装備一覧
【名前】:カミュ
【職業】:勇者
思わぬ形での一人旅を経験し、その技量と経験を大きく伸ばしている。リーシャでさえ、焦りを感じる程の速度で成長を続ける彼は、魔物の魔法すらも一刀両断する程の技量を手にし、更に成長を続けて行く。
【年齢】:18歳
彼の十六回目の誕生日から始まった旅は、既に二年半の月日を経過させている。少年から青年へと成長して行った時間は、彼の心に大きな変化を生み出していた。当初は一人旅を邪魔するだけの存在でしかなかった女性騎士と女性僧侶は、今では最も信頼できる仲間へと変わっている。彼の中でも、幼かった心が持っていた感情を見直す時が近付いているのかもしれない。
【装備】
頭):オルテガの兜
ミミックの唱えた『ザラキ』という死の呪文によって死線を彷徨ったカミュを救ったのは、アリアハンから装備していたサークレットに嵌め込まれていた『命の石』だった。砕け散った『命の石』を失ったサークレットを捨て、頭部を護る装備品を失くした彼の前に現れたのがこの兜だった。英雄オルテガという彼の中の闇に密接に絡む存在への抵抗感を持っていたが、リーシャの珍しい理詰めに、不承不承と言った感じで装備している。
胴):魔法の鎧
滅びし村<テドン>で購入した鎧。抗魔力に優れ、魔法による攻撃を軽減させる効果を持つ。特別な金属によって制作され、赤紫色のような色彩をしている鎧。テドンでの夜が明けても尚、その輝きは失われず、身を守る防具としての役割を担っている。その特殊能力の一端として、外気からの防御も可能である。
盾):魔法の盾
一人旅が始まった時に、ポルトガにて鉄の盾を新調していたが、スーの村にて販売していた魔法の盾を見たリーシャの忠告も受け、買い換える事にする。メルエの時と同様に、その者の身に合った形へと変化する為、同じように購入したリーシャの物とは若干大きさに違いがある。
武器):
真名は、
所持魔法): メラ
ホイミ
ギラ
ルーラ
アストロン
トヘロス
ベギラマ
ラリホー
ライデイン
ベホイミ
【名前】:リーシャ・デ・ランドルフ
【職業】:戦士(アリアハン宮廷騎士)
戦士としての力量は、既に世界最高峰。どの国であっても「最強」の名を授けられる程の力を有している。だが、彼女はそれを誇りとしてはいない。アリアハン宮廷騎士としての誇りは胸の中に残ってはいるものの、彼女の誇りの対象が変化しているのだ。自身の力への誇りよりも、自身の周囲に居る者達を誇りに思う。彼女が妹のように可愛がる二人の女性を何よりも誇っていた。それは、彼女の変化なのだろう。
【年齢】:不明
【装備】
頭):鉄兜
本人曰く、「気に入っている」兜らしい。
胴):魔法の鎧
滅びし村<テドン>で購入した鎧。抗魔力に優れ、魔法による攻撃を軽減させる効果を持つ。特別な金属によって制作され、赤紫色のような色彩をしている鎧。テドンでの夜が明けても尚、その輝きは失われず、身を守る防具としての役割を担っている。その特殊能力の一端として、外気からの防御も可能である。
盾):魔法の盾
ジパングでのヤマタノオロチ戦にて、その機能の大半を失っていた鉄の盾の代わりにスーの村で購入する。バトルアックスという魅力的な武器よりも優先させる程、彼女の装備していた鉄の盾は限界を迎えていたのだろう。
武器):バトルアックス
鉄の斧とは異なり、両刃の斧。ハルバードよりも戦闘用に改良されている物であり、戦斧という名に相応しい程の機能を備えている。重量感も鉄の斧よりも数段上であり、圧し斬るというような攻撃方法も可能な程の全長も有している。装飾も凝った物が成されており、スーの村の装飾技術も窺える逸品。
所持魔法):なし
魔法力が皆無なため、契約及び行使は不可能。
【名前】:サラ
【職業】:賢者
『賢き者』としての道を歩む彼女は、その視野を大幅に広げている。自身の持つ古い常識に縛られる事無く、新たに入って来る情報を自分の中で消化し、世界の謎とも言える物にさえ理解を示す場面もあった。また、メルエの持つ能力の高さを危惧しながらも、その力の重要性を把握し、幼い少女を導いて行く。それは、カミュも認める程の物であった。
【年齢】:19歳
既にアリアハンを出てから二年半程の時間が経過しており、十代という時間も残り僅かとなっている。この世界での結婚適齢期へと入るサラではあったが、『賢き者』となった彼女に、恋愛という物をする事が許されるのかどうかは解らない。また、そのような感情を彼女が持つ事が出来るのかも、今はまだ本人にも解らない。
【装備】
頭):サークレット
