そして文字数が少ない!!
さて、大臣からの戦線布告を受けたいま、まずは戦力とかを確認しよう。
―大臣側
オネスト大臣:癪だけど至高の帝具を保有しているのでいろいろと面倒
エスデス将軍:条件次第ではこちらに付き添うだが、密偵の情報だと此方とやりあう気満々らしい。
またエスデス軍70万、帝都警備隊等が大臣に付き従う兵力だと思われ、帝国軍の中央軍の大部分の将兵は大臣派だったりする。
羅刹四鬼:大臣の雇ってる私兵、帝具なしで帝具持ちを倒せるほど強い。
その他情報:大臣はその政治手腕で帝国貴族を取り込み、政治的発言力はとても強くまた護衛に羅刹四鬼がいるので暗殺もできない。エスデス軍は士気も高く北方征伐等で経験も豊富で錬度が高い。また未だ使用者の見つかっていない帝具を所有している模様。
忘れてはいけないのは大臣の子
―革命軍
ナイトレイド:一番厄介な部隊、正面から戦えばミレニアム大隊にも少なからず被害がでると思う。
戦上手の将軍級または将軍多数:帝国へ反旗を翻したもの達、中には共産主義者みたいのがいるらしいと密偵からの報告をまとめて判明した。
その他多数の帝具使い:かなりの数が流出している模様
その他情報:上層部は資本主義者、共産主義者、国家社会主義者、帝国主義者といった思想と近い思想を持つもの達が多数いるので一枚岩ではないと思われる。尚大部分を占めるのが共産主義者らしい。
―安寧道
教主:危険種と人のハーフ、多分この世界のイエス=キリストだと思う。
ボリック:教団の副教主、大臣の刺客こいつが大臣失脚のカギになると思う。
安寧道第13課“イスカリオテ”:安寧道の軍部と言っていい組織、まだ暴力神父がいるかは未確認。
その他情報:安寧道は宗政分離令が出る前からすでに絶大な支持を持つ宗教団体で、その内情は一つの国家と言っていいのではないだろうか?しかし政治と宗教が剥離されている現在ではやや活動が静かになっているようだ。
―皇帝派(良識派の大部分を私が取り込んだことで皇帝派と言われるようになった。)
ヴィクター・ロマノフ皇帝:現在10歳の皇帝、帝具を最近所持し始めた。
ブトー大将軍:帝国最強と名高き将軍、精鋭の近衛兵を従え皇帝側に下った。
少佐:我らがミレニアム大隊の指揮官殿!尚本人の戦闘力は実は常人以下だったり…。
武装親衛隊:通称“武装SS”皇帝の完全なる私兵、帝具使いは少ないが高い錬度と他の帝国軍には見られぬ高度に機動化された軍団を複数持つ。
ミレニアム大隊:人型危険種軍団、1,000人で1,000,000人に匹敵する化け物軍団(しかし個々の能力は帝具持ちを100とすると50ほど、一般兵は10程度である。)
その他情報:以上の人物のほかにも、元帝具使いにして元帝国最強知られるウォルター・C・ドルネーズや生物型にしてヴィクター皇帝の帝具通称“大尉”などの戦力もあり単純な戦闘力では大臣派、革命軍ともに劣らない。しかし帝具使いの数は大臣派にすらまけているという現状があり、政治的基盤も未だ未成熟である。)
以上が現状の戦力とかだ、ウォルターやブトー将軍、あと最近私の帝具となった大尉とか少佐のミレニアム大隊とかいるから大臣暗殺とか余裕だと考えていたが、そうでもないらしい。
まず1点目、エスデス将軍とその愉快な彼女の下僕軍団だ。
なんでもエスデス将軍とウォルターの間で何かあったらしく(多分エスデスと戦ったとかなんかだろ)エスデスは完全に大臣派で戦うつもりらしい。
しかも精兵であるエスデス軍はすでに北方征伐を終えている、大臣が呼び戻すのも時間の問題だろう。
また政治的な力は正直私の方が弱い。
…と言うのも政治的に大臣と張り合えるものがいないのである。
しかしこれは後になんとか解決出来そうだ。まあ察しのいい人は気づいているだろうけどな。
さてここまで考察してみて思うのは…、以外にバランスが崩れていない事である。
いやいや武装SSとかミレニアムとかどう考えてもチートだろと思うだろうが…エスデス軍も十分チートだ。
なんせ、エスデス軍を前世の世界の軍隊に置き換えてみると“旧日本軍並の錬度を持つソ連軍”である。
ようは、開戦初期の経験豊富な日本兵並の経験と錬度、そしてソ連並の数(70万と書いたがこれで“平時編成”(つまり人員が半分)なのだ、戦時編成は確か…140万?だったかそんなもんだったはず。
一方、武装親衛隊を前世の軍隊で表すなら“ナチスドイツ装備のアメリカ軍”だ…。
まあようは装備は優秀だが、二次大戦時のアメリカ軍並のメンタルの奴しかいないと言う事だ。
