「……準決勝、か。ようやく決着が付けられるね……タツヤ」
第四回戦、当日。
待ちに待った宿命の相手との勝負が今日、ここで行われると言うのだ。
これまでの困難を乗り越えてきたムロト・エイキにとって、因縁の対決となるであろう……ユウキ・タツヤとのバトルは、正にアムロとシャアのような決戦になるに違いない。
否、そうであってほしいとエイキは思った。
「昔、ボクは言ったよね。本来ならエグザスじゃなくて決勝戦用のガンプラで相手したかった、って……」
大会へ赴いたエイキは試合会場へと足を運ぶと、そこに幾人もの人物たちがエイキの前に立っていた。ミネザキ財閥の令嬢ミネザキ・コトリと、その教育係にしてSPを担っているカンハマ・アンだ。
ただカンハマさんはいつものタキシード姿ではなく、私服のようだった。
その姿は紛いも無く美しくて、常に
「―――……いよいよだな、ムロト」
「ええ、そうですね」
貫禄というモノが彼女から発せられる雰囲気に、真剣な目付きでエイキは頷く。
「それにミネバちゃんも来てくれたんだ」
「うむ! 我もエイキの応援に駆けつけてきたよ」
相変わらずの無垢で純粋なミネバちゃんにエイキは彼女の頭を撫でる。
気持ちがいいのか、擽ったそうに微笑むミネバちゃんの表情に、思わずエイキも笑う。
「だが、笑っていられるのも今の内だぞ」
エイキとミネバちゃんの光景に水を差すかのように話しかけてくるカンハマは、腕を組みつつエイキに向けて忠告してきた。
それに対し、分かってる、と言いたげな表情でカンハマに視線を向ける。
今はガンプラバトルの大会だ。
それも、世界選手権というプラチナチケットが懸かった大切な試合。
準決勝にまで昇ったエイキとしても、ここで終えるほど満足してはいないだろう。
しかし、
「はい、何たって相手はあのユウキ・タツヤですから」
「ぬ、ユウキ・タツヤ……紅の彗星か。厄介な相手と当たるな」
世界選手権ではないにせよ、ここにはそれに目指す猛者たちが集まっている。
故に、その頂きに辿り着くためにはそれ相応の覚悟でなければ昇り付くどころか足を踏み入る事さえできないのだ。
ミツギ・ヨハン、コカサワ・リク、そして……サザキ・ススム。
多くの強敵たちを破り、辿り着く頂きへの先にはユウキ・タツヤという最凶の敵が待っている。おそらくこの地区において一番の障害と成りうる人物は、彼を除いて他にいないだろう。
イオリ・セイとレイジの2人組に、軍団の魔術師ことカトウも油断ならない相手だが、ユウキ・タツヤに挑むエイキとしては、まだ警戒に値する相手ではないと判断する。
サザキの件で学んだ事もあり、侮るという事をやめたエイキは、ユウキ・タツヤという強大な敵に対する思いを馳せながら、
「ええ、だけどボクはそんな彼に余裕も隙も与えさせません。勝つのはボクですよ」
……心が躍っていた……
唯一無二の相対できる強敵と戦えるエイキにとって、これほど待ち望んだ事は無い。
「……ふん、そうか。どうやら私の目に狂いは無かったようだな」
それに対し、カンハマはそんなエイキの決心な顔に、ふっ、と笑みを作る。
が、その直後―――
「―――ふ、ふつくしい……! 流石です、愛しのハマーン様。凛々しい立ち振る舞いに、その恍惚な大人の笑顔……正しく、甘美の果実っ!! 不詳、マシマ・セイジ。このバラに誓い、貴方様の優美たる姿を撮らせて戴きますっ」
「ま、マシュマー!? いつの間に……ッ。お前はミネザキ邸に捨て―――じゃない、待機していたはずでは……!」
