ハイスクールD×D ~神操機〈ドライブ〉を宿す者~   作:仮面肆

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第4話:闘神士、八雲

堕天使を倒した翌日。リアスに認められ、晴れてオカルト研究部の一員となった八雲は、いつものように学園で授業を受けていた。

 

「…………ふぁぁぁ……」

 

そして3時限目が終わる頃、八雲は盛大なあくびをしていると、コゲンタが声を掛ける。

 

『……これで11回。大丈夫か、八雲?』

 

(……昨日は色々あったからな。慣れないこともしたせいで……………ふぁわあぁぁぁ~……)

 

『思考でもあくびかよ……。――でもよ、初めての割には『闘神符(とうじんふ)』を上手く使ってるじゃねえか。センスがあるぜ』

 

(そうか……………って、何だよ『とうじんふ』って?)

 

『いやな。リアスのねーちゃんが八雲を闘神士って決めただろ? だから、闘神士が使う札だから闘神符』

 

(ふーん……。センスあるな)

 

『へへっ。オレたちが決めたんだぜ』

 

照れながら鼻を擦るコゲンタに対し、八雲は小さく微笑んだ。

 

そんな中、八雲の反応に隣の一誠が気付く。

 

「ん? どうしたんだ?」

 

「いや、ちょっと寝不足でな。――それより兵藤、もうすぐ彼女とのデートだろ?」

 

「っ!!」

 

(あっ……)

 

発してしまったが、もう遅い。一誠は昨日と同じ反応をして語り出した。

 

「そうなんだよ! 初デートだから絶対に成功させたいから事前にデートコースをチェックしたんだよ! 夕麻ちゃんが楽しめそうなお店。カップルにオススメなスポット。どこをどう行けばいいかのスケジュールも、もうすぐ完成だぜ。――おっと、楽しみすぎて涎が溢れて……………じゅるり……」

 

(……………やっぱりうぜぇ)

 

『……八雲。ドンマイ』

 

八雲の心中を察して、コゲンタは肩に優しく手を置き同情した。そして次の授業まで、八雲は一誠の話を聞くのだった。

 

 

 

 

 

 

暫くして、4時限目終了の昼休み。八雲は昼食の為、学園にある学食で食事をしていた。

 

「相席、いいかな?」

 

「ん……?」

 

声を掛けられ八雲は振り向くと、そこにいたのは八雲とは違う学食のプレートを持った祐斗だった。

 

「よお、木場。いいぞ」

 

「それじゃ、失礼して」

 

机にプレートを置いて椅子に座ると、祐斗は八雲の食事を見つめた。祐斗が頼んだのはよくある洋食セットであるのに対し、八雲が食べているのは単品である牛丼であり、牛丼を頬張る毎に幸せそうな表情をしていた。

 

「八雲くんって牛丼好きなの?」

 

「ん? ああ、大好きだぞ。早いし安いし美味いからな。木場は何か好きな物はあるか?」

 

「僕は特に……。それと、僕の事は祐斗でいいよ。同じ部員じゃないか」

 

「そうか。――それじゃあ、祐斗」

 

「何かな?」

 

一拍置き、八雲は口を開く。

 

「剣術でもしてるのか?」

 

「え? よく分かったね。けど、どうして分かったんだい?」

 

「手を見て気付いた。剣ダコが幾つか出来てる。余程の訓練を積んだと考えるな、俺は……」

 

「……凄いな、八雲くんって。一見しただけでそこまで分かるなんて……」

 

「親父に観察力を鍛えさせられたからな。ある程度なら分かるさ」

 

「親父にって……八雲のお父さんって何かしてるの?」

 

「ああ……」

 

すると、牛丼の最後の一口を食べ終えてから八雲は話した。

 

「『真終牙黄流(しんついがおうりゅう)拳法』って知ってるか?」

 

「しん、つい……? ごめん。知らないな……」

 

「まあマイナーな武術だし、知らないのが普通さ。一応、俺の家に代々続いてる武術らしいんだが、俺も全部は知らないんだよ。ただ……」

 

「ただ?」

 

八雲は上を見上げて嬉しそうに言った。

 

「真終牙黄流の教えに……と言うか、親父の教えにこんなのがあるんだ。――『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』。俺が一番好きな言葉で、この流派は俺の誇りだ……」

 

そう言った後、八雲は祐斗にニッと笑みを向ける。その表情はどこか明るく、まるで幼い子供の様だった。

 

「……とても大事にしてるんだね」

 

「ああ。――お、そうだ。機会があれば一度手合わせしようぜ。お互いの力も知れば、討伐にも役立つだろうし」

 

「うん。その時は、お手柔らかにね」

 

「ああ!」

 

