織斑 一夏
アバター名 チナツ
年齢 16歳
レクト所属のISパイロット。
機体《白式》→《白式・熾天》
待機状態 白のガントレット→白と薄紫のツートンカラーブレスレット
幼い頃に両親が行方を眩まし、幼少期は姉である千冬に面倒を見てもらっていた。
そのため、家の外で頑張ってる姉を見て、家の中のことは自分が頑張ろうと決意し、昔から料理、洗濯といった家事全般は得意だ。
小学生の頃から剣道に打ち込み、剣の腕はそれなりに優秀であった。
しかし中学に上がった頃に、第二回モンド・グロッソの決勝戦前に『亡国機業』に拉致され、それによって千冬は決勝戦を辞退し、二連覇という偉業を達成できなかった。
その事が一夏の心のしこりとして残った。
それ以来、一夏は中学生でありながら、バイトをする傍ら、剣の修行に明け暮れていた。
そして、二年生になる前の11月に、SAOの虜囚となった。
SAOに囚われてからは、キリトとともに行動する。
そのため、VRMMOでの戦闘はかなりのレベルで、もともと剣の修行をしていた事も相まって、SAO内でも上位プレイヤーに名を連ねることとなる。
しかし、アインクラッド攻略中盤になって、シンカーからの誘いがあり、《アインクラッド解放軍》に入隊し、影の人斬り役という役割を与えられた。
その後、レッドプレイヤーを狩るレッドプレイヤーというその行動から、レッドプレイヤーたちに恐れられ、『人斬り抜刀斎』という異名までつけられた。
しかし、アインクラッドの攻略が中層域に達しようとしていた時、ある一人のプレイヤーとの出会いで、運命が大きく変わる。
女性のプレイヤーで、名前は《ユキノ》。
ミステリアス且つ、氷を思わせるような冷たい表情と感情を持ち合わせた人物。
当初、人斬り現場を見られて、チナツは抹殺しようかと思ったが、その場で気絶し、そのままにしておく事も出来ないと考えたので、そのまま軍のギルド本部まで連れて行く。
それからは、ユキノも軍に入って、共に行動する事が多くなった。
そして、ある日チナツ対するレッドプレイヤーの動きが苛烈なものになってきた事を危惧して、シンカーはチナツとユキノを結婚させ、新婚夫婦に偽装させようとした。
二人はその指示に従い、結婚し、中層の森の中にある小さな家を買い、そこで暮らしていた。
そんな生活を送る中で、殺伐とした暗部の世界で生きてきたチナツの心は、また昔のように戻っていった。
だが、ユキノがチナツを殺すために集ったメンバーの仲間であった事と、ユキノの想い人を、過去にチナツが殺害していた事が判明し、チナツの罪の意識はとんでもないほどに大きなシコリとして残った。
そのため、ユキノを救い出し、ユキノに殺される事を望み、敵地へと単身乗り込んだ。
何度も死にかけながらも、リーダーのプレイヤーとの対決までこじつけ、最後の死闘に臨むが、最後の最後で、ユキノが戦場に現れ、最後はチナツの一撃にて、リーダーのプレイヤー諸共死亡した。
その後悔から軍を抜け、一人で宛てのない旅をする『流浪人』となり、軍やその他のギルドなどと関係なしに、困っているプレイヤーなどを助けるなど、お人好しな一面をこの瞬間に見せる。
この時すでに、ユニークスキル《抜刀術》を会得する。
そんな中で、第一層ボス攻略の際に出会ったカタナと再会し、彼女の所属する《血盟騎士団》の任務を手伝うことになる。
いろいろな任務を共にこなすうちに、カタナやアスナたちの心情などを聞き、今まで押し殺していた感情を思い出し、再び表舞台へと姿を表す。
正式に《血盟騎士団》のメンバーとして入った時に、カタナの配下へと入り、主に情報収集などの任務を担う『隠密部隊』として活動する。
数々の任務をこなす内に、カタナの方がチナツ惹かれていく。
ユキノとのことをカタナに打ち明け、改めてカタナの存在という物を再認識し、カタナが自身にとってなくてはならない存在であると自覚した。
第70層ボス攻略の際に、初めてユニークスキルを公に使い、ヒースクリフ、カタナに続いて三人目のユニークスキル持ちとして名前が世に広まった。(この時すでにキリトも会得していたが、開示してないため、三人目と言われていた)