そこに突如出現した謎の人物―――マシマ・セイジことマシュマーが、ガガガガガッ、と両手に高機能性3Dカメラを持ちながらマシンガンの如くの連写性能で撮り続けていた。
ちなみに彼もミネザキ財閥を代表とするSPのはずなんだが……
「ふふふっ、貴方だけのSPマシュマーは言ったはずですよ? 例えハマーン様がどこに行かれようと憑いていくと」
何故だろうか……ついていく、という言葉に悪寒が奔るのだが、気のせいかな。
それにカンハマの様子を伺うに、彼はカンハマが連れてきたという訳でもないらしい。
しかも貴方だけのSPって……ミネバちゃんの護衛を放棄したよ、この人。
などと何だか蚊帳の外に放り出されたかのような気分になったエイキはそう思いながら眺めていると、
「……お前、どうやってここまで来た。確かミネザキ邸から会場まで距離はあったはずだが」
「走ってきました!」
「ま、まさかだとは思うが……車やヘリで、じゃないだろうな?」
「いえいえ! それこそまさかですよハマーン様っ。自分の足で、ですよ!! この忠義のSPマシュマー、ハマーン様のお声があれば百人力というものです!」
「…………」
ミネバちゃん曰く、レクサスでミネザキ邸からここまで辿り着くのに、およそ2時間くらいは掛かったそうだ。
しかし、その前にマシュマーにはミネザキグループの企業スパイを炙り出せ、と命じたはず……話を詳しく聞いてみると、スパイなどいないらしい。なので到底炙り出すのは不可能どころキチゲーにしてムリゲー。カンハマも前もって部下にこの事を伝えたそうだが……
「ええ、まさかクレミ・トモがスパイだったとは思いませんでしたね……他にも数名ほどのスパイが潜んでいましたが、コセイと共に粛清してやりましたよ。ははっ」
「な、んだと……!?」
まるで悪戯に成功した子供みたいな笑顔をするマシュマーの表情と言葉に、カンハマことハマーンは絶句する。
それに加えてエイキも驚きに瞳を見開くが、
(え、ちょっと待って。スパイって何……?)
確かミネザキ財閥にはスパイなど存在しないはずなのに、それが居たってこと?
しかも彼らを捕えた後、レクサスでさえ2時間は掛かると言う距離をマシュマーさんは件の事も踏まえて2時間で走ってきたっていうの……?
……自分の足で。そんなバカな!?
「私は
水に浸かれてもしな垂れず、ちょっとした衝撃でも壊れないコーディングされたバラを掲げながら崇めるマシュマーさん。そのあまりにも
(ダメだこいつ、速くなんとかしないと……!)
ミネバちゃんは「おお、それは大儀であったな!」と純粋に感心しているのはあながち間違ってはいないけど、何か違う。
で、でもまあ、結局アレだ。いつも通りってことだね、うん。
などと、遠い目で彼らの光景をエイキは現実逃避しながら眺めていると、ふと脳裏に過ったある重要な件を思い出す。
「……っと、そうだった。そろそろ受付に行かないと」
そう、これから待ち受けているのは現役高校生最強……ユウキ・タツヤ。
だがエイキは変わらず、自らが掲げた目標であるマイナー無双で向かっていこうと思う。
好きなガンプラで、色んなガンプラで、エイキは―――ボクは勝ちに行きたい。
エイキは、騒がしくなる一方になるであろうミネバちゃんご一行に別れを告げ、先を急ぎながら会場へと向かう。
「タツヤ……君の本当の実力を、図らせてもらおうか」
だが、しかし……現実はそうはいかなかった。
何故?