『賢者』になった事により、謁見の最後に教皇から渡された物。先代の『賢者』が作り、教皇に手渡された物らしい。その中央には、以前カミュが装備していたサークレットと同じ様な青い宝石が埋め込まれている。その色は、『命の石』よりも深く、濃い青色をしている。
胴):魔法の法衣
カミュとリーシャが着用する<魔法の鎧>と同様に、抗魔力に優れた法衣。テドンで暮らす職人が、テドン特産の『絹』という素材を特別な術式を込めて織った物。法衣の特徴である十字は、以前サラが着ていた法衣と違い、とても小さく刺繍されている。まるで、サラが着る為だけに存在するような法衣は、この村にもたった一つしかない物でもあった。その特殊能力の一端として、外気からの防御も可能である。
盾):魔法の盾
カミュやリーシャと同様、スーの村で買い揃えた盾。サラの身体に合ったサイズに変化した盾は、その左腕に納まっている。以前まで使用していた<うろこの盾>に関しては、ロマリア国王から下賜された宝物である為、店で売却はせず、大事に保管されている。『意味のない行為』とカミュに小言を言われるが、リーシャの後押しもあり、その後は船の船員達が使う事になる。
武器):鉄の槍
既に、サラの力量は並の戦士を超えている。アリアハンを出た当初のリーシャとならば凌いでしまう程の実力を有していた。だが、その手に持つ武器は、旅に出たばかりの頃、ロマリア城下町で購入した<鉄の槍>。彼女の力量からすれば、余りにも頼りない武器と言っても過言ではない。それは、カミュやリーシャも危惧しており、武器を改める事が急務でであった。
所持魔法):【経典魔法】
ホイミ
ニフラム
ルカニ
ルカナン
マヌーサ
キアリー
ピオリム
バギ
ラリホー
ベホイミ
マホトーン
バギマ(無理やり行使した節があり、再度の行使には疑問)
【魔道書魔法】
メラ
ヒャド
スカラ
スクルト
ギラ
べギラマ
ヒャダルコ
バイキルト
【悟りの書魔法】
キアリク
ヒャダイン
【名前】:メルエ
【職業】:魔法使い
カミュとの合流によって、再び笑顔を取り戻した彼女は、『魔法使い』としての成長を加速して行く。『悟りの書』に記載れている魔法をも次々と習得して行き、その威力は、歴戦の者であるカミュやリーシャでさえも恐れを抱く程の物。だが、その根幹にある想いは『自分の好きな者を護りたい』という純粋な想い。それは、彼女の根幹であり、出発地点。その想いは、彼女が最も信頼する姉のような存在によって護られていた。また、カミュと逸れた経験が彼女の心に新たな傷を植え付けていた。一人になる事を極端に恐れるようになっていたのだ。
【年齢】:7,8歳
彼女の生い立ちの影響から、見た目以上に心は幼い。感情を受け入れてくれる者達の登場によって、ようやく感情を表に出す事が許され、その幼い感情を目一杯表に出している最中である。喜怒哀楽の他に嫉妬等の特別な感情をも表に出すメルエを、頭ごなしに叱り付ける者は誰もいない。我儘を許す訳ではなく、その感情を受け入れながらも正しい方へ導こうとする者達の中で、今日も彼女は力一杯怒り、心から微笑むのだ。
【装備】
頭):とんがり帽子
メルエのお気に入り、友であるアンの作ってくれた花冠が掛けてある。
胴):アンの服
みかわしの服と同じ素材でできた服。
:マジカルスカート
滅びし村<テドン>で購入した物。
魔法の法衣の製作者と同じ職人によって織られたスカート。
特別な術式によって、装備者の魔力を多少上昇させる効果を持つ。
盾):魔法の盾
何かを買って欲しいとねだるメルエにカミュが買って与えたもの。持ち主によって、その形状を変える盾。また、抗魔力にも優れ、魔法による攻撃からの防御力も高い。
武器):雷の杖
彼女の成長を見守って来た魔道士の杖の破損により、新たに彼女の手に落ちた杖。禍々しい程の外見とは異なり、その杖の先にあるオブジェは、持ち主であるメルエの心の門を護る門番の様に気高く、輝きに満ちている。魔道士の杖と同様、その内に何らかの付加価値を備えていると推察できるが、それがどのような物なのかまでは書物に記されてはおらず、未だ不明であった。
:毒針
所持魔法): 【魔道書魔法】
メラ
ヒャド
スカラ
スクルト
ルーラ
リレミト
ギラ
イオ
ベギラマ
メラミ
ヒャダルコ
バイキルト
イオラ
【悟りの書魔法】
ヒャダイン
マホカンタ
ベギラゴン
これにて第十一章も終幕となります。
次話からは次章となりますが、次章は私の中でも一杯一杯になる可能性があります。
頑張って描いて行きますので、よろしくお願い致します。
ご意見、ご感想を心よりお待ちしております。