ボスとの死闘の末、自分は死ぬことができないと、確固たる意志を持ち、《抜刀術》スキルの最終奥義、《天翔龍閃》を発動させたことで、九死に一生を得た。
一日が経ち、その日の夜に、正式にカタナと結ばれる。
その後もカタナやアスナ、キリトたちと共に、最前線を戦い抜き、最後の戦いを終え、現実世界へと帰還した。
その後、数ヶ月が過ぎた時に、未だに帰還していない明日奈の事を知る。
そして、エギルからもらった写真と、その写真が撮られた場所を和人から聞き、カタナと共にALOへとダイブすることを決意する。
ALOでは、風妖精族の《シルフ》を選択し、SAOの時同様に刀を使用して、高速戦闘を得意とする。
キリトたちと共に央都《アルン》へと冒険を続け、最後にキリトが《イグドラシル》に登るのを手伝った。
ALO初期の時には、白いジャケットに、武器は打刀より長い『太刀』を使用していたが、新生ALOでは、SAOの時と同様、白いコートを纏い、武器もリズベットから作ってもらった『打刀』を使っている。
髪型は現実世界と同様だが、髪色はシルフ独特の緑がかった金髪で、目の色は緑色。
すでに一部のプレイヤーからは、《瞬神》の名で呼ばれる。
アスナを救い出した後、現実世界での生活が待っていたが、和人、明日奈、刀奈と共に行ったIS展示会にて、ISを動かしてしまい、和人、明日奈と共にIS学園へと入学した。
桐ヶ谷 和人
アバター名 キリト
年齢 17歳
レクト所属のISパイロット
機体《月光》
待機状態 黒いブレスレット
言わずも知れたSAOをクリアに導いた英雄。
《黒の剣士》《ビーター》《ブラッキー》などと呼ばれ、SAOの最前線をほとんどソロで踏破した高レベルプレイヤー。
正規盤のSAOよりも前、試作盤のβテストを受けており、ゲームに関して知識は豊富。
現実世界では家族との間に言い知れぬ溝を作り、ネットゲームにのめり込んでいった。
SAOに囚われてからは、初日に出会ったチナツと共に第一層のフィールドを駆け抜け、共に最前線へと立った。
第一層のボス攻略会議の際に、アスナ、カタナの両名とも出会い、その日限りのパーティーを組むことになる。
第一層のボスをなんとか討伐し、一躍ヒーローになったが、キバオウによるβテスターに対する批判の声を聞き、他のβテスター達に危害が及ばないよう、自らを悪役に仕立てて、その場を去った。
この時、《ビーター》の名で呼ばれるようになる。
チナツとはその後も行動を共にしていたが、途中でチナツが軍に入り、その後はソロでの活動が多くなった。
元々繊細な心の持ち主なため、孤独に耐えられず、一度だけギルドに入ったことがあるが、そのギルドが、本人とギルドリーダー(のちに外周から投身自殺をしてしまう)を除いて全滅し、それを自分のせいなのだと思い込んでしまう。
それからは、ギルドに入ることをしなくなったのだが、アインクラッドにおいて、絶対的な安全エリアに設定されている街中の圏内で殺人事件が起こるという奇妙な事件に、当時階層攻略のために最前線に集まっていた最強ギルドと呼ばれいた《血盟騎士団》の副団長をやっているアスナと行動を共にし、この事件を解決する。
それからアスナとフレンド登録をし、今まで犬猿の仲だった二人が、一本ずつ歩み寄っていった感じになった。
最前線、第74層を一人で攻略して、その帰り際にレア食材を手に入れ、それを条件にアスナに調理してもらい、アスナの部屋で食事をする。
その時久しぶりにパーティーを組み、74層の最奥部まで踏破した。
ボスとの戦闘を避けていたのだが、途中で出会った《アインクラッド解放軍》の面々が無理矢理攻略に挑んでしまった為、これまた途中で出会った《風林火山》のギルドリーダーであるクラインとアスナ、三人でボス部屋に直行。
軍のメンバーを助けるべく、ボスへと挑んでいったアスナを助ける為、クラインと共にボスへと挑む。
元々少ない人数と、犠牲者が出ていたことから、やむなしと思い、そこで初めて、公にユニークスキル《二刀流》を発動させ、ボスを一人で倒してしまう。
