デート・ア・グリムロック   作:三ッ木 鼠

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琴里の特徴
色:赤
職:司令官
武器:斧

こんな人見たことあるな


3話 ショックウェーブの1日

 大昔、まだセイバートロン星での戦争が始まったばかりの頃、ショックウェーブがこの星に来た時は苛烈な食物連鎖によって成り立った世界観であった。恐竜と呼ばれる生物が大地を闊歩し、恐るべきパワーの持ち主であった。恐竜の力とトランスフォーマーの力を融合させれば最強のトランスフォーマーが完成するであろうと当時のショックウェーブは考えていた。

 しかし、今目の前に広がっているのは恐竜ではなく小さく弱々しい二本足が支配した星だ。直立二足歩行という点はトランスフォーマーに似ている。生物的には猿に近くその戦闘力は恐竜と比較すると取るに足らない物だ。

 墜落した輸送機を山の中へ埋め込み、自分のラボに改造したショックウェーブは金属のベッドから起き上がると頭をかいた。

「やれやれ、地球はいつまでも原始的だ」

 ショックウェーブは椅子に腰掛けると足下を小さな数匹インセクトロンが這い回り「キィィ、キィィ」と耳障りな声を上げて餌をねだる。

「ふふっ、可愛い奴らだ。エネルゴンかまぼこをやろう」

 胸の小さなハッチから数本のエネルゴンかまぼこを取り出すとショックウェーブはそれを適量に千切ってから床に撒いた。インセクトロン達はこぞってエネルゴンかまぼこに集り、床に撒いた分は一瞬にして無くなってしまった。

「ハードシェル、私の食事はまだか?」

「おう、むぐむぐっ! 今持って行くぜ! むぐむぐっ」

「……」

 大柄で太い肢体のインセクトロン、ハードシェルが皿の上にエネルゴン料理を盛り付けて奥の台所から出て来たが、至る所にかじった跡がある。

「げぷっ……」

 ショックウェーブの単眼が皿の料理を凝視してからハードシェルを睨む。すると左腕のレーザーキャノンをゆっくりとハードシェルの方へ向けた。

「ま、待て待てショックウェーブ! 食べたのは俺だけじゃないぞ! キックバックやシャープショットも食べてたし!」

 

「食い意地の張った奴らだ。これならグリムロックの餌になった方がお前達の為になったかもしれないな」

 グリムロックと聞いてハードシェルを含めてキッチンにいたシャープショット、キックバックは同時に嫌な顔をした。グリムロックの実験と称してグリムロックと戦ったこの三名、ハードシェルは頭を掴まれてスイッチに力任せに叩きつけられた。

 キックバックはドアの下敷きにされた。

 シャープショットに至ってはグリムロックに噛みつかれて最終的に体を踏み潰されてリペアに相当な時間がかかってしまった。インセクトロンの原種である彼等のスペアパーツはセイバートロンには存在せず、ショックウェーブだけが唯一彼等のスペアパーツを製作出来るのだ。

「私は君達を苦しめて殺す方法はいくらでも知っている。食事を作り直すか地獄を見るか諸君に選ばせてやろうではないか」

「わかったよ、今のはちょっとした冗談だって。すぐに作り直すさ」

 ハードシェルは苦笑いを浮かべてショックウェーブに媚びるように皿を下げて朝食の作り直すべくキッチンに走って行った。

 気性が荒く、本能の赴くままに行動して回路が完全にイカレた無法者だがショックウェーブの命令には決して逆らわない。

「困った物だ。研究材料の探索に来た筈がメガトロン様が目指していた星に私の方が早く到着するとは……」

 ショックウェーブの足をスリスリと頬ずりをして懐いてくる下等なインセクトロンを撫でながらメガトロンの行方を気にしていた。セイバートロンでの留守を預かった矢先にグリムロックが計画をメチャメチャにしてしまった。不安定なスペースブリッジに突入した両軍は行方知れず、メガトロンとも連絡が付かないでいた。

