ポケットモンスター―アルトマーレの誓い―   作:中2病人間M

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変化自在のジムリーダー、タウ登場!!

「チルット、りゅうのはどう」

『チルゥ!!』

「ヨーギラス、シャドーボール!!」

『ヨギィ』

 

 

サトシとカノンはダイトウシティのアサクサエリアにてサトシのジム挑戦のため、ポケモンセンターのバトル場で最終調整を行っていた。

 

 

「張り切ってるな、サトシのやつ」

『ピカピカ』

『クゥクゥ』

『ラッキー』

 

 

「流石に早いな、ヨーギラス」

「ありがとう」

 

 

 

 

そして、

 

 

「サトシ君、明日のジム戦頑張ってね」

「頑張れよ」

「ああ!!サンキューな、カノン、タケシ」

 

 

 

 

 

次の日、

 

 

「え、不在!?」

『ピカァ!?』

「すまないね、ジムリーダーのタウは今いないんだよ」

「そんなぁ……」

『ピカァ……』

「といってもお店に行けばいるんだけどね」

「お店?」

『ピカ?』

「うん、タウはポケモンアートスタジオっていうお店も経営してるんだ」

「何のお店ですか?」

『ピカピカ?』

「モンスターボールや道具、主にポケモン関連の物などにペイントしたりするお店だよ、場所は教えるから行ってきなよ、気分次第でジムに来てくれるかも」

「わかりました」

『ピカピカ!!』

 

 

 

 

「ここか」

『ピカピカ』

「サトシ君、タケシさん、入ってみようよ」

「「おう」」

 

 

サトシはポケモンアートスタジオの扉を開けたのだ。

 

 

「すいません、こんにちは!!」

『ピカピカ』

「誰もいないね」

「その様だな」

 

 

タケシはテーブルにかけてあったカラフルなテーブルクロスを何となくめくったのである。

 

 

「こんにちは……」

「うわぁぁぁ!?」

「どうした、タケシ!?」

「大丈夫ですか!?」

「……なんでテーブルの下に……」

「アイデア考えるため……」

「そう……ですか……」

 

 

テーブルの下にはピアスを着けた独特のファッションの男性が出てきた。

 

 

「君たちは?」

「俺はマサラタウンのサトシです、でもってこっちは相棒のピカチュウ」

『ピカピカ!!』

「私はカノンです」

「自分はタケシと申します」

「ダイトウジム、ジムリーダータウです……もしかして、ジム?」

「はい!!挑戦したくて」

『ピカピカ!!』

「……うん、いいよ、でも、その前にこのモンスターボールのペイントしてもいいかな」

「……はい」

『ピカピカ』

 

 

タウはモンスターボールに専用の塗料でペイントし始めたのだ。

 

 

「綺麗ですね」

「ありがとう、カノンさん」

「お店に並んでる物は全てタウさんの作品なんですか?」

『ピカピカ』

「うん、陳列してるのは僕が考えたやつ、あとはオーダーメイドかな」

「なるほど」

「所でサトシ君」

「はい」

「サトシ君はマサラタウンの出身って言ってたよね」

「はい」

「数年前にマサラタウンのオーキド博士から依頼されて軽くモンスターボールにペイントしたことあったよ」

「オーキド博士が……」

「うん、たしかモンスターボールに雷のマークをペイントしたな」

「!!それって…」

 

 

サトシはピカチュウのモンスターボールを取り出したのである。

 

 

「今はかすれて消えちゃったけど、たしかピカチュウをオーキド博士から貰ったときはモンスターボールにそんなマークがあった」

『ピカピカ』

「気になるね」

 

 

タウは作業をいったんやめ引き出しを漁り写真を取り出した。

 

 

「これかな?」

 

 

タウはそのモンスターボールの写真をサトシに見せたのだ。

 

 

「そうです!!……でも、消えちゃって」

「旅をしてればしょうがないよ、そうだ、ここで会ったのも縁だしジム戦が終わったらペイントしてあげるよ」

「!!ありがとうございます」

『ピカピカ』

 

 

 

 

そして、タウとサトシたちは作業を終わらすと店を出てジムへと向かったのである。

 

 

「そういえばタウさんはどのタイプの使い手なんですか?」

『ピカ?』

「ノーマルタイプだよ」

「ノーマルですか?」

「うん、ノーマルタイプはどんな色にも染めることができるから……僕は大好きなんだ」

「なるほど」

 

 

その時

 

 

『ピカピ!!』

 

 

突如、ピカチュウが拘束具に拘束された。

 

 