そして、八雲と祐斗はお互い微笑んで約束を交わしたのだった。

 

「見て! 木場くんが転校生の吉川くんと一緒に笑ってるわ!」

 

「これはもしかして、木場くん×吉川くんの誕生!?」

 

「ううん、もしかして吉川くん×木場くんかも!」

 

そんな光景を、その手が趣味な女子達から、キャッキャウ腐腐(フフ)と言った黄色い歓声が上がっていたが、八雲たちは知らない。

 

「ちっくしょおおおっ! 何なんだよ、あの金髪爽やかイケメンとイケメン転校生は! ってか、短期間であんなに女子から反応されるって、どんだけイケメンオーラを撒き散らしてるんだよ、転校生は!」

 

「この世に神も仏もありはしないのか!? あんな奴らだけぇっ!」

 

無論、そんな女子達の反応に八雲たちを嫉妬する松田と元浜のことも知らない。

 

(まずは待ち合わせの3時間前に到着だろ? そこから洋服とか小物を色々見て回って、ファミレスで食事して……)

 

一誠に至っては、今日で既に15回目のデートのシミュレーションを行っていた。

 

 

 

 

 

 

そしてまた時間が経過し、放課後。八雲は旧校舎へ向かい階段を降りきった……その瞬間だった。

 

「きゃっ!?」

 

一階に到着した瞬間、横から誰かが八雲にぶつかってしまい、プリントの山が空へと舞ってしまった。

 

「おっと」

 

しかし八雲は瞬時に手に持っていた紙袋を置き、透かさずプリントを全てキャッチした。

 

「……大丈夫か?」

 

「え、ええ。ごめんなさい。前が見えてなくて……」

 

尻餅をついた女子に八雲は手を差し伸べて立ち上がらせると、女子は八雲を怪訝な目で見つめていた。

 

「……君、あまり見掛けない生徒ね」

 

「転校してきたばかりなんでね……………って、3年の方でしたか」

 

八雲は立ち上がらせた女子を見て、自身の先輩だと知ると同時に容姿も確認した。

 

眼鏡を掛けた知的でスレンダーな女子。日本人離れした美貌の持ち主であり、どこか冷たく厳しいオーラを発していた。

 

その結果、八雲はリアスや朱乃と同じく学園内の人気者の1人を思い出した。

 

「えっと……確か生徒会長の支取蒼那(しとり そうな)先輩……ですよね?」

 

「あら? 転校してきたと言う割に、よく知ってるわね」

 

「皆の会話を聞いたりしたので……。あ、俺は吉川八雲と言います。以後、お見知り置きを……」

 

「そう。よろしくね、吉川くん」

 

頭を下げる八雲に蒼那は薄く微笑むと、八雲はある質問をした。

 

「このプリントの山はどこか運ぶんですか?」

 

「生徒会室よ。でも、何でそんな事を……?」

 

「いや、1人で運ぶのは大変そうなので……。手伝いますよ」

 

「……お気遣いだけ受け取るわ。それにその紙袋、どこか向かう途中でしょ?」

 

蒼那の指摘に八雲は反応した。因みに八雲が持っていた紙袋の中身は、つる屋で売られている和菓子の詰め合わせであり、親睦を深める為に八雲が用意した物だ。

 

「困ってる姿を見過ごせませんよ。それに場所は旧校舎のオカルト研究部ですので、時間もあまり掛かりませんし……」

 

「っ……」

 

一瞬、蒼那は八雲の言葉に何か反応すると、暫くしてから八雲の顔を見つめた。

 

「……えっと、何か顔に付いてますか?」

 

「……いえ、そうじゃないの。ごめんなさい。――それじゃあ、お言葉に甘えようかしら」

 

「え? あ、はい」

 

いきなり提案を受け入れた蒼那に八雲は一瞬戸惑うも、すぐに了承してプリントの山を持ち、特に会話も無く生徒会室に到着した。

 

偶然にも生徒会室には誰もおらず、八雲は机にプリントを置いた。

 

「それじゃあ、俺はこれで――」

 

「待って」

 

生徒会室を出た矢先、蒼那に声を掛けられて八雲は廊下で足を止めると、蒼那が八雲の横に並んだ。

 

「私も丁度、オカルト研究部に用があるのを思い出したわ。一緒に行きましょう」

 

「はい。いいですよ」

 

そして八雲が歩き始めて暫くすると、蒼那が話し掛ける。

 

「あなたはどうしてオカルト研究部に所属したの?」

 

「そうですね……。先輩達の活躍に、俺も力になりたいと思って入部しました」

 

「活躍、ね……。雰囲気とかはどう?」

 

「仲睦まじい関係でいいと思いますよ。受け入れてくれたリアス先輩には感謝してます」

 