「メガトロン様……今どこへ」

 主人の心配をする忠君ショックウェーブにハードシェルが歩み寄って来た。手には金属製の皿が置いてあり皿にはエネルゴン料理を盛り付けてある。

 

 しかし、少しかじられてある。

 

「……君達はよほど私を怒らせたいと見えるな」

「違うんだってキックバックが毒味だって!」

「違げえ、違げえ、違げえ! 俺じゃなくてシャープショットだ」

「お前等、人の所為にすんじゃネー! 殺してやろうか。ンハハハハハ!」

 ショックウェーブは頭を抱えた。

「もう良い、私の気が変わらないウチに消えるんだ。ラボの周囲を探索して来い、飛行と戦闘は禁止する」

「うす!」

「ガッテンだ!」

「ミラクルOK!」

 ショックウェーブも朝食を済ませば探索に出掛けるつもりだ。あの三人では不安しか残らない。当初、私兵団として招いた際は社交性やコミュニケーション能力などを除外して残虐性や戦闘能力しか必要としていなかったが、しばらくは他の惑星で身分を偽って過ごす必要があるのだからある程度の常識は欲しい所だ。

「虫に論理的な行動は通用しないか」

 嘆くように首を横に振ってインセクトロン等の並外れた常識に失意する。

 食事を済ませるとショックウェーブは皿をキッチンの流し台に入れておきインセクトロンに床の掃除を命ずる。そして今や玄関となった輸送機のハッチを開けてショックウェーブは外に出た。

 ショックウェーブが腰に付けていた器具を手に取って電源を入れた。これはエネルゴン探知機で周囲に未精製のエネルゴンが眠っていないかを調べる事が出来る。

 インセクトロンやダイノボットはトランスフォーマーでありながらエネルゴン以外の物から養分を得られるが、通常のトランスフォーマーはエネルゴンを摂取しなければ生きていけない。

「有機物の多い星だ。しかし、やはり未精製のエネルゴンが無数に眠っている星だ」

 頭部の人間であれば耳に当たる所を指で押してショックウェーブは探索に出た原種の三人に無線で連絡を入れた。

「ハードシェル、シャープショット、キックバック、そちらはどうだ?」

『こちらハードシェル、辺り一帯エネルゴンの反応だらけだ!』と、ハードシェル。

『こっちもいっぱいだぜ、エネルゴン、エネルゴン、エネルゴン、どこもかしこも反応しやがる』と、キックバック。

『ンハハハハハ! しばらく空腹には困らネーぜ!』と、シャープショット。

 ショックウェーブの調べた通り、地球はエネルゴンが無数に溢れ返った夢のような星だ。幸運にも人類はエネルゴンに一切触れておらず、地球のエネルゴンは殆ど未精製の物ばかりだ。

 地球を目指して行ったメガトロンとオートボットは地球に到着していない。という事は今、地球にいるディセプティコンはショックウェーブとインセクトロンだけとなる。未精製の膨大なエネルゴン、これらをディセプティコンの物にすればこの戦争の勝利は揺るぐ事の無い物になる。

 お調子者のスタースクリームならば馬鹿笑いをしていた筈だ。

 ショックウェーブは直ちにエネルゴンの掘削作業をインセクトロンに命じた。

「ハードシェルはラボ付近のエネルゴンを掘り起こせ、シャープショットとキックバックは臨時基地の建設だ。今すぐ戻って来い」

 三人が戻って来るまでにショックウェーブはこの星の生物で新たな兵器を作れまいかと土を掘り返したり、木を揺さぶって生物を探していた。視線を落とすと木の根本にうねうねと体を動かしながら土の中に逃げようとする虫を見つけた。