「ピカチュウ!!」

「なにかな?」

「ピカチュウ!!なにかなと言われたら!!」

「答えなければ仕方ない!!」

「輝きに響けクライマックス!!」

「世界に響く奇跡の音!!」

「我ら世界をかける無敵のロケット団!!」

「ムサシ!!」

「コジロウ!!」

『ニャースだニャー!!』

『コンパン!!』

『モンジャラ!!』

『ソーナンッス!!』

「ロケット団!!」

『ピカピ!!』

「ピカチュウ!!……ってタウさんは?」

 

 

タウはすでにロケット団の気球に乗り込んでいたのだ。

 

 

「タウさんいつの間に…………って、タウさん、何してるんですか!?」

 

 

タウはニャースの小判に塗料でペイントをしていたのである。

 

 

『ニャーの小判になにするニャ!!』

「……素敵な小判だったから」

『嬉しいニャ!!』

「ニャース、照れてる場合じゃないわよ!!」

「そうだそうだ」

「ドーブル壊せた?」

『ドーブル』

『ピカピカ』

「じゃ帰ろうか」

『ドーブル』

『ピカピカ?』

「「『え!?』」」

 

 

タウはピカチュウを抱えると気球から飛んだ。

 

 

「ドーブル、サイコキネシス」

『ドーブル』

 

 

ドーブルはサイコキネシスでタウと共に着地したのだ。

 

 

「タウさん、ありがとうございます!!」

『ピカピカ!!』

「うん……ドーブル、はかいこうせん、スケッチして」

『ドーブル』

「はかいこうせん」

『ドーブル!!』

 

 

ドーブルははかいこうせんをロケット団に放ったのである。

 

 

「「『嫌な感じ~!!』」」

『コンパン~』

『モンジャラ~』

『ソーナンス!!』

「わぁ~飛んだね~」

「タウさん」

「どうしたの、タケシさん」

「タウさんのドーブルのスケッチはなんというか……」

「うん、スケッチは本来は技見てからじゃないとダメだよ、でも、僕のドーブルは見たことある技を思い出してスケッチしてすぐに技を入れ換えることができるんだ」

「すごい……」

「さて、ジムに行こうか」

 

 

 

 

サトシたちはダイトウジムへ移動しジムのバトル場へ入った。

 

 

「サトシ君、全力で」

「はい!!」

「それではこれよりジムリーダータウ対チャレンジャーサトシのジム戦を行います、両者使用ポケモンは3体、ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます……それでは試合始めっ!!」

「じゃ僕から」

 

 

タウはモンスターボールからドーブルを繰り出したのだ。

 

 

「あのドーブルか、よし、ピカチュウ!!」

『ピッカ!!』

 

 

「ドーブル、タウさんのドーブルのバトルを良く見とくんだよ」

『ドーブル!!』

「……始まるな」

 

 

「ピカチュウ、アイアンテール!!」

『ピッカ!!』

「ドーブル、シザークロス!!」

 

 

ピカチュウとドーブルの技がぶつかり合ったのである。

 

 

タウのドーブルは過去に見たことのある技を思い出してスケッチすることができ瞬時に持ってる技を切り替えることが可能なのだ。

 

 

「マッドショット」

「エレキボール」

『ピカァ!!』

 

 

エレキボールがマッドショットに負けてピカチュウはマッドショットを受けたのである。

 

 

『ピカァ!?』

「ピカチュウ、でんこうせっか」

『ピカッ!!』

 

 

ピカチュウはでんこうせっかでドーブルの回りを走り回り撹乱した。

 

 

「ドーブル、ロックオン、スケッチ」

『ドーブル』

「ロックオンしてマッドショット」

『ドーブル』

「ピカチュウ、10万ボルト」

『ピカァ!!』

 

 

ピカチュウの10万ボルトがドーブルに直撃したのだ。

 

 

『ドーブル!?』

 

 

しかし、ドーブルは10万ボルトを打ち破りマッドショットを放ったのである。

 

 

「ピカチュウ、でんこうせっかでよけろっ」

『ピカァ』

 

 

ピカチュウはマッドショットから逃げるもロックオンされてるため次第に追い付かれマッドショットを食らってしまった。

 

 

「ピカチュウ、大丈夫か!?」

『ピカ……』

「シザークロス」

『ドーブル』

「ピカチュウ、よけて、エレキボール!!」

『ピカァ!!』

『ドーブル!?』

「ドーブル、じしん、スケッチ」

『ドーブル』

「じしん」

『ドーブル』

 

 

ピカチュウはじしんを食らったのだ。

 

 

