前世も現世も、人外に囲まれた人生。   作:緑餅 +上新粉

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まさか空白と沈黙の二か月が現実となるとは...
実験やら面接やら、艦これやらFGOやらがぞろぞろと列を作ったもので、結果ここまで伸びてしまいました。何故俺はレポートに追われる理系大学なんぞに入ったんだ...

来年は見事に就活を始める身となりますので、今以上の音信不通が発生する可能性がございます。それでも続きを楽しみにしてくれる方がいる限り、何とか執筆を辞めずにいたいと思っています。


File/40.真っ赤な誓い

 いくら堕天使総督の肩書きがあるとは言え、興味本位でいきなり怪我じゃすまない可能性のある戦闘を迫られたコウタ。アイツは確かに強いが、俺の修行に付き合ってくれていることもあって、ある程度まではその力を見極められた。

 正直アザゼルがどれだけ強いのかは分からないけど、同じ堕天使だった夕麻ちゃん...レイナーレが末端の末端であったことから、少なくとも彼女より百倍以上の実力があってもおかしくない。そんな危険極まるアザゼルの申し出に、あろうことかウチの後輩は特に悩むこともせず頷いてしまった。

 ということで、激しい戦いが予想されるため、急きょ校内で部活動に勤しむ生徒や教員たちを全員帰宅させ、校舎と学校施設全てをもぬけの殻にしておいた。これらは生徒会の助けもあったお蔭で一時間もかからないうちに終え、素早く校庭を覆う強力な防御結界と、学校全体を覆う認識阻害結界の二つを張ることができた。

 

 

「そういえば、コウタのまともな戦闘って見るの初めてよね。そう思うと結構ドキドキするわ」

「そうですわね。入部してからの実力測定、フェニックス家とのゲーム前修行、そのどちらでも明らか流すような戦い方をしていましたわ」

 

 

 うーん。確かに、言われて思い返してみれば、ライザーの野郎とのゲーム前にやった修行じゃ、真面にぶつかろうとしないで、適当な感じであしらわれているような感覚は露骨にあった。しかも、当時はそれで全く話にならない戦いだったからなぁ...凹むぜ。

 部長は朱乃さんの返答にうなずいてから、暫し考え込んだ後に木場の方を向いた。

 

 

「佑斗。コウタのコカビエル戦は見たのよね?どうだった?」

「す、すみません。コウタくんがコカビエルと戦う前に、ゼノヴィアたちと斬り込んで返り討ちに会いまして。その後のことは彼に助け出された、くらいしか」

「そうだったの...。イッセーや小猫も修行のときにコウタの本気は...見てないわよね」

「すみません」

 

 

 小猫ちゃんははっきりとそう言い放ったが、俺は多少言いよどむ。俺と同じか、それ以上の戦闘指導をコウタからうけているはずの小猫ちゃんの否定は多少驚いたが、それでも俺は自分の見て来たことに自信を持つことにした。

 

 

「...確かにコウタは強いかもしれません。でも、アイツは修行の時に俺の拳を剣で受け止めきれずに弾き飛ばされる場面が沢山あったんです」

「え、それ本当なの?イッセー」

「はい。だから、今回のアザゼルとの勝負は──────」

 

『おいおい、なに寝ぼけたこと言ってんだ。相棒』

 

「!」

 

 

俺の左手に突然出現した赤龍帝の籠手から響いてきた、ドライグの少し呆れたような声。みんなもドライグが口を挟んだことに驚いているようで、その先の発言を遮る事はなかった。

 

 

『今も昔も、アイツがお前と戦っている時は実力の半分も出しちゃいない。もし本気で来られたら、現状の相棒じゃ確実に真面に打ち合うこともできんぞ』

「いや、待ってくれ。仮に本気じゃなかったとしてもさ、俺の攻撃を受けるくらいのことはできるはずだろ?防御に関しては手加減する意味がないと思うんだ」

 

 