 指先から小さなアームを出してムカデを掴むとショックウェーブはカプセルの中にムカデをしまった。

「素晴らしいフォルムだ。妖艶なボディを真似れば兵器とは思えぬ芸術品となるだろう」

 他にも昆虫を採取をしていると聞き慣れた二種類の羽音がした。音がした方向へショックウェーブが注意を注ぐと二方向からシャープショットとキックバックが飛んで帰って来ている。

「帰ったぞショックウェーブ!」

「飛ぶなと言った筈だが」

 ショックウェーブの単眼が点滅を繰り返すと二人は焦って言い訳をする。

「わ、悪いな。急いだ方が良いかなって、なって、なって」

「……。気をつけろ、ハードシェルが戻るまで邪魔な木を片付けろ」

 ショックウェーブは臨時基地の設計の為に一旦ラボに帰った。

「相変わらずおっかねーなショックウェーブは」

「感情があるかも怪しいぜ。まともなトランスフォーマーじゃねーナ!」

「馬鹿、シャープショットアイツに聞こえるだろ」

 愚痴をこぼしながら二人はシャベルとクワで木を取り除いていた。火器で焼き払いたいのが本年だがショックウェーブは見つかる危険性を考慮して許可しなかった。次にまた違反すればキツいお灸をすえられるのは間違いない。

「ハードシェルの奴遅せえナ」

「遅せえ、遅せえ、遅せえよハードシェル」

 飛行型の二人と違い、ハードシェルは変形しても飛ぶ力を持っていない。次はハードシェルの愚痴を良いながら作業をしていると騒がしい足音と共に木々を押し倒しながらハードシェルは戻って来た。

