ブラック・ブレット 双子のイニシエーター   作:ユウジン

15 / 42
第14話

「死んだか?」

 

裏切り者たちは銃を一度下ろす…だがそれは間違いだった…

 

「勝手に殺すな…紅蓮(ぐれん)!!!!」

 

硝煙の中からスラスターで加速させた拳で一人殴り飛ばす。

 

「ぐべぇ!」

「こいつ生きてるぞ!」

 

瞬時に銃を構えるが実戦のじの字も知らないで来た親衛隊の隊長の腰巾着とそれに追随するものたちである。優磨の動きについていけない。

 

大蛇(オロチ)!!!!」

 

今回初公開の技は脚のスラスターを使い加速した速度での体当たり…無輪速いだけではなく優磨の体格…更に超バラニウムの体での激突であるため凄まじい破壊力である。

 

「くそ!うてぇ!うてぇ!」

「いでぇ!」

 

だが優磨の体に弾かれる。痛みはあるが…

 

「ん?」

 

すると優磨に勝てないと判断するや否や聖天子の方に数人行く。

 

烈風(れっぷう)!!!!」

 

優磨は飛び上がるとスラスターで加速させた回し蹴りで吹っ飛ばすと流れるように次々銃と素手で戦闘不能にしていく。

 

「死ねぇ!」

 

リーダー格の男が銃を向ける。

この男は優磨に銃は効きにくいと言うのを忘れたのかと思いきや銃口の先は聖天子に向いている。

 

「くっ!」

 

弾丸が発射されようとする…優磨は駆け出すがこれでは間に合わない…ならば切り札…

 

制限解除(リミッターオープン)…解除率10%!!!!」

 

優磨は制限をほんの少し解く…するとブシュッ!と言う音と共にスラスターが起動し周りを熱風が包み…手を出す。

すると次の瞬間パシッと言う音が出る…

 

「へ?」

 

リーダー格の男は間抜けな音を出した。本当は腕を出して弾いても良かったがそれだと跳弾で聖天子の身が危なかった…なので、

 

「出来るもんだな…銃弾キャッチって…」

 

やった優磨も少し驚いている。咄嗟だったが出来るものであった。

 

「うでぇえええええ!!!!」

 

一気に混乱の境地に達したリーダー格の男が命令すると残りが銃を構える。

 

「さすがに多いな…解除率・20%!」

 

熱風がわずかに強くなる…そこに銃弾が炸裂するがどこにも着弾することはなく全て優磨にキャッチされた。当たっても痛いだけだが今は後ろに聖天子がいる。20%も引き出したら多分明日辺り疲労によりゾンビみたいになっているであろうが仕方あるまい。

 

「ぶっ飛べ!竜巻(たつまき)!!!!」

 

優磨は瞬時に間合いをつめ敵の中心地で高周波ブレードを引き出すとスラスターを使い高速回転…まさに小さな竜巻となって吹っ飛ばすした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がっはぁ…」

 

リーダー格の男は吹っ飛ばされて転がる。

 

「ば、化け物…」

「誰の命令だ?」

 

優磨は銃を額に押し付けながら聞く。

 

「ふ、馬鹿な男だ…俺なんかに構っていて良いのか?今頃保脇のバカは利用されてるのも知らずに里見のところに行ったぞ?」

「何!?」

 

そう言えばすっかり忘れていたがあいつらが居ない…

 

「まあティナ・スプライトはもう使い物にならないからな、丁度良いだろう?」

「ちっ…ならさっさとしゃべってもらうぞ」

「馬鹿が…しゃべるわけないだろ…俺は…ん?ああ、待っていた」

「はぁ?」

 

優磨は一瞬困惑したが背後の人間に話したことに気づき振り替えると優磨の真横を銃弾が通っていく。

 

『え?』

「上からの命令だよ鴻上さ~ん…死ね」

「…………」

「な…んで?」

 

鴻上と言うのか…等と考えてる場合ではない。優磨の遥か後方には瞳を深紅にした少女二人がいる。

 

「あなたが牙城 優磨?」

「あ、ああ…」

 

優磨としては三人に挟まれてることになってる聖天子をカバーしたいが下手に動けない…

 

「安心して、無駄な殺しは基本的にしないから。今回の私の仕事は役立たずの排除…聖天子の殺しは含まれてないからね」

 

そう言って少女は銃を背負うと、

 

「ふ、ふざけるなぁああああああ!!!!」

 

鴻上は走り出すと少女に襲いかかる…

 

「お願いね」

「……………」

 

先程から一言もしゃべらない少女の瞳が灼熱する…そしてペチン…っと言いそうな速度で手を振り抜くと鴻上の首がグルングルンと2回転し…沈黙した。

 