 確かにコウタの反応速度は速く、放つ攻撃の全ては肝が冷えるほど鋭かったが、ドラゴンショットみたいな強力な攻撃を織り交ぜて掛かれば、ある程度までいい勝負に持ち込むことが出来た。でも、その中でアイツは武器を弾かれる、砕かれて丸腰になるみたいなことが時々あって、練習試合じゃなければその後一発撃ちこみ、ぶっちゃけ勝ててしまいそうなのだ。

 幾ら本気ではないとはいえ、防御面をここまで蔑ろにするのはちょっとおかしいと思う。何段階か倍加した状態の籠手だから決して威力がない訳じゃないけど、まだ禁手化もしてない俺の攻撃で砕ける程度の耐久力の無い剣で戦ってるんだとしたら、コカビエルに勝てたのは偶然なのかもしれない。...とさえ思ってしまう。

 

 

『ッカカ!なら、もうすぐ始まる戦いを目ェ皿にして見ておけ。...度肝ぬかれるぞ』

 

「?」

 

 

 ドライグのその言葉に倣うようにして、それまで俺の籠手に注がれていた全員の視線が結界の内側を映す。──────直後。目の前で閃光と轟音が同時に発生した。

 

 

「うおわッ!な、何だ一体!?」

 

 

 凄まじい光と衝撃はすぐに止み、次にガシャンという謎の落下音が俺の耳に入って来た。

 両目を覆っていた手を離し、その発生源へ目を向けると、見慣れた校庭の地面に転がってたのは、天使の扱う光の凝縮された槍だった。

 

 

「..!まさか、これが今飛んできたのか?」

 

「イッセー!今はそんなことよりも、コウタとアザゼルの戦いを見なさい!」

 

「え...?」

 

 

 いつも冷静な声音の部長とは全く違う、余裕のない焦燥感に支配された言葉が俺の耳に突き刺さった。お蔭で、目が自然と部長の顔を映そうと動きかけてしまったが、それを堪えてすぐに戦場へ目を向ける。...そして、ほぼ同時に唖然としてしまった。

 向けた視線の先には、いつも俺との戦いで持っているモノとは明らかに質の違う剣で、何とか目で追える速度のアザゼルが振るう剣と打ち合うコウタの姿があった。その剣速は俺が今まで一度も見たことのない速さで駆けまわっていて、どう見ても修行中に振るっていたものとは格が...いいや、次元が違った。

 空いた口が塞がらない中、コウタの剣がアザゼルの剣に砕かれ、片手の武器がなくなってしまう。それに慌てた俺だったが、見覚えのある光景を介して、再びアイツの手に綺麗な新しい剣が握られた。

 

 

「あれは...確か木場が体育館でコウタと戦った時の」

「うん。彼はどういう訳か、武器を地面から調達できる。目の前であの技を使われると分かるんだけど、青白い雷がパッと閃いた瞬間、いつの間にか僕の剣は手の中から無くなってるんだ。凄いスピードだよ」

 

 

 木場の笑い混じりの枯れた声を聞きながら、曲芸じみた動きでアザゼルの攻撃を搔い潜るコウタを見る。あれ、確かアイツって人間なんだよな?悪魔じゃないんだよな?!なのに何であんな動きできんだよ!

 目の前で展開される光景と、脳内に補完されてる情報とがイコールで結べないことに混乱状態へ陥りかけていた時、アザゼルが十二枚ある黒い翼を思い切りはためかせ、辺りを覆っていた土煙を払った。その瞬間、俺だけでなくここにいる全員の背筋が、間違いなく凍り付く。

 

 

「な、何よ。あの大量の光の柱は...!?」

「全て光の槍、ですわね。それも、上級悪魔すら掠りでもしたら致命傷レベルのもの。コウタ君のような普通の人間では、当たったら蒸発しかねませんわ」

 

 

 部長の呆然としながらの疑問に恐ろしい返答をした朱乃さん。隣の木場も言葉を失くしつつだがしっかりと頷いていた。ああ、俺も実際に受けなくたって断言できる。アレは間違いなく俺たち悪魔にとって最悪の代物だ。

