緋弾のアリア 意志を受け継ぎし者   作:暗黒の影

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新作です。( ^ω^)_凵 どうぞ


第10弾 闇に生きし者

 

 

北アメリカ

 

 

とある山奥、アサシン教団の隠れ家

 

 

そこの一部屋には、色取り取りのロングコートやパーカーを着た人たちが集まっていた。

 

 

「全員、幹部全員、集まったか?」

 

 

その部屋に黒髪に少し白髪が混ざったヒゲを生やしたワイルドな男性がそう言いながら、入ってくる。

 

 

その男性の後から、白いパーカーを着て口元に切り傷がある青年が入ってくる。

 

 

「はい。導師」

 

 

部屋にいた全員が、青年と男性を確認すると一人の男性が、答えた。

 

 

「そうか。なら、緊急会議を始めよう」

 

 

白髪よりの男性、ウィリアム・マイルズが、そう言うと全員が見える様に机の上に紙を置いた。

 

 

「導師。一体何があったのです?緊急会議を開くとは・・・・」

 

 

アサシン教団での緊急会議とは、ウィリアム・マイルズの息子、デズモンド・マイルズがアブスターゴ社に捕まり、救出する際に開いた緊急会議以来なのだ。

 

 

「今回、緊急会議を開いたのは、情報収集担当のショーンが手に入れたこの情報の所為だ」

 

 

そう言うと先ほど机の上に置いた紙を全員に配り始めた。

 

 

「コレは?」

 

 

最初に紙に目を通した金髪の男性がウィリアムに聞く。

 

 

「テンプル騎士団が現在、計画している物だ」

 

 

「また、ですか?」

 

 

質問した金髪の男性は、ウィリアムが言ったテンプル騎士団が新たに計画をたてていると聞き呆れていた。

 

 

テンプル騎士団が前回たてた計画は、ウィリアムの息子、デズモンド・マイルズを誘拐し各地に散らばり眠る『リンゴ』をアニムスを通して先祖の記憶を辿り探す計画であったが、当時のアニムス開発者であったルーシー・スティルマンが裏切り、デズモンドが逃走してしまう。

 

 

これにより、テンプル騎士団は『リンゴ』の場所を知る事ができなくなり、一時的な平和が続いていたのだが・・・

 

 

懲りずに新たな計画をたてているとウィリアムに聞き呆れていたのだ。

 

 

「あぁ・・・」

 

 

「それで一体何なのですか。この完全兵士計画(ソルジャープロジェクト)って言うのは?」

 

 

「テンプル騎士団は、この計画の名前の通り、完全な兵士を作ろうとしてる」

 

 

「計画の目的は?」

 

 

「世界各国にある紛争地域に傭兵として活躍させ終戦させたり、国で起きている暴動などの鎮圧させ平和にしたり、重要人などを護衛する要人警護などを含むモノを専門とした活動をさせる兵士を作る計画らしい・・・が」

 

 

「腑に落ちませんね・・・・」

 

 

金髪の男性の横にいた薄茶色の髪をした男性が、左腕を台にして右手を顎に添えて、考えるポーズをしながら、そう言った。

 

 

「確かにな。アイツ等が、ただ単にそんな計画をたてる訳無いしな・・・」

 

 

男性の言葉を肯定しながら、考え込む金髪の男性。

 

 

「そこで、済まないが、クリストファー・ペンジャミンとシーザー・フレデリックの両名は情報収集を」

 

 

「「御意」」

 

 

金髪の男性・・・クリストファー・ペンジャミンと薄茶色の男性・・・シーザー・フレデリックは腕を前で組み一礼した。

 

 

「この計画が、危険だと判明したら、即時報告をしろ。我々は、それまでテンプル騎士団の行動を制限させる」

 

 

「っは」

 

 

「残りのアサシンは、全員各国に潜伏しているテンプル騎士団を排除し、かく乱行動をしろ」

 

 

「「「御意」」」

 

 

「この資料は、全員、目に通したら各自、処分しろ。では、解散だ」

 

 

ウィリアムが、そう言うと全員フードを被り、部屋から退出していった。

 

 

その部屋に残ったのは、ウィリアムと白いパーカを着て口元に傷がある青年だけだった。

 

 

「それで?父さんコレから、どうすんだ?」

 

 

パーカーの青年が、ウィリアムに聞く。

 

 

「デズ。お前には、もしこの計画が危険だった場合に備えてアサシンの訓練をしてもらう」

 

 

そう・・・・気づいていると思うが、この青年こそが、世界の危機を救った裏の英雄・・・デズモンド・マイルズだ。

 

 

「え?なんで!?」

 

 

「お前には、計画が危険だと判明したら、計画阻止のため動いてもらうからだ」

 

 

「マジかよ・・・」

 

 

「それに、ここ最近『武偵』が、私たちを嗅ぎ回っている」

 

 

「うわぁ・・・マジかよ。メンドクセー」

 

 

「つまり、そう言う事だ。帰ったら、アニムスを通して訓練を開始する」

 

 

「はぁ・・・了解~」

 

そう言い2人は、部屋から出ていき、姿を消した・・・

 

 

 






はい。出てきました。アサクリの主人公のデズモンドさん。


イマイチAC(アサシンクリードの略。けしてアーマードコアの略では無い)を知らない人にサクっと説明します。

デズモンド・マイルズは、一族全員がアサシンであり幼い頃から訓練をされてきたが、現実タイプのデズモンドは、アサシンなんて妄言だと言い、訓練を放棄すると同時に家から逃げ出しバーテンダーとして働いていたが、昔からの敵であったテンプル騎士団に攫われる。

攫われた場所は、世界的に有名であるアブスターゴ社の研究所であり、そこで、遺伝子情報を読み取り、ご先祖の記憶を引き出す機械『アニムス』により、祖先であり、デズモンドにそっくりなアサシン『アルタイル・イブン・ラ・アハド』の記憶を覗く。

それによりアサシンの存在やテンプル騎士団の存在が、現実にあると言う事に気付くと同時にテンプル騎士団が探している物が『リンゴ』と知る。

しかし、気づくのが遅すぎて、どうにもできない状況であり、逃げ出すにもアサシンとしての能力は、幼少時代の訓練を逃げ出してしまったデズモンドにとって、入門したアサシンより低かった・・・

途方に暮れて、新たなアサシンの記憶である『エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ』の誕生を知ると『アニムス』の開発者『ルーシー・スティルマン』が現れ、デズモンドを連れてアブスターゴ社から、逃亡した。

逃亡した先で一時的な隠れ家であった都市から離れた倉庫でアサシンの協力者であった『ショーン・ヘイスティングス』と『レベッカ・クレイン』と知り合う。

その中で『レベッカ・クレイン』が独自で作り上げた『アニムス2.0』を使い『エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ』の記憶を辿った。

それにより、数多くの経験を得たデズモンドは、たった数週間で既にマスターアサシンまでの実力を手に入れていた。

そしてテンプル騎士団は、既に多くの『エデンのリンゴ』を手に入れており、デズモンドたちは、それを阻止するために動く。


などなど・・・全部詳しく書くと滅茶苦茶大変なんで、詳細は、Wikiで調べてくれや。

それじゃあ、次回会いましょう( ´ ▽ ` )ノバイバイ


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