『ピカァ……ピカァ……』

「ドーブル、ロックブラスト、スケッチ」

『ドーブル』

「ピカチュウ、でんこうせっかでドーブルに接近するんだ」

『ピカァ!!』

「ロックブラスト」

『ドーブル』

 

 

ピカチュウはでんこうせっかでロックブラストをよけてドーブルに接近したのである。

 

 

「アイアンテール」

『ピカァ!!』

 

 

ピカチュウは接近しドーブルの後頭部にアイアンテールを直撃させた。

 

 

「ドーブル、じこさいせい」

「させるな、ピカチュウ、エレキボール!!」

『ピッカ!!』

 

 

ドーブルがじこさいせいをスケッチする前にエレキボールがドーブルに直撃しドーブルを戦闘不能にしたのであった。

 

 

「ドーブル、戦闘不能、ピカチュウの勝ち」

「やったぜ!!」

『ピカピカ!!』

 

 

「どうだった、ドーブル?」

『ドーブル!!』

「ドーブルもあんな風に自由自在にスケッチできるように練習しようね」

『ドーブル!!』

「それにしてもあんなドーブル初めて見た、きっと他のポケモンも普通じゃない戦法だ、どうするサトシ」

「タケシさん、サトシ君なら大丈夫ですよ」

『ドーブル!』

 

 

「すごいね、ピカチュウ」

 

 

タウはドーブルをモンスターボールに戻すとピカチュウを繰り出したのだ。

 

 

「え、ピカチュウ!?」

『ピカァ!?』

「タウさんはノーマルタイプの使い手じゃ」

「サトシ君はメタモンって知ってる?」

「はい……」

「メタモンはへんしんすることができるよね」

「はい、でも、それにはへんしんを使わなくちゃ」

「このメタモンのとくせい、かわりものはモンスターボールから出た時にすでにへんしんが行われているとくせいなんだよ」

「すごい……」

 

 

サトシはポケホをタウのピカチュウにかざしたのである。

 

 

『メタモン、へんしんポケモン。ノーマルタイプ、体の細胞の作りを自分で組み替えて他の生命体に変身する』

「本当だ、メタモンだ」

『ピカ』

「メタモン、アイアンテール」

『メタッ!!』

「ピカチュウ、アイアンテール!!」

『ピカッ!!』

 

 

ピカチュウとメタモンのアイアンテールがぶつかり合った。

 

 

『ピカァ!!』

 

 

しかし、ドーブルとのバトルで弱っていたピカチュウはメタモンに押されていたのだ。

 

 

「負けるな、ピカチュウ!!メタモンよりお前の方がピカチュウなんだ」

『ピカッ!!』

「10万ボルト」

『メタッ!!』

「こっちもだ!!」

『ピカァ!!』

 

 

互いの10万ボルトがぶつかり合い爆発したのである。

 

 

「エレキボール」

『メタッ』

「でんこうせっか!!」

『ピカァ!!』

 

 

ピカチュウはでんこうせっかでエレキボールをよけてメタモンを攻撃した。

 

 

『メタッ!!』

「エレキボール!!」

『ピカァ!!』

 

 

そして、ピカチュウのエレキボールがメタモンに直撃したのだ。

 

 

「やったぜ!!」

『ピカァ!!』

「お返し……」

 

 

エレキボールが飛んできてピカチュウに直撃したのである。

 

 

『ピカァ!?』

「アイアンテール」

『メタッ!!』

 

 

そして、メタモンのアイアンテールを受けてピカチュウは戦闘不能になったのだった。

 

 

「ピカチュウ、戦闘不能、メタモンの勝ち」

「ありがとうな、ピカチュウ」

『ピカピ……』

「……次はこいつです!!」

 

 

サトシはモンスターボールからチルットを繰り出した。

 

 

『チルゥ!!』

「面白いね、でんきタイプにへんしんしてるのにひこうタイプなんて」

「タウさん、俺のチルットに相性なんて関係ないです!!」

『チルゥ!!』

「そう……メタモン、エレキボール」

『メタッ』

「チルット、よけてつつくだ!!」

『チルゥ!!』

 

 

チルットはエレキボールをよけてメタモンにつつくをしたのだ。

 

 

「10万ボルト」

『メタッ!!』

『チルゥ!!』

「チルット、つばさでうつ!!」

『チルゥ!!』

 

 

チルットは何とか10万ボルトから抜け出してつばさでうつでメタモンを攻撃したのである。

 

 

「アイアンテール」

『メタッ!!』

「チルット、もう一度つばさでうつだ!!」

『チルゥ!!』

 

 

アイアンテールとつばさでうつがぶつかり合うがチルットが負けてしまった。

 

 

「エレキボール」

『メタッ』

 

 