理由はボクが知りたいぐらいだよ……
「な、何で……何でなのさ、タツヤ……」
―――準々決勝の試合は、ユウキ・タツヤ選手の辞退のため―――
―――ムロト・エイキ選手の不戦勝となります……―――
と、アナウンスから流れるメッセージ。
それに対し、エイキは呆然と傍観する事ぐらいしか出来なかった。
手元にあったはずのガンプラも、今は足元に転がっている。
「はは、バトル……楽しみにしてたのにな」
あの時に再戦をしようと誓った。なのにだ。
辞退―――エゴだよ、それは。
タツヤの事だし、何か事情があるのだろう。
だが、それでもきっと……タツヤなら絶対に来る。そう信じてた。
「あーあ、ボクはいったい……今まで何を……」
長い時間を掛けて待って、待って、待ち続けて……
ようやく戦えると思った直後にこれだ。
「……タツヤ風に言えば、興が覚めた―――かな」
―――PPSE社。プラフスキー粒子やガンプラバトルに関連する技術の発明・独占を有する、世界的に代表とする大企業。バトルフィールドであるGPベース、バトルシステムもまたこの会社で開発しているのもPPSE社だ。
ガンプラバトル選手権の主催企業でもあるため、ガンプラにおける特許も複数保有しており、世界選手権への選手枠にも特別枠として参加が可能とされている。
ミネザキ財閥もこれに結託し、主にガンプラバトルを集中的に発展・向上を図っているそうだが……
「―――PXシステム、オーバァードライブ!!」
準々決勝から数日後、PPSE社の運営するトレーニングルームの高性能なバトルフィールド内で、1機のガンプラが輝かせた彗星の如くの速さで悉く、周囲のガンプラを薙ぎ払い、切り裂き、一寸の間を与えずに蹂躙していった。
動きは正に―――『紅の彗星』……!!
「はぁッ!!」
気高き勇猛な一声と共に、一振りの斬撃―――その一撃が……3機ものMSを両断する。
しかし、それだけでは紅きMSは止まらない。AIによって動かされているMSたちは、彼の紅きMSに向けてミサイルやビームライフル、
だが、
「そんなものでッ……!!」
全てを、躱す―――
十に及ぶミサイルの弾を、百に及ぶビームライフルの弾道を、千に及ぶガトリングの弾幕を紅きMSが……
「私が後れを取るなど、ありえんのだよ!!」
光灯す紅蓮の輝き、PXシステムによる恩恵でフィールドを奔らせる。
このガンプラは、ユウキ・タツヤが対ムロト・エイキ用に組み立てたMSで、本来、このMSはゼロシステムが搭載されるはずだったのだが、タツヤはそれを組み替えてPXシステムに変更した。
「これが私のガンプラ―――!」
紅きMSは宇宙空間を支配するかのように駆け巡るものの、そこに立ちはだかる大型MS……デストロイガンダムがタツヤのガンプラを蓋うかのように出現する。しかし、タツヤは表情を変えず、そのまま突っ切った。
PXシステムとはパイロットの脳波により、従来の反応性能を映す……ブースト機能の1つである。
パイロットの身体的操作や未来を予測する点で有名なゼロシステムからPXシステムに取り換えたのは……その反射神経を、更に活かしたこの機能に目を付けたから。
一見、ゼロシステムとPXシステム……未来を予測するのと、現地点におけるその場凌ぎの反射神経とではどっちが優れているか、記述通りに見ればゼロシステムの方が秀でていると思っても致し方ないだろう。
しかしだ……未来を予測するというのは、あくまで予測に過ぎない。1つの動きだけで、未来というのは大樹の根の如く分かれていき、さらに深く分かれていく。
そんな予測を完全に再現させるのは、ニュータイプでも、イノベイターでも、不可能な領域であると思う。
だが、敢えて可能にさせたいのなら……未来を変えたいのなら、やはりその場凌ぎによる一寸の行動こそが、変わる運命に必要な
(……だからこその、対エイキ君用のガンプラなのだがな)
