完膚なきまで空転せよ!   作:のんべんだらり

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8.ジュエルシード[シリアル16]

お調子者。蝙蝠。二枚舌。鳥頭。

意見をすぐに翻す者へ与えられる称号。

 

自分は一体どう罵られるのか。

内心バクバクの心臓をあやしつけて、僕は先日と同じ林に高町といた。

多思考能力を身に着ける訓練と言って、授業中堂々と念波を送ってきたユーノが指定した場所だ。

 

「ユーノちゃん、どこだろ」

「その辺で木登りしてるんじゃないか?」

 

薄気味悪い林で待たされること3分。

 

――早かったね、2人とも。

 

声は頭に響けど、ユーノの姿は見えなかった。

これでエコーがかかってたらホラー映画が一本撮れる。

 

「あ」

 

高町の頭の上に葉が落ちる。

次いで木々の揺らぎの中からフェレットが顔を出した。高町の頭の葉っぱは僕が手を出す前に自然に落ちてた。一安心。

 

「どう?ジュエルシード見つかった?」

「ううん、まだ」

 

体中についた葉を振るい落とし、ユーノは高町の肩に乗り上がった。

その動作は彼女が高町家に認められた証のように見えた。僕のときは、オスと知った武人たちに見張られていて、なのはの肩に乗るのを禁止された。異性と同姓の違いでこうも態度の違う鉄人兄貴。もげてしまえ。

力が入っていた眉間を揉み解す。ユーノに見られていた。

 

「えっと、平介も探知魔法できるんだよね?さっき、僕の気配にも気づいていたみたいだし」

「野生の勘」

「そ、そう」

 

高町が学校にいる間、ユーノは探知魔法を使って魔力反応を探っていたらしい。

朝は高町の魔法訓練、反応があれば夕方から夜にかけて封印のために動く。それが、ユーノのタイムスケジュールだった。

とはいえ、いくら高町の協力があっても、ジュエルシードが見つからなければ動きようがない。足を引っ張っている自分を不甲斐なく思ったのだろう。

ユーノは目に見えてしょんぼりしていく。いじめているわけではないのに気まずい。

高町からじとっとした視線を向けられた。

 

「ほら、かしてみ」

「あ、うん」

「探知ってのは検索条件を詳細に設定するだけで、精度が変わるんだ」

 

ユーノの展開した術方式に目を通す。案の定、犬コロのときに感知した魔力反応で設定してあった。

これでは暴走状態に近い順にしか発見できない。少人数で探索するには不利な進め方だ。

 

「これじゃ、暴走してから行動することになるぞ?後出しで勝てるのはジャンケンだけだ」

 

後手に回っては被害を未然に防ぐことはできない。

ユーノは魔力も元通り使えるはずだし、頭のキレも悪くないのにどこか抜けている。9歳でここまでやるのは標準以上なんだが。

優等生にありがちなミスだ。能力がカバーできる分、危険管理がどうしても甘くなる。

 

「でもボク、ジュエルシードの魔力計測値のデータそれしか持ってなくて」

「昨日のがあるじゃんか。全部が魔力駄々漏れじゃないんだしさ。高町」

「レイジングハート、お願い」

 

昨日の今日で熟練パートナーのようにレイハさんからジュエルシードが出現した。ちょっとじぇらしー。

すぐさま魔力を計測。微弱だが、この世界では異質。充分に辿れる。

 

「封印状態の魔力を条件入力っと。子供の行動範囲は限られるし、ピンポイントで狙った方がいいよな」

「今のボクじゃ、そこまで微弱な魔力反応は追えないよ」

「高町は、って聞くまでもないか」

 

繊細ってよりは剛胆だし。まだ荒削りな新米魔道師に制御を求める作業は酷だろう。

 

「むぅ…」

 

高町の唇が更に突き出されている。このままいけばアヒルになれる。そっと応援することにして、僕は術式をユーノに返した。

 

「わかった。俺がやる」

「で、できるの、平介?」

「おう、任せとけ」

 

ジュエルシードの場所については世界の記憶がある僕に分がある。すっかり忘れていたが、ジュエルシードは争奪戦なのだ。妨害ありの早い者勝ちである。

いくら相手がマッハなエレクトロ少女であろうとも答えの記入された回答用紙を持つ僕に遅れをとること必須。

それ即ち、危険回避。お互い、怪我は少ないに越したことはない。

ただし、僕の世界と同じ位置に存在していればの話だが。

 

(確か、1つは神社にあったような)

 

記憶を手繰り寄せて、意識を集中させる。

 

「…よし、捕まえた」

 

どうやらこの世界でも、僕の知識は活用できそうだ。

 

「次は、っと………」

 

古いメモリーだから思い出すのに時間がかかる。思い出すことだけに専念するため、目を瞑る。

記憶を辿って辿って、時間だけが無情にも過ぎていく。

まぁ、なんだ。つまり――うろ覚えだった。だって、20年も前だもん。

手詰まり感に苛まれながら、おっかなびっくりに片側のまぶたを押し上げる。

 

「…………」

「…………」

 

先輩まじ憧れるとキラキラと効果音がつく瞳で見つめるユーノに、わくわくした瞳で忠犬の如く出番を待ち望んでいる高町。

退路は絶たれていた。

 

(あーもう、仕方がない!)

