無双†転生   作:所長

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7-3 徐州決戦

「弩兵隊! 敵陣中央に向けて撃ち続けよ!」

 

 夏候淵の大声が塀の上に響く。そもそも弩の射程は短く、矢は軽く、連射が効かず、火矢などは使えず、新兵が中心であるために狙いも甘い。だが、老練な兵の10倍を超える数というのは、それだけで大きな力になる。

 

「弓隊! 敵中央前部に向けて斉射! 続けて火矢を打ち込め!」

 

 数の力を前面に押し出す弩兵に対して、弓兵は練度が力になる兵科だ。弩に比して矢が長くて重く、連射は早く、射程も長く、火矢などの特殊な攻撃にも用いる事ができ、兵の練度が求められる代わりにその狙いは正確で極めて高い攻撃力を持つ。

 

 それでも。

 20万に迫る袁紹軍は、揺らがない。

 

「おーっほっほっほっほっほっ! 雄々しく! 華麗に! 前! 進! ですわ!!」

 

 袁紹軍は屍の山を築きながらも刻一刻と門に近づいていた。城壁に取り付く兵士の数は増える一方であり、破城槌が城門に辿り着く頻度も増している。

 曹操軍の、後先を考えていないかのような全力の応戦によって防がれてはいるが、門が開かれるのも時間の問題であるかのように思われた。

 

 

「アレで一番嫌な攻め方をしている自覚があるのかしらね、あの()()は」

 

 曹操は皮肉っぽい笑みを浮かべ、今も高笑いをしているだろう袁紹の姿を脳裏に描いて小さく鼻を鳴らす。

 堅牢な城を前に、挟撃策を知ってなお、停止でも後退でもなくほぼ全力での前進を選ぶ無謀。知謀ではなく、直感でもなく、ただの運にそれを賭けてしまう『強み』。

 袁紹の選択は一番嫌な対応ではなく、一番嫌な攻め方。その差は重要ではあるものの、対処が楽ではないという一点で似通っていた。

 

 ――このままでは誤魔化しが効かない。

 

「(下がれず、守れず……。ならば、押し返すしかない)――愛紗!」

「はっ!」

 

 曹操は傍らで兵に指示を出していた関羽を呼ぶ。贅沢を言うならば味方増援が到着してから投入したかった歩兵戦力だが、出し惜しみをしておける戦況ではなくなっている。

 

「兵五千を預ける。門から百歩(115メートル)押し返した後、整然と後退しなさい」

「――承知しました。我が武をご覧に入れましょう」

 

 関羽がきびすを返し、数名の副官を呼ぶ。

 

 そして、()()の城門が、内側へと開かれた。

 

「あら、ようやく門が開きましたわね。皆さんっ、押し込んでしまいなさい!」

()()おおぉぉおッ!!』

 

 数万の兵を擁する本陣が、海鳴りを思わせる巨大な足音と共に動き出す。

 

「よっしゃー! 久々の出番だー!」

「文ちゃん待って! みんなを置いて行ってるから! 待ってーっ!」

 

 兵士を置き去りにするように走り出した文醜の背に、矢を払いながら進む顔良が必死に声をかける。しかし文醜はその呼びかけに答えることなく不敵に笑いながら斬山剣(ざんざんけん)を振りかぶり、勢いよく地面に叩き付けて無意味に土煙を巻き上げた。

 

「斗詩は黙ってあたいについてこい!」

 

 土煙を背景に、文醜はキメ顔で告げ――返事を聞かずにそのまま顔良から顔を背けて、城門に向かって走り出した。

 

「文ちゃん、それこの前考えてた決め台詞じゃあ、って、ああっ! 待ってってばー!」

 

 

「袁紹軍が突っ込んできます! 先頭に敵将文醜! 後ろにいるのは敵将顔良です!」

「その意気や良し。――曹操軍客将関雲長、推して参る!! 我に続け!!」

『おおおおぉぉぉおおっ!!』

 

 

「文ちゃん、関羽さんは私たち二人で!」

 

 顔良が鋭く叫ぶ。文醜はその声に応えて素早く関羽の横に回り込み、なんとなく顔良の言葉をもう一度反芻して、その言葉が持つ重大な意味に気がつき目を見開いた。

 

 ――もしやこれが世に言う結婚では?

