トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!? 作:Z/Xプレイヤー26
ソウリン『貴方のせいで私は…!!』
作者『四獣の牙王が、ブレスドラゴンよりも弱いって…そうは見えないよね!!』
ソウリン『話をすり替えるな!!』
蜘蛛男『すり替えておいたのさ!!』
作者『やっぱりお色気向いてないな…俺…orz』
『さてと…アルティメットルーティーンの修行をしなくちゃならないんだが…中々良い場所が無いな、確か向こうに水辺があったな、仕方無い…そこにするか、こんな朝方じゃあ誰も居ないだろうし、迷惑はかけないだろう』
俺はその発言を後悔する…慢心はダメ!!絶対!!
『おっし、着いたな…まずはイメージを固めるか…一瞬で風邪を引いて、一瞬で風邪を治すか…絶対に難しいな、しかも消費カロリーが半端じゃないときた…練習の環境作りでも苦労するな…』
俺はそのまま目を瞑り、イメージをした…風邪を引いている自分を…
『くっ…クラクラしてきた…よし、第一段階終了…後は治すか…ふう、集中しろ…………………………』
これは無理じゃね…?めっちゃクラクラするし、集中出来ないんだが…やべえ…汗が半端じゃない…
『…………誰か居るんですか…?』
誰か居るのか…?視界がぼやけて来たぞ…この声は…
『ソウリンか…?』
『ゆ、悠哉さん!?何でここに!?って…大丈夫ですか!?』
『大丈夫だ…問題無い…』
『明らかに大丈夫じゃないですよ!?』
あー…良く見えないが…
『ソウリン…水浴びしてたか…?』
『ふぇ?………いやぁ!!』
『グハァ…』
俺は意識が暗転した…
悠哉さんを思いっきり殴ってしまった…明らかに体調が悪そうなのに…
『それよりも…何で悠哉さんがこんな体調が悪いのに水辺に居たんだろう…?』
『う…』
うなされてますね…汗も酷い、身体を拭かないと風邪が悪くなってしまいます!!
『悠哉さん!!少し待っていて下さい!』
ソウリンが水辺に水を汲みに行った…その間に悠哉に近付く影があった…
『フン…松永を退けた男が…こいつか、刃頭雨流を倒した奴等の中に居たな、こいつは戦っては居なかったが、あの中では一番の実力者だろう…』
更に悠哉に二つの影が近付く…
『我が主…如何致しますか…?』
『カシン様…消しておきましょうか?』
『いや…こいつには術式を掛けておく、ニトロと近い実力の持ち主…時間をかけて、ゆっくりと我の物にしてくれる!!』
影が悠哉に術式を施す…
『カシン様…男なんて必要ありませんよ、松永も所詮捨て駒…いくら強いからと言って…』
『そう言うな鬼灯よ…こいつの力は利用価値がある…』
『ハッ…申し訳ありません…カシン様、出すぎた発言でした…』
『気にするな…行くぞ…』
悠哉に近付いた影が消える…それと入れ違いでソウリンが戻ってくる…
『悠哉さん!!お待たせしました!!身体を早速拭きますよ!!』
『ん………ソウリンか?俺は…?確か水辺で…………何故、拳を振り上げる…?』
『覚えて無いんですね!?』
『お、おう…しかし…
意識が朦朧とする…しかし何故俺は…
『何故俺は上半身裸なんだ…?服は脱いでない筈だが…』
『そ、それはですね…身体を拭かないと風邪が悪くなってしまいますので…』
風邪…アルティメットルーティーンの修行は難しいな…風邪をイメージするのは止めた方が良かったな…何かソウリンにも迷惑をかけたみたいだしな…
『その布貸してくれ…自分で拭く…』
『無理はしないで下さいね…?』
『ありがとな…ソウリン』
『………どういたしまして!!』
大分楽になってきたな…
『あの…どうして悠哉さんはあんな所に居たんですか…?こんな朝方に…』
『修行だよ…』
『修行ですか?悠哉さんは物凄く強いって聞きましたけど…』
『敵は…ニトロはもっと強い可能性がある…』
正直、ニトロの強さは計り知れない、ブルーニトロとか言うのは正に化け物らしいしな…
『どんな修行をしていたんですか?』
『………アルティメットルーティーンって奴の修行だよ…』
『アルティメットルーティーン?』
『所謂思い込みを現実に反映させる技だ…』
今更ながらとんでもない技だよな…
『信じる心ですかね…?』
『まあ、そうだな…お前はキリスト教信者だったな…信仰心、案外向いてるんじゃないか?』
まあ、何事も信じなければ始まらないからな…
『今度機会があれば教えて下さい!』
『ああ…今日の礼もあるしな…』
『今日のお礼…と言うよりかは、責任を取ってほしいですがね…』
ソウリンが何か言ったが良く聞こえなかったな…トリコの嗅覚も良いが、ゼブラの聴力も欲しいよな…
『とりあえず、宿に戻ろうぜ…少し休みたいしな…』
『そうですね、安静にしないと駄目ですよ!!良いですね?』
『分かってるよ…』
母親かこいつは…
『ホープちゃん!!行きますよ!!』
『ガウ!!』
『居ないと思ったら…水の中に居たのか…潜水も出来るとは…すごいな…』
捕獲レベルは幾つくらいなんだろうな…
ソウリンと宿に戻る悠哉…本人は気付いていない…自分が呪術に掛かっている事を…
キャンピングモンスターは大陸に入ったら一瞬で見つかる定めだな!!