 と、ここで何故か小猫ちゃんが手に戦闘用のグローブを嵌めだした。

 

 

「...私、止めてきます」

「ダメよ!小猫、冷静になりなさい。あの戦いに割って入れるほどの実力者はこの場に居ないわ」

「ッ!じゃあ、このままずっと見てるだけなんですか!?そんなの.....」

「.....コウタを信じましょう。大丈夫よ。きっと、何か勝算があってアザゼルとの勝負を受けたんだと思うから」

「.........はい」

 

 

 部長の説得を受けて小猫ちゃんが落ち着いてくれたのを確認し、俺は安堵の溜息とともに戦場へ目を戻そうとして、途中に普段とは全く違う木場の横顔が映った。その目は文字通り皿のようにカッと見開かれ、ちょっと...いや、かなり変な面だ。

 生唾を飲み込んでから、俺も首を動かして同じ視線を辿り、今一度激しい金属音の響く戦場を視界へ入れる。────そして、俺は確実に木場と同じ顔になった。

 

 

「なぁ木場。あれ....まさか、全部弾いてんのか?」

「僕の目でも辛うじて見えるくらいだけど...うん、やっぱり全部弾いてるね。それを可能にしてる大きな要因は、弾く槍の軌道を操って、他の飛んでくる槍にあててるからかな」

「ええ!?それって相手の武器を自分の武器にしてるのとほとんど同じじゃねぇか!」

 

 

 俺の目ではコウタの動きは到底見えないが、現に空中から飛んできてる槍は、たった一つの影に当たるか当たるより遙か前に周囲へ散らされ、放物線を描いてから校庭の地面に突き刺さって沈黙している。その光景は、まるでシューティングゲームで出てくる敵のビーム攻撃を弾きまくるバリアの様に似ていた。

 やがてコウタは浮かんでた槍の全てをさばききり、周囲に散らばる己の武器だったものを見回したアザゼルは笑い声を響かせてから次の攻撃宣言を叫んだ。それからすぐ、強力な光が二つほどアザゼルの近くに出現し、極太の雷を大量に迸らせながら、そのカタチを細い槍の形へと変えていく。

 

 

「──────────ッ」

 

 

 アレは.....最大級にヤバい。俺が────いや、悪魔の俺たちが触れたら、それだけで欠片も残さず一瞬で消え去ってしまうだろう圧倒的な聖なる力。それは結界を間に挟んでいても五感に容赦なく叩き付けられ、自分の命を簡単に奪い去るものがあるという事実に手足が震えた。

 しかし、そんな俺の手を暖かい何かが包んだ。

 

 

「イッセーさん、大丈夫ですよ」

「あ、アーシア?」

「確かに私も怖いですが、今の私たちよりずっと怖いはずのコウタ君は...笑ってます」

「.....おいおい、アイツは馬鹿か?」

 

 

 アーシアの言葉通り、槍から絶え間なく奔って地面を好き放題に撃つ雷により巻き上がった土煙の向こう側では、あのバカな後輩が何故かメチャクチャ楽しそうに笑っていた。自分のすぐ目の前には、当たった瞬間100%跡形もなく消し飛ぶ兵器があるというのに。

 俺は呆れまじりに悪態を吐いたが、隣に立つアーシアは両手を目の前で組みながら笑うと、一転してグッと口元を引き結んだ。

 

 

「彼の手からは神秘を感じます。あの堕天使さんや私たちの知る聖なる力とは違う、別の力を」

「神秘って...コウタは俺たちと同じで、魔力を使って武器を作ってるんじゃないのか?魔力じゃ神秘なんて起こせないと思うんだけど...」

 

 

 神秘って言うと、やっぱり魔より聖というイメージが強い。コウタは魔力だけしか扱えないと本人が言っていたはずだし、だとすれば神秘なんてものは到底起こせない。そう思っていたところに、眼光鋭く状況を見守るお姉さま二人から声が駆けられた。

