ターミネーチャンの目的は人類抹殺の障害となる抗体を持つ両津勘吉の抹殺。熱が弱点である事を見抜かれ、大文字焼きに巻き込まれて失敗した任務だが、その為に作られたターミネーチャンは何故か復活した後も両津勘吉の抹殺を目的とし、最終的に人類抹殺を企んでいた。同じように集まったソーダライトやデビルアイも聖杯を欲しており、その為に手を組んだ三名は英霊と協力を拒んだ深海王の抹殺を企み、ターミネーチャンは
「てめぇ、どう見ても悪だよな? なら、ボッコボコにしても構わねぇって訳だ」
そして、ターミネーチャンの前に
「おらぁっ!」
サンレッドは受け止めたターミネーチャンの足を強引に押し上げたたらを踏ませる。サンレッドは懐から煙草を取り出すと一服しだした。
「駄目だな、こりゃ。デカイばっかりで雑魚だ。さっさと終わらせるか。……変身!」
タバコの煙を吐き出したサンレッドの体が光り輝き、次の瞬間には炎の羽を思わせる装飾とマントを身に付けたサンレッドの姿があった。
「サンレッド・プロ……」
「プ、プロミネンスフォーム! ほら、皆! アレが私が見た奴!」
「おいコラ、ヴァンプ! 写メ撮るんじゃねぇよ!」
何時の間にかお年寄り向けのラクラクフォンから画像の撮れる携帯に変えていたヴァンプはたどたどしい手付きながらサンレッドの姿を映す。他の怪人も携帯を手にしていた
「え? 何でですか? 今度見せてくれるって言ってたじゃないですか」
「……さっさと終わらせて帰る」
サンレッドは頭痛がするのか頭を押さえるとターミネーチャンに向かって飛んで行く。
「メテオクラッシュ!!」
その速度は機械が人間に反乱を起こす程に発展した技術で作られたターミネーチャンでさえ捉えきれず、サンレッドの体は炎に包まれ、そのまま飛び蹴りでターミネーチャンの体を貫通した。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
超々高角度から弱点である超高熱の飛び蹴りを喰らったターミネーチャンの体は炎に包まれ、やがて消えていった……。
「レッドさん。有難うございました!」
「したーーーーーーー!」
「だから悪の組織が正義の味方に礼を言うなって言ってるんだろ。ったくよ。……で、お前らは聖杯に何を願うんだ?」
「レッド抹殺っ! です」
「……アホくさ。帰るわ」
「……ふむ。デビルアイ達が負けたか。まぁ、どうでも良い。欲しい物は全て手に入ったからな」
冬木教会の床には璃正の死体が転がっており、白髪の男がそれを見下ろしている。そして、其の横には三人の少女と腕に無数の令呪を刻んだ綺礼の姿があった。
「さて、心の底に溜まった淀みを開放した気分はどうだ、綺礼?」
「……悪くはない、な」
詰まらなさそうに呟く綺礼だが、その顔には歪んだ笑みを浮かべていた。
「ソーダライト様。必要な数の英霊が聖杯にくべられた様です。その中にはトランセイザーの存在が……」
「そうか。私の手で奴を殺せなかったのは残念だが、まぁ仕方ない。では、例の女を浚ってこい、ソニック。この世界とあの三つの世界を手に入れるぞ!」
「……ふん」
ソニックはソーダライトの話に興味がないと言わんばかりに鼻を鳴らし、そのまま教会から姿を消した。
「……ソーダライト様」
「ああ、分かってるさ。時が来たら……消せ」
アイリスフィール・フォン・アインツベルンは切嗣の妻であり、聖杯を守るための殻として造り出されたホムンクルスだ。英霊が消えるたびに聖杯にその魂が回収され聖杯は完成へと近づく。そして、それと同時に彼女の人格及び人間としての機能は塗り潰されていくのだ。
「くっ……」
「マダム!」
そして、深海王、
「大丈…夫。英霊が…ほぼ同時に四体も…消えたみ…たい…。もう…すぐ私は…、アイリ…スフィールは完全に消えるわ。切嗣の…事、お願い…ね…」
「ああ、もう会う事もないだろうしな」
「誰だ! マダム、下がって…消えたっ!?」
「鈍間め。この女は貰っていくぞっ!」