「あ、忘れてた忘れてた…私は聖夜(せいや) 秋菜(あきな)…そしてこの子は聖夜(せいや) 冬華(とうか)…その内私達のプロモーターと会うと思うけどおにぃさん…宜しくね~」

 

たった今人を殺したばかりとは思えない軽い足取りで秋菜と名乗った少女は冬華と言う少女を連れてどこかへいった…

 

「なん…だったのでしょう…」

「わからん…だが今は蓮太郎の方にいこう」

「はい」

 

そうは言うものの優磨には気になっていた…【うなじに刻まれた三枚の羽の紋章】…

 

 

 

 

 

 

 

少し時間を戻そう…優磨達が襲撃を受けた頃蓮太郎とティナは一瞬睨み合うと次の瞬間蓮太郎に対物ライフルの弾丸が炸裂する。

 

「うぉおおお!」

 

だがその前に蓮太郎は拳を地面に叩きつけ屋上から脱出し一旦逃走を図る。

 

「逃げましたか…なら…」

 

シェンフィールドを起動させ蓮太郎が逃げた階下に向かわせた…が、

 

「なっ!」

 

突然一機が破壊された。無論調整を終えたばかりのシェンフィールドが壊れるわけがない。とは言え蓮太郎のXD拳銃ではない…シェンフィールド越しに見えたのはショットガン…正式名称はスパス12だ…ショットガンは日本語で散弾銃…つまり小さな弾丸を無数に飛ばす銃だ……有効範囲は狭いがその無数の銃弾がシェンフィールドの唯一とも言える弱点でありカメラの部分を撃ち抜いたのだろう。そして撃ったのは

 

「確か千寿 夏世…」

 

 

 

階下では夏世が通信機に連絡を入れつつ走る。

 

「一機破壊完了です…春さん。準備を」

【OK】

 

IQ200の頭脳がフル回転を始める。

 

 

 

春はM82を構える。

 

「………」

 

息を吐ききり…ゆっくりと肺に空気を満たすと止める…そして…

 

「今!」

 

春は銃を撃った。

 

 

 

 

「なっ!」

 

ティナは本日三度目の驚愕を迎える。

今度は行きなり設置していた遠隔操作していた対物ライフルが一機撃ち抜かれ破壊されたのだ…

 

(今度は誰!?)

 

ティナはスコープで探すと遠くに春が見えた。

 

「くっ!」

 

春に銃身を向けようとした次の瞬間、

 

「天童式戦闘術・一の型十五番!!!!雲嶺毘湖鯉鮒(うねびこりゅう)!!!!三点撃(バースト)

 

腕と脚から空薬莢を排出しながら加速した蓮太郎の雲嶺毘湖鯉鮒(うねびこりゅう)!!!!が床をぶち抜きティナに炸裂、

 

「がっ…」

 

ティナは嘔吐感に襲われながらも脳から指令を送り遠隔操作で対物ライフルを放つ。

 

「ちぃ!」

 

だが一丁はすでに破壊済みであるため合計四発の対物ライフルの弾丸が来るがその内一発は春の放った銃弾で弾かれ…三発はティナが吹っ飛びながらはなったものの為か狙いは甘く簡単に軌道から外れた蓮太郎は再度階下に飛び降りる。

 

「くっ!」

 

ティナはシェンフィールドを2体放って追おうとするがその前に起動して浮いた瞬間夏世が階下から放った散弾が二機とも弱点を撃ち抜き沈黙…

 

「貴方は大した人です…」

 

夏世は呟くがティナには届かない…

 

「正しく神算鬼謀の狙撃主…と言って良いです。ですが…」

 

夏世には力はない…春も無い…蓮太郎は計算高くない…それに狙撃なんてこれっぽちも才能がない。

それに加えティナは狙撃が出来る…近距離も出来るし計算高い…

だが…夏世も春も蓮太郎も一芸であればティナを上回れた。

IQ200の頭脳を持つ夏世…狙撃に関しては天才的な春…義手と義足と義眼による絶対的な攻撃力を持つ蓮太郎…夏世が動かし春と蓮太郎はそれにしたがって動く…一人一人は神算鬼謀の狙撃主…ティナ・スプライトには勝てないかもしれない…だが3人揃えば文殊と知恵と言うように3人集まれば遠近更に知を加えたチームになれる。一人に3人とは卑怯かもしれないがこれは命がけの戦いだ…更にこれが民警の戦い方だ…

 

「っ!」

 

そこに続けて二丁破壊されたことをティナは気付き焦りが生まれる。

夏世が立てた作戦はこうだ…

ティナは設置した銃を5丁…自分のも合わせて合計6つの銃を使う…更に探索にシェンフィールド…だが逆に言えばティナは一度そこに陣取ると大きな動きはとれない。更に銃事態も動く訳じゃない。そこに夏世は着目した…確かに守りは堅牢だし、よしんぼ攻め込めても返り討ちに会うだろう。夏と延珠がその例だ…だがそこに漬け込めば勝てる…こっちは3人もいる…それを利用する。