 

展開中の探索範囲を広げる。範囲指定のウィンドウに座標を打ち込む。

同時に、僕を中心に魔力網を広げた。

 

「わっ、広域探索魔法!?」

 

反応のある地点に、マーキングをしてカウントしていく。

ユーノの瞳の輝きが増したような気がしたが無視。そちらに割く意識は作業の邪魔になる。

 

「2、3、4…12!」

 

額に流れる汗を拭う。やり切った感溢れた疲労に僕の身体がそのまま傾いた。

 

「平介くん!?」

 

胃の中がかき回される不快感。それだけでなく世界がぐるぐる回る。

湿り気を帯びた土が冷たくて気持ちよい。駆け寄ってきた高町に答えようとして、口の中がジャリジャリした。

 

「ぺっぺっ…これぞ、歯石なり」

「しっかりして、平介!」

 

初日にして、魔力切れでぶっ倒れた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

平介くんの回復を待って、私たちは最寄の反応地点である神社にやって来た。

夏には縁日で人が溢れ帰る参道も、今は人の気配がない。

長い石畳の階段を上りきったときには、夕陽が半分になっていた。

 

「ぜぇ、ぜぇ…」

 

遅れて上ってきた平介くんが最後の階段に凭れかかるようにして倒れこんだ。

その頭にチョコンと乗ったユーノちゃんが声援を送っていて可愛らしい。

 

(平介くんって体育とか得意だったと思うんだけど…)

 

飄々とこなしていた彼とかけ離れた姿に首を傾げる。

絶え絶えになった声で、魔力で強化してたんだよ…とドーピング宣告をされた。

そんな方法があるなら教えてほし…じゃなくって、身体を鍛える運動の意味がないではないか。

 

「次から授業で使ったら、レイジングハートに強制解除してもらうからね」

「…おふっ」

 

かろうじて体重を保っていた腕を滑らせ、平介くんが崩れ落ちた。いくら苦手でも、ズルはダメなんだから。

 

「それでジュエルシードは?」

「……スクライア」

「はいはい。反応はこの辺りだよ?」

 

平介くんから受け取った情報を整理していたユーノちゃんが、空を見上げる。

つられて視線を上げて、飛び込んできた黒い影に思わず目を瞑った。

 

「なのは!」

「きゃっ」

 

羽音と首を引っ張られる感覚。

恐る恐る目を開ける。視界はクリア、身体に異常はない。

 

「最近のカラスは物騒だな」

 

平介くんが忌々しげに呟いた。

鳥居に留まって何か言いたげにこちらを見ていたカラスが、一鳴きする。むむ、馬鹿にされた気分。

 

「怪我ないか?結構近くを飛んでいったけど」

「大丈夫。びっくりしただけ」

「あれ、なのは…?」

 

ユーノちゃんの視線の先を追う。胸元に手を当て、息をのんだ。

 

「レイジングハートっ!?」

 

声に反応した赤い宝石が、カラスの嘴の間できらめいた。

戦利品を見せつけるようにして、巣の中にレイジングハートが置かれる。

鳥居の高さでは手が届くはずもなく、私たちは一連の動きをポカンと見ているしかできなかった。

逸早く、我に返ったのは平介くんだった。

 

「よし、高町。撃ち落とせ」

「わたしだけじゃコントロールできないよー」

「スクライア」

「ボクも攻撃魔法は苦手」

「そして俺は魔力切れ。こうなりゃ、やることは一つ」

 

平介くんが数歩下がる。腰を落としたかと思えば、勢いをつけて――

 

「うおりゃーー!」

 

拳くらいの石を放り投げた。

鳥居に命中。ごーんと鈍い音がむなしく響いた。そして、平介くんの頭にも宮司さんから拳骨が落ちた。丁度、買い物から帰宅中のところで目撃されたみたい。間が悪いというか。

 

「……早速、罰が当たったね」

「ええいっ……次なる手段は、登るぞ!」

 

電柱くらいはある高さだ。円柱の柱には登る取っ掛かりもない。

 

「あの高さから落ちたら大怪我で済まないよ!?」

「そうだ。だが、それも覚悟の上だ。――いけ、スクライア!」

「ええっ、ボボボボクっ!?」

「その軽量化されたボディを活かすときだ!……ってかさ、飛行魔法使えばいい話だろ?」

 

