尚サブタイは一番最後のとこしか関係ないですw
ではどぞ!
街灯でうっすらと明るい道を二人の少女が走っていた……。
片やピンク色の髪で方に特徴的な形をした銃を背負っており、片や紫色の髪で眼鏡を掛け巨大な鋏を持っていた。
「あと少しね」
「そうですね。ここを抜ければ」
この二人は今世間を賑わす暗殺組織、“ナイトレイド”のメンバーであり名をピンク髪をマイン、紫髪をシェーレといった。
二人は今、チブルと言う暗殺目標を殺害し逃走している最中だった。
そんな二人を木の上で嬉しそうに見る人影があった……。
その人影は突然木の上から二人の前に躍り出る。
突然のことで二人は同様するがほんの一瞬だけで直ぐに戦闘態勢に入る。
流石は一流の暗殺集団といった所であろうか。
「見つけた!!」
そう言うと直ぐ目の前の人影は二人を襲う。
「マイン、私の後ろに」
しかし、それはシェーレの見事な反射神経を使い“万物両断”エクスタスで防がれたがその一撃はかなり重くシェーレの両腕にはかなりの衝撃が襲う。
「ぐっ!?…」
殺しきれなかった衝撃により、シェーレの体は少し後方に飛ばされてしまう。
「シェーレ!」
「よそ見をしている暇はありませんよ」
「!?」
マインは後方に少しとばされたシェーレに気を取られたその隙に襲ってきた人影がマインの懐に飛び込んでいた。
それをとっさの判断で紙一重と言うところでかわし、自身の帝具“浪漫砲台”パンプキンを腰だめで撃つ。
しかもそれはマインのピンチになれば威力を増すという浪漫使用だったためにかなりの火力で放たれた……。
しかし人影は体の反動を上手く利用しその場から飛び退くと距離を取った……。
「大丈夫シェーレ?」
「ええ大丈夫。でもあの敵はかなり強いです。」
この時二人は一種の危機感を覚えていた。
それはそうだろう、いきなり現れた敵……しかもその人影は帝都警備隊の制服を着ておりよく見れば二人と同じ位の少女であった……。
その少女は懐から手配書を取り出し見比べる、シェーレは手配書に顔がのっており身元がわれていたのだ。
「……やはり顔が手配書と同じ……ナイトレイド、シェーレと断定所持している帝具からつれの女もナイトレイドと断定……。」
少女はそう言うと本当にうれしそうな笑みを浮かべる。
「夜ごと身を潜めたかいがあった……やっと……やっっと!巡り会えたなナイトレイド!」
その声に宿るのは歓喜、狂喜それは少女の心、そのものだった。
「帝都警備隊セリュー・ユキピタス!」
その少女の名はセリュー。
……恐らくアカメが斬るの世界でも数本の指に入る……。
「絶対正義の名のもとに!悪をここで断罪する!!」
―帝国に運命を翻弄された。
―哀れな狂ってしまった純粋な少女である。
公園の大時計がカタカタと秒針を進める音が聞こえる……。
「正体がばれた以上、来てもらうか死んでもらうかしかないのだけれど……。」
「賊の生死は問わず、ならば私が処刑する!」
少女セリューはそう言うと二人に指を指す。
「パパはお前たちのような凶賊と戦い殉職した!そしてお前たちは、師であるオーガ隊長を殺した!!」
そしてその顔にはすさまじい怒りと憎しみが見てとれた。
「絶対に許さない!!!!」
その様子をみてマインは冷や汗をかく、その迫力にすこし驚いたからだった。
逆にシェーレは何故か落ち着いていた、彼女はそれほど胆力があるのかはたまた気にしていないだけか……。
そしてマインはならっと…、パンプキンを構え。
「先手必勝!」
そう言ってパンプキンを連射する。
するとセリューの前に巨大な影が躍り出る。
パンプキンからです弾が後ろの地面で爆ぜ砂埃を上げる。
「やったか!」
そうマインは思ったが砂埃が収まるとそこには腹に幾つもの穴を変えた顔が犬のような化け物がいた…。
「マイン!あれは帝具見たいです。」
「みたいね……しかも生物型って奴か…。」
二人は面倒な相手と出会ってしまったと思うだろう……。
だが二人は引けない。
そのため強制的だった。
―人生を狂わされた純粋な少女と……。
―運命を翻弄される暗殺者たちの……。
―悲劇の戦いは……。
悲鳴が聞こえる……。
マインの悲鳴だ……。
そして彼女の目の前には巨大な生物型帝具に下半身を食われ、内臓が飛び出している仲間……シェーレだった。
戦いはナイトレイドの二人の敗北だった。
マインは腕の骨を折られ、シェーレは食われた。
無論セリューも無傷では無く両腕を斬り落されていた……。
無傷に見えるのは各帝具だけたった。
―ここまで見てしまえばただ原作通りに事が運んだようにしか見えなかった……。
だがここから
しかも人為的に引き起こされた……。
それはセリューがコロと呼ぶ帝具に寄りかかり斬られた手を天に突き上げ笑っているときから始まった。
「失礼……、ここでナイトレイドと戦闘をしたとの知らせを受けたのですが。」
「え?……えっとあなたは…。」
セリューをただ茫然とみていた帝都警備隊の一人が声をかけられ、その一人は声がした方を向くと一人の男がたっていた。
「失礼、名乗っていませんでしたね……私はセバスチャン・ミカエリスと申します。」
「はあ……。」
その男は燕尾服を着ていて、長身ですらっとした体型そして美形という傍から見れば怪しさ満点の男だった。
そんな男……セバスチャンに帝都警備隊の一人が聞く。
「あの、なんのようですか?ここ今関係者以外立ち入り禁止なんですが……。」