 鈍重な変形プロセスを経てカブトムシを連想させる姿からロボットモードに変移する。

「ふぅ~帰ったぞ」

「遅せえよ!」

 シャープショットとキックバックの声が重なった。

「お前等帰るの早すぎるだろ、どうせ飛んだんだろ。んでショックウェーブに怒られたってかダッセェな」

「ンだとコラ!」

 キックバックは軽く跳躍し体重を乗せながらハードシェルの顔面に綺麗な右ストレートをかました。

「やったなテメー」

 仕返しにキックバックの頭を掴んで地面に叩きつけ背中を殴りつける。しかしハードシェルの拳を足でガードすると立ち上がり、額に頭突きを見舞った。

「ンハハハハハ! ハードシェル! キックバック! やれやれー!」

 両者はもみ合い、地面を転げながらも優位な位置を取ろうと殴っては馬乗りになり殴っては馬乗りを繰り返していた。

 ハードシェルが上になり太い腕をキックバックの首に巻き付けて羽交い締めを決めた。

「降参かキックバック!」

「うぅ~! ギブギブ!」

 負けを認めた所でハードシェルは力を緩めた。

 ここぞとばかりにキックバックは肘を腹にめり込ませハードシェルを仰け反らせ、今度はキックバックが優位な態勢となった。

「遊んでいるという事は仕事が終わったと思って良いのか?」

 不意に聞こえて来た冷徹な感情の起伏を感じさせない声に三人の顔は青ざめた。人間なら血の気が引いて行っただろう。

 揉み合っていた方の二人は喧嘩をやめて立ち上がり、バツの悪そうにしながら言葉を詰まらせていた。

「い、いやショックウェーブ、遊んでいた訳じゃ……」

「では今の行動を論理的に説明してもらおう」

「ろ……え、何? ……ああ~悪いショックウェーブ、すぐ作業に入るよ」

 言い訳よりも謝った方が早いと判断したハードシェルが頭を下げ、他の二人の頭を掴んで無理矢理頭を下げさせた。

「今更だが騒ぐなよ」

 ラボのハッチが閉じてショックウェーブが入って行った事を確認すると三人はホッと胸をなで下ろした。

「やっぱこえーヨ」

「寿命が四百年は縮んだぜ。ったく」

「メガトロンが怒鳴るよりも別の意味で迫力あるぞアイツ」

 無駄口を叩きながらも作業を再開した三人はブツブツと愚痴は多いが作業は実に迅速でありラボの近くにあった木や草は全て取り除き、三人の昼食となった。

「うふぇ~、単なる草や木は味が薄いナ!」

「薄い、薄い、薄い……嫌、ヘルシーな味わいだ!」

「俺はもっとガツンと濃い味が良い」

 文句を垂れるが食い意地の張った連中の三人は食料は質よりも量を重視している。

「しっかしよショックウェーブの野郎、もうかれこれ三時間以上はラボに立てこもってやがる」

「外では遊ばないインテリインドアキャラだな」

「ンハハハハハ! アイツぁ運動とか苦手そうだしナ!」

 インセクトロンの三人は次々とショックウェーブの事を好き勝手言っており、それは全て本人に聞こえていた。尤も、ショックウェーブはそんな事では腹を立てたりはしない。当のショックウェーブの頭の中はラボ付近の開拓と山から見える一帯の地域、天宮市を完全に掌握し、メガトロンへの手土産として差し出すつもりであった。町の情報は勿論の事、日本、地球の詳細な地理はワールド・ワイド・ウェブを通じて一寸の違いも無く習得した。世界の言語、僅かな方言もショックウェーブも知識を以てすれば実に簡単だった。

「んんっ……」

 喉の調子を整えるように咳払いする。

「何でやねん、おいでやす。…………奇妙な発音だ。サウンドウェーブならば上手くハッキング出来たのだがね」

 空中投影されたスクリーンの映像を見ながらショックウェーブは天宮市を支配した際に付ける新しい名前を考えていた。

「ハードシェル、作業の調子はどうだ?」

『オッケーだ。木は殆ど取り払ったぜ! でも南の方角から何か飛んで来てるぞ』

 ハードシェルの報告を受けて席を立つとラボのハッチを開けた。

「敵反応は?」

「あっこ」

 ハードシェルがセンサーで捉えた敵の方角を指で指し示す。人間の視力では視認不可能な程の遥か遠方であるが、ショックウェーブには鮮明に捉えていた。

「何だあれ?」

「ASTという地球の最先端技術を使用した部隊だ。原始的で論理的ではない姿をしている」

 敵が三葉虫でも原始人でも侮らず、手を抜かず、しっかりと観察してからショックウェーブは冷静に行動を起こす。“軽率な行動の前に明確な思考を先ずる”これはショックウェーブの信念だ。

「ハードシェル、森林で姿を隠し近付けば砲撃しろ。シャープショット、キックバック、お前達も森で隠れ接近した際に挟撃しろ」

「よっしゃぁー!」

「やろうぜ、やろうぜ、やろうぜ!」

「ンハハハハハ! 一匹残らず食い散らかしてやラぁぁ!」

 戦闘になれば三人の様子は一転、さっきまでの整地作業の時とは違って生き生きとしていた。ショックウェーブの指示に従い、三者は森の中に姿を隠した。ショックウェーブは周囲にジャミングを出し、敵のセンサーの類の妨害をする。

 敵がセンサーを持っているか否かは武装から判断し、もし持っていなくてめ無線を妨害する事も出来る筈だ。ラボのハッチを閉じて、シートを被せなんとか出入り口だけは隠した。

 ショックウェーブも急いで森に隠れてASTの様子を伺う事にした。連中を捕らえて武装を解析出来ればおよそ、この星の技術力は把握出来る。

 偵察に来た五人程のASTの部隊はショックウェーブ率いるインセクトロンが待ち伏せをしているなど知るよしもなかった。山中に墜落した落下物の調査に来ていた、その為武装も精霊と戦う時のような物は搭載していない。

 ショックウェーブが指定した地点をASTが通過するとカブトムシのような姿に変形したハードシェルは森林の中から正確に敵を捉え、大口径カノン砲が火を噴いた。

 砲弾は樹木を突き破り空中のAST隊員に命中、同時に大規模な爆発を巻き起こした。砲弾を受けた隊員は随意領域テリトリーのおかげで死亡はしなかったが、ダメージが酷く武装とスラスターが大破してゆっくりと落ちていく。