その後、蒼那の質問に八雲は答え続けていった……。

 

 

 

 

 

 

暫くして、八雲と蒼那はオカルト研究部の部室前に到着した。

 

「おじゃまします」

 

「いらっしゃい、八雲」

 

「うふふ。いらっしゃい」

 

「やあ、八雲くん」

 

「……どうもです」

 

部室に入るなり八雲はリアスたちに迎えられると、持っていた紙袋をリアスに渡した。

 

「今日からよろしくお願いします、リアス部長。これ、つまらない物ですが」

 

「あら、つる屋の和菓子ね。あそこの和菓子、私も好きなのよ」

 

「ええ。よく小猫ちゃんも食べてますからね」

 

「はい……。ありがとうございます、八雲先輩」

 

「祖父母の家なんですよ。欲しかったらいつでも言ってください」

 

リアスたちの反応に笑みを溢すと、八雲は伝えた。

 

「あ、リアス部長。生徒会長が来てますよ」

 

「ソーナが?」

 

「失礼します」

 

リアスが疑問符を浮かばせていると、蒼那が部室へと入った。

 

「どうしたのソーナ。連絡も無しに……」

 

「それはこちらの台詞よ、リアス。人間である彼が、どうしてあなたに協力してるの?」

 

蒼那の言葉に反応してか、八雲はリアスに尋ねた。

 

「……リアス部長。もしかして蒼那会長って……」

 

「ええ。私と同じ悪魔で、支取蒼那とは仮の名前。本名は――」

 

「ソーナ・シトリーです。改めてよろしくお願いしますね、吉川くん」

 

蒼那……もとい、ソーナの言葉に八雲はグレモリー眷属の他に悪魔がいることに驚く。そんな中、コゲンタがソーナに言う。

 

『へぇ……あんた、シトリー家の悪魔だったのか』

 

「誰?」

 

「彼はコゲンタ。八雲の持つ神器に宿った、四季を司る精霊のシキガミよ」

 

『よろしくな!』

 

「え、ええ、こちらこそ……」

 

ソーナが一瞬戸惑う中、リアスは八雲の経緯を話した。

 

「……………と、言う訳よ。これから八雲とシキガミたちは、私たちに協力してくれるのよ。今のところは、はぐれ悪魔討伐が主体になると思うわ」

 

「なるほど……………分かったわ。私の眷属にも、彼のことを伝えておくわ」

 

「ええ、お願いするわね」

 

リアスの言葉にソーナは頷くと、部室の扉へと向かった。

 

「それじゃあ、私はこれで戻ります」

 

「ええ。今度はゆっくりしていきなさい」

 

「機会があればね。――それじゃあね、吉川くん。コゲンタくん」

 

「はい。また来てください」

 

『おう。またな、ソーナのねーちゃん』

 

そして、最後にソーナは微笑んで部室を出たのだった。

 

 

 

 

 

 

暫くして、リアスたちは八雲から貰った和菓子を開けてお茶をしていると、唐突に八雲が言葉を発した。

 

「あれから何か変わったことはありますか?」

 

意図を察したのか、リアスが答える。

 

「いいえ。堕天使を倒してからは被害者の増加は無いわ。でも、急にどうしたの?」

 

「あの堕天使が気になることを言ってましたのでね」

 

「気になること?」

 

八雲の言葉に、隣に座る祐斗が尋ねた。

 

「確か、『あのお方』とか言って激昂してました。もしかしたら、()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と思ったんで……」

 

「黒幕が何かを企んでいる訳ね。一応、使い魔にはこの町に入った堕天使の動きを探らせているわ。何か見つければ良いのだけれど……」

 

「取り敢えず様子見、ですか……」

 

「でも、無いにしろ私の縄張りで勝手なことは許されないわ。その時はよろしくね、八雲、コゲンタ」

 

「はい」

 

『分かったぜ』

 

リアスの言葉に八雲とコゲンタは頷いた。

 

 

 

 

 

 

それから少し経過して、リアスたちは悪魔の仕事を始め出した頃、八雲は『二十四気の神操機』を装着してソファーに座っていた。因みに、部室にいるグレモリー眷属は朱乃と小猫だけである。

 

「……………ふんっ!」

 

勢いよく声を発する八雲。瞬間、左手に闘神符を出現させてテーブルに置くと、数枚の内の1枚を朱乃が手に取る。

 

「それにしても、その神器が作り出すお札は便利ですわね……」

 

その後、朱乃は念じる様に闘神符に意識を向けると、中央に【壁】と書かれた八卦の陣が目の前に現れ、それを朱乃は指先でコツンとつついていた。

 