デストロイガンダムによるイーゲルシュテルンやスプリットビームガン、スーパースキュラなどの、文字通り〝破壊〟に冠するだけあっての盛大な火力は、他のMSを壊滅し尽す。
だがしかし、これだけの兵器の嵐を前にしても、タツヤには掠り傷すら負わせれない。
反射神経と機体反応速度の融合……それこそが、PXシステムのあるべき姿なのだから。
「―――アメイジングエピオンの、力だっ!!」
一瞬にして懐に潜り込む紅きMS……アメイジングエピオンが掲げるビームソード……―――その最大出力は、デストロイを一刀両断するのに十分すぎるほどの刀身であった。
そして靡く轟音。バトルシステムからの終了ホイッスルがタツヤの耳元で囁く。
プラフスキー粒子が次第に消え、散布するのと同時に一息吐いたタツヤは、手すりに掛けていたタオルを顔に覆わせて汗を拭い取っていた。
そこに、タツヤに近づく足音が聞こえたので振り返って見ると、金髪の少年がこちらに歩いてくる姿が、視界に入る。
「―――流石だね、タツヤ。たった3分で28機ものMSを撃沈させるとは……しかもその内1機はコズミック・イラにおける最大級の体積を有したMS、デストロイガンダムを1撃だ。素晴らしいよ」
「……アランか」
アラン・アダムス。PPSE所属のワークスチームに務めるタツヤの旧き間柄の友人なのだが……そんな彼が今ここに現れたという事は、ただ友人として会いに来た、というわけでもなさそうだ。
「それにPPSEの助力を受けず、自前で製作したガンプラだからね。我が社が誇るワークスチームのテストファイターですらデストロイには苦戦するはずなのだが、君は一瞬で倒したんだ。これで継承式の次期メイジン・カワグチに選ばれるのは君で間違いないと確信したよ」
「ああ、それについては私も実感している。だが、ようやくエイキ君との決着が付けられるというのに……。口惜しさは残るが、私とて人の子だ……」
すまないとばかり、心の底からムロト・エイキに謝罪の念を送るタツヤだが、アランはそれに同情するかのようにタツヤの肩に手を置いた。
「仕方ないさ。あの二代目メイジン・カワグチが倒れたのだからね。エイキも事情さえ話せば納得してくれると僕は思うよ」
「……そうだといいがな」
嘗てガンプラ塾で競い合ってきたことのあるアランだから言える言葉なのだろう。
弱肉強食という熾烈に窮まるあの学び舎の中で、ごく一部の人達はそれを覆すほどの熱き闘志で、ガンプラ塾という地獄を楽観的に乗り越えてきたのだから。
そこにはアランがいて、カイラがいて、ジュリアン先輩もいて、そしてエイキもいた。
彼の友人でもあったアランも、彼の性格をよく知っているつもりだと自負している。
「それに、彼はあの大会に出場しているのだろう?」
「……ああ」
「なら、いずれ君と彼は……世界大会でぶつかり合う事になるね。確か地区大会も次で準決勝だし、彼ほどの腕前なら余裕で世界に向かってくるはずだ」
ユウキ・タツヤは確かに選手権を辞退し、世界の切符を捨てた。
しかし、三代目メイジン・カワグチに襲名した暁にはPPSE社の特別枠として世界大会に出場が可能とされている。
そしてエイキは世界大会に出場したことのある実力者。地区大会など彼にとっては準備運動に過ぎない、とアランは考えているのだろう。
が、それをタツヤは否定するように首を横に振り、
「……いや、それは有り得ないだろう」
「ん、まさかエイキが地区大会で敗れるとでも? 君や彼以外であそこの実力者を考えると軍団の魔術師ぐらいしか思い浮かばないのだが……」
アランの言う軍団の魔術師というのは、おそらくカトウの事を指しているのだろう。
彼はガンダムDXと12機ものGピットで人海戦術を用いるファイターだ。
戦いは数であるという精神を掲げながら敵を包囲し、圧倒的な物量で蹂躙するというのが彼の戦闘スタイルで、彼個人としての実力もそう悪くはない。確かに、強敵。
だがアランの言葉を基に、エイキに対抗出来うる実力者を思い浮かべるとなると、やはりあの2人しかいないとタツヤは思った。
