トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!?   作:Z/Xプレイヤー26

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一気にキャラが増える…


七話~尾張の野蛮人

刃頭雨流を倒して一週間…悠哉達は、尾張の城下町に到着した…だが…

 

『織田が戦の真っ最中とはな…ヨシテル…どうすんだ?』

 

悠哉が大量の団子を手に、話しかける…

 

『貴様…そんなに食べれるのか…?と言うよりか代金はどうした!!』

 

『持ち物が高く売れたからな…金はかなり有るぞ?』

 

そう…悠哉は尾張に着いてから直ぐに持ち物を売ったのだ…何故、尾張で物が売れたのかと言うと、織田ノブナガの趣味で作った、珍しい物なら何でも買うと言う店があったからだ…

 

『一体何を売ったんですか?』

 

『ボールペンと、トリコのシールと、空き缶』

 

はっはっは…最後のはゴミだけど、一番高く売れたぜ!!

 

『聞いたことが無い物ばかりですね…』

 

『まだ、すげえのがあるけどな…それは、織田に会ってからだな…』

 

『本当に悠哉は何者なのだ…?』

 

めんどいから、正直に答えるか…

 

『俺は未来から来たんだよ…』

 

『『『嘘だな(ですね)』』』

 

『全員即答かよ!?』

 

何でだよ…あながち間違っていないんだが…

 

『未来でも、不可侵大陸を知らない可能性は低いだろう…』

 

『未来の人間がこんなにも馬鹿な筈が無い…』

 

『遊佐殿…もう少し信憑性がある話を…』

 

マサムネと、ヨシテルはまだ許そう…

 

『眼鏡忍者…正座しろ…』

 

『私の名前は明智ミツヒデだ!』

 

『五月蝿い…駄眼鏡…』

 

『貴様!!』

 

さて、からかうのは、これくらいにして…

 

『ヨシテル…織田が何処と戦してるか分かるか?』

 

『今川ですね…』

 

『恐らくは、徳川も居るだろう…』

 

織田…今川…徳川…すげえな、しかし、全員女になってるのか…?

 

『貴様!!無視をするな!!』

 

そろそろウザいな…

 

『喰らえ!!団子の串!!』

 

悠哉がミツヒデに向かって、大量の団子の串をクナイの様に投げる

 

『フッ…私に向かってクナイに見立てて投げるとはな…愚か者が!!』

 

向かって来る串をクナイで全て撃ち落とした…だが…

 

『居ない!?』

 

すると…上空から、某レトロゲームの主人公の様な声で…

 

『上から来るぞ!!気を付けろ!!』

 

悠哉がミツヒデ目掛けて落ちてきた…

 

『のわぁ!?』

 

間一髪でミツヒデが避けるも、バランスを崩して尻餅を着いてしまう…

 

『俺の勝ちだな…』

 

悠哉はミツヒデの首筋に手刀を突き付けていた…

 

『不意討ちとは卑怯な!!』

 

『裏を欠くのは戦いの常識だろうが…負け犬の遠吠えだな…』

 

ミツヒデは怒るかと思われたが…

 

『…………………グスン…』

 

『何故に泣く!?』

 

『悠哉…女を泣かせたな…』

 

『遊佐殿…』

 

何でだよ!?俺が悪いみてえじゃん!?

 

『ヨシテル様の目の前で…こんな屈辱…許さん…グスン…』

 

『………………………俺が悪いのか…?』

 

『ああ…』

 

『はい…』

 

『貴様が………悪い!!』

 

『何でだよ!?お前が言うなよ!!』

 

マジか…俺が悪いのか…

 

『すまなかった…』

 

悠哉はミツヒデに頭を下げた…すると…

 

『土下座しろ…』

 

『良い度胸だてめえ!!俺のナイフの錆びにしてやろうか!?』

 

『遊佐殿…案外面白い方ですね…』

 

『久々にはしゃいだら疲れた…さっさと織田の所に行こうぜ…』

 

『チッ…』

 

眼鏡忍者の奴…舌打ちしやがった!?

 

『悠哉…早く行くぞ…?』

 

『さっさとしろ…能無し…』

 

『ミツヒデ…遊佐殿に対しては、何故そんなにも…』

 

『ヨシテル様…私は、あの男が嫌いなのです…』

 

『何故そんなにも、素顔を見せるのですか!?遊佐殿の事が好きなのですか!?』

 

何でだよ…やっぱり女はそう言う話題が好きなのか…?

 

『ヨシテル様…慣れない冗談はお止めになられた方が良いのでは?』

 

『ですね…私も慣れない事はするべきではありませんね…』

 

『ヨシテル殿…悠哉はもう行ってしまうぞ…?』

 

めんどいから、さっさと置いていこう…

 

『待ってください!!』

 

『待たぬか馬鹿が!!』

 

マジで置いていこう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾張の国境付近の平原で、織田軍と、今川軍が戦をしていた…

 

『相変わらずしつこいのう、お嬢!!』

 

『五月蝿いですわよ!!野蛮人!!今日こそ決着を着けますわ!!』

 

この言い争っているのが、両軍の大将…巨大な大剣を持った赤い髪をした女性が、あの織田ノブナガである…そして、緑色を基調とした、衣服を身に付け、弓を使いこなす長い黒髪の女性が、今川ヨシモトである…そして…

 

『お館様!!どうします?』

 

『決まっておるじゃろう!!殲滅じゃ!!行けぃ!!サル!!』

 

『お姉様!!大丈夫ですか!!弥呼!!』

 

巨大な瓢箪の様なハンマーを葵の紋章が受け止めた…このハンマーを使っている少女が、豊臣ヒデヨシ…織田家一の家臣である、そして、葵の紋章を操る、少女が…徳川イエヤス…歴史に名を残す英傑達である…しかし、その場にいきなり現れた男によって、場の空気は一変する…

 

『うわー…やってるやってる…すげえな、まさに最強決定戦!!って感じだな…』

 

いきなり戦場に丸腰で現れた悠哉にその場に居た全員が驚いた…

 

『お主…何者じゃ…?』

 

『いきなり人の戦いに割り込んできて…この野蛮人と、同じくらい無粋な人ですわね!!』

 

いきなり不評だな…マサムネ達は、まだ追い付かねえし…

 

『俺の名前は、遊佐 悠哉だ…』

 

こやつ…いきなり現れたが…とんでもない化け物じゃな…

 

『サル…こやつには手を出すな…まだお主では勝てん…』

 

『うう…お館様がそう言うなら…』

 

さて…目的はなんじゃろうか…?

 

『貴方…目的はなんですの?』

 

『俺の目的は…』

 

全員が緊張する…

 

『俺の目的は…美味い物を食うことだ!!』

 

その場に居た全員が…理解出来なかった…

 

『また面白そうな奴が出てきたのう…』

 

次回に続く。




腹が減ってきた今日この頃…

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