玉虫色の魔法使い   作:しゅん123

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第2話 闇のギルドdeadplayer

「また死人が出たそうだな」

 

また出たのか

 

最近、闇ギルドのDeadPlayer

 

死の奏者と言う犯罪ギルドが窃盗や殺人を繰り返している

 

「今度は遠隔魔法で頭を一撃だったらしい」

 

「新聞で見たよ、トップギルドの五段と四段が一人と三人だろ」

 

「噂だけどさ」

 

「何?」

 

「標的の基準ってトップギルドでも頂点を極める者らしい」

 

まぁその辺の雑魚相手にしても何にもないしな

 

「海ちゃん来たよ!」

 

「御待たせしました」

 

「うん、じゃあ行こうか」

「そんでもって次の標的は―――」

 

その場を離れる

 

今日は溢れだしたスライムの掃討

 

ノルマはジャイアントスライムを10体

 

強さ的には四段でも苦戦するレベル

 

今日は苦しくなりそうだ

 

造形魔法が良いかな?

 

なら色を混ぜて

 

茶色完成

 

「ヒーラーは任せてください」

 

「なら俺はアタッカーだな」

 

「今回は苦戦しそうね」

 

「だな」

 

「ですね」

 

てか中々見つからねーな

 

そういやジャイアントスライムって他に何か厄介なことがあったはずなんだっけかな?

 

「きゃっ!」

 

「どうした!?」

 

「何かヌメヌメしたものに腕を触られてって服が!」

 

「そうだったあいつの粘液は石油製品を融かすんだった」

 

「先にいってくださいよ!」

 

「忘れてた」

 

魔法で石の槍を作り強化魔法で筋力を上げ全力投擲

 

グニュン

 

「やっぱりダメージねぇか」

うーんどうしたものか?

 

青魔法で潰すか

 

「このぉ!触るな!」

 

咲希がスライムの触手を避けながら言う

 

「五木ちゃん大丈夫―――」

 

咲希が避けながら聞く

 

「離してくださいぃ!!」

 

「じゃなさそうね」

 

腹を職種に掴まれ逆さまに吊られている五木が其処にはいた

 

勿論服もみるみる溶けている

 

このままほっといたらどうなるかな?

 

見てみたい気もする

 

「そろそろ助けてやれよ」

 

バン!

 

五木を掴んでいた触手が根本から消滅する

 

「ってやべぇ!」

 

落ちてくる五木をダッシュで迎えに行く

 

「きゃぁぁぁ!」

 

後ちょっと

 

手を伸ばしダイブする

 

小柄な五木ならこの状態でも受け止めれる・・・・・・はず!

よしまにあった

 

間に合ったけどこのままじゃ俺の手がおれる!

 

五木を抱き寄せ、半回転し背中で着地する

 

いてぇ

 

「だっ大丈夫ですか?」

 

「あの腐れスライムただじゃおかん」

 

あれ?

 

いない

 

「玉虫色の魔法使いがこんなだとはおもわなかった」

 

背の高い胸の膨らみが大きい金髪の女性が俺を見下ろしながら言う

 

「誰?」

 

「言ってなかったな、私はアリス」

 

「アリスさんか、あの魔法は破壊魔法」

 

「そうよ、貴方を探してた」

 

「何で?」

「私の仲間になりなさい」

 

なぜ命令形?

 

「一応聞くけど何で?」

 

「話してないで残り手伝いなさいよ!」

 

「仕方無いな」

 

バンバンバン・・・・・・

 

「強い」

 

「理由はね仇よ」

 

「なら深くは聞かない」

 

俺はデリカシーの塊だからな

てかいつの間にか咲希の服も刺激的になってるし

 

「俺は良いけど他の二人はどうか知らん」

 

「私は歓迎します」

 

「五木、降りてくれる?手はとっくに離してるぞ」

 

「すっすみません」

 

やっと俺の上がら退いてくれた

 

俺も立ち上がる

 

「強い人が入ってきてくれて嬉しいわ」

 

「と言うわけで歓迎するよ」

 

「ありがとう」

 

「帰りましょ」

 

「二人ともそれで帰るのか?」

 

「仕方無いじゃない」

 

「そうですよ」

 

「じゃあ帰るか」

 

狙った色じゃなかったけどいいか

その後町に帰ると男女問わず熱い視線が二人に注がれ続けた


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