「アラン、確かに軍団の魔術師ことカトウさんは手練れの猛者だ。何度か地区大会に出場しているだけあって相当な経験もあるだろう。……だがしかし」
「しかし?」
「……あの2人の少年、まだバトルとしての経験は浅いが、ギャン使いのサザキ君に、模型部の副部長であるゴンダ君を破ったというイオリ君とレイジ君が残っている」
その時、アランはタツヤの話中に出てきた『イオリ』という言葉に眉を潜めた。
このガンプラ業界において『イオリ』と口にすれば、ガンプラファンやファイターの誰もがその苗字に聞き覚えがあるように反応する。
アランもその中の1人。それを聞くだけで、そのイオリ・セイという人物がどういう人物なのかを確信してしまう。
「イオリ……イオリ・タケシのご子息か」
イオリ・タケシ。第二回ガンプラバトル世界大会選手権の準優勝者。
使用するガンプラは『RX-78-2ガンダム』。知る人ぞ知らない者はいない、世界的に有名な全ガンダムの始祖で、タツヤはそんなガンプラを何ら改造もせず、あそこまで使いこなせれる彼のファンであり、また才能を開花しつつあるイオリ・セイのファンでもある。
そのことを知っていたアランは、思わず納得してしまった。
タツヤの紹介で、彼らの住むイオリ模型店に展示してあった見本製作のガンプラをガラス越しで何度か見たことがある。
それは今まで自分が見てきたガンプラや、この手で製作したガンプラなど足元に置くほどの完成度で、あれほどの製作技術に加え、レイジという謎の少年がイオリ・セイと共にエイキ君と争う事となれば、タツヤの言う「有り得ない」の言葉は間違いなくそれになるだろう。
「ああ。彼らの成長っぷりと、才能……そして底知れぬガンプラ愛は、おそらくカトウさんをも打砕く。だがその前にエイキ君と対峙するはずだ。―――そうなれば……どっちに転んでもおかしくないと僕は考えているよ」
などと、オールバックにしていた前髪をスッと前に戻し、学校で見せるいつもの甘いフェイスなタツヤに変貌する。ガンプラ塾の時からの付き合いだったためか今はもう慣れているものの、その辺りはやはりタツヤだな、とアランと安堵する。
「さて、僕はそろそろ行くとするよ」
唐突にそんな言葉を口にしてきたので、少しばかり「む?」とアランは表情を怪訝そうに変える。
そして、タツヤはそんなアランを背にトレーニングルームから出ようとしたその直後、背後からアランの声がした。
「どこに行くつもりなんだ、タツヤ」
「……ちょっと、ね。外せない用事があって僕はそれに応えなくてはならないんだ」
「エイキとの決着か?」
「いや、これから成長する後輩のもとへさ……実を言えば彼らとのバトルはエイキ君と同じくらい楽しみにしていてね。それを果たせれなかった僕のケジメだ。……エイキ君との決着は、まだ先だと僕は思うよ」
タツヤにはエイキとの再戦の他に、あの2人の少年との決着も約束している。
本来ならば地区大会で果たすべきだと、思っていたのだが……運命とはそう上手くは事を運んでくれないらしい。
だからタツヤは動く。運命をどうすれば上手く歩めるのか、どうすれば皆が夢中でいられるようなバトルをさせられるのか……正にアメイジングエピオンに搭載されたPXシステムのように、自らのその場での判断が委ねられている。
そして、イオリ・セイとレイジとの戦いは、今にこそあるのだとタツヤは感じ取った。
ただそれだけに過ぎない。
「……へぇ、それは興味深いな。僕も付いていっても構わないかい?」
「もちろんさ。きっと君も、彼らのバトルする姿に見入るはずだ」
ふっ、と笑みを零すタツヤは、自分の後を追うアランと共に聖鳳学園へと向かう事に決めたのであった。
……皆さんに一言。
闇墜ち主人公って、カッコイイよね! (シンェ……
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