トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!?   作:Z/Xプレイヤー26

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皆様今晩は…メリークリスマス!!

ヨシテルの願いは、弟に会って貰う事…!!その理由とは!?
第十五話…始まります!!


十五話~足利義昭!!そして…

ヨシテルの願いに、ミツヒデが反対した…

 

「なりませぬ!!ヨシテル様!!この様な男を義昭様に会わせようなどと…!!」

 

(この様な男って…眼鏡忍者の奴…酷くね…?)

 

地味にミツヒデの発言にダメージを受ける悠哉であった…

 

そして、ミツヒデの反対を無視して、ヨシテルは、話を進めていく。

 

「遊佐殿…義昭に会って欲しい理由は二つあります…まず一つは、義昭を安全な場所に移って貰うために、遊佐殿にも手伝って頂きたい…そして、もう一つは…義昭に付ける護衛を見定めて欲しいのですが…」

 

「前者の理由は理解出来るが、護衛くらいは自分で決められんのか?」

 

ヨシテルは悔しそうに理由を話した…

 

「正直、私の部下にも松永の息がかかった人間が居る可能性が高いのです…」

 

(成る程な…天下を獲るならなら何重にも策を弄する…敵の大将の喉元に届く刃を仕込んでおく、合理的だな)

 

「ヨシテル様…理由は分かりますが、やはり会わせるべきでは…」

 

ミツヒデはあくまで反対を貫くつもりの様だった…

 

「そんなにも気に食わないか?眼鏡忍者」

 

「ああ!!気に食わんな!!ヨシテル様への態度もだが…ヨシテル様が貴様の様な男を…」

 

ミツヒデが何かを言いかけた、その時…ミツヒデの喉元に鬼丸国綱が突き付けられた…

 

「ミツヒデ…余計な事は…言わない方が…良いですよ…?」

 

「は、はい…申し訳ありませんでした…」

 

ミツヒデは恐怖に怯えていた…

 

(速いな今のは、マッチさんの居合いと張れるんじゃないか…?)

 

「とりあえず、早速お前の弟に会いに行くぞ」

 

悠哉の決断の早さに全員が驚いた。

 

「遊佐…お主、今から行くつもりか…?ヨシテル殿の頼みとは言え、急ぎすぎではないかのう?」

 

悠哉は満面の笑みでノブナガに答えた…

 

「思い立ったが吉日、その日以外は全て凶日ってな!!」

 

そう…トリコの名台詞である…その台詞を聞いたミツヒデは悠哉に苦言を呈した…

 

「何だそれは…計画性も何も無い!!馬鹿丸出しではないか!!」

 

「おい、眼鏡忍者…この台詞は俺の尊敬する人の台詞だ…馬鹿にするなよ…」

 

悠哉はミツヒデに少し強めの怒気を放った…

 

「まあまあ、ゆうやんも怒らないで…格好良いと思うよ?こう、『ガンガン行こうぜ!!』って感じで!!」

 

「おい、ヒデヨシ…ゆうやんって何だよ?」

 

悠哉の問いに笑顔で答えるヒデヨシ…

 

「フフン♪『悠哉』だから『ゆうやん』だよ!!あとは、ミッチーは、『ミツヒデ』だから『ミッチー』で、伊達っちは、『伊達』だから『伊達っち』!!ヨッシー将軍は、『ヨシテル』だから『ヨッシー将軍』!!それと、リンリンは『ソウリン』だから『リンリン』!!どう?」

 

全員が無言である…しかし、伊達っち…もとい、マサムネだけは、ヒデヨシに質問した…

 

「何故…私だけ、名字なのだ?」

 

「えー…伊達っちは、『マサマサ』とか、『ムネムネ』とかが良いの?」

 

「伊達っちで頼む…」

 

即答であった…

 

「サル…ワシには何も無いのかのう…?」

 

「お館様はお館様ですよ!!」

 

「そうか…」

 

少し残念な気もするノブナガだった…

 

「あだ名は良いが、とりあえず行くぞ…」

 

「そうですね…義昭!!待っていて下さい!」

 

一行は京の都の数里前にある村に向かった…そこに義昭が身を潜めて居るらしい…

 

一方その頃、松永は…

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

「あの小娘達が義昭の元へ向かった…?成る程…新たに場所を移すか?まあ構わん、奴等も最早数日の命だ!!」

 

松永の笑い声が城内に響き渡る、その笑い声を聞いて、鼻で笑って居る三人が居た…

 

「あの男…刃頭雨流を渡したのにも関わらず、使いこなせなかった癖に馬鹿笑いして…」

 

「ふふ…そう言わないの紫苑、…松永は私達の目的の為の傀儡になって貰うんだから……カシン様?どうされました?」

 

「あの遊佐とか言う男…我の呪詛を受けて、殆ど影響を受けておらぬ…確かに遅効性の呪術ではあるが、あまりにも効果が薄い…」

 

カシンが呪術を掛けて、ここまで効果が無かったのは初めてである…

 

「主の呪術が効かない!?その様な人間が居るのですか!?」

 

鬼灯と紫苑も驚きを隠せなかった…カシンの呪術は、死者をも操る程であった為である。

 

「奴の中には…何かが居る…あの憎き卑弥呼をも越える…何かが…」

 

カシンは知らなかった…悠哉の中には、八王とも互角に闘える『鬼』が居る事を…

 

(あの鳥人間の様な生き物が言っていた『細胞』の力か…?そもそも、あの生き物は、何故あそこまでの知能と力がある?卑弥呼の時代にもあのような生き物は、居なかった…一体この世はどうなる?この世界を破壊する為に我は居ると言うのに…このままでは…)

 

「主…何をそんなに思い詰めて居るんですか…?」

 

考え込むカシンを見て、紫苑が心配をするように声をかけた…

 

「心配するな、全て上手くいく…この愚かな世界を破壊する!!」

 

「「御意!!」」

 

そして、その姿を上空から見下ろす影が一つ…

 

「カシン…どうして…」

 

 

 

 

 

 

義昭の元へ向かった一行…そして、カシンの手のひらの上で踊らされている松永…このまま松永は利用されたままで終わるのか…次回に続く!!

 

 

 

 

 

 




サンタさん…プレゼントは療水が良いです…だから頑張って、デロウスを倒してね!!

サンタ「無理☆」

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