二人の目の前に突如現れたソニックは即座にアイリスフィールを担ぎ上げ、舞弥の放った弾丸を軽々と避けて去っていった。
「マダムゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
「うぃ~! 酔っ払っちまったよぉ~!」
今日も飲み屋をハシゴした本官は何時の間にか教会の近くまで来ていた。
「ひっくっ! 今日もご苦労様でしたっと。おっといけね、教会には近付いいたら……ん? 何だ、あの姉ちゃん達?」
本官がふと教会の敷地を覗き込むと協力者であるソニックと見知らぬ少女が何やら会話をしていた。なお、少女はトランチアーズの一人である乃絵にそっくりだ。ソニックは
「それで、この女をどうするんだ?」
「ソーダライト様が言うには殺すらしいわ。……この町の人間も一緒にね」
「……どういう事だ? この女を殺すというのも初耳だが、街の者まで殺すのは?」
「聖杯は汚れている。その女を殺して聖杯が降臨すれば溜まりに溜まった穢れは泥となって溢れ出し、この街を焼き尽くすわ。まぁ、この世界はソーダライト様の物になるし構わないでしょ? 私達は異空間からそれを見物って訳。さ、その女を渡してちょうだい。儀式を行う場所まで連れて行くわ」
鍵の様な大鎌を持った乃絵はアイリスフィールを受け取ろうと手を出すが、ソニックはその場から飛び退いた。
「……気に入らんな。貴様、俺を殺す気だろう。出かける前よりも殺気が濃厚だぞ」
「あら、分かってたの。そうよ、聖杯を完成させるにはアンタを殺すのが手っ取り早いの。令呪で私達を傷付けられない貴方じゃ勝ち目はないわ。……じゃあ、今すぐ……!」
長髪の少女は大鎌を振り上げソニックに切りかかろうとする。だが、その顔の真横を銃弾が飛んでいった。
「その姉ちゃんを連れて逃げろアサシン! 守りながらじゃ何があるか分からねぇっ!」
「アーチャー! ……ふん、ここは従ってやる。あのハゲ頭を倒すまで俺は死ぬわけには行かんのでな!」
ソニックはアイリスフィールを担ぎ上げて高速で去って行き、本官は銃口を乃絵に向ける。対する乃絵は銃口を向けられているにも関わらず動じた様子がなかった。
「貴方が私に勝てると思ってるの? ステータスがほぼ最低ランクの貴方がこの私に勝てる訳ないじゃない」
「うるせぇ! 国家権力を舐めるなっ! 逮捕だ逮捕だ逮捕だ逮捕だ逮捕だぁぁぁぁぁっ!!」
まるで弾切れという言葉を知らないかの様に本官の拳銃からは銃弾が打ち出され、乃絵は真っ直ぐに本官へと向かって行く。銃弾はその体に傷一つ付けられなかった。
「うっざ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!」
大鎌でバッサリと切られた本官は数メートル吹き飛ばされ、頭にバッテンマークの絆創膏を貼った状態で起き上がった。
「ほ、本気でタマ取りに来やがったなぁぁぁぁ!」
「……当たり前でしょ。てか、なんで平気な訳? でも、アンタが私を倒せないのは分かったでしょ。これ以上痛い思いしたくなかったら何処かに消えなさいよ」
「……だから国家権力を舐めるなって言ってんだろ。俺は警察官なんだよ。たとえ相手がどんな奴でも、人を殺そうとしてる奴を見逃せるかよっ!」
本官は立ち上がると警棒を手に乃絵に向かっていく。そして何度切りつけられても立ち上がり、その度に立ち向かって行った。
「っくそ! こうなったら此奴を撒いてアサシンを……」
「行かせねぇよっ!」
本官は乃絵の足にしがみつき、何度踏みつけられても離さない。乃絵は大鎌を振り下ろし、漸く本官を引き剥がした。直ぐにソニックを追おうした乃絵だが、またしても背後から銃弾が撃ち込まれ、右足を貫通した。
「なっ!?」
「だから、行かせねぇって言ってんだろ! 国家権力舐めんなよっ!」
本官は先程までの二頭身ではなく、劇画調の六等身となっていた。乃絵は咄嗟に大鎌を振るい、その体を切りつける。今度は切った感触と共に血が噴き出した。それも、思っていたよりも大量にだ。
