」「不潔よっ!」

 

とクラスの奴らが口々に好き勝手ほざき始める。つうか今BL発言した奴、後で屋上。

 

「…………あっ!」

 

この混沌とした空間に一つの声が上がる

次の瞬間。

 

 

 

パパードドーーーンッ!!!

 

 

 

先ほどまでの喧騒さがウソのように静かになる教室。

聞こえてきたのは〈4つの銃声〉。

銃を放ったのは〈2人の人物〉。

一人は話題の中心人物、神崎・H・アリア。

もう一人は‥‥

 

 

 

今の今まで寝ていた筈の蒼真が無表情にデザートイーグルをアリアに向けて仁王立ちしていた。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

私は信じられなかった。

先ほどまで馬鹿騒ぎしていた奴らを黙らせるためにガバメントをぶっ放し、勘違いを正そうと、そう思って撃っただけなのに。

銃弾を2発撃った瞬間。

 

 

 

私の〈側頭部とツーテールの間〉を、2つの銃弾が通り抜けていった。

 

 

 

(…………まったく、反応できなかった)

 

つまり、殺ろうと思えば私にDEを向けているアイツに、今殺されていた、ということだ。

これにも驚いたが、一番驚いたのは、

 

 

 

今は鎮まっているが、発泡したときのアイツの雰囲気。

そして、寝ているときに発泡すると起き上がり、即迎撃する習慣…………。

アイツは‥‥アイツはっ!

 

 

 

「‥‥グレイ……なの?」

 

 

 

私は怒りも忘れて、仁王立ちして無表情に私を見つめる人物に呆然と問いかけた。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

(なっなんだ?どういう状況だ!?)

 

俺は今、無言で見つめ会う2人に全意識を集中していた。

何故ならば

 

 

 

(寝ている蒼真の前で銃をぶっ放すかよ!!?)

 

 

 

そう。蒼真は寝ている時はどんなに五月蝿くしても起きはしないのだが、一度銃を撃ったり、殺気を向けたりという〈日常的ではないこと〉にことごとく反応するのである。

去年同じクラスだった奴らはそれを嫌と言うほど理解してるので、どんなに騒いでいようが喧嘩しようが、まず絶対に銃を抜かない。

もし、〈日常的ではないこと〉で蒼真を起こしたなら、起こした奴とその関係者全員殲滅させられるからである。

去年は何度か、クラスの過半数以上を(俺、理子、武藤を含め)地に沈められた。

ということで、今までの経験を踏まえ蒼真の殲滅力を知っている者たちは、この状態になって直ぐに、

 

 

 

( ( ( ( (…………ああ、あの子終わった‥‥‥) ) ) ) )

 

 

 

と満場一致で結論を下した。

のに、

 

(いつまでこの針積めた緊張状態を継続させるつもりだ!!?)

 

あれからどれくらい経っただろうか?

今日はいつもと違い、直ぐに蒼真が動かずじっとアリアを見つめるのである。

アリアもアリアで、先ほどよく分からん質問を蒼真にした後、ずっと蒼真を見続けている。

 

(‥‥見てみろ。理子の奴、ものっそい顔で滅茶苦茶泣きそうになってるぞ)

 

この緊張状態の中、気の弱い奴はもうすでに半泣きになっている。高天原先生も教室の隅でビクビクしているぞ。

理子の奴は蒼真を起こした原因を作った、〈関係者〉になるのに、一思いに殺られないためよりいっそう恐怖が支配していることだろう。

話を戻し、件の二人は

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

無言を貫いていた。

 

(…………触らぬ神に、祟りなし)

 

俺は、理子の助けてコール視線を無視し、傍観の姿勢に入る。

すると、

 

 

 

…………スッ…………パチンッ

 

 

 

無言の静寂に終止符を打ったの蒼真。

アリアに向けていたDEを下ろし、ホルスターに納める。

だが、油断してはいけない。

 

(奴は人間凶器を地で行く男だ……)

 

過去、油断した瞬間に、気付けば救護科の白い天井だった、等ということもあった。(経験談)

そして、蒼真は銃を納めた後、ぐるりと教室を見回して……………………。

 

 

 

イスに座り直し、あろうことか再度、睡眠を貪り始める。

 

 

 

「「「「「…………………………あれ?」」」」」

 

教室内の全員(アリア以外、先生含め)皆の言葉が見事に一致した。

困惑した空気の中、原因を作った本人は……

 

 

 

「…………ZZzzz……」

 

 

 

何とも穏やかな顔で寝ていらっしゃった。

 

「「「「「…………………………た、助かった~~」」」」」

 

またしてもみんなの意見が一致した。

初めてのクラスなのに、他のクラスの追従を許さないほど、団結力のレベルが上がった。

……まぁ、どうでもいいスキルが上がっても、蒼真の置き土産は残っているのだが。

 

 

 

「「「…………ふえぇぇ~~~~ん」」」

 

 

 

置き土産その1

気の弱い人達(先生含め)泣き出す。

 

 

 

「びええぇぇぇえんっ!こ、怖かったようーー!!」

 

 

 

置き土産その2

死刑を免れたアホ、号泣。

 

 

 

「あ、あ……あの殺気、あの目‥‥虐めて、欲しい……」

 

 

 

置き土産その3

なにかに目覚めた者が数名。

そして、一番ヤバイのは…………、

 

 

 

ぷるぷるぷるぷるっ

 

 

 

置き土産その4

核弾頭並の不発弾

 

(…………何てものを、残してやがる!?)

 

俺は、知り合いっポイ蒼真のところに向かい、一刻も早く叩き起こし不発弾処理をやらせようとして

 

 

 

「………………んがーーーーーーーーーっ!!!!」

 

 

 

…………手遅れ‥‥‥か‥‥‥‥‥。

一気に爆発した、核弾頭もといアリアは机に足をかけ、ひとっ飛びで蒼真の前に着地。

持っていたガバメントを蒼真に向けて

 

「あ、あアアアアアンタ、いい、いい度胸してるじゃないその嘗めくさった態度グレイでしょそうなんでしょそうよねわかったわかったわ他にも色々言いたいことあるけど先ずは殺すっっっ!!!!!」

 

アリアは一息で言い切ったあと、ガバメントの引き金を引き

 

 

 

「「「ちょっと待てやーーーーーーー!!」」」

 

 

 

数人がかり(俺参戦)でアリアを羽交い締めにする。

 

「何よあんたたち!?はなせはなせはなせーーーーーーーーー!!!」

 

「だ、誰が離すか!」「せっかく脅威が去ったのになにしようとしてるの!?」「いいから大人しく……ゲフッ!?」「キンジーーーーーーーーー!!?」

 

阿鼻叫喚の地獄絵図ここに開幕。

教室内は武偵校始まって以来ベスト5に入る争乱を見せ、流石に何事かと見に来たA組とC組も巻き込んで、今日の昼までの授業は全部その地獄絵図の鎮圧に使われた。

 

 

 

ーーーーこれはまだ序章の中の序章。今日はまだ始まったばかりだーーーーー

 

 

 

「どいつもこいつも私をバカにして~~~~っ!!!いい加減はなせバカ共!はなさないと」

 

 

 

ーーーーーー風穴、開けるわよ!!!!ーーーーーーー




いやー時間かかりました(やりきり
今回は6500オーバーです。
文字数が分からない。
どうか意見をお聞かせください!

そして、感想と優しい批評、評価待ってます!
後、ヒロインの方もよろしくお願いいたします!

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