まずこの作戦に辺り人員を分けた。

 

【一、ティナ・スプライトの先制打及び撃破(里見 蓮太郎)】

【二、シェンフィールドの撃破及び司令塔(千寿 夏世)】

【三、撃った瞬間のマズルフラッシュからライフルを見つけ出し破壊及びティナ・スプライトの意識を向けさせる(柊 春)】

 

このように分けた…まずこれには必要だった…シェンフィールドを使わせ…ライフルを撃たせることが…そのため蓮太郎には一番危険な役目を請け負ってもらった。あとは先述した通り蓮太郎のヒット&アウェイでティナにライフルを撃たせ破壊…更に階下に潜む夏世のショットガンでシェンフィールドを破壊した。

 

「そんな…」

 

最後の設置していた対物ライフルがが破壊されたときティナは声を漏らした。

 

「頭脳は私の方がよかったみたいですね」

 

夏世の読みが神算を上回る。

 

「く!」

 

ティナは自分のライフルで夏世を狙うが春の銃弾が先に放たれティナの銃を破壊する。

ティナが次に警戒したのは蓮太郎だ…あの攻撃力は驚異…だが空振りさせればそれまでだ。

そう思うが速いか屋上の唯一の出入り口に向かい走り出す。下から来る前に脱出する…

 

「すいません。計算通りです」

「え?」

 

ティナは耳が良いため聞こえ…動きが一瞬止まる。そして次の瞬間扉を空薬莢を飛ばしながらパンチでぶっ壊しながらティナを蓮太郎が吹っ飛ばす。

 

「ふぐっ!」

 

ティナは驚き半分痛み半分で思考を停止させるが咄嗟にナイフを抜き蓮太郎の心臓を狙う…だがそれはガギッ!と言う音と共に刺さらなかった。

 

(何か仕込んでる!?)

「悪いなティナ…」

 

これが最後だ…蓮太郎はそう呟きながら懐からナイフの形にへこんだグレネードを出す。

 

「っ!」

 

ティナは咄嗟に腕を交差させるが意味はない…これは…ダメージは皆無だからだ…これの名前は【フラッシュグレネード】。

爆音と光を出す暴徒鎮圧などに使われる手榴弾…それに気づいたときには強い光と音にティナは包まれる…

 

今までの状況を考えればティナのモデルは非常に夜目が効くと思われる。夜目が効くと言うことは暗闇でよく見える分光を見たとき視覚が使い物にならなくなる。普通の人間ですら暗闇から明るいところに出ると眩しいと思うのだ…ティナは恐らく今ので目が一時的に見えなくなってる…更にどういうわけか耳も抑えてる。もしかしたら耳も良かったのかもしれない。だがこれがティナの最後の隙…蓮太郎は使った分腕のカートリッジを補充して構える。

 

「ウォオオオオオ!!!!天童式戦闘術・一の型十五番!!!!雲嶺毘湖鯉鮒(うねびこりゅう)!!!!三点撃(バースト)!!!!」

 

ティナを天高く打ち上げる。

 

「がはっ!」

「ウォオオオオオ!!!!雲嶺毘湖鯉鮒(うねびこりゅう)!!!!三点撃(バースト)!!!!」

 

2度めで更に高く。

 

雲嶺毘湖鯉鮒(うねびこりゅう)!!!!三点撃(バースト)ォオオオオオオオ!!!!」

 

極めつけの3発目で

天高く打ち上げ蓮太郎は脚のスラスターで跳び上がり踵を天高く上げ月を背に空薬莢を3発排出する…一瞬静寂が辺りを包み…そして、

 

「天童式戦闘術二の型四番!!!!隠禅・上下花迷子(いんぜん・しょうかはなめいし)!!!!!!!!!!!!」

 

渾身の踵落としがティナを地面に急降下させ屋上の地面に叩きつけ地面が陥没しそのまま落下していき強制的に屋上から一階まで移動させた…

 

 

 

 

 

 

「う…あ…」

 

ティナは外まで這い出るそこで力尽きる。とは言え息はあるようだし死んではいないだろう。

 

「まさか…ここまでやるとは思いませんでした…」

「こっちも必死だったからな…」

 

肩で息をしながら蓮太郎達も来た。

 

「里見さん…私を殺してください…私の体を他国に渡すわけにはいきません…」

「…………はぁ」

 

蓮太郎は銃を仕舞う。

 