その後、アインクラッド最強ギルド《血盟騎士団》のギルドリーダーであり、同じユニークスキル持ちであるヒースクリフと決闘し、敗北した事で、賭けの条件として《血盟騎士団》に入る事となる。
そして、第75層のボス攻略が行われ、『スカル・リーパー』を倒した後、アインクラッド最強のプレイヤー《ヒースクリフ》の正体が、《茅場 晶彦》である事を看破する。
ヒースクリフから、最後のデュエルを持ちかけられ、これを受諾。しかしそのデュエルで、敗北し、アスナを失って、絶望に飲み込まれた。
HPがゼロになり、消えると思っていたその時、意志の力によって存命し、最後の一撃をヒースクリフに与え、相討ちのような形でSAOをクリアに導いた。
アスナとともに、アインクラッドからも、現実世界からも消えると思われていたが、現実世界へと帰還を果たした。
現実世界に帰還してからは、リハビリの毎日と、今まで疎遠になっていた妹の直葉との関係を良好して行っていた。
しかし、恋人のアスナを含めた300人のプレイヤーが、現実世界に復帰できていない事実をしり、当時SAO事件の対処をしていた菊岡のツテを使って、アスナが入院している病院へと通う日々を送ってきた。
そこでアスナが、現実世界で須郷 伸之と結婚するという事実を知り、再び絶望を感じたが、直葉の励ましと、エギルから送られてきたスクショを見て、アスナを取り戻すと決心し、ALOという仮想世界へ、再びフルダイブした。
ALO内での種族は影妖精族のスプリガン。
ALO内で出会ったシルフ族の剣士リーファの案内の元、アスナの姿が撮影された世界樹の元へと向かう。
途中に出会った仲間や強敵と分かち合い、チナツ、カタナたちとともにALOのグランドクエストに挑み、これを踏破した。
世界樹の頂上に登り、アスナと再会を果たすも、そこに現れた妖精王《オベイロン》こと須郷 伸之によって、アスナを犯されそうになるが、死んだと思われていた茅場 晶彦の残滓、《ヒースクリフ》の助力を受け、須郷を倒し、現実世界での明日奈との再会を果たすことができた。
その後、本来ならばSAO生還者のための学校へと入学するはずだったのだが、一夏と同じで、イベント会場にあったISを触れたことで、ISを起動できる知られ、強制的にIS学園へと入学することになった。
更識 楯無
アバター名 カタナ
年齢 17歳
ロシア国家代表
専用機《ミステリアス・レイディ》
待機状態 扇子についている二対のストラップ
暗部の家系『更識家』の17代目当主。
幼い頃から暗部の家系故の英才教育を受けてきており、その結果、文武ともに優れた才能を見せている。
『楯無』という名は、更識家当主が襲名する名で、本当の名前は『刀奈』。
まだ年若いながらも、すでに当主としての資格を得ており、10代で父親から当主の座を得る。
しかしその為なのか、妹の簪とは疎遠な関係になってしまう。
その頃、簪はSAOの正規盤を買っており、限定一万ロットのナーヴギアも手にしていた。
しかし公式サービス開始のその日、簪は家におらず、代わりに息抜きとして被ったのが、刀奈だったのだ。
その日一日限りのプレイのつもりだったが、SAO事件に囚われてしまう事となり、二年もの時間を虜囚として過ごすことになる。
デスゲーム開始直後は、始まりの街周辺を探索し、情報収集と戦闘訓練を行っており、地道なレベリングを行ってきた。
キリト、チナツとは、第一層攻略会議の場で知り合い、その時にパーティーを組んだ。
武器はSAO内でもあまり少なかった槍を扱い、SAOプレイヤーの中では、もっとも優れた槍使いだった。
後にそれがユニークスキル《二槍流》を習得するきっかけになる。
第一層攻略の際に、アスナとも知り合い、ボスを倒してからは、ともに行動することが多くなった。
その後、アスナと共にヒースクリフから《血盟騎士団》に勧誘され、アスナと同じ副団長兼、偵察や情報収集などを暗部に関わる部隊でたる『隠密部隊』の筆頭に抜擢される。
ボス攻略の際には、アスナと共に参加し、自身も指揮をとりつつ、アタッカーとしての役割を果たしている。
