トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!? 作:Z/Xプレイヤー26
悠哉がノブナガと、ヨシモトの戦いに割り込んで、数分が経過した…
『ですから!!貴方の目的はなんですの!?』
『さっきから、無限ループなんだが…馬鹿なのか?』
『お嬢が馬鹿なのは、周知じゃろう!!』
『お黙りなさい!!野蛮人!!』
そんな言い争いが続いていた…
なんなんだよ…この今川ヨシモトは…?マジでただの馬鹿だな…もう3回目だぞ…
『して?美味い物を食う…じゃったか?』
『ああ!!俺の目的はそうだな!!』
『俺の?他の奴がおるのか?』
そう言えば、遅いな…あいつら…何をやってるんだ?
『他の奴も居るが…まあ、まだ協力関係では無いけどな?協力するなら、美味い物を用意して貰わないとな…』
『食べる事ばかりですわね…』
それの何が悪い!!
『食は、人間の全てだろうが!!食わなきゃ生きて行けねえ!!その分、食に感謝しろ!!』
『いきなり何ですの!?』
食は偉大だろうに…全く…ん?
『そこの魔法少女…何だよ…じっと見て…』
『食は偉大…そう仰るなら、いろいろな物を食べていらっしゃるんですよね!?』
すげえ目がキラキラしてるな…てか、こいつ…
『何が一番美味しかったですか!?お饅頭ですか!?金平糖ですか!?』
『何で甘味限定なんだよ!!』
『私が好きだからです!!』
成る程…
『まあ、一番美味かった甘味は…プリン…だな…』
全員が首を傾げている…
あー…この時代は、まだプリンは無かったっけ…
『プリンとは…一体…どんな食べ物なのですか?』
『ワシも気になるのう…』
『プリンっつうのはな…?卵と牛乳を混ぜて、砂糖を加えて、型に入れて、冷やして固めた物だな…カラメルは…砂糖を溶かすんだったかな?』
『美味しそう…お館様…私もプリン食べたいです…』
全員案外食いついたな…
『まあ、デザートは、プリンが良いが…食事だと、やはり肉だな…牛肉が美味いな…』
全員が唖然とする…
『牛を…食べるの…ですか…?』
あー…まだ、あんまり牛を食べる風習が無かったのか…確か、牛を食べ始めるのは、明治からだったか?記憶に無いな…
『中々美味いぜ?』
『ほう…今度ワシも食してみるかのう…』
『にしても…あいつら遅いな…何してんだ?』
その頃ヨシテル達は…
『何故…お前がここに居る!?松永!!』
そう…ヨシテル達は、倒すべき松永軍の将軍…松永弾正久秀と、対峙していた…
『フン…なあに、貴様らと一戦交えようと言う訳ではない…』
松永を見て、ミツヒデが叫ぶ…
『黙れ!!ヨシテル様を裏切る逆賊が!!』
『仕方あるまい…時間が余り無いが…少し遊んでやろう…』
ヨシテル達が身構える…
『来ますよ!!気を付けて!!』
『さあ…始めようか…将軍様!!』
死闘の幕があがる…
今回は短めです…すみません…