 

 結婚に対して特に憧れがあったわけではない文醜。しかし、そのうち顔良と結婚するのだろうなと極めて軽く考えていた彼女の脳裏に浮かんだのは、空海から袁紹に宛てられた手紙、その一文。袁紹が『空海はこんな式を挙げたいのだ』と(勝手に)解釈したもの。

 それは、夫婦となる二人が一つの物体を切り分けて婚姻の意志を周囲に示す謎の儀式。

 

「ハッ! 『二人()の初()めて()()共同()作業()です()』ってヤツか!? 流石あたいの斗詩!」

「違っ!? ――ああもうっ、それでいいから早く戦ってー!!」

 

 顔良は慌てて否定の言葉を発しかけ、既に『文醜の嫁』と周囲に評価されているせいで今さら勘違いがこじれても状況は何ら変わらないことに気付いて涙ながらに肯定した。

 

「よっしゃあぁっ! これで勝つる!」

 

 そうと決まればなんとしても関羽を切り分けねばならない。文醜は天元突破したやる気を武器に、関羽を十七分割するべく飛びかかった。

 

 

 

「押し返しています! 味方が押し込んでる!! やった!」

 

 城壁の下を覗き込ませた兵が、歓喜の声を上げる。そこから伝わった興奮が兵士たちをどよめかせ、城壁の上から落ち着きを奪っていく。

 金色の鎧を纏った集団が、高く昇った太陽の光を浴びて目が痛くなるような輝きを放ちながら下邳の城門前でうごめいていた。

 

「まだ勝ち鬨には早いぞ! 味方を助けろ!!」

 

 緊張から汗を滲ませていた夏候淵は僅かに口の端を持ち上げて、しかし気持ちを新たに慌ただしく副官たちに指示を飛ばし始める。

 

「弓隊! 門前の敵の奥に向けて火矢を打ち込め! 続けて味方歩兵を援護!」

 

 金色の集団――袁紹軍は城門前の狭い上り坂で自然と陣形を崩して密集している。盾を取り回すこともできないその密集地に火矢を打ち込めば。

 夏候淵が見本に放った矢の軌道を追うように、数百の火矢が兵の頭上に降り注ぐ。

 結果は想像以上のものだった。

 

『ぎゃあああぁぁああ!!』

 

 何百もの金の輝きが無秩序に逃げ回り――夏候淵は彼らを更なる地獄へと叩き込む。

 

「弩兵隊! 火矢を目印に斉射! その後は堀に落ちた者を狙い続けろ!」

 

 火から逃れるため道を踏み外し、次々に堀へと落ちていく袁紹軍の兵たち。追い打ちに直上から降り注ぐ弩の矢は、鎧を易々と貫通して屍の山を築いていく。

 怒号が響き、悲鳴が上がる。

 だがそんな絶望の音すら、曹操兵のさらなる歓声が上書きした。

 

「遠方に砂塵!! 味方だッ! 増援が来た!!」

 

 城壁が熱狂に包まれ、その熱狂に押されるように城門前の味方がさらに前に進む。

 

「フッ、さすが姉者だ……。皆、あと一息だ!! 味方の前進を助けるぞッ!!」

応ッ(おおおおっ)!』

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

「たっだいまー。白帝城はデカかったわー。はい、これお土産」

 

 丸めた手書きの白帝城見取り図を周瑜に押しつけながら、空海が椅子に腰掛ける。

 

「お帰りなさいませ。厳顔とお会いになったそうですな」

 

 迎えた周瑜は笑顔で帰還を喜び、すぐに真剣な表情で白帝城での一件を尋ねた。

 周瑜の率直な物言いに空海は頷き、率直な物言いで返す。

 

「うん、あれはなかなかだね。単純な武力なら漢升から逃れられる実力かも。実直だけど分をわきまえてるし、必要なら媚びられるけど一線は引かない印象だった。公覆と漢升の良いところをちょっとずつ混ぜたような感じの将だったよ」