そんなこんなで、ユーノちゃんに白羽の矢が立った。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ひと気がないとはいえ、まだ日が沈みきっていない中、人が空を飛ぶわけにもいかない。適材適所が人を伸ばすのだ。そうしてまたひとり、僕は戦士を送り出す。

 

「おーい、どうだー?」

――警戒されてて近づけないよ。

 

支柱を挟んで、様子を窺っているユーノの声は震えていた。カラスは雑食だから、身の危険を本能で感じているのかもしれない。

僕たちの騒ぐ声に気が立っているのか、カラスは巣から離れる気配がない。

レイハさんを飛行魔法で操る方法もあるが、宙に漂うところを咥えられて戻されるのが関の山だ。

 

「いい方法ないかなぁ」

「今こそ魔法」

「それができれば悩んでないの」

 

高町ならできないことはないと思うのだが、いかんせん出力が大きいので鳥居ごと破壊しかねない。拳骨一つ分のお咎めの比ではなく宮司が怒り狂いそうだ。

 

「わたしの砲撃を平介くんが操るっていうのはどうかな?」

「俺を爆死させたいんですね、わかります」

「なんでそうなるのっ!?」

 

言わば僕たちはハンドルはあってもガソリンがない車と、ガソリンがあるのにハンドルがない車。どちらも使えない。

高町の着眼点はいい。だが燃料で言えば、僕は軽油、高町は重油。人の魔力は慎重に扱わなければ暴発の恐れがある上、魔力差があればあるほど危険性は高い。

とはいえ、このまま手を拱いているわけにもいかない。多少のリスクは致し方ない。

 

「高町、手出して」

「あ、はい」

 

高町の背中に回り、無防備に差し出された少女の手に自分の右手を重ねる。

その柔らかい手の甲に手のひらをぴったりとくっつけて、ほっそりした指に指を絡める。

 

「うにゃにゃっ!?」

「おー、猫語」

「ち、ちがっ」

「それじゃ、ニャ子町。スフィア出して」

 

カクカクと小刻みに頷いた高町を確認して、桃色のスフィアに意識を向ける。試運転を兼ねて、イメージどおりに周回させる。動き出す反応は鈍いが、しょうがない。もともと手に余る魔力だ。動かせるだけでも御の字。

高町は微動だにせず、こちらのやりやすいように協力してくれているのだ。我侭を口にするのは控えよう。

むしろ、この鼻腔をくすぐるほのかに甘い匂いを…っていかんいかん高町の匂いに酔ってる場合じゃないだろ変態か僕は。

集中集中。

 

――スクライア。今からスフィア爆発させるから、その隙に救出だ。

――ちょっと待って……ジュエルシード!巣の中に一緒にある。

――なら、それも回収だ。操作に集中するから、タイミング合わせてくれ。

 

了解、という声を聞くと同時に、意識を桃色の魔力に収束させる。象を片手で押しているような感覚だ。

力で押してはうんともすんとも言わない。力点の一点突く。ツボを探す。

確かな手ごたえを感じた。

 

「今だッ!」

 

破裂音と同時に、爆風が吹荒れた。

 

――うわあっ!?

「ぶぶ――っ!!?」

 

風圧で一瞬息がとまった。

と思ったら倒れこんだ高町の体重が僕の肺を押し潰していた。

 

「なんつー、魔力をこめてんだよ、お前は!!」

「だって、だって緊張してたんだもん!」

 

頭を抱えて謝る高町を僕の上からどかし、上空を見る。

巣ごと吹き飛ばされたユーノが空中で体勢を立て直したようだ。放りだされたレイジングハートをその手に掴んでいる。

 

「っ!?」

 

頭上から爆風で加速した物体が落ちてきた。きらりと夕陽に照らされた光を咄嗟に掴む。

 

「てぇっ!ブルタブかよ!?うおっ」

 

続いてハンガーやビー玉、ヨーヨー、ガラス…って危なっ!場所によっては身体に穴あくぞ。

落下物を避けつつ、高町をつれてご神木の木陰まで避難する。

その間にもあるわあるわ、ゴミの嵐。よくもまぁ、集めたものだ。

 

「平介、あれ!」

 

ユーノの方角から西に90度。弧を描いて青い宝石がカラスと一緒に林に消えた。

瞬間、その一帯が眩い光に包まれた。

 

「ちっ、発動したか」

 

どんな魔物となるのか引き締めた口元が――あんぐりと開く。

巣ごと破壊された危機感が強い願望になったのだろう。

全長2mほどの孔雀のような鳥がいた。虹色に輝く羽が夕陽に照りかえって、ピカピカギラギラして目に毒だ。

光物が好きなカラスの願望をジュエルシードが叶えたらしい。自分がヒカリモノになるなんて、カラスのくせに孔雀へのコンプレックスがあったのだろうか。

 