暗部に所属している為、軍に入っていた頃のチナツの噂などをよく耳にしており、時折気にかけていたりしていた。
そしてアインクラッドの攻略が中盤に差し掛かってきたあたりで、チナツが軍を抜けたという情報を得て、チナツを探し出す。
流浪人として旅をしていたチナツと共に、騎士団の任務などを手伝ってもらいながら、チナツに《血盟騎士団》へ入団してほしいと思っていた。
その頃から、第50層に店を構えているエギルのところに行っては、チナツの事を気にかけていた。
その後、チナツが《血盟騎士団》に科せられた事件をことごとく解決していき、チナツ自身の意思によって《血盟騎士団》入りを果たした。
それからは、チナツはカタナの部下として隠密部隊に配属され、カタナはともに任務や、それ以外の事でも行動をともにするようになった。
その頃から少しずつチナツの事が気になり始め、現実世界の妹との間にできた溝の事や、任務中に何度となく命を救われた事によって、チナツに対しての認識が変わって行った。
アスナから「それは恋だ」と指摘されると、とてつもない反応を見せるなど、見かけによらず純情な一面も……。
しかし、チナツには結婚していた相手がいる事を知り、一度はドン底に落ちる。
しかし、自分を諦めてもらうために、チナツに自分をフってもらおうと、告白紛いな事をしたが、チナツの結婚相手が、すでにこの世から消えている事を聞く。
その後、チナツが何のために戦い、生きているのか……その壮絶な過去を詳しく聞いている内に、チナツに対する愛情を隠しきれなくなり、彼の背中を一生守り抜くと誓った。
第70層のボス攻略の際、深傷を負って、動けなくなったところを、またしてもチナツに救ってもらう。
その時、改めてチナツがユニークスキルに目覚めていた事を知り、驚愕するが、最後に、まだ未完成であり未だ成功例のない最終奥義をこの場で使おうとするチナツを、必死で止めるも、チナツはボスに立ち向かって行く。
その時、奥義を使うのに必要な条件を満たしていたチナツは、最終奥義《天翔龍閃》の発動を成功させ、一躍時の人となった。
その後、丸一日は動けずにいたチナツを、自宅で看病し、その時に、改めてチナツと結婚する事となった。
SAOがクリアされてから、現実世界への帰還が叶った時、病室にいた妹の簪と、SAOを始めるきっかけとなった従者の虚と再会。
簪とは、今まであった深い溝を埋めることができた。
その後、またまた同じ病院に入院していたチナツ……現実世界での一夏と再会。
共にリハビリをしていく中で、刀奈はIS学園入学の為の特別メニューを行い、ロシアの国家代表になる為の壮絶な鍛練も重ねて行っていた。
そんな時、アスナがALOに囚われている事を知り、更識の情報網を駆使して、『レクト』の裏事情を知った。
キリト、チナツと共に、ナーヴギアをかぶり、もう一度仮想世界へとダイブする。
ALO内での種族は水妖精族のウンディーネで、SAOの時同様に、槍を使う。
アスナ救出の際には、妹の簪の手を借り、システムにハッキングをかけ、難攻不落のグランドクエストにチート魔法を使うなど、大胆な行動に出て、アスナ救出に一役買った。
結城 明日奈
アバター名 アスナ
年齢 18歳
レクト所属のISパイロット
専用機 《閃華》→《閃姫》
待機状態 指輪
SAOとは無縁のような環境で育った少女。
幼い頃から厳しい母親と会社経営をしている父親の元、エリート街道を行っていた良家の令嬢でもある。
しかしその一方で、閉ざされつつある自分の世界への恐怖感と閉塞感そして、焦りや不安を抱えていた。
ゲームに関しては、全くの素人だったのだが、気まぐれで被った兄の『ナーヴギア』の所為で、SAOにログイン。
同時にデスゲームへの強制参加を言い渡された。
ゲーム開始当初は、両親の期待を裏切ったことに対する失望や周りの人たちの嘲笑などを気にかけ、一週間は宿屋から出てくることが出来なかった。
その事から、戦い方がやや強引で、自暴自棄で半狂乱と言った感じだ。