「ほぉ。それほどの人材が益州に残っているとは少々……意外、と言うべきでしょうか」

 

 高い実力者だという話は知っていた周瑜も、人づての情報ではわからなかった、強者と比較した印象を聞いて認識を改める。

 

「ただ、最後には『益州のために死ぬ』って言ってたけど、上司にはあまり期待してないように見えた。部下の方には期待してたみたいだけど、そっちも空回りしてたかな」

 

 空海は、自身が見て感じた厳顔の駐留の意図や上層部との距離感、部下への対応などを一つひとつ周瑜に説明していく。

 

「……なるほど。()()()()ですか。少々惜しい気もしますが」

 

 空海が見たもの、掴んだ情報、受けた印象を、周瑜が一言で纏める。

 益州の隙とそれを利用する策の中で、厳顔の立ち位置は火種か火に注ぐ油だ。益州内で不和を誘発するようなものから荊州やその他の諸侯の目を惹く策まで、候補は無数に存在する。益州から江陵に引っ張り込んで使うことすらできるだろう。

 故に、彼女を益州で使い捨てることに若干の未練を感じる周瑜だったが、それは空海も同じであったらしい。

 

「あはは、そう思って()()に誘ったんだけど、ふられちゃったよ」

「それはなんとも――見る目が無い」

 

 あっけらかんと笑う空海に釣られるように、周瑜はニヒルな笑いを浮かべる。

 

「ああ、あと年を気にしてたねぇ」

「年……?」

 

 一転して可愛らしく小首をかしげた周瑜の見た目は、江陵組の例に漏れず十代のような若々しさだった。

 

 

「――そういえば、劉景升が動いたって?」

 

 空海の問いに周瑜が頷く。

 

「北方の決着が早まったせいで劉将軍は焦ったようですな。翠を涼州牧に推挙し、併せて京兆尹(けいちょういん)へ自身の臣下を推挙しました」

 

 臣下と言っても、劉家からではなく外戚の蔡家から出ているところに、劉表の現状を垣間見ることができる人事だった。

 

「先の飢饉における不祥事によって人が入れ替わったばかりでしたので今回は見送られることになりましたが、代案が出ればすぐにでもまた推挙が行われるのではないかと」

「そうか……。じゃあ、そのうち孟起から要領を得ない手紙が来るね」

「間違いありませんな」

 

 周瑜がくっくと笑い声を上げる。なんだかんだとよく巻き込まれて慌てる馬超に対する親愛と、成功しても一時の足しにしかならない策にまで失敗する劉表に対するいくらかの嘲りを込めて。

 

「馬家は先代の征西将軍就任以来、長らく長安に留まっています。涼州牧への推挙は翠を長安から追い出すための目くらまし、本命の人事は京兆尹――長安の支配でしょう」

「中央を支配して、いよいよ譲位を迫るつもりかな。それとも、京兆尹を押さえて()()の権限を削ぎたいのか……」

 

 元帥の絶大な権限のうち、貨幣の発行に関する権限は京兆尹のそれを削って移管されたものだ。正確には京兆尹の上司にあたる大司農卿の権限を元帥に移し、京兆尹に委託されていた貨幣製造の業務を江陵が奪った。

 京兆尹を抑えただけでは元帥の権限に影響などないが、その復権を声高に叫ぶようなら政治的な決着が必要になるだろう。

 

「この期に及んで内輪で揉めるほど愚かではない、と信じたいところではあります」

 

 まるで期待していないといった表情で周瑜が告げる。どちらに転んでも江陵の損になるようなことにはさせないが、愚かな味方ほど面倒なものもないのだ。

 

「なら、中央を縦に分断して曹孟徳を、じゃなかった、曹操対袁紹の勝者を北東部に押し込める気なのかな」

 

 まだ勝敗のついてない戦いの決着後を口にしてしまい、空海は「失敗した」と舌を見せておどける。

 

「クスッ――『曹操』で良いでしょう。彼女が勝ち取ったばかりで安定していないだろう北部から順に奪う気なのかもしれません」

 

