ショt…幼い皇帝に憑依した。   作:サテライト

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サブタイが内容と合わない(汗

やっと投稿、でも文字数少ないのですorz


ショタと警察

―帝都宮殿謁見の間

 

無駄に広く、帝国の盛況ぶりを示すその広間で私ヴィクター・ロマノフは一人の兵士からの報告に耳を傾けた。

 

「申し上げます。ナカキド将軍!ヘミ将軍!両名が離反!!反乱軍と合流した模様です!!」

 

その報告に謁見の間に集まる臣下たちはざわめき始める。

主に大臣派の人間だが……、まあ彼らは自分たちの保身しか考えていない。

したがって余計心配になるのだろう。

 

「あの戦上手のナカキド将軍が……。」

 

「反乱軍は恐るべき勢力になりつつある……。」

 

「早く手を打たねば帝国が…。」

 

まるで帝国の未来を心配しているように聞こえるが、上記のとおりただ自身の保身が心配なだけだ。

まあ、その内すべて新設された特殊警察“ゲシュタポ”に捕まるか粛清される運命の奴等ばかりだが……。

 

しかしこうもうるさいのは不味いので一言位なんかいった方がいいかな?

 

「狼狽えるな。」

『『『『………』』』』

 

私の一言に黙る臣下たち。

あれ?なんか顔が青いけど?

 

「反乱軍はたしかに脅威だ、規模もだがその思想が特にな…。」

 

静かな謁見の間に俺の声が響く。

なんか恥ずかしいな……。

 

「急成長を見れば十分脅威だ、即刻手を打たねばならない……だが今じゃない。」

 

皇帝派の面々も私の話に聞いている。

やばいすっごく恥ずかしい…。

 

「時が来れば殲滅しよう。それまではまずは足元の敵を排除しなければな…。」

『『『『……』』』』

 

そこまで言うと謁見の間が完全な静寂に包めれる。

やはりそれでも不安なのだろう。

 

まあ先代皇帝時代ならまだそれが簡単にできた、しかし今は内部で分裂しまた帝国軍の士気、錬度どれをとっても反乱軍に負けるからだ。

また今の大臣になってから気に入らない者はほとんどが地方に左遷されており、それらが反乱軍側に組するのも十分考えられる。

なので不安なのは当然だ。

 

正直いって息がつまりそうな空気だった。

 

そしてそんな空気をぶった切ったのは大臣だった。

 

「そうですな陛下。遠くの反乱軍より近くの賊、今の問題はこれにつきます。帝都警備隊長は暗殺されるし、私の縁者であるイオカルは殺される!」

 

大臣は肉を食いちぎりながら怒りを露わしながら肉を食いちぎる。

完全な失礼な行為だが、全て事実なので誰も何も言えない。

 

「やられたい放題……!!」

 

大臣は噛み千切った肉を租借しながら言う…。

 

「悲しみで体重が増えてしまいます……!!」

 

……いやそれはお前の食性活のせいだろ?

 

「あの異民族も連絡をたった…恐らくは殺されたのか…。」

 

私は大臣の体重の事はスルーし、それた話を元に戻すために話を振る。

 

「そう考えていいでしょう、さすがに穏健である私も怒りを抑えきれません!!北を制圧したエスデス将軍を帝都に呼び戻します。」

 

エスデス将軍を呼び戻す。

この一言に会場は二人の将軍が離反したと報告を聞いた時以上に驚き、慌て始める。

特に動揺が大きいのが皇帝派、まあ敵である人物には少しでも長く中央から離れてほしかったのだろう。

私は原作を知っているから驚きはしないが、彼らにとってすれば不味い事態だろう。

 

「て、帝都にはブトー大将軍がおりましょう!」

 

軍部所属で皇帝派の一人が大臣に、帝都には帝国の英傑と称され大将軍である、ブドーがいるのだし武装親衛隊の面々もいるのでエスデス将軍を呼び戻す必要はないと必死に大臣に諫言した。

 

勿論それは聞き入れられなかった…。

大臣がこの後押し切った事や私が特に口出ししなかったこともあって、エスデス将軍を帝都に呼び戻す事が決まった、勿論三銃士付きで…。

 

しかし、私としてはエスデス将軍を呼び戻すことには賛成だったりする。

なんせ原作を知っているという利点が俺にはあるわけだからこれを利用しない手はない。

したがってある程度は原作通りに進んでもらわなくてはならない…。

 

イェーガーズも利用しようと思っているので、原作通りに設立させたいのだ…。

 

「エスデス将軍を呼び戻すまでは、無能な警備隊に喝を入れなさい!!最早賊の生死は問いません。一匹でも多く、賊を狩り出し始末するのです!!」

 

大臣は声をはって臣下に言う、それに続くように……。

 

「ゲシュタポにも警備を強化するように命令を出せ同じく賊の生死は問わん。」

 

私も臣下たちにそう命令した。

臣下たちは一礼する。

 

「それでは今日はこれで解散とする。ゲシュタポには一匹でも多くの賊を始末するように言えいいな?」

 

私は立ち上がり、踵を返し謁見の間からでた……。

 

そう言えばシェーレが死ぬのってこの後だよな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、ゲシュタポによる麻薬密売組織が一斉検挙された。

 

ゲシュタポの動きは無駄が無く、兵員をトラックで迅速に運ぶと店を包囲、そして一部見張りを残して突入し抵抗する者もしくは殺害対象は容赦なく射殺、抵抗しないものも容赦なく拘束しすべて強制収容所かマッドなサイエンティストのいる研究所行きとなった。

 

またそこにいた薬漬けにされた者たちは全員確保、まだ症状の軽い物は無料で病院に入れ、もうダメな物は一部除いて安楽死処分、そして一部は研究所に送られた。

 

そしてナイトレイドの暗殺対象もいたが、運よくゲシュタポの動きを察知することができたため難を逃れる事ができた。

 

―しかしそれらとほぼ同時刻

……別の場所では一人の紫髪の少女が仲間の為に自身を犠牲し帝具に食べられ死亡した……。

 

少女の名をシェーレと言った。




サブタイが最近適当っていうか考えつかないのです。
実は話の内容よりも考えるのに苦労したりします。

ちなみに更新できなかった理由は簡単、学生時代の三大思い出となるであろう修学旅行(ウチの高校では研修旅行って言うらしい)にいってたからです。
ちなみに場所は長崎、福岡です。
場違いのホテル(俺ら学生が止まっていいの?って位の一流のホテル)に泊まったりといろいろありましたが、とても楽しかったですw
まあ、被爆体験を講演で聞いた後は結構テンション下がりましたけど。
(犠牲となった長崎及び日本のご先祖様たちに黙祷……。)

そして今回の話は短め、あとシェーレは生かすことはせず、原作通りに死亡させることに……本当はあのキャラ大好きなんだけど、考えたお話の構成上死亡させるしか無い事に…orz

さて次回はシェーレ達の身に何が起こったのか?と言う話にする予定です(絶対にそうするとは言ってない。
ちなみに更新日は未定(できれば今週中には投稿したい。

こんな超不定期更新な作品ですが今後ともよろしくお願いします。

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