「アレが街に出たら騒ぎになっちゃうよ!」

 

高町の心配は当然のことだ。夜だろうとアレは目立つ。ミラーボールのように羽毛がギンギラしている。

大晦日にある歌合戦の大トリ並に。だが――

 

「喜べ、スクライア。あいつはお前にご執心らしいぞ」

「嬉しくないってば!」

 

レイジングハートをなのはに届け、誘導するため離れたユーノに向かって魔鳥が一直線に飛行した。

バリアジャケットを展開したなのはも空に上がる。

 

「くっ、速い!」

 

空中戦はスピードの差が顕著に勝敗を左右する。高町の魔道師スタイルでは相手が悪い。頼みの綱のユーノも転移を使いながら撒いているが、決定打に繋げることができない。

だが、一瞬でも魔鳥の動きを止めることができれば、高町の砲撃で一発KO。

 

――2人ともしばらくそいつの注意を引き付けてくれ!

――なにする気なの?平介くん。

――ヤツの動きを止める。

――わかった……長くは持たないからね?

 

上等。口元が不敵につりあがる。

ユーノが食われるか、僕の準備が先か、タイムトライアルの始まりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連絡した配置に着いてしばらく。がさがさと葉が揺れる音と、地面を揺れが近づいてきた。

ユーノも高町も結界魔法の中から、同じ光景を見ているはずだ。汗が滴り落ちた。

 

ばら撒かれたガラクタを集め、並び直すだけでもかなりの労働力だった。夕空は既に黒く染まっていた。

鳥は夜目が利かないというが、胴体が照りまくって魔鳥の半径5mは明るい。歩く電灯である。

日が沈んでも輝きを失わないあの体毛の仕組みが気になるところだ。

 

(その分こっちも見失いようがないから楽だけど)

 

光物につられて地面を跳ねるようにして移動する姿を目視する。

地べたに置かれたビー玉などを嘴で咥えては呑み込んでいた。その足取りは誘導通りだ。

やはり鳥類。罠とは気づいていないようで、警戒している様子はない。

気取られないように注意して、そのときを待つ。

 

(来た――っ)

 

魔鳥の最後の収集品――ブルタブ。終着地点に嘴を伸ばしたのを確認し、

 

「でぇいっ!」

 

自身の倍はある図体目掛けて、僕は木から飛び降りた。

上空からの襲撃に気づき、飛び立とうとするがもう遅い。暴れる双翼から振り落とされないようにしっかりと羽毛を握る。見た目に反して、ふんわりと柔らかい。右手が羽ごとすっぽ抜けた。

 

「ギピィーッ!?」

「ぬぅお、目がっ、目がー!!」

 

至近距離からのギンギラ攻撃に思わず、目を押さえそうになるが寸前で踏みとどまる。

がくっと引き摺られるように体勢が降下する。握り締めていた羽を捨て、再びしがみつく。

光量が強烈すぎたのか、目から涙が止まらない。

 

「なのは、今だよ!」

 

ユーノのバインドが手綱のように魔鳥の長い首をくくったようだ。

 

ところで、人の五感は一つを作用しなくなると、他の感覚器官が鋭敏になるという。

このとき、目潰しをくらった僕の頼みの綱は聴覚だった。

離れた上空にこの場を一望できる位置。本来なら聞こえるはずのない距離。

 

「――高町なのは、いきます!」

 

研ぎ澄まされていた聴力は本来なら逃していただろう、元気のいい高町の声を聞き入れた。

背筋を痺れさせる予感を宥めるため、作戦の役割配分を思い返してみる。

僕、背後に乗って重石として魔鳥の行動力を抑制する役。

ユーノ、カラス孔雀をバインドで地表に縫い付ける役。

高町、止まった的をぶち抜く役。今ここ。

 

(僕もぶち抜き確定っ!?)

 

脱出する時間を有するため、高町には射撃前に合図を送れと伝えた。

彼女から合図があるまで砲撃はないはずなんだけどどんな合図にするか決めてなかったっけどんまいな僕。

まさか、今の宣言が合図だったりして。

――戦慄が走った。

 

「――っ」

「全力全開、シューーット!」

 

制止する暇?脱出する暇?そんなのないない。

レイハさんもお怒りだったんですね。出力1割り増し収束2倍速だった。

僕にできることはなけなしの魔力を防御に回し、魔鳥を盾にするくらい。だがその努力も空しく、ぶちぶちと何かが抜ける音と共に僕の身体は空を舞った。

 

「……あはっ、あははははは」

 

空中落下中、ユーノに回収され事なきを得たらしいが、その後のことはよく覚えていない。

ただ、3個目を無事封印できたのに達成感どころか、一週間夢で魘されるほどの恐怖心を僕の胸に刻み、その日は解散となった。

 


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