 空海を庇うように、しかし自身を静かに戒めるように、周瑜は徐州戦の結果とその後の予想を告げた。

 北東部を支配して後背を固めた曹操が洛陽の支配権を狙う前に、西と南の背後を馬家と空海に任せた劉表が洛陽を足がかりにして北東部を奪い合う、という予測。

 

「ただ、いずれにしても馬家を西に追いやるのは上策とは言えませんな。馬家の動きを無駄に勘ぐっているのではないかと」

 

 曹操が袁紹を下したとすれば、その後は西の洛陽と、南西の荊州劉表と、南東の揚州に攻略先を求めるしかない。価値と兵力のバランスを考えれば、洛陽こそが最も狙い目であることも想像に難くない。

 その洛陽を狙え、支援できる土地こそ――京兆尹、長安。

 長らく馬家が本拠を置く、そして馬家を強大な諸侯たらしめている土地だ。

 もちろん馬超がそんなことに気が付いているはずはない。

 

「馬家を勢力外と見なしてるとか? あれ、じゃあ呂布と華雄はどう扱われてるんだ?」

 

 10年を超える付き合いのある馬家を勢力外と考えているとすれば、最近取り込まれたばかりの猛将の扱いは碌な物ではないのではないかと、空海は若干嫌な予感を抱く。

 

「呂布は先日荊州に逃げ込んできた劉備と公孫賛の牽制に付けているようですな。華雄は揚州への抑えとして江夏に駐留する宿将、黄祖の配下に加えられたとか。おそらく劉備が来なければ呂布を加えて揚州へ侵攻するつもりだったのでしょう」

「ふーん……。これも曹孟徳の策かな? 状況の変化に柔軟に対応できないのは劉景升の欠点だね。だとしても将の扱いを間違えてる気がするんだが……」

 

 思ったよりもまともな扱いだったことに安堵する気持ちが半分、せっかく譲った猛将があまり活かされていないことに対する不満が半分。

 空海が具体的な行動を考え始めるその前に、周瑜が断固とした口調で進言する。

 

「いま人事に口出しをすれば敵と見なされる可能性があります。ご辛抱下さい」

「そう? ならしょうがないなー」

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 関羽は、厳しい戦いの中に突如湧き上がった好機にも冷静に対応していた。

 

 関羽は城門に迫った文醜――何故か冷静さを欠いていた――と顔良を難なく退けた後、味方の援護に合わせてゆっくりと、力強く前進を重ね、目標の百歩(115メートル)まで残り半分を切るまで前進。時を同じくして、視界の外で戦況が動いたことを知覚する。

 城壁から上がった歓声と馬上という高さ、敵陣に漂う空気などから、半ば確信を持って援軍の到来を予感し、そしてそれは伝令によって肯定された。

 浮かれそうになる気持ちを引き締め、状況を察しつつある兵たちに向けて関羽は厳しい表情で指示を投げる。

 

「前に飛び出すと味方から矢が飛んでくるぞ! 逃げる者は追わず、歩調を合わせて前に進め! もうすぐ増援が来る! 反撃の力はそれまで残しておけ!!」

 

 増援と言っても正面の味方のことではない。自らの後方、下邳城にいる曹操から追加の兵と追撃の指示が来ることを疑わない判断。

 前線での数の不利は全く覆っていない。十を倒すために五を失っていては先に力を失うのは自分たちだと、関羽は正しく認識している。

 だからこそ、この好機に曹操が出し惜しみをしないだろうことも。

 

「敵は浮き足立っている! 押し返せ! 押し返せ!!」

 

 関羽の声を聞いた兵たちが、さらに一歩前に進む。

 文醜と顔良という二大看板をあっという間に蹴散らされ、本隊からの支援も唐突に足が鈍り、さらには曹操軍の士気が大きく高まった今、袁紹軍が前線を支え続けられるはずはなかった。

 

 

 

「見えた!! ――ご無事だッ! 味方は健在だぞ!!」

『おおおおおぉぉぉぉおお!!』

 