「主の命により今回、回収された帝具を引き取りに参りました。」
セバスチャンはいきなりな事をいいだした。
いまだ戦闘の余韻残る場所に……しかも行き成り現れ帝具を寄こせと言う……どう考えたって不審者である。
「あのな~、あんた何者だよ。行き成り帝具渡せとか……しかもまだ戦闘終わって十分も経ってないのになんで……」
「私は皇帝陛下にお仕えする執事でして、皇帝陛下のご命令で此処にきました。」
警備隊はめんどくさいのかセバスチャンを邪険に扱い追い返そうとするが、当のセバスチャンは終始笑顔で受け答えする。
すると懐から一枚の手紙を取り出した。
「皇帝陛下直筆の命令書です、お確かめください。」
「ん?どれどれ………………!?」
警備隊員はその手紙を取り目を通すと行き成り固まる。
すると少々お待ちください!といって隊長と思しき人物のもとへ慌てて走っていき、手紙を渡す。
すると隊長と思わしき人物がそれをみて慌てて、ゼバスチャンのもとへ来る。
「これは部下がとんだ失礼をしました。」
「いえいえ、私としては帝具さえお渡しいただければ何の問題もありませんので……。」
そう言うセバスチャンの眼がマジだったのを感じ警備隊長は直ぐに帝具を以てくるように部下に言う。
「しかし……どうやって今回の事を陛下が?未だ今回の戦闘が終わってまだ十分程度もたっていませんのに……それになぜ執事のあなたが直接?」
警備隊長は思った疑問をセバスチャンに聞いてみた。
たしかに考えれば可笑しな話である、皇帝が話を受けるとしても次の日位にはなりそうなものだし、なぜ武装親衛隊や近衛兵経由では無く執事経由なのかといろいろと可笑しな点があったのだ。
しかしセバスチャンはそれに対して秘密ですっと言いそれ以上何も言おうとはしなかった。
警備隊が帝具を持ってきた後、それを受け取るとセバスチャンはふとある人物に目が行った。
それは担架に寝かされ両腕を止血されているセリューであった。
そしてセバスチャンはそれを見てクスリと笑う。
「本当に人間って面白いものですねぇ。」
「はい?」
「いえ、なんでもありません。」
そう言うとセバスチャンはもう一言これで失礼しますと言って、文字通り薄暗い帝都の闇に
セリューは出血多量で意識を失いながらも幸せそうに気絶していた……。
「しかし陛下、こんな夜遅くまで起きて居ると、背は伸びませんぞ?」
「うぐっ!少佐、頼むそれは言わないでくれ…………。」
少佐の言葉に若干ドキっとしつつ、執務室で椅子に座って少佐と喋っていた。
ちなみに今の時間は夜の11時正直子供の身には眠い時間だ。
それと少佐はとある報告ついでにココアをたかりにきていた。
……流石少佐、まだ幼いとはいえ皇帝にココアたかりに来るとかどんな神経してんだ?
「それで少佐、報告どおり“アハト”いや“フィニ”は純粋な強化人間でいいんだな?」
「さようです陛下、今は無き強化兵開発研究所の唯一の完成品にして最後の被検体。」
少佐はそう言いながら砂糖とミルクがたっぷりの(しかも砂糖は大半固形のまま)ココアを口まで持っていき一口飲む。
何時も思うがよくそんなの飲んで糖尿病とかならないね?
「といっても兵士としては未熟、人を殺す事は物を壊すのと同じ感覚で出来てもそれを制御するすべを持たない。」
「引き込んだいいが、戦力としては未熟と?」
「いえ、そんな事はないかと……悪魔で私は兵士としては未熟といっただけですので……。」
少佐は含みをもった声で言う。
尚、表情は何時も笑ってるのでよくわからない。
「兵士として未熟……なら戦士としてか?それともボディーガードか?それとも…………。」
私は目を細め、少佐に言う。
「暗殺者……いや“ごみ処理”としてか?」
「さようです陛下。」
やはり考えていた通りで安心した。
それにあの帝具が手に入ればこちらの戦力が増強されるし、奴にもお似合いの帝具だろう。
「しかし、陛下なぜフィニに庭師などさせているので?」
「……単純に生き物と直に触れさせる機会を待たせただけだ…。」
ぶっちゃけたこというと“アハト”こと“フィニ”ってのは黒執事の馬鹿庭師だ、だから庭師させている以上。
……文句ある?
「まあ、どうでもいいですがね。ああ!そうだ!一つ言い忘れていた事がありました。」
「……なんだ?」
少佐は一枚の写真を取り出し私に見せる。
それをみて私は一瞬で眠気が吹き飛んだ!
「ついに数がそろったか!!」
「はい、三十門すべてが生産終了し現在訓練中です。早くとも半月の後には実践に投入できるかと。」
「かなり早いではないか!だが楽しみだ!そうだ!半月後はエスデス将軍が戻ってくるな!その時に試すか!!」
「それはいいですな!では適当に標的となる村か町でも探しておきましょう。」
「頼むぞ少佐!」
ああ!ワクワクするな!こいつはパソコンでしか見た事なかった奴だからな、早く実物を見たいものだよ!
―子供のような純粋な笑みを浮かべる幼い皇帝が手に持つ写真には何十門もの巨大な大砲がレールの上に鎮座していた。
と言う訳で今回はシェーレさんが死んだシーンを自己流で(最初の部分だけ)書いてみました。
ぶっちゃけ書きたかっただげだったりする。
まあ本命はセバスチャンにエクスタスとりに行かせるとこと最後の部分だけです。
最後の分かる人居るかな?
※ヒントはドイツの浪漫砲。
さてここから話が盛り上がって行くといいなあ~(願望)←オイ
感想そのたお持ちしてます。