ハーレムを作る!だから結婚してください!いや、お前のことじゃねーよ。めだか 作:夢幻パンチ
それはともかく、最近ツイッターを始めたよ。といっともfate/GOの事しか呟かないwww。夢幻パンチで検索すれば出てくると思います
では、駄文ですが、内容がだけでも共感していただけるとありがたいです。どぞ
中学時代
阿久根高貴は不良であった。区別なく壊してのける阿久根のことを、地元で知らない者はおらず、誰も彼に手をつけれずいた
とは言え、彼は何も無差別に破壊しているわけではない。実は、ある男から言われるがままに、破壊活動を行っていたのである
「『ねえ高貴ちゃん。新入生に黒神めだかって可愛い子がいるんだけど、知ってる?』」
「……知りませんけど」
「『まぁいいや。僕の友達が彼女に迷惑してるらしいんだ。だから助けたくて、だから高貴ちゃんお願い』」
「わかりましたよ。球磨川さん」
この頃の阿久根は破壊しかなく、破壊しか考えていなかった。だがそんな彼でも、球磨川と言う男の異常さは理解していた。異常ゆえに球磨川に近寄る者も居なかった。一人を除いて
「おーい、遊びに来たぞ禊」
「『やー天竜くん。待ってたよ。じゃあ高貴ちゃんお願いね』」
「……?」
この男、白斗天竜。阿久根は興味はないにしろ、気にはしていた。あの球磨川と一緒に居るのは、この男くらいだ。すれ違いに天竜は中へ、阿久根は外に出て行った
ちなみに、当時の天竜は金髪であった
「なんだ?あいつは……、つまんなそうな顔して」
「『しょうがないよ。彼には、破壊するしか無いからね。それより……、もってきたよね?』」
「フ、愚問だな。俺を誰だと思っている?刮目しろ!」
「『お、おぉ!流石だよ。流石天竜君!人からくる汚物のような目線を気にもせず、社会的にギリギリスリーアウトなのに!』」
「やめろよ〜、照れるぜ」
「「『やっぱりチャイナは、ロングだよね!』」」
一方阿久根は、一年一組へ
当時、中学一年のツインテールめだかは授業を受けていた。前の席は、ともに学校に来たはずの馬鹿はいない為か、黒板が良く見えていた。そんなめだかに、阿久根は躊躇なしのヘッドアタック
「キャアアー!し、白斗さん!」
「保健室に…!てか白斗じゃなくて黒神じゃね⁉︎」
「白斗さんよ!」
当時から天竜の知らぬところで、黒神めだかが、白斗と呼ばれている事はまだ知らない
このように、彼にとって破壊とは些細なことで、阿久根高貴は当時、破壊臣と言われていた。そんな阿久根にとって、めだかも破壊の対象に過ぎなかった
しかし
「天竜。昨日は何処にいた」
「トイレだよ。トイレしか無いだろ」
「チャイナ服を持ってか?」
「おうよ!ミニもいいが、やっぱりロングだな。絶対領域の駆け引きが堪んないぜ!………いや、トイレだから?」
「貴様」
「ちゃうねん、ちゃうねん。………ちゃうねん」
黒神めだかは学校に来ていた。阿久根は驚きはしたが、特に気にはしなかった。壊れしなかったが、また自分が壊せる機会が来ただけと…、どうせ壊し治すだけだと
そして、次の日も、次の日も、そのまた次の日も。阿久根が、いくら壊そうと、めだかは学校に登校し続けていた。女一人壊せない破壊臣を恐れる生徒はもういなかった
その気運に乗って、学校中の反阿久根勢力をまとめ上げてるのが何を隠そう、間違って中学デビューを目論んで若干グレかかっていた頃の人吉善吉である。当時の髪は黒だった。因みに先生からの評価はとても良かった
「俺の幼馴染を散々なぶってくれたことについて、なんかあります?阿久根先輩」
「ねーよ。俺には何にもねーんだ」
「あっそ」
善吉的には、幼馴染のめだかを、何度も痛めつけたことが、彼の正義感を駆り立てたのだ
「やめんか馬鹿者!」
黒神天竜ヘッドクラッシュ!……え?天竜?