現実世界への帰還を強く思っており、『隠しログアウトスポット』というデマ情報に引っかかって死にかけたり、不眠不休でダンジョンに潜り、戦い続けるという無茶な戦いをしていたが、そんなところをキリトとチナツによって救われた。
その後も三人でパーティーを組んでレベルを上げたり、チナツと共にVR世界での戦い方を学んでいった。
第1層攻略会議の際に、カタナと出会い、それからは四人でのパーティーがメインになっていった。
第1層を攻略した後も、キリト、チナツ、カタナとパーティーを組み続けて行き、今までの自暴自棄を治って行き、本来の性格を出すようになった。
第25層が最前線になっていた時に、キリト、チナツとのパーティーを解消し、カタナと共に『血盟騎士団』に入団。
カタナと一緒に副団長に任命され、アスナが攻略担当、カタナが隠密部隊で筆頭を務めるようになった。
最前線の攻略会議の場で、キリトと何度か顔を合わせる機会が多くなり、彼が以前所属していた黒猫団の一件以来、どことなく雰囲気が変わったキリトの事や、『アインクラッド解放軍』にて影の人斬り役を任されていたチナツの事を心配していたが、パーティーを解消してしまったという負い目を感じ、キリトに対しては中々素直になれずにいた。
その後、『圏内事件』の一件や、攻略に関する方向性ほ違いからキリトと対立し、一度デュエルをしている。
それをきっかけに、再びキリトに歩み寄るようになった。
そして、第74層攻略の際に、キリトと強制的に久しぶりにコンビを組んだり、Sレア食材に免じて、自宅に招待したり、手作りのお弁当を持参し、胃袋を掴むなど、積極的なアプローチまで行っていった。
そんな中で、騎士団に所属している部下のクラディールによる陰湿な殺人未遂を受けたキリトに対して責任を感じ、これ以上関わらないと決意するも、逆にキリトからの告白を受け、システム上の結婚をした。
最終第75層では、騎士団長のヒースクリフによって、全身麻痺で動けなくされ、恋人であるキリトとヒースクリフの本当の真剣勝負を目の当たりにした。
最後にキリトが殺されそうになった瞬間、自力で麻痺を解除し、キリトを庇う形でヒースクリフのソードスキルを受け、一度アインクラッドから姿を消す。
その後、ヒースクリフとの決着をつけたキリトと再会し、死の瞬間まてキリトと共にいたが、生きて現実世界へと帰還が叶った。
しかし、帰還すると思われた矢先に、父親の勤めている会社のフルダイブ技術部門の主任をしている須郷 伸之の策略に嵌り、ALO内に閉じ込められてしまう。
ALOでは、世界樹の枝に取り付けられた鳥籠の中で囚われており、妖精王の妃『ティターニア』として妖精王『オベイロン』こと、須郷の虜囚になっていた。
初めは須郷の企みを知りつつも、自力での脱出が困難だったため、動けずにいたが、キリトが無事現実世界への帰還を果たしている事を須郷から聞き、それを希望に、初めて鳥籠の中から脱出。
システム管理用のアクセス・コードを入手して、世界樹の根元まで来ていたキリト達に気づき、自分の存在を込めて、コードを託す。
その後、チナツ、カタナ、リーファ、シルフ・ケットシー両陣営の精鋭部隊の援護を受け、世界樹の空中都市に潜入したキリト、愛娘であるユイと再会。
しかし、ここで須郷の阻害を受け、一度は陵辱されかけたが、ヒースクリフによって管理者権限を会得したキリトの働きにより、改めて須郷の手から救われた。
現実世界に帰還してからは、リハビリを行い、恋人である和人とも良好な関係を続けている。
たまたまイベントで参加したISの簡易適性試験を受け、Aランクと上々の適性値。
その後、リハビリを兼ねて和人と共にIS学園への進学を希望した。
ALOでは、新たにアバターを作り、水妖精族のウンディーネを選んだ。
しかし、本来の後方支援向きのウンディーネでありながら、細剣を片手に敵陣へと突っ込んでいく攻略組仕込みの戦い方をしているため、ALO内のプレイヤーたちからは、『バーサクヒーラー』という不名誉な二つ名を得ている。
機体設定
《白式》
パイロット 織斑 一夏
『倉持技研』が廃止しようとしていたISコアを、レクトが引き受けたことで、新たに生まれ変わった第三世代型IS。