 

 

「確かに属性は違うわね。でも、堕天使幹部の一角であるコカビエルを倒したのだもの。それにちかしい何かがあるんだわ」

「...コウタ君の手から感じられる力は、堕天使や天使の持つ聖なる力ではなく、そして私たちの知る魔力とも似ているようで違う、説明のつかない独特の波動を感じますわ」

 

 

 俺とは比べものにならない知識量を持つ部長と朱乃さんでも名前の付けられない力。そんなものがコウタの周りに渦巻いてるってのか?一体アイツは何をしようとしてるんだよ!

 その答えは、アザゼルの放った一つ目の槍がコウタへ着弾した瞬間、俺たちの前に姿を現すことになる。

 

 

『!』

 

 

 振りかぶったアザゼルの手から猛然と翔ける一筋の極光は、空中で突然花開いた赤い花弁のようなものに阻まれた。それが見えてからすぐ、逸らされた衝撃波が結界を撃ち抜き、アザゼルが絶対に破れないから安心しろと言っていた防御の壁がおそろしい悲鳴を上げて軋む。

 そんな雷鳴と地面が砕ける音と結界へ叩き付けられる衝撃音のお蔭で、外側の俺たちは大声で喋らないとお互いの言葉が聞き取れない事態になった。

 

 

「ぶ、部長!結界は大丈夫なんですか!?」

「問題ないはずよ!初めはちょっと強力過ぎると思ってたくらいだったから!」

 

 

 雷光に目を細めながら戦場を必死に眺めていると、丁度逸らされた衝撃波で校庭から巨大な岩石が巻き上げられ、空中を飛ぶ他の衝撃波に呑まれてあっという間にバラバラとなる、心臓にとても悪い光景が飛び込んで来た。もし内側に立っていたら、俺もああなっていたに違いない。

 結界内はさながら荒野の如く砂塵の嵐が吹きすさび、轟く雷も合わさって、ほとんどコッチ側から状況を確認できない。しかし、突然それまでとは明らかに光量の大きい雷光が瞬いた瞬間、巨大な風船を一気に百個ぐらい割ったのではと思うくらいの炸裂音が聞こえ、結界の中を覆っていた砂塵が消し飛んだ。

 

 

「ぬおお!な、なにが起こったんだ!?」

『ふむ、アザゼルが二発目の槍を投げたらしい。だが、コウタの展開した盾はまだ持ってるな。上々な耐久力だ』

「た、盾?!もしかして、あの花びらみたいなのが盾だってのか?!」

 

 

 いきなり返答をしてきたドライグの言葉にまさかと思った俺だったが、良いタイミングで砂のカーテンが晴れた向こう側には、確かに真横から奔る雷の柱を半透明の花弁で受け止め続けるコウタがいた。...あれ?今ちょっとおかしかったぞ。

 

 

「最初の時より花びらの数が減ってるような...?」

『ああ、いいところに気付いたな相棒。アイツの手から出現している花弁一つ一つは高濃度の魔力障壁をそれぞれ前方に展開してる。発動直後は七枚あったが、どうやら五枚破壊されて、あと二枚のようだ』

「え、あと二枚ってヤバくないか?まだアザゼルの槍は全然威力が衰えてないぞ!」

『何、アイツの手元をよくみて見ろ。吹き荒れる聖なる力の混じった雷光のお蔭で確認しづらいが、集中すれば知覚できるだろう』

 

 

 ドライグの指摘通りに額へ傘を作ってコウタの右手をよく見てみると、真っ黒い稲妻のようなものを発生させている短剣があった。一応見えるには見えたが、それがどれほど凄いのかは悪魔の恐怖心を際限なく膨らませる聖なる力が邪魔して、目が痛くなるほどの光に耐えながら視線のピントを絞っても分からなかった。