「なんで俺がぁ!」「天竜⁉︎ぐへッ」
阿久根に殴りかかった善吉に、天竜の頭部使った攻撃。当然、天竜と善吉はデコとデコをぶつけ、双方倒れる形に仕上がる
「貴様達、ここで一体何をしておる?たとえ、どんな理由があろうとも!弱い者いじめは許さんぞ!」
弱い者。散々自分を攻撃していた自分を、弱い者と彼女は言った
「弱いだろうが、墓石」
「………墓石って」
めだかが善吉の髪を持って、髪戻せ!と言ってる間に、天竜は阿久根に話しかけていた
「違ったか?まぁなんでもいいや。壊すことでしか出来ないって感じだな」
「……あぁ。俺は何にも無い。何も無いんだ」
「だったら、一緒に自分を壊してみないか?」
「……どお言う意味だ?」
「言葉どうりだ。あんたは今まで破壊臣として生まれ、破壊臣として生きてきた。だから教えてやるよ。人生って奴を、な」
阿久根は目の前の男が言ってる意味が分からなかった。今までの自分を完全に否定したのだ
「阿久根高貴。この男はヒーローだ」
「は?いきなり出てきて何言ってんのチミ?」
「何も無いのなら、助けを求めればいい、白斗天竜と言うヒーローはお前にも手を差し伸べてくれるぞ」
ヒーロー。目の前の男はヒーローなのか、膝が崩れる音がした。すべてが崩れる悲鳴がした
「白斗。頼む、助けて、くれ」
「うむよかろう」
「なんでお前が返事してんの?まぁ……、ほら手を取れ、まず一歩だ」
のちに、黒神めだかによって、徐々に破壊臣は改心し、天竜による、破壊臣破壊計画。通称合コンは阿久根の全勝に終わり。阿久根高貴はプリンスと呼ばれる事になる
「…………ハッ!気絶してたのか?嫌な記憶が蘇ったぜ」
「何やってんだ。お前」
時間は現在に戻り、生徒会執行部は地下3階の動物園のようなフロアに来ていた。地下2階から落とされた天竜は、ゴリラの檻の中に入っていた
「遅い!何してたんだよ。俺がどんな気持ちで!てか、さっきから、このゴリラやたら俺の方に手を置いてくるんだけど?なんなん?慰めてんの⁉︎余計なお世話だよ!」
例え檻だろうが、天竜の動物好かれスキルは以上で、全動物が騒いでいたのだが、めだかがフロアに入った時点で、一気に静かになる
「ウホッ」
「す、すごく大きいです…」
「帰って来い。色んな意味で帰って来い」
そして色んな意味で道を外そうとする馬鹿いる
「て、天竜。善吉!」
「ん?」
「視察!視察しよ視察!」
「助けてくれないの?真黒。おいアホ助けろ」
「偉そうだね…、まぁ助けるけど」
「視察だ!視察!ほらみんな!喜界島会計も」
善吉からしてみれば慣れた光景だ。目を輝かせ、手をブンブン振ってるあたり犬にしか見えない
「……私。動物嫌いなんで、行くなら一人で行けば」
喜界島の冷たい一言で犬はおとなしくなるのであった。めだか一瞬固まるものの、フッとため息し、喜界島と喧嘩し始める
「…はぁまったく女子二人は、あ!天竜クンやっと出てきたんだね。ゴリラと一緒に…しかも一匹増えてるし」
「おい馬鹿。ゴリラ置いてけ、ゴリラを!」
「これはゴリラでは無い。俺の念能力だ。外野はこいつらがやるからドッチボールしようぜ」
「「ゴ○イヌさんは、おかえりください」」
檻から帰ってきた天竜は黒と白の二匹のゴリラを連れて、檻から出てきた。いつも通り男子達で会話している
「ほら男子君達とゴリラ君も、女子達があんなんだから君たちに聞くけど」
「ウホッ(真黒氏も気づいたんですね。ここの動物達はめだか氏の動物避けが、全くと言って通じて無い、ですね?)」
「ゴリ君の言うとうり、ここは少し、異常の類に入るね。僕が居た時には無い設備だ」
「普通にゴリラと会話してるよ。あの人」
「ウホッ(ここは手分けして、手掛かりを探しましょう)」
ゴリラ改めて、ゴリさんの提案に、女子達は喧嘩を止めて、皆が集結する。天竜は鼻を擦る
「へへ!ゴリさんだけにいいカッコはさせないぜ!行くぞめだか。手掛かりは俺らが先だ」
「ああ、ゴリ殿。貴様には負けんからな」
「ゴリ君。君はゴリラの中のゴリラだよ。喜界島君。どうかな?一緒にめだかちゃん達に勝ってみないか?」
「はい!真黒さん。ゴリさん。私、動物は嫌いだけど、ゴリさんは……」
天竜とめだか。真黒と喜界島のツーペアが別れて捜索することになった
「……………」
「……………」
善吉と阿久根は、口をポカーンと開け、顔を会わせる