白一色のカラーリングで、基本的な武装は近接戦闘用のブレードのみだった。
レクトが新たにとりつけた新システム『ソードスキル・システム』によって、SAO時代のソードスキルを再現できるようになった。
一次移行をしてからは、基本武装が愛刀である《雪華楼》になり、一夏本来の戦闘方法《抜刀術》による高速剣技を再現できるようになった。
また、IS開発者である束が、かつて姉である千冬が使っていた刀《雪片》の後継機となる《雪片弐型》を装備するが、一夏自身は三回しか使っていない。
『単一仕様能力』は《零落白夜》。
自身のシールドエネルギーをも攻撃に転化させる諸刃の剣のような技。
《白式・熾天》
本作のオリジナル形態変化。
ISの進化の改変ともいえる世代間での進化で、箒の《紅椿》と同じ『第四世代型IS』に分類される。
臨海学校の際、暴走した《
新たに増設された四本の《雪華楼》に、白式の深層世界でストレアと対決し、勝利したことで得た薄紫色の強化外装の鎧。
よりスマートに、より鋭利な形に変化した蒼と黒のツートンカラーのカスタム・ウイングと、初期の白式からは完全に姿を変えている。
新しくなったカスタム・ウィングには、《紅椿》同様に展開装甲の機能があり、蒼い部分がスライドし、そこから蒼い粒子で構成された翼を形成する。
また、内蔵していた『ソードスキル・システム』も進化しており、今まで刀にライトエフェクトを纏わせるだけだったが、それをエネルギー刃の斬撃として放ったり、手の甲からライトエフェクトを生成し、まるで盾のように使うことも可能。
『倉持技研』に白式の状態を診てもらった時に、ヒカルノの提案で、《雪華楼》を新たに新調した。
元々の白さは残ったまま、峰の部分だけが蒼い色をした《雪華楼・改》へと打ち直された。
そのおかげで、エネルギー刃だけではなく、新たに箒の《紅椿》の《雨月》と同じレーザー光線型のエネルギー弾を放てるようになった。
『単一仕様能力』は《極光神威》。
エネルギーを攻撃に転化する《零落白夜》の能力を引き継ぎ、それを攻撃ではなく、機動力に特化させたもの。
発動時の機体性能は、数倍上がる。
機体のイメージ
《外装》コードギアス外伝『亡国のアキト』のアキト専用ナイトメア『アレクサンダー・リベルテ』
《カスタム・ウイング》ガンダムSEED DESTINYの『ストライクフリーダム』
《武装、ライトエフェクト生成》革命機ヴァルヴレイヴの『ヴァルヴレイヴ一号機』
《月光》
パイロット 桐ヶ谷 和人
和人が搭乗する専用機。
フランスの量産型IS『ラファール・リヴァイヴ』の改良型で、『ソードスキル・システム』を実装した第三世代型IS。
全体的に黒一色で、装備も接近戦装備オンリーだ。
基本武装は、和人がSAO内のキリトとして使っていた武器《エリュシデータ》と《ダークリパルサー》の二本の剣。
背部には、ALOでの妖精の翼を彷彿とさせる四枚の羽根がある。
高機動格闘パッケージ《セブンズ・ソード》
臨海学校の際に、レクトから送られてきた新型パッケージ。
元々ある《エリュシデータ》と《ダークリパルサー》の他に、ALOで最初に使っていた大型のブレード《ブラックプレート》に、現在使用している《ユナイティウォークス》と《ディバイネーション》。
SAOの際に多用していた《アニールブレード》と《クイーンナイトソード》を新たに増設し、七本の剣を使い戦うという完全近接格闘特化の機体。
アンロック・ユニットである四本の黒い羽根にも、ブースターが増設され、機動性も有している。
機体イメージ
《セブンズ・ソード》ガンダムOOの『ガンダムエクシア』から参照
《ミステリアス・レイディ》
パイロット 更識 楯無
ロシアの第三世代型IS『モスクワの深い霧』を、改良した楯無専用の機体。
かなりの改造が施されており、装甲らしい装甲はほとんど無いが、代わりに左右一対で浮いている《アクア・クリスタル》が装備されており、常にナノマシンによって水を生成して、『アクア・ヴェール』を作り出し、それをまるでマントやドレスのように纏う。