さらにチルットはエレキボールを受けて墜落したのだ。

 

 

『チルゥ……』

「10万ボルト」

『メタッ!!』

『チルゥゥゥ!?』

「チルット!!」

 

 

チルットは10万ボルトを受けて今にも戦闘不能になりそうだったのである。

 

 

「チルット!!頑張れぇ」

『チルゥゥゥ!!』

 

 

そして、チルットは何かの技を使い10万ボルトを打ち破りメタモンに攻撃した。

 

 

『メタァ……』

 

 

メタモンはピカチュウの姿から元に戻り戦闘不能になったのだ。

 

 

「メタモン、戦闘不能、チルットの勝ち」

「チルット、今のは技は……」

「サトシ君、ドラゴンダイブだね」

「ドラゴンダイブ……やったなチルット!!」

『チルゥ……』

「まだいけるか?」

『チルゥ!!』

 

 

タウはメタモンをモンスターボールに戻すと色違いのメタモンを繰り出したのである。

 

 

「え、メタモン?」

「うん、そうだよ……チルットか……そうだね、メタモン、チルタリスにへんしん」

『メタ…』

 

 

メタモンはチルタリスにへんしんした。

 

 

「僕のメタモンは見たことあるポケモンにいつでもへんしんできるんだ」

「すごすぎるぜ、タウさんのポケモン……チルット、りゅうのはどう」

『チルゥ!!』

「メタモン、りゅうのはどう」

『メタ…』

 

 

りゅうのはどうがぶつかり合い限界に近かったチルットが押し破られ戦闘不能になったのだった。

 

 

「チルット、戦闘不能、メタモンの勝ち」

「チルット、よく頑張ったな」

 

 

サトシはチルットをモンスターボールに戻すとピジョットを繰り出したのだ。

 

 

『ピジョォ!!』

「わ、強そうなピジョット……それじゃ……」

 

 

タウは筆を取り出したのである。

 

 

「筆…………!!それはまさか……」

 

 

その筆の持ち手の先端にはキーストーンがあった。

 

 

「メタモン、メガシンカ」

 

 

そして、メタモンはメガチルタリスへメガシンカしたのだ。

 

 

「そんなバカな!!」

「どうしたんですか?タケシさん」

「メタモンはメガシンカしてるポケモンにへんしんすることはできるけど通常のポケモンにへんしんしてメガシンカすることはできないはず、それにメガストーンも持ってないみたいだし……」

 

 

「流石にタケシさんは物知りだな……たしかに普通ならメタモンはメガシンカできないけど僕のメタモンはキーストーンの力とメタモンのへんしんを併用することでそれを可能にしたんだ……思い出すなぁ、カロス地方まで行ってさマスタータワーで修行したんだ」

「!!シャラシティですか」

「うん、知ってるんだ」

「俺、前にカロスを旅してたんです」

「そう、そういえば今はジムリーダーになった女の子がメガシンカ目指してたけどどうなったかな」

「コルニですね、ちゃんとメガシンカできるようになりましたよ」

「そう、よかった、じゃ、再開しようか」

「はい!!」

「メタモン、ドラゴンクロー」

『メタ…』

「ピジョット、つばめがえし」

 

 

メタモンのドラゴンクローとピジョットのつばめがえしがぶつかり合うも流石にメガシンカした力に勝てずピジョットが押し破れたのである。

 

 

「メガシンカ……流石に強いな……よし、いくぜ、ピジョット!!」

『ピジョット!!』

「ピジョット、メガシンカ!!」

『ピジョット!!』

 

 

ピジョットはメガピジョットにメガシンカした。

 

 

「サトシ君もメガシンカできるんだ」

「はい、いくぜ、ピジョット、ブレイブバード!!」

『ピジョォォ!!』

 

 

ピジョットはブレイブバードでメタモンに攻撃したのだ。

 

 

『メタ…』

「ゴッドバード」

『メタ…』

『ピジョォォ!?』

 

 

メタモンのゴッドバードを受けてピジョットは地面に転がったのである。

 

 

『ピジョット!!』

 

 

ピジョットはすぐに立て直しメタモンへと向かった。

 

 

「ピジョット、はがねのつばさ」

『ピジョォォ!!』

『メタ…』

 

 

「サトシ君のピジョットってあんな技まで覚えてたんだ」

「ああ、ポッポたちの群れを率いてる間に色んな技を覚えたけど手持ちに戻ってからサトシはすぐにそれを把握したんだ」

「やっぱサトシ君はすごいですね」

「ああ、大したもんだよ」

 

 

「つばめがえし」

『メタ…』

「ピジョット、こっちもだ」

『ピジョット!!』

 

