ロウきゅーぶ! 天使と悪魔   作:海王

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女子バスケ部のリードで折り返した前半戦
ついにカマキリ率いる男子バスケ部が猛反撃を始めた
そして、窮地に追いやられた女子バスケ部のコートに一人の天使が降臨する



第4話 女子vs男子 運命の戦い後半戦 天使降臨

女子バスケ18―男子バスケ12と6点リードで前半戦を折り返す

「行くよ!みんな!一気に引き離そう!」

智花がメンバーにゲキを入れる

「「「「おー!」」」」

女子バスケからのスローインで後半がスタートする

しかし、疲れが見え始めているせいかプレイに乱れが生じてくる

「もらった!」

「あっ…!」

真帆は男子部員にボールを奪われる

「夏陽!」

「おう!」

男子部員は夏陽にパスをして夏陽がシュートを決める

それから5分間の間になんとか女子バスケも点数を広げようと点を取るが男子バスケ部が果敢に追い上げを見せてくる

「愛莉ちゃん!」

「ぜぇぜぇ…あっ…」

またもやパスをカットされる

「行かせません!」

永塚がディフェンスに入るも軽々と男子に抜かれてしまう

パスッ

3Pシュートが決まってしまいついに22-24と逆転をされてしまう

「タ、タイムアウト!」

長谷川がタイムアウトを宣告する

「さすがカマキリと呼ばれるだけあってこっちのスタミナ切れを狙って攻め込んできているな」

戦況を判断する長谷川

「ひ、ひな、もうげんかい…」

スタミナが完全に尽きてしまったひなたはベンチに寝込む

「スバル…ヒナタさんがもう限界デス…」

「ひなた、よく頑張ったな。」

「ありがとぉ、おにいちゃん」

長谷川はひなたの頭を撫でる

「マリア、行けるカ?」

「行けるヨ。お兄チャン、いつでも男子バスケを玉砕できるヨー」

「よし、マリアちゃん、ひなたと交代してくれ」

タイムアウトの時間が終わり試合が再開される

女子バスケ OUT 袴田ひなた⇔IN マリア・オニール

男子バスケ 変更なし

「逆転スル!」

「なに!」

夏陽のパスをカットし一気に攻め上がるマリア

「マリアちゃん!」

パスを要求する智花

「トモカ!」

マリアのパスを受けまた先にいるマリアにワンツーパスの要領でマリアにパスを出す

「行かせるか!トリプルチームだ!」

「「「おう!」」」

夏陽の指示で逆3角形のようにマリアを包囲して先に進めないようにする男子部員たち

「突破して見セル!」

真正面の男子部員の目の前に突っ込んで男子部員の前でターンして突破する

「ぬ、抜かれた!?」

この時、抜かれた男子部員の目にはマリアの背中に天使の白い羽のようなものが生えて羽ばたいているような幻覚を見た

「これで同点だヨ♪」

マリアは跳躍力を活かしてダンクシュートを決める

「これで同点だヨ♪みんな!このまま一気に行くヨ!」

得点を決めたマリアはメンバーに気合を入れる

「よっしゃーいくぞー!」

「愛莉、大丈夫?」

「は、はい。マリアちゃんが決めて同点になって休んでられなくなりました。」

「行くよ皆!一気に勝とう!」

マリアの同点ダンクシュートで智花達に元気が戻ってくる

ここから女子バスケ部の怒涛の反撃が始まる

「タケ!」

「おう!」

男子部員が夏陽に長距離パスを出し一気にゴール前まで進む

「行かせな…えっ…」

「もらった!」

勢いよくボールを取ったせいか加速し愛莉をかいくぐりシュートを決められまた逆転される

「ドンマイだよ。次、取り返そうヨ!」

「そ、そうだよね!みんなまた取り返せばいいんだよ!」

またもやマリアの発言でチーム全体の指揮が高揚する

その後もシーソーゲームが終わるまでもつれて

女子バスケ33―男子バスケ34と1点差にまで詰め寄っていた

試合時間は残り一分

シュート一本を争うラストスパートが始まった

「マリア!」

「このシュートを決めれバ逆転…だったらここで決めル!」

永塚からのパスを受け一気に逆転のために男子ゴール圏内に攻め込む

「行かせるか!」

夏陽が強引に止めに入って倒される

「ディフェンスファウル!バスケットカウントツースロー!」

マリアの尽力でワンカウントを勝ち取る

「トモカ…頼んダヨ!」

「うん、任せて!」

試合時間は残り10秒少し

「決める!」

1本目を決めて同点にする

次のショットが決まれば勝利が確定する

「あっ…」

緊張のあまり手がぶれてシュートは左に弾かれる

「決めル!これでジ・エンド!」

「やらせるか!」

「止めてやる!」

マリアがダンクで試合を決めようとすると夏陽と男子部員が止めに入る

「邪魔ダアァ!」

体をひとひねり回転させて夏陽と男子部員を弾き飛ばす

ガゴォン!!

ダンクが炸裂し勝ち越す

ビーッ!

ブザーが鳴り試合が終わる

女子バスケ36-男子バスケ34

女子バスケが男子バスケを下した

「「よっしゃァ!」」

デニスと篁は抱き合い祝福を分かち合う

「勝っタ!マリアたち勝ったんダヨ♪」

「よっしゃー!」

「勝った!」

「やったー!」

祝福し合う女子バスケメンバー

「昴さん、デニスさん!」

「ヤッタナ、スバル」

「あぁ、俺達勝ったんだよな。」

みんなの輪に入って喜び合うデニスと長谷川

「ヨッシャー!今日は祝勝会ダー!バーベキューだー!」

勢いで打ち上げを提案するデニス

「おー!いいねぇーよーし!着替えたらデニスの家で祝勝会だぞー!」

篁まで乗り気である

その後、夜遅くまでドンチャン騒ぎが続いた

 


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