その他にも、高圧水流で編まれた蛇腹剣『ラスティー・ネイル』や高圧水弾を放つガトリングガン兼スナイパーライフルに変化する『バイタル・スパイラル』(オリジナル武装で、名前だけは同じ)なども装備している。
また、元々槍の腕はSAOプレイヤーの中でも群を抜いていたため、槍術に関して言えば、一夏たちよりは上だ。
SAOの頃から愛用している紅い長槍《龍牙》と《煌焔》の二槍流で戦うなど、技量の高さが伺える。
また、《ミステリアス・レイディ》本来に搭載されていた大型の四門ガトリングガン内蔵のランス『蒼流旋』を装備。
その他にも一夏たち同様に『ソードスキル・システム』が使えるため、《槍スキル》と《二槍流スキル》の使いこなしや、生成した水を相手の周りに散布し、発熱させて一気に気化させることによって、水蒸気爆発を起こす《清き情熱(クリア・パッション)》や機体が本来に出せる最高出力の攻撃《ミストルティンの槍》といった、多種多様な攻撃が可能している。
新武装《クイーン・ザ・スカイ》
スカイとは『影の国』の意味であり、そこの女王《スカサハ》の意を取る名前。
ALOで楯無が使用している槍《蜻蛉切》を六本使用し、『ランサー・ビット』として使用する。
また、両手に持つ《龍牙》《煌焔》の二本と、《蜻蛉切》六本……計八本の槍を全て投擲する技《ゲイ・ボルグ》を放つことができる。
仮装世界では、カタナは二槍を使い、はじめに接近して敵を穿ち、最後に投擲するというシステム外スキルとして使っている。
《閃華》
パイロット 結城 明日奈
明日奈が搭乗する専用機。
イタリアの第三世代型IS《テンペスタⅡ》を改良して作られた機体。
明日奈の得意としているレイピアによる高速剣技を生かすため、従来の《テンペスタ》の機動力を上げ、明日奈の戦闘能力の底上げにも一役買っている。
機体の装甲は軽量化に伴い、かなり薄くなっている。
故に、相手の攻撃に対する行動は防御ではなく回避を優先させることになる。
アンロック・ユニットには、一応盾のようなものがついてはいるが、あまり使用する機会がない。
高機動パッケージ《乱舞》
アンロック・ユニットにそれぞれ一つずつ、両脚に一つずつ小型ブースターを搭載することによって、《閃華》の機動力をより向上させる他、小型ブースターを個別に使うことで、《リボルバーイグニッション・ブースト》を使用することができる。
《閃姫》
本作のオリジナル形態変化。
搭乗時間、戦闘経験の蓄積によって変化した新たなる機体。
一番注目すべきは、新たに出現した『可変式大型イオンブースター』二基。
高機動パッケージ《乱舞》での戦闘経験が生かされており、高速飛行や、高機動での近接戦闘が可能になった。
この可変式大型イオンブースターは、前後左右上下に方向転換することができるため、高速機動中による方向転換や、緊急停止、後方退避なども即座に行える。
また、背中、両腕、両脚には長さが異なるセンサーブレードが取り付けてある。
このセンサーは、高速機動中の明日奈の体に負担がかからないように随時稼働している。
そして、このセンサーブレードはスタビライザーの機能も併せ持っており、ブレードを動かすことによって、空気抵抗を調節して体勢を変えられるため、接近戦ではかなりギリギリな戦いでも対応できるようになっている。
武装は基本的に細剣《トライジェントライト》のみ。
《トライジェントライト》は形状は《レイグレイス》に酷似しているが、その刀身は一回り太く、細剣としても使えるが、片手剣として適しているので、刺突技だけでなく、斬撃技にも対応できるようになった。
さらに、エネルギーを刃に纏わせ、振動させることによって、その切れ味を増幅させることもできる。
機体イメージ
《カスタム・ウイング》新世紀ゾイドゼロスラッシュに登場するゾイド『ライガーゼロイェーガー』のイオンブースター。
《外装》ガンダムビルドファイターズトライに登場するガンプラ『Gポータント』
他にもソードスキルや、今作のオリジナルキャラなどの設定集もかいてますので、随時更新したいと思います^_^