 

ピジョットとメタモンのつばめがえしがぶつかり合ったのだ。

 

 

「ピジョット、連続でつばめがえしだ」

『ピジョット!!』

「メタモン、すべて返して」

『メタ…』

 

 

ピジョットとメタモンのつばめがえしが連続でぶつかり合ったのである。

 

 

「りゅうのはどう」

『メタ…』

「よけて、はがねのつばさ」

『ピジョォ』

『メタ……』

「ドラゴンクロー」

『メタ…』

「ピジョォ!!」

「ブレイブバード!!」

『ピジョット!!』

 

 

ピジョットはブレイブバードでメタモンに突撃した。

 

 

『メタ…』

「りゅうのはどう」

『メタ…』

『ピジョォォ!?』

 

 

近距離でりゅうのはどうを受けてピジョットは地面に激突したのだ。

 

 

『ピジョォ……』

 

 

ピジョットはここまで受けた攻撃とブレイブバードの使いすぎによりダメージが蓄積していたのである。

 

 

「これで終わりにしようか、メタモン、ゴッドバード」

『メタ…』

 

 

メタモンはゴッドバードのエネルギーを溜め始めた。

 

 

「ピジョット、お前ならいけるぜ、やってやれ!!」

『ピジョォォ!!』

「ピジョット、ゴッドバード!!」

『ピジョォ!!』

 

 

メタモンとピジョットのゴッドバードがぶつかり合ったのだ。

 

 

「ピジョット、まさか、タウさんのメタモンのゴッドバードを見て真似したのか」

「そんなことができるんですか……」

『ドーブル……』

「オウム返しというわけじゃなさそうだ……でも、サトシとサトシのポケモンならやりかねない」

「本当にすごい、サトシ君もサトシ君のポケモンたちも……」

 

 

『メタ…』

『ピジョットォォォ!!』

「いけぇぇ!!」

『ピジョォォ!!』

 

 

そして、メタモンのゴッドバードを打ち破りピジョットのゴッドバードはメタモンに直撃し、メタモンは地面に転がりメガシンカが解けてすぐに色違いメタモンに戻り戦闘不能になったのだった。

 

 

『メタ…………』

「メタモン戦闘不能、ピジョットの勝ち、よって勝者、チャレンジャーサトシ」

「やったぜ!!」

『ピジョットォォ!!』

「ありがとうな、ピジョット」

『ピジョォ!!』

 

 

ピジョットはメガシンカを解いて元に戻ったのである。

 

 

「おつかれ、メタモン」

 

 

タウはメタモンをモンスターボールに戻すとサトシに近寄った。

 

 

「すごいバトルだったよ、サトシ君」

「はい、ありがとうございます」

「これがダイトウジムに勝利した証、ペイントバッジだよ」

 

 

タウはサトシにまるでドーブルの尻尾のような形でカラフルなグラデーションをしたジムバッジ、ペイントバッジを渡したのだ。

 

 

「ありがとうございます……よっしゃ!!ペイントバッジ、ゲットだぜ!!」

『ピッピカチュー!!』

『ピッジョジョジョー!!』

 

 

 

 

その後、サトシたちとタウはポケモンアートスタジオに移動し約束通りピカチュウのモンスターボールに雷のマークをペイントしてもらったのである。

 

 

「はい、できたよ」

「ありがとうございます」

「前よりも強い塗料だから今回は消えないと思うよ」

「はい!!」

「……ねぇ、次はどこのジムへ?」

「まだ決めてないです」

「なら、今のサトシ君にピッタリなのはトシマシティ、イケブクロエリアにあるトシマジムかな」

「トシマシティ、ありがとうございます」

「うん、それとね、サトシ君のチルット、まだまだ強くなると思うんだ」

「チルット……もちろんです!!」

『ピカピカ!!』

「トシマシティに行く途中のキタシティのオウジエリアにあるアスカマウンテンにメガチルタリス使いがいるから会ってきたら?」

「メガチルタリス使い……会いたいです!!」

「うん、じゃあ気を付けてね」

「はい、ありがとうございます!!」

「行こう、サトシ君、タケシさん」

「おう!!」

『ピカピカ!!』

「ああ!!」

「それじゃ、さよならタウさん!!」

『ピカピカ』

「タウさん、私のドーブルもタウさんのドーブルみたいに強くなります!!それじゃ」

「失礼致します」

「うん、みんな応援してるよ」

 

 

サトシたちはタウと別れシティバスのバス停まで向かうのだった。

 

TO BE CONTINUED…




タウのドーブルや色違いメタモンは完全に設定破壊です、ごめんなさい 

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