 そんな風に集中力を研ぎ澄ませて注意深く見ていたからか、コウタの手から広がる花弁の盾が砕け、最後の一枚になる様子が映った。

 不味い。そう確信した俺だったが、直後に目を見開いてしまったのは、全く別の驚きからだった。

 

 

「なんだ、アレ」

 

 

 盾が残り一枚となった直後、コウタが受け止める白い柱とは正反対の黒い柱が出現した。

 それは、アザゼルに向けて振るわれるまでの短い間、俺の中にあった聖なる力に対する恐怖心を砕き、圧倒的なまでの力の奔流の具現に目が釘付けとなった。

 

 

『ハッハハハ!ありゃバカげてる!全盛期の俺でさえあの一撃を真面に受けたら只じゃ済まねぇだろうな!』

「ま、マジかよ...!」

 

 

 校庭を走った黒い波動は、メチャクチャな破壊の嵐をまき散らしながら突っ走り、最後に結界をこれまでで一番大きく震わせる大爆発を起こした。ちなみにアザゼルは寸でのところで校庭の端まで跳び、巻き込まれるのを危機一髪で回避していた。流石の堕天使総督とは言え、ドライグですら恐れる攻撃だ。避けざるを得なかったのだろう。

 そのアザゼルは頭を掻きながらコウタへ近づき、当のコウタは笑顔で迎えていた。どうやら、決着がついたらしい。

 

 

「...す、凄い戦いだったわね。お兄様がコウタの実力について何も言わなかった理由が良く分かったわ」

「イッセー君の赤龍帝の力も凄まじいものでしたけれど、単純な破壊力ではアレに比肩しますわね。それに、放った後も特に疲れた様子がない」

「うん、これならコカビエルを倒せるのも頷けるね。残念なのが、その戦いを見れなかったことだなぁ」

「やっぱり、コウタさんは負けない」

 

 

 部長たちオカ研のみんなは驚いたり納得したりと色んな反応を見せている。かくいう俺も驚きの成分が強いのだが、他の皆とは違う感情があった。それは.....

 

 

「俺も──────俺も、これくらい強ければ.....!」

 

「イッセーさん?」

 

 

 劣等感と憧れ、その二つがごちゃ混ぜになった感情を押さえつける。

 俺の宿敵であるという白龍皇・ヴァ―リからは、アザゼルと同じ、いやそれ以上の強大な力を感じた。あの時はそのプレッシャーに押され、正直喧嘩を売る言葉が出た後のことは何も考えていなかった。アイツがもし俺の喧嘩を買って仕掛けてきたら、為す統べなく殺されていたに違いない。

 ...このままでは駄目だ。アイツの言う禁手に至れなければ、まともに拳をぶつけ合うことすらできない。そんなザマでは、コカビエルのときみたくコウタに全てを任せる事態になりかねない。

 

 

(もっと、強く...強くならないと)

 

 

 速さに能力が特化したはずの木場ですら見えなかった、剣を振るう速度。

 堕天使総督の全力攻撃を二度防ぎ切った、花弁を象る盾。

 二天龍のうちの一体である赤龍帝すら認めた、黒い一撃。

 

 特別な神器を宿した悪魔と言われ、それに天狗となっていた自分は間違っていた。

 だから、もう自分の持つ力に妙なプライドを持つのは止めよう。

 

 赤龍帝うんぬんなんて関係なく、俺は俺の望む強さを手に入れてやる!

 




今回はオリ主戦闘時のイッセー視点ですね。
作中でも語られている通り、今までオカ研部員は、誰一人としてオリ主が『武具創造』を使って戦闘する場面を見たことはありませんでした。

ちなみに、イッセーとの鍛錬中ワザと精製した剣の質を落としていたのは、禁手に中々至れなくてやきもきしている彼を少しでも励まそうとする意があったそうな。
核心を突くと、自分にとって有利な戦闘を続ければ、何か掴めるのではということでしたが、その行動は思い切り裏目に出て、結果イッセーはオリ主を軽視するようになってしまった...と、そういう感じです。

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