「終わりね。サヨナラ!」
乃絵は大鎌の切っ先を本官に突き立て深くまで突き刺す。それと同時に銃声が鳴り響き乃絵の眉間に穴が空いた。
「……だから言っただろ、国家権力舐めんなよってな」
乃絵と本官は同時に倒れ、やがて消えていった……。
アイリスフィールを連れたソニックは建設中の市民会館に隠れていた。令呪で呼び出された時、アイリスフィールを連れて行く危険が有る為、抵抗する時間を稼げるようにアイリスフィールからは距離を開けている。
「……此処まで来れば」
「やぁ、アサシン。態々届けに来てくれて感謝するよ」
「ッ! 貴様が何故此処に……」
ソニックの前には不敵に笑うソーダライトと綺礼の姿があった。
「ああ、それなら簡単だ。私は君に催眠を掛けていたんだ。その女を連れて逃げたら、無意識に此処に来るように暗示を掛けていたんだ」
「くそっ! こうなったら……」
ソニックは懐に忍ばした忍具を手に取る。だが、綺礼が腕をかざす方が早かった。
「命呪をもって命じる。アサシンよ自害せよ」
~おまけ~
「くそ! 桜なんかに頼らなくても僕の手で……」
その少年は強い嫉妬の念を持つ義妹を見返す為、才能が皆無にも関わらず英霊を呼び出そうとしていた。
そして、その召喚は奇跡的に成功する。現れたのは
「んばば!」
「僕には分からないぞ、シンジ。なんで妹と仲良くしないんだ? 変だな、仲良くできないなんて。ケンカするよりよっぽど簡単なことじゃないか!」
その少女は日常と化した悪夢の中、赤い弓兵を召喚した。
「桜……?」
「……昔とある少女と、その少女だけの正義の味方になると約束してね。だが、今は君の為の正義の味方となろう」
正義の味方を目指す少年は、偶然英霊を呼び出してしまう。
「サーヴァント・ランサー……いや、
「正義の味方ってのは結構楽じゃないんだよ、士郎。でも、君は君なりの正義の味方を目指せ!」
誇り高くうっかり屋の少女はうっかりして召喚事故を起こしてしまう。
「ケ~ロケロリ。聖杯の力があれば
「凛殿と過ごせて、我輩楽しかったであります! ……って! 今ので通信切れてるっ!? な~んちゃって、って言うつもりだったのに!」
ホムンクルスの少女は
「……何これ」
「私のマスターになるにあたり、守ってほしい千の項目があるのだが」
「一から十二までで好きな数字を選び給え」
「七?」
「ヴァカめ! 貴様に選択権など無いわっ! 私の伝説は12世紀から始まった……」
とある魔術師はキャスターとしてスーツ姿の男を召喚した
「……匂う。濃厚な『謎』の匂いがするぞ」
「だから貴様はクズだというのだ。このゴミ虫め。虫は虫螻らしくを這いつくばって頭を下げて生きるがいい。……さて、この謎はもう吾輩の舌の上だ」
そしてとある神父は英霊を知らぬまま知り合いから令呪を奪う。そして女性の拠点で英霊と出会った。
「貴様、何ものだ?」
「つけものです」
第五次ギャグキャラ戦争 ただしアーチャー、テメェは駄目だ 近日公開・・・・・・・・
しません
クラス アーチャー
真名 綱刈本官
マスター 言峰 綺礼
性別・身長・体重 男 ? ?
属性 秩序・中立
力 E 耐久 E 敏捷 A+ 魔力 E 運 C 宝具 A++
保有スキル
ギャグ補正 EX
どんな目に遭ってもギャグで済むスキル。此処まで来るとマスターやその周囲の人間も巻き込み、ギャグ補正Aを付属できる
単独行動 ex
マスターの魔力供給無しでいくらでも現界でき、宝具も単独で使える。
宝具
無限の銃弾<インフィニット・ブレット>
ランク E
対人宝具
レンジ ?
最大補足 ?
無限に撃てる銃弾。ただし、実はモデルガン
劇画化<ベニトカゲ>
ランク A++
対人宝具
レンジ ?
最大補足 1
アニメであった劇画化を再現。運を除く全ての能力が半分になるが、相手のスキル・宝具・ステータスに関わらず上記宝具が殺傷能力を持つ。この宝具の発動中は本人のギャグ補正が消える。