「え?」

「俺はお前を殺しに来たんじゃない…お前を生かすために来たんだ…お前の助命は聖天子様に頼むつもりだ…」

「里見さん…」

「安心しろ…お前は死なせない」

「……はい…」

 

ティナに蓮太郎は手を貸して立たせた…が、一発の銃声でまた崩れた…

 

「え?」

「ふん、手こずらせおってテロリストが…」

 

銃を片手に保脇がぼやいた。

 

「保脇!」

 

蓮太郎が保脇殴り飛ばそうとした瞬間他の護衛に組抑えられる。

 

「くっ!」

「離れろ!」

 

春と夏世も武器を手にしようとするがその前に撃ち抜かれた…

 

「あぐっ!」

「がっ…」

「やはり効きが悪いな」

 

するとニヤリと保脇は笑う。

 

「では諸君、実験だ…イニシエーターは通常の弾の場合何発で死ぬか…ここには被験者が三体もある」

「ヤメロォオオオオやすわきぃいいいいいい!!!!!!!」

 

蓮太郎は藻搔くが外れない。

 

「ではまず…一発…」

 

だがそこに別の銃声が響く…

 

「なっ…」

「そこまでです!」

 

凛とした声にその場の全員が固まる。

全員の視線の先には銃を構えた優磨と聖天子がいる。

 

「何で…貴女が…」

「そんなことはどうでもいいことです…貴方こそ何をしているのですか?」

「それは…」

「春!夏世!」

 

優磨は二人に駆け寄る…既に自己治癒が始まってるが間違いなく撃たれた傷だ…それが分かると犯人もわかる…そして優磨は自分の血が一瞬熱くなった後ドンドン冷えていくのを感じた…

 

「お前だな…」

「ひっ!」

 

優磨は睨み付けたわけではない…怖くないと言えば怖くない…見た目だけは…だが怖いのだ…恐ろしいのだ…優磨の目には感情はない…どこまでも冷めていて…まるで底無し沼のような目…無条件に【死】と言う字が保脇の脳裏に浮かんだ…

 

「な、何なんだお前は!撃ったからなんだ!たかだが赤目のガキに撃って何が悪い!誰もかな死ぬやつなんていな…」

 

そこまで言った保脇の足が切り離された。

 

「イギャアアアアア!!!!!!!!」

「黙れよ…空気が汚れる」

 

優磨は高周波ブレードを仕舞うと襟首持ち持ち上げると…

 

「うらぁ!」

「がふっ!」

 

優磨の拳で吹っ飛ぶが優磨は再度持ち上げ…

 

「らぁ!」

「うぎゃ!」

 

文字通り鉄拳で保脇を殴って吹っ飛ばし…再度持ち上げ殴って吹っ飛ばす…

 

「らぁ!らぁ!らぁ!」

「ぎゃ!ふごっ!がふっ!」

 

殴られるつど変な声を上げて吹っ飛ぶ保脇…だが優磨の手は殴って痛くなると言うことがないため威力が落ちることはない。

 

「ゆ、ゆるひて…」

「悪いな…俺は菩薩のような人間じゃない…でもこれ以上見せても教育に悪いからな…これで終わらせてやる」

 

優磨のスラスターが起動…

 

「2度とその顔見せんな次は殺す」

「ひぃやぁ!」

 

保脇は恐怖のあまり失禁し、その次の瞬間優磨には渾身の拳が保脇に刺さり保脇をぶっとばす。

 

「ぎびるべばぁああああ!!!!」

 

吹っ飛んだ保脇は壁に顔からぶつかり刺さる…ピクピク動いてるから死にはしないだろう…

 

「優磨兄様…」

「優磨兄さん…」

「…ごめんな…」

 

優磨はそっと春と夏世を抱き締める。

そして今回の事件は幕を下ろした…




どうも~次回でついに二章は終了です!長かったな。うん。

と言うわけで保脇は優磨兄さんにしこたま殴られた後に壁に突き刺されると言う結末にしました。本当はもうちょっとひどいやられかたもありましたがそこはカット。

さてちょっと早いですがあの組織も登場です。
因みに聖夜とはクリスマス…クリスマスと言えば柊の葉…と言うように一応聖夜双子と柊双子は名前が繋がってます。更に名前見ればわかるように四人一緒で春夏秋冬…まあどうでもいい話ですね。
余談ですが聖夜双子のプロモーターは優磨と知り合いです。まあその内出ますよ。

しかしこの作品の主人公…優磨の筈なのに今回の戦闘シーン優磨の部分は1803文字…なのに蓮太郎の部分は4211文字…この差は何!?ごめんね優磨…三章は君の出番もっとあるかもしれないから…因みにティナとの決着連続技…元はと言うかもろファイティングクライマックスの蓮太郎の必殺技です。

と言うわけで次回で二章は終了です。次回会いましょう。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。