 夏侯惇隊は豫州北東部から徐州北部に侵入して郯を急襲、これを陥落させた後、物資を持てるだけ持って残りを焼き払い、翌日の夕方には郯城の南西120里(約50㎞)にある下邳郡良成県の城を強襲して奪取した。

 さらに翌朝から道中の敵を蹴散らしながら早足で下邳城に接近し、昼時が近付く頃には下邳城とそこに群がる袁紹軍の巨大な背中を視界に捕らえていた。

 

「本隊は前へ出る! 季衣も右翼を率いて前へ!」

「わかりました! 春蘭様も頑張ってくださいっ!」

「応ッ! 後曲は援護っ、左翼は密集陣形! 盾を構えて敵を沂水にたたき落とせ!!」

 

 夏侯惇たちは駆け足の勢いをさらに増しながら反時計回りに袁紹軍へと接近し、僅かな防御しか敷かれていないその後背に食いついた。

 

 

 

 指揮を執りながら後退を重ねていた文醜が焦ったように声を上げる。

 

「姫ー! なんかヤバいっすよー!」

()()()さんが来ましたのね」

 

 右後方から夏侯惇に、前方やや左よりから関羽に攻められている袁紹軍は、しかし未だ軍の体裁を保っていた。

 

「報告! 下邳の城門が開いています!」

 

 数刻(1時間強)前と同じ報告。だが、その言葉の持つ意味は真逆だった。

 

「袁紹様っ、これ以上は兵の士気が持ちません! なんとか――兵の少ない左翼後方からなら退却できると思いますから、ここは退きましょうっ!」

 

 顔良が必死の形相で袁紹に訴えかける。狭いせいで数の有利を活かせなかった下邳城の前の一本道。しかし、今はその地形のおかげで相手の勢いを削ぐことができていた。

 兵数の有利をそのまま肉の壁にすることで。

 

(わたくし)に逃げろと言うの!?」

「あー、姫。無理そうっていうかー、関羽とかメチャクチャ強いっすよ。斗詩とあたいの二人がかりでも逃げるのがやっとっすから、ちょぉーっとヤバそうっていうかー」

 

 文醜には珍しい弱気に、袁紹が怯む。その隙に畳みかけるようにして、顔良が珍しいほどの勢いで説得の言葉を並べていく。

 

「青州に残した10万を呼び、軍を立て直しましょう。逃げるのではなく悠然と後退して青州に戻るんです! 最後に勝てば私たちの勝利ですっ。お願いします、袁紹様!」

「くっ……やってくれましたわね、華琳さん……! 青州まで戻りますわよ!」

 

 袁紹軍本隊、未だ健在の10万を超える兵士が、ゆっくりと後退を始める。

 

 

 

 

「――いよいよ我々の出番ですよ」

『おー!』

 

「華琳様に勝利をもたらすのよ!」

「はっ!」「超過労働反対ー!」「なのー!」

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

「みんな聞いて、緊急よ。下邳で負けた袁紹が青州へ向けて後退したんだけど――」

 





>披露宴用関羽の十七分割
 文醜「ケーキ入刀に処す」 やだ……かっこいい……。
 空海から仕入れた知識の無駄遣い。ちなみに、空海は現代レベルの材料が揃わなければケーキを作れません。バターはギリギリ作れますが、生クリームはわからないという。

>十代のような若々しさ
 若返り・不老長寿と死者蘇生とかめはめ波の実現は人類共通の夢ですよね。そんなわけで奇跡の代名詞として強調しています。それほど深い意味はないはず。
 こう繰り返しているとなんか自分が若いキャラが好きみたいに錯覚してくるんですが、私は美羽が好きなのであって若いキャラだから良いとかそんなことはありません。むしろアニメ版の作画では熟女キャラの何進と水鏡と厳顔が特に好(ボグシャァ

>京兆尹
 ここで貨幣製造が統括されていたのは董卓銭の頃のお話です。権限があったというのは捏造設定になります。ただ、配合の秘密は京兆尹が握っていたとか居なかったとか言われることもあるようなので、そういった説を絡めた設定ですね。
 土地としては東京に対する京都のような存在で、とても重要な土地でした。


 それでは次回、覚醒曹操にご注意を。

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