皆さん、どうも遅すぎますが明けましておめでとうございます。
この作品は非常に更新が遅いですが、どうかご了承を・・・
では第32弾です・・・どうぞ
直訳で「光の道」
第32弾 the light reinn
イ・ウー艦内
リンクスSide
Rランク武偵であったジーサードとジーフォースから逃れて無事に逃走車両であるランボルギーニ・LM002を運転し逃げ切り、現在は本拠地であるイ・ウー艦内にいる。
「・・・・・・教授。任務を終えたが、これが何か分かるか?」
レッドクレイジー本拠地で入手した放射能反応が微弱にある謎の箱をシャーロックに見せる。
俺が出した謎の箱をシャーロックのテーブルに置くと興味を持ったのか箱に触れる。
すると少し目を見開き考え始めた。
「ふむ・・・その中身は少々危険だね・・・」
しかし数秒で、考え終えたのか俺が見せた謎の箱の中身の危険性を感じたのかそう言ってくる。
「・・・・・・危険?確かに人体に害はないレベルの放射性物質を放っているが・・・」
「僕の予想が当たっていれば、この箱の中身は核だろうからね」
「・・・・・・なに?」
今、シャーロックは何て言った?この箱の中身が核だと?
「・・・・・・いや、確かに放射性反応はあるが核なのか?」
「触ってみて分かったけどその箱は、内も外も鉛で出来た素材だね。見た目は木箱に見えるけど彫刻とデザインコーティングでそう見えるだけだよ」
鉛で出来た箱だと?どうりで重い訳だ・・・しかし中身が核なんて・・・起爆したらヤバいじゃないか・・・
「安心したまえ、この潜水艦には、爆発物処理専門部屋がある。そこで開けよう」
既に行く準備を済ませたシャーロックが立ち上がり、部屋から出ていき俺も後を追う様に外に出る。
「さて、その中身だけど、もし危険性がなかったら君に譲ろう。危険性があった場合は私が処理するが別に構わないかな?」
シャーロックの言う通りに場所を移動し爆発物処理専門部屋へ向かう途中にそう言ってくる。
「・・・・・・・・・あぁ。危険性があるなら処理した方が良いに越したことはないが、良いのか譲り受けて」
「持っていた所で利用価値が無くは、ないけど君の方が必要になるだろうからね」
「・・・・・・・・・そうか。なら有り難く頂くとしよう」
「さて、着いたよ。此処だよ」
シャーロックに案内されて移動してきた部屋は分厚い扉に重厚なガラス張りの如何にも爆発処理部屋と言える場所であった。
「・・・・・・・・・今更だが、潜水艦の中に爆発処理部屋があると言うのはどうなんだ?」
「しょうがないさ。このイ・ウー内では爆発物を使う輩が多いからね。必然的に必要になるんだよ」
爆発物を扱う輩・・・・あぁー、ココ達か
「・・・・・・そうかもしれんが、潜水艦の中じゃ、もしもの事が起きたらヤバいんじゃないか?」
無いとも言えないが爆発範囲が大きくて潜水艦に穴が開いたらヤバいんじゃないのか?
俺がそう言う中でシャーロックは部屋の中に入り問題の品を中央テーブルの上に置いた。
「安心したまえ、全面耐爆振動強化ガラスを使用しているし、この区画の金属も全て特殊素材で出来ているからね、ちょっとやそっとで壊れないさ」
「・・・・・・そうか」
シャーロック本人がそう言うんだ・・・たぶん問題ないだろう・・・
「さて、では、開けるとしよう」
ん?開ける?