「(しまった!乗り遅れた。いつもなら阿久根先輩が残されるのに……!)」
「(またこれか!くっ、僕はまだまだだと言う事か⁉︎だが、今回は違う。人吉クンがいる)」
「阿久根せ……」「人吉く……」
「ウホッ(では我々も、行くとしよう。人吉氏)」
「俺がお前と行くのかよ!って待てよ」
ゴリさんの、思わぬ一言で行動を開始した。追うように善吉もゴリさんを追う。残された阿久根は深くため息する
「はぁ、まぁいいか。一人は、慣れてるからな。ッ!ん?」
不意に肩に重みがかかる
「ウホッ」
白のゴリラがそこに居た
「……よし!一人で頑張るか」
阿久根は一人頑張るのであった。ゴリラを置いて
「…………」
一人いや一匹。ゴリラは佇むのであった
「おーい!ゴリラマークIIダブルセカンドツーコンマ2秒!一緒にドッチボールしようぜ」
「視察はどうした?あんなに意気込んでいたじゃないか」
「高貴さんがやってくれるんじゃね?」
阿久根以外が、集まりドッチボールを始めようとしていた。ゴリラマークIIダブルセカンドツーコンマ2秒は天竜達の元に駆け寄るのであった。皆がドッチボールを始め、天竜が、ゴリさんじゃなきゃダメなんだ!とか言って、めだかのレーザービームの一撃を二人で耐えてる最中に
「ッ!シャッター⁉︎」
阿久根が行ったと思われる場所の通路がシャッターでしまった。いち早く気づいたのは善吉だった。他の皆さんは未だめだかのレーザービームを受け続けていた
「おい!みんな、阿久根が行った方がシャッターが閉まったんだ」
「うおおおお!ゴリさんもっと粘ってくれー!」
「ッ!…………主!貴方はまだ死んではならない!(ウホッ)」
「ゴリさん!あんた今ッ!」
「ゴリラマークIIダブルセカンドツーコンマ2秒!共に行くぞ(ウホッ)」
「ウホッ!」
天竜を押しのけ、前に出るように庇う
「ゴリさん⁉︎ゴリラマークIIダブルセカンドツーコンマ2秒!ヤメロォォォ!」
天竜の涙と共にゴリさんと、ゴリラマークIIダブルセカンドツーコンマ2秒は光となった
「で?高貴さんがあんだって?」
「高低差ありすぎて、何言っていいかわからよ」
「ドッチボール楽しかったな、喜界島会計」
「そうですね」
こいつら……、善吉は心の中でため息をする。現状、突然のシャッターに阿久根が孤立して居る状態だ。善吉は心配と他の者の、緊張感の無さにイライラもしていた
「大体善吉。何をイライラしている?孤立したのは阿久根書記だぞ?ゆえに心配はいらぬ!あやつは貴様よりも、私よりもつよいのだからな!」
「だけどよお、めだかちゃん」
「まぁとりあえず高貴さんは放置な方向でいんじゃね?」
「え?」
「そうですね。阿久根さんって基本浮いてますもん」
「ちょおま」
「では皆次の階に行くぞ」
「マジで行くの?」
生徒会執行部はいつもどうりである
「挨拶代わりの、ライダーキーック!」
「うおおおお!床が…!崩れる!」
一方、ボッチ阿久根。現在3階から、4階に床をぶち抜かれ移動中であった。それも理由があり、阿久根が皆と別れたすぐ、『十三組の十三人』のメンバーに遭遇していた
「あー古賀ちゃんも派手にやるな、つーか鬼ヤベーな。このまま落ちたら、頭打って死んじまう」
この包帯を顔にグルグル巻きに巻いている女子生徒。フラスコ計画の今期統括を任されている『黒い包帯(ブラックホワイト)』こと、名瀬夭歌である。阿久根が落ちている同様に名瀬も落ちているのだ。名瀬はベッドの上に、阿久根は柔道の経験から受け身が上手く成功し無傷で4階に着地した
「ぐっ、ここは手術室?」
フロア4階。阿久根が見て思ったのは病院だった。だが正確には違う
「惜しいぜ高貴くん。地下4階は俺の工房だ。まぁ改造手術室ってところだ」
着地に失敗したのか、名瀬は頭からベッドに、足が逆でんぐり返し状態でパンツ丸見えなのだ
「………パンツ見んなよ」
「……あ、ごめん」
「でも高貴くん。余裕だね。古賀ちゃんは全然、君のことまだ諦めてないぜ?」
「ッ⁉︎」
「ライダージャーンプ!」
名瀬と話していた阿久根の真下から、先ほどライダーキックをした古賀が出てきた。名瀬夭歌により改造された人間、ニット帽にホットパンツ、胸、ヘソ、太ももを出した女性。『十三組の十三人』の『骨折り指切り(ベストペイン)』の古賀いたみである。格好からして目の毒なのである。目の毒なのである!