「何だ今の砲撃は!? どこからだ!」

「九時の方向からです! しかし大砲らしき物は見あたりません!」

「本部へ連絡しろ、正体不明の敵からの攻撃だ!」

 偵察隊の指揮官の男が命令を下すが、ジャミングの所為で連絡が取れない。その間にシャープショットとキックバックは木と木の間から騒がしい羽音を鳴らしながら飛び上がり、スラスターを噴かして接近を図った。

「ンハハハハハ! 逃げようたってもう遅いゼ!」

 気が触れたような奇声に近い笑い声をあげながらシャープショットは空中の隊員全てにロックオンしている。キックバックと殆ど同時に左右からミサイルを連射した。空に連鎖的に爆発が起こり黒煙がしばらくの間、宙を漂っていた。

 抵抗する間も無く偵察隊は簡単に壊滅した。敵の武装は壊れた物もあるが無事な物もある。それを操る人間は全員、一命を取り留めていた。

 地上に叩き落とされた隊員等にインセクトロンの三人は群がった。

「うへぇ……何て不味そうなんだベジタリアンの俺に生物は無理だ」

 ハードシェルは露骨に嫌悪感を出して言い放つ。

「食いてぇがオレも生物は遠慮するぜ」

「ンハハハハハ! それじゃあこのオレがいただくゼ! ヒャッハー!」

 ハードシェル、キックバックよりも雑食なシャープショットは横たわった無抵抗な人間を見て涎を垂らす。

「やめろ、シャープショット」

 まさに食らいつこうかとした際に止めたのはショックウェーブだ。

「ショックウェーブ……なあ、一匹くらい良いだろ味見も必要だロ?」

「いずれ好きなだけさせてやる。今は貴重なサンプルだ」

「…………」

 威圧的な声でシャープショットを黙らせ、ショックウェーブは気を失ったAST隊員を掴んでラボへと持って行く。

「くぅぅ……久々の肉が」

「気を落とすなよ、シャープショット。肉なんざこの星じゃわんさかあんだからよ」

 変形したハードシェルはシャープショットの肩をポンと叩いて慰めてやった。それに続いてキックバックも笑いながら背中をさすってやる。

「オメーもベジタリアンに目覚めてみろよ。ついでに涙ふけよ」

 ハンカチの代わりに千切って来た草の束を渡してやった。

「おう、ワリィなお前等……」

 千切って来た草で鼻をかみ、シャープショットはとりあえず立ち直ると整地作業を再開した。

 整地を終わらせた一向は次にようやくショックウェーブが与えた作業に取り掛かった。ハードシェルは掘削機を持ち出して地面のエネルゴンの採掘を開始した。

 ショックウェーブ監視の下、キックバックやシャープショットは懸命に作業に取り掛かり日付が変わる頃には岩山を模した臨時基地が完成していた。高度なステルス機能のおかげで周囲からは本物の岩山にしか見えない程にカモフラージュされている。

 司令室が設けられ、そこにはショックウェーブとインセクトロンの三人の姿が確認出来る。

「諸君には重ねて言っておく、目立った行動は起こすな。我々の使命はこの町をディセプティコンの補給路として開拓し、オートボットとの決戦の足がかりにする。私が命令を下すまで余計な事はするな」

 三人は臨時基地が完成して喜びを露わにしているがショックウェーブはそんな様子は一切無く、ただただ無感情で指令を出し、その後はラボに篭りっきりだ。

 しかしショックウェーブの天宮市支配の計画は始まった。膨大な数のインセクトロンは息を潜めて合図が来るまで地中にて待つ。その合図が出た時、連中は恐るべき暴虐の嵐となって町を、住民を襲うだろう。


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