「作り出した本人しか使われないのが一般的ですが、他の悪魔……いえ、誰でも使える札なんて見掛けませんわ」

 

「俺の許可無しじゃあ使えませんよ。姫島先輩やリアス先輩、祐斗と塔城に使える様に、俺が許可してるんでね」

 

「そうでしたか。いざと言うときには使わせてもらいますわ。それと、私のことは朱乃と呼んで構いませんわ」

 

「え? ありがとうございます、朱乃先輩」

 

話は変わるが少し前、八雲は改めて闘神符の使い方をコゲンタに教わっており、次の事が判明した。

 

1つは『()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()』。ある程度ストックを作り出せば、『二十四気の神操機』を出さなくても悪魔や堕天使に抗うことが可能である。

 

もう1つは『()()()()()()()()()()()()()()()()()』。無論、八雲が許可しないと他者に闘神符は使えないのだが、例え魔力が低い者でも扱えることは魅力的だ。

 

「……種類が色々ありますね」

 

「塔城?」

 

すると、小猫も闘神符を気になったのか八雲達の会話に参加した。

 

「小猫でいいですよ、八雲先輩」

 

「そうか。――一応、確認出来た性能は【壁】と【動】。それにシキガミを別のシキガミに交代させることだな。上手く使えば戦況を変えれる分、状況判断能力を高めないとな……」

 

「うふふ、熱心ですわね」

 

「努力は怠らないようにしてます。家周りの地形も把握したんで、明日以降から早朝鍛練をしますので」

 

『そうだな。引っ越す前も、八雲は朝早くに運動してたしな』

 

「努力家ですね。八雲先輩は……」

 

『親父さんの影響が強いんだよ。八雲は……』

 

「……先輩のお父さん?」

 

首を傾げる小猫。そして八雲の父親に興味を示したのか、朱乃が八雲に訊いた。

 

「八雲くんのお父様は、今どうなされてるんですか?」

 

「自分を鍛える為、世界中を行ったり来たりしてます。たまに家に戻って来ては、俺の成長を見るとか言って組み手したり修行を教わったりしますね」

 

「……強いんですか?」

 

「ああ、強い。恐らく人類の中でも上位だと自信を持って言えるよ。……何しろ()()()()()()()()()()()()のを、小さい頃に見たからな……」

 

(拳だけで……)

 

(滝を割った……)

 

八雲の言葉に朱乃と小猫は唖然とすると同時に、八雲の父親の姿をイメージした。

 

全身筋肉質の巨体で野性溢れるオーラを纏い、ゴツい拳を突き上げて滝を割った姿は、人間と言うより巨人だった。

 

「何だか、想像するだけでも凄い存在感ですね……」

 

「……本当に人間?」

 

「人間じゃなかったら、俺も人じゃないですよ……」

 

2人の反応に八雲は苦笑すると、再び闘神符の生成に取り掛かるのだった。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……さっぱりした」

 

あれから部室で随分過ごして、現在は夜10時過ぎ。風呂上がりの八雲は自室に戻ってベッドに腰掛けると、今回の事を振り返っていた。

 

「……今日も色々発見したな」

 

『ああ。まさか学園でリアスのねーちゃんたち以外に悪魔がいたなんてな』

 

「それと、悪魔の仕事も知れた」

 

『最近じゃあ命を払ってまで強い願いを請う契約者が出ないって、リアスのねーちゃんが言ってたな。オレが知る限り、昔の悪魔は契約者の命をバンバン貰ってたけどな』

 

懐かしむ様に頷くコゲンタ。すると、八雲はコゲンタに訊いた。

 

「……そう言えば、シキガミは司る力を与えることが出来るんだったよな。悪魔みたいに人間と契約を結んでたのか?」

 

八雲の質問にコゲンタは首を横に振る。

 

『いや。あの頃は人間と契約する奴はいなかったな。寧ろ3種族との契約が殆どだ』

 

「対価は?」

 

『符力が宿った物しか対価にしなかったな。特に宝石の類いは強力な符力が宿ってるから、それが多かったぜ』

 

「そうなのか……」

 

すると、八雲は時計を見た。そろそろ寝ないと、朝早く起きて多くの鍛練が出来ない時間帯だった。

 

「さてと、俺はそろそろ寝るわ」

 

『分かった。早く起きろよ。――おやすみ、八雲』

 

「ああ。おやすみ、コゲンタ」

 

そして電気を消した八雲は、すぐに眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして八雲の1日は終わった。

 

しかし八雲やリアス達の知らない所で、何者かが計画を進めていたことなど、知ることはなかった……。




……学食ってあったかな?
ちょいと早いですが、ソーナ会長登場。
そんで、次回辺りから一誠本格介入……だと思います。

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