緋弾のアリア 意志を受け継ぎし者   作:暗黒の影

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題名の意味:歓迎されざる者

新作のアサクリをプレイしていますが・・・驚きましたね・・・
劇場版アサシンクリードと話が繋がっている思いませんでした。
事前情報では話が繋がっていない別次元のストーリー枠だったはずなのに・・・
どこかで変更したのでしょうか?
まぁ・・・それは置き。

36弾です。どうぞ!!






第36弾 Persona non Grata

 

『こちらサイレント。目標地点まで120m。約1分で到着する、そちらは?』

 

ブービートラップに手間取っているのか少し遅れているみたいだな・・・

 

「・・・・・・こちらは残り30秒で到着する」

 

俺たちは木の枝の上を移動しているから速いが、やはり少し時間に差ができるか・・・

 

『了解。少し急ぐ』

 

「・・・・・・気を付けろよ」

 

急いでブービートラップに引っかかったら話にならないからな・・・

 

『了解』

 

通信を切り後方に続く猴に向けて言う。

 

「・・・・・・猴。聞いていたな?」

 

「はい。このまま警戒態勢で目標地点に向かいます」

 

さて・・・この作戦・・・無事に終われるか・・・

 

BIG BOSSを保管し管理している組織は、各国を裏で支配する『愛国者達』

 

そして基地全体を警戒しているのは愛国者達が自ら訓練し強化した兵士たちだ。

 

それもソルジャー遺伝子を導入したジーンセラピーによってだ・・・

 

視覚・聴覚などを含む身体能力をジーンセラピーによって強化されており常人の軍人よりも優れている。

 

気を引き締めて挑まないとな・・・

 

「・・・・・・着いたな」

 

目標地点に到着し木の枝の上から降りて地面に足を付けて、前の光景に目を通す。

 

森を抜けると山と山の間にできた自然に囲まれた大きな谷には、その自然に似合わない現代技術の塊が建っていた。

 

8つの監視塔とその監視塔から繋がる防壁によって侵入と共に脱出も困難と思われるぐらい厳重に守られ、その中には航空機らを誘導する管制塔や通信・気象を測る大きなパラボラアンテナ4基に兵士が寝泊まる兵舎、軍需物資の備蓄を保管している倉庫・・・多くの施設が建設されており、決められた順路を警備している強化兵。

 

「ここがロシア開発局・・・ですか」

 

「・・・・・・あぁ。やはり大きいな」

 

隠密行動による作戦開始だな・・・

 

レッグホルスターに入れていたMK.23SOCOMを引き抜き猴に向かって言う。

 

「・・・・・・猴。その背中のを」

 

「あ、はい。どうぞ」

 

猴の背中に背負っていた強化プラスチック製のガンケースを受け取り中を開ける。

 

ガンケース内には、『CAAタクティカル ロニ』を元に開発したセミオートマチックハンドガンの部分部品を交換することでフルオートマチックに出来ると同時にカービンタイプにさせる試作型コンバージョンキットであった。

 

「・・・・・・」

 

MK.23SOCOMの上部スライドを取り外しノーマルバレルをロングバレルに交換しコンバージョンキットを取り付ける。

 

瞬時にハンドガンをキットの上部ロックに差し込みロックし、専用の部品を取り付け・・・最後にロングマガジンを差し込む。

 

「・・・・・・・・・」ガシャン

 

MK.23SOCOM(vr.CB)か?CBとはカービンの意味だ

 

「フルオートマチックですか?」

 

「・・・・・・あぁ。流石に只のハンドガンでは無謀だろうからな」

 

「アサルトライフルとかサブマシンガンとかは?」

 

「・・・・・・動き難くなるからな。扱い易い此奴にした」

 

PDWやサブマシンガンなどの武器も良いのだが、純粋に俺自身が使わないからな。

 

使い慣れているこのハンドガンの方が良いのだ。

 

『こちら、サイレント。目的地に到着した』

 

「・・・・・・向こうも到着したみたいだな」

 

組み立てたMK.23SOCOMを片手に前方の険しい岩山の天辺に2人の姿がバイザー越しのズームにて見える。

 

「・・・・・・視認した。時間がない作戦を開始する」

 

『了解』

 

「・・・・・・猴。行くぞ」

 

「はい」

 

バイザーの右上に表示されたソリトンレーダーとオーグメントモードを兼用し索敵を行いながら地面を蹴り視線の下にあるロシア開発局の戦闘警戒領域に踏み入れる。

 

 




『CAAタクティカル ロニ』:イスラエルのCAAタクティカル社が開発した、ピストルをカービン化するコンバージョンキットであり、組み込み方法は銃をキットに挟み込むだけで、銃の分解や特殊な工具等は必要無い。スライドは、キット内蔵のコッキングハンドルに固定される。
 本体上部に240mm、本体左右と下部に20mmの合計4つのピカティニーレールを搭載し、多種多様なアクセサリーが装着可能となっている。オプションとして、バックアップ用のフリップアップサイトと、着脱式のフォールディングフォアグリップを標準装備。マズルポートの開いた銃口はサプレッサーを装着する際には取り外しが可能である。
 テレスコピックストックは、5段階の高さに調節可能なチークピースと予備弾倉ホルダー付き。本体後部にはスリングスイベルを固定するためのマウントも備わっている。
 ※本作で使用したのは試作品が故に上部スライドを取り外してのバレルを取り換えての射程距離の増加と射撃安定性を上げている。
 3つのモードがあり、セミオート・バースト・3点バーストの3つがある。因みに消音器であるサプレッサーを内蔵していることで発砲音を極めて抑えられている。


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