「勢いあまって、地下6階まで行っちゃった!次こそお別れだ」
「(コンクリの床を打ち抜くだけでも十分な驚きなのに、2フロア分の高さをジャンプするなんて規格外の脚力だぞ!)」
古賀の二度目のライダーキックを力は流し、足は受け止め、そのまま膝十字固めで、膝の関節を外す
「おいおい!膝十字固めとは、禁じ手じゃないのか?ああそっか、改心したとか言ってるが、結局お前は変わってねーんじゃねーの?」
「いいや、俺は変わった。昔は…」
「だからなんども言っただろ、古賀ちゃんは高貴くんを狙ってるって」
「何を言ってるんだ?君は…」
「ライダーチョーップ!」
瞬間、阿久根の肩に衝撃と、聞いたことのない音が響く
「ぐぁあああ!」
阿久根は膝を着き、肩を抑える。背後には、先ほど膝の関節を外したばかりの古賀いたみがいた
「たしかに骨が砕けた音なら聞こえたぜ?だけどな、改造人間の古賀ちゃんは複雑骨折程度なら、十秒程度で治るんだよ」
阿久根は思った。めだかの回復力も相当だが、次元が違った。いやまて、天竜は一瞬で治っていた。いやでもあれはギャグで…、急に冷めてきた
「あー、もういいや。決めちまいな。高貴くんの実験は終わり……「あはは!そう結論を急ぐなよ。名瀬ちゃんとやら!実験に焦りは禁物だぜ?」ッ!」
突然出てきたのは、黒神真黒だった。しかも、名瀬のスカートをめくり、登場だった
「な、真黒さん?」
「名瀬ちゃんに何してんだ、この野郎ー!」
親友のパンツを見られた古賀は真黒に攻撃するも、軽く避けられる
「何を怒っているんだい?可愛い女の子に会ったら、何はともあれ、スカートをめくらなきゃ失礼じゃないか!」
何を言っているんだ?こいつは?名瀬と古賀は思わずにはいられなかった
「真黒さん。どうして?まさか…「ああ、違うよ?きみを置いて4階に来たら、たまたまきみを見つけたんだ」でしょうね!」
「たまたま?よく言うぜ。前統括者。黒神真黒」
名瀬は、前統括者である真黒の事を、都城から聞いていた。狙い済ましたような男だと
「地下3階を見て、俺の事が気になったんだろ?自分の後任である俺が!だから、他の連中をわざとよそにやって、一人で来た。何より……、白斗天竜を俺に合わせたくなかったんだろ?」
白斗天竜。この状況下で、なぜその名前が出てくるのか、阿久根は疑問に思った
「やれやれ、困ったものだ。天竜くんねぇ……、関係ないよ。僕は変態だ。パンツをはいた女子がいるなら、どこにだって現れる!」
「大抵の女子はパンツをはいているよ」
破壊臣破壊計画編
阿「あ、阿久根高貴です……」
「「きゃーかっこいい!」」
天「ケッ、人数足らないから、急いで一人でも集めたのに、結果がこれかよ。阿久根マジ死ね」
安「2対3の合コンとか、自分がハーレムになると思ったのかい?」
天「なぜ貴様がいる…?」
安「三人目の女子って僕だもん。さぁ僕たちだけで王様ゲームだ。もちろん王様は僕以外いないけどね?」
天「………チェェェェェェェェジッ!」
安「ギニュー?」
天「チェェェェェェェェジッ!チェェェェェェェェジッ!」
のち、天竜。安心院にお持ち帰られる
感想、評価お待ちしてます。よろしくお願いします