「・・・・・・おい。ちょっと待て」
「ん?なんだい?」
なんだい?じゃないだろう・・・
「・・・・・・防護服か何かを着なくて良いのか?」
「問題ないさ。この大きさで入っている物がそんな簡単に爆発もないだろうし中身を推測するに生物兵器でも無さそうだからね」
おいおい・・・
「さて、話しも終わったしね。では開けてみよう」
そう言い、シャーロックが鉛でできた箱を開けた。
「・・・・・・こいつは・・・」
その中に入っていたモノに驚愕する・・・
「ふむ。少し予想外だね・・・」
大きさ約30cmのパイナップルの様な形をした代物・・・その横に貼ってあるラベルには三つの扇状の絵とその中心に球体の絵が描かれたシンボル―――そう有名な放射能のハザードシンボル・・・つまり核マークだ。
「・・・・・・この小ささで?」
つまり・・・この小さいモノでありながら、核爆弾であろう・・・
「ふむ・・・・・・これは、少し厄介だね」
箱を開けた本人であるシャーロックも少し表情を動かす。
「・・・・・・安心して良いんじゃなかったのか?」
おいおい・・・・・・
「そう簡単に爆発する心配は必要ないよ。・・・・・・だけど中身は非常に不安定だね」
不安定・・・?
「・・・・・・それの何処が安心して良いんだ」
シャーロックに聞くと外殻が安全で爆発はしないだろうが、内部は非常に不安定で中にまで強い振動が届くと直ぐに爆発する程らしい。
「このままで、君に渡してしまうのも危険だね・・・」
「・・・・・・いや、こんな代物を貰う気にもならないんだが?」
「大丈夫。専門家に頼んでこの状態より、安全にしてもらってから君に渡すよ」
「・・・・・・(核を何に使えと?)」
何処から出したのか分からないが、シャーロックは中にクッションが詰まった特殊素材の箱に代物を入れた。
「それと、中にこの様な手紙が入っていたよ?」
手紙?・・・この核に関係のあるモノか?
「これは、今から僕が専門家に持っていくよ。リンクス君はこの後自由にして良いよ」
シャーロックから受け取った手紙を開き目を通す、その間にシャーロックが核を入れた箱を片手に持ち部屋から退出していった。
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レッドクレイジーリーダー宛
今回この試作段階の兵器を貴様らに送る・・・使用方法は貴様らに一任するが、取り扱いには注意しろ・・・
ミニニューク・・・「個人携行用核兵器」
ちょっとした衝撃で、起爆する危険物であるから気を付けろ。
起爆したら半径約5m内は蒸発し消滅する、更に約10m内は放射能の嵐になるからな・・・注意しろよ。
保管方法や輸送方法は、なるべく衝撃の伝わり難いクッション素材と放射性物質が通り難い鉛を使った特殊な箱に入れて保管し、なるべく箱に衝撃を与えない様に安全な道で進むと良いだろう。
繰り返すが、このミニニュークは、非常に危険だ取り扱いには、注意しろよ。
ではな、貴様らがどう足掻くか見物だな・・・
それと・・・この書類は読み終わり次第、焼却処分にしろよ?手掛かりは残したくないからな・・・
MDS 逆歪 王我より
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リンクスSide
ミニニューク・・・だとっ!?
通りで形に身に覚えがあった訳だ・・・滅茶苦茶な設定をされた爆弾じゃないか・・・
俺が、この世界に転生する前、生前の頃にやっていたゲーム『Fallout4』で登場する最終兵器だ。
「・・・・・・この世界にミニニュークがあるだと?」
「・・・・・・いや、もしかしたら、名前だけが一緒なだけかもしれないが、注意しといた方が良いか?」
ミニニュークの手掛かりは、この紙に書かれている逆歪 王我(サカマ・オウガ)と言う名前くらいか・・・
もしくは、このMDSが何か意味を持っているだろうか?
「・・・・・・情報が少ないな、この件は後回しにするか・・・
そう言えば、確かコルネールとリサの2人が呼んでいたな・・・会いに行かないとな。
この作品は多重クロスオーバー作品です。
現状でクロスオーバーする作品は・・・
・メタルギアシリーズ(世界観・組織・人物・武器兵器)
・アサシンクリードシリーズ(世界観・組織・人物・エデンシリーズ)
・バットマン(敵・組織・兵器類・人物)
・ターミネーターシリーズ(兵器類・Tシリーズ)
・ヨルムンガンド(人物・組織)
・ガンスリンガーガール(人物・設定)
・ブラックラグーン(人物・組織)
・NOIR(人物・組織)
・Fate(人物・組織)
・フォールアウト(武器兵器)
などなど、まだまだ増加する予定ですがご了承を。
では、次回会いましょう。ではまた~