トリコの力を持って戦国乙女の世界に転生したぜ!?   作:Z/Xプレイヤー26

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作者『お色気だもん…今回はお色気なんだもん…!!』

ソウリン『貴方のせいで私は…!!』

作者『四獣の牙王が、ブレスドラゴンよりも弱いって…そうは見えないよね!!』

ソウリン『話をすり替えるな!!』

蜘蛛男『すり替えておいたのさ!!』

作者『やっぱりお色気向いてないな…俺…orz』


十二話~本当ですか…?

『さてと…アルティメットルーティーンの修行をしなくちゃならないんだが…中々良い場所が無いな、確か向こうに水辺があったな、仕方無い…そこにするか、こんな朝方じゃあ誰も居ないだろうし、迷惑はかけないだろう』

 

俺はその発言を後悔する…慢心はダメ!!絶対!!

 

『おっし、着いたな…まずはイメージを固めるか…一瞬で風邪を引いて、一瞬で風邪を治すか…絶対に難しいな、しかも消費カロリーが半端じゃないときた…練習の環境作りでも苦労するな…』

 

俺はそのまま目を瞑り、イメージをした…風邪を引いている自分を…

 

『くっ…クラクラしてきた…よし、第一段階終了…後は治すか…ふう、集中しろ…………………………』

 

これは無理じゃね…?めっちゃクラクラするし、集中出来ないんだが…やべえ…汗が半端じゃない…

 

『…………誰か居るんですか…?』

 

誰か居るのか…?視界がぼやけて来たぞ…この声は…

 

『ソウリンか…?』

 

『ゆ、悠哉さん!?何でここに!?って…大丈夫ですか!?』

 

『大丈夫だ…問題無い…』

 

『明らかに大丈夫じゃないですよ!?』

 

あー…良く見えないが…

 

『ソウリン…水浴びしてたか…?』

 

『ふぇ?………いやぁ!!』

 

『グハァ…』

 

俺は意識が暗転した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠哉さんを思いっきり殴ってしまった…明らかに体調が悪そうなのに…

 

『それよりも…何で悠哉さんがこんな体調が悪いのに水辺に居たんだろう…?』

 

『う…』

 

うなされてますね…汗も酷い、身体を拭かないと風邪が悪くなってしまいます!!

 

『悠哉さん!!少し待っていて下さい!』

 

ソウリンが水辺に水を汲みに行った…その間に悠哉に近付く影があった…

 

『フン…松永を退けた男が…こいつか、刃頭雨流を倒した奴等の中に居たな、こいつは戦っては居なかったが、あの中では一番の実力者だろう…』

 

更に悠哉に二つの影が近付く…

 

『我が主…如何致しますか…?』

 

『カシン様…消しておきましょうか?』

 

『いや…こいつには術式を掛けておく、ニトロと近い実力の持ち主…時間をかけて、ゆっくりと我の物にしてくれる!!』

 

影が悠哉に術式を施す…

 

『カシン様…男なんて必要ありませんよ、松永も所詮捨て駒…いくら強いからと言って…』

 

『そう言うな鬼灯よ…こいつの力は利用価値がある…』

 

『ハッ…申し訳ありません…カシン様、出すぎた発言でした…』

 

『気にするな…行くぞ…』

 

悠哉に近付いた影が消える…それと入れ違いでソウリンが戻ってくる…

 

『悠哉さん!!お待たせしました!!身体を早速拭きますよ!!』

 

『ん………ソウリンか?俺は…?確か水辺で…………何故、拳を振り上げる…?』

 

『覚えて無いんですね!?』

 

『お、おう…しかし…

 

意識が朦朧とする…しかし何故俺は…

 

『何故俺は上半身裸なんだ…?服は脱いでない筈だが…』

 

『そ、それはですね…身体を拭かないと風邪が悪くなってしまいますので…』

 

風邪…アルティメットルーティーンの修行は難しいな…風邪をイメージするのは止めた方が良かったな…何かソウリンにも迷惑をかけたみたいだしな…

 

『その布貸してくれ…自分で拭く…』

 

『無理はしないで下さいね…?』

 

『ありがとな…ソウリン』

 

『………どういたしまして!!』

 

大分楽になってきたな…

 

『あの…どうして悠哉さんはあんな所に居たんですか…?こんな朝方に…』

 

『修行だよ…』

 

『修行ですか?悠哉さんは物凄く強いって聞きましたけど…』

 

『敵は…ニトロはもっと強い可能性がある…』

 

正直、ニトロの強さは計り知れない、ブルーニトロとか言うのは正に化け物らしいしな…

 

『どんな修行をしていたんですか?』

 

『………アルティメットルーティーンって奴の修行だよ…』

 

『アルティメットルーティーン?』

 

『所謂思い込みを現実に反映させる技だ…』

 

今更ながらとんでもない技だよな…

 

『信じる心ですかね…?』

 

『まあ、そうだな…お前はキリスト教信者だったな…信仰心、案外向いてるんじゃないか?』

 

まあ、何事も信じなければ始まらないからな…

 

『今度機会があれば教えて下さい!』

 

『ああ…今日の礼もあるしな…』

 

『今日のお礼…と言うよりかは、責任を取ってほしいですがね…』

 

ソウリンが何か言ったが良く聞こえなかったな…トリコの嗅覚も良いが、ゼブラの聴力も欲しいよな…

 

『とりあえず、宿に戻ろうぜ…少し休みたいしな…』

 

『そうですね、安静にしないと駄目ですよ!!良いですね?』

 

『分かってるよ…』

 

母親かこいつは…

 

『ホープちゃん!!行きますよ!!』

 

『ガウ!!』

 

『居ないと思ったら…水の中に居たのか…潜水も出来るとは…すごいな…』

 

捕獲レベルは幾つくらいなんだろうな…

 

ソウリンと宿に戻る悠哉…本人は気付いていない…自分が呪術に掛かっている事を…




キャンピングモンスターは大陸に入ったら一瞬で見つかる定めだな!!

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