あまり知られていないが第二次大戦中アメリカ兵のPTSDなどの精神病発症患者はドイツと日本の約2倍近い数がいたと言われている。
また開戦初期にはそれほど錬度は無く、大戦末期ですら物量でゴリ押しする戦法が良くとられていたくらいなのだ。しかし今の武装親衛隊には物量は無きにひとしい。
まあ戦車や航空機などの近代兵器を作らせているがこの世界でも通用するか甚だ疑問だからだ。
なんせ帝具という例外チート武器や危険種などの大型生物など(こんなのいるのによく人類ここまで発展できたなと思う)現代兵器が有効となりえるのか不安で一杯だからだ。
しかも帝具数で言えば大臣派に負けているのが現状だ。(皇帝派にはブトー将軍のも合わせて4つしかない。)
戦車などが戦術や緒戦を左右する戦術兵器だとすると帝具は戦術に加え大局を変えてしまうような力を持つ戦略的兵器だと言う事だ。(エスデス将軍の帝具とか至高の帝具とかが例に挙げられる。)
なのでいくら戦車をそろえても帝具使いが強力なら簡単に蹴散らされる事態が起こりかねないのだ。
もちろん帝具に様々な種類があるので絶対に戦車とか破壊できないだろっていう物(三銃士のダイダラとか言うのがもってた斧見たいのとか)もあるし大局を変えてしまうような帝具もそれほどあるわけではない。
そこが唯一の救いであるのがうれしいところだ…。
まあ、戦略兵器が“無ければ作ってしまえホトトギス”と思ってある兵器たちを作らせているし、それらが完成するか研究が終わればある程度こちらが有利になるだろう…。
まあ一番の問題は政治であるし、大臣葬った後の事なんだけどね…。
それはおいおい考えるとしよう。
「はぁはぁはぁはぁ………………。」
私、今その小さい体を動かし肩で息をしている状態だった。
まあ、というのも現在ブトー将軍直々に鍛錬をしてもらっているからだ。
「どうですかな?陛下?初めて鍛錬をやってみてのご感想は?」
目の前の筋骨隆々とした巨漢の男…いや漢がいた。
その明らかに実力の差がはっきりとわかる、その気配だけで並の人間は卒倒してしまうような気迫を持つ御仁ブトー将軍は私に鍛錬はどうだったかと問いかけてきた。
それに方で息をして今にも倒れそうな私は吐きそうなのを堪え、ブトー将軍に向かって答えをひねり出す。
「はぁはぁ…やはり…今まで何も………鍛錬などしていなかった…から……少々キツイものが……うっぷ。」
あ~、ヤバイ本当にきつかった…。
まあ前世でもそうだけど運動なんて全然してなかったし、体も子供だからキツイ所をあるけど…。
だがそれでも…。
「………いつまでも……口ばか…りは…いやだからな…はぁぁぁぁぁ。」
「…陛下のその志、深く心にしみました。このブトー陛下のために精一杯努力いたしましょう。」
「…ああ、…こちら…こそ……よろしく頼む。」
完全に息も絶え絶えで話す自身に何か情け無くなってきた。
いや本当にきつかったんだよ、まずは基本の柔軟とかストレッチとかやった後に“何百周”も走ったからな。
なんでもまずは体力作りから始めて成長と共に筋力をつけるようにしないと成長に悪影響がでるらしい。
まあ、強くなりたきゃ成長しな!ってことなんだな。
「しかし、陛下さすがにいきなり115周はやりすぎましたかな?」
「……そんなに…走ったの?」
あれ?もうこの時点でおかしくない?
「しかしこれなら陛下の将来が楽しみですな。」
「…そうか……。」
後日、皇帝の寝室には筋肉痛で悶絶するヴィクターの姿があったとか…。
―115周ってさすがにおかしい。
さて今回は物語の内容を少し整理がてら書きました。
一様作者の中では帝具は一部戦略級の力を以ていると言う解釈で中には戦術級ですらないものもあると言う風に考えています。
なので戦略級の帝具はがあれば、たとえ鋼鉄の獣の群れ(戦車軍団)がいても大局をひっくり返せそうな気がしないでもないです。
まあ、それなら“戦略級兵器”を大量に投入すればいい気もしますが(意味深
あとショタを強化開始しました。
大尉は人型の帝具って事にしました。
なんかこの方がしっくりきたので。
―さて今後の事でご報告が。
取りあえずこの話は引き続き更新していく事にしました。
で、リメイク版を作ると決めたは良いが、いまだ手を付けてすらいない状況なのです。
どんなのになるのかは活動報告を見てください。
さて今後、この話は作者の暴走とかで凄い事になりそうですが、何とか完結まで持っていきたいので今後ともよろしくお願いします。
感想お待ちしてます!(※感想は来ると作者が発狂しますw