人間の血液・組織液と浸透圧の等しい、濃度が約0.9パーセントの食塩水を何と言うか。
姫路 瑞希、霧島 翔子の答え
「生理食塩水」
蒼介「正解だ。これに塩化ナトリウム ・ 塩化カリウム・ 塩化カルシウム水和物を加えたものはリンガー液と呼ばれる。こちらは体液の代用液にも使えるので覚えておこう」
吉井 明久の答え
「僕の主食」
和真「悲しいこと言うなよ……」
坂本 雄二、木下 秀吉、土屋 康太、島田 美波の答え
「吉井 明久の主食」
和真・蒼介「……………………」
和真「これがBクラスの店か……」
七人はBクラスの店の前まで来ていた。
Bクラスはメイド喫茶。正直言ってベタではあるが無難なチョイスである。
ただ、その店名が……
和真「【メイド喫茶『大暴落』】って……Aクラスといい、うちといい、ここといい……まともな店名が一つたりともねぇぞ……」
とはいえ流石は上位設備、なかなか繁盛している。
ムッツリーニ「…………!!(パシャパシャパシャパシャ!)」
隣を見てみると、指が擦り切れんばかりにシャッターを切るカメラ小僧が一人。
明久「……ムッツリーニ?」
ムッツリーニ「………人違い」
厨房責任者のクラスメイトはカメラを片手に否定のポーズを取っていた。
美波「どこからどう見ても土屋でしょうが。アンタ何してるの?」
ムッツリーニ「………敵情視察」
最近の敵情視察とはローアングルから女の子を撮影する事を指すようだ。
明久「ムッツリーニ、ダメじゃないか。盗撮とか、そんなことをしたら撮られている女の子が可愛そうだと―」
ムッツリーニ「…………一枚百円」
明久「2ダース貰おう―可愛そうだと思わないのかい?」
美波「アキ、普通に注文してるわよ」
美波に指摘されて気づいたような表情の明久。
どうやら無意識だったらしい。
ムッツリーニ「………そろそろ当番だから戻る」
明久に写真を渡し、ムッツリーニは教室の方に去っていった。
明久「まったく、ムッツリーニにも困ったもんだね」
そういう台詞はさりげなく写真をポケットに仕舞いながら言うものではない。
姫路「吉井君、その写真をどうするつもりなんですか?」
明久(あ、バレた)「やだな~。もちろん処分するに決まってるじゃないか。それよりそろそろお店に入ろうよ。もうすごくお腹減っちゃたよ」
秀吉が見れば鼻で笑いそうな白々しい演技である。
流石にこれに騙される人は三年の高城ぐらい……
姫路「あ、そうですね。入りましょうか」
どうやら姫路は高城に匹敵するほどの騙されやすさのようだ。
明久「うんうん。早く敵情視察も済ませないと―写ってるのは男の足ばっかりじゃないか畜生!」
姫路「やっぱり見てるじゃないですかっ!」
明久「ご、ごめんなひゃい!くひをひっぱらないで!」
姫路に頬をつねられる明久。そして足元では葉月が明久の腿をつねっていた。
雄二「それじゃ、入るぞ」
一番手でドアをくぐる雄二。
「おかえりなさ―あ、アンタは!?」
「Fクラスの……!」
ドアを開けるとメイド服を来た女子生徒二名が笑顔で出迎えるが、雄二と明久の顔を見た途端しかめっ面になった。
「「……お帰りくださいませ、ご主人様」」
雄二「んだとコラ!」
明久「ちょっひどくない!?」
そして「帰れ」宣言。
客に対してあまりにも失礼な物言いだが、別に明久達が問題児であるからこういう態度をとっている訳ではない。
この二人は岩下 律子と菊入 真由美。
Bクラス戦で姫路の『熱線』の餌食となった生徒達であり、今回の召喚大会では明久と雄二の一回戦の相手だったりする。
二度に渡って辛酸を舐めさせられているためFクラス、特に一回戦で屈辱的な敗北を喫した明久と雄二を良く思っていないのである。
岩下「……Fクラスのバカどもが何しに来たのよ?」
菊入「言っておくけど、うちで騒ぎを起こしたらただじゃおかな―」
和真「はいストップー」
険悪になりつつあった雰囲気に和真が割り込む。
するとしかめっ面を浮かべていた二人の態度が急変した。
岩下「ひ、柊!?」
菊入「柊君!?」
和真「岩下、菊入、こいつらと何があったか知らねぇが、接客中に私情持ち込んだらダメだぜ?」
小さい子をたしなめるように言う和真。
岩下「わ、わかったわよ……」
菊入「……ごめんなさい」
和真「わかれば良し」ナデナデ
そう言って二人の頭を撫でる和真。
完全に二人を子ども扱いしている。
岩下「っ! お席にご案内いたします///」
菊入「…………///」
顔を紅潮させた二人が歩き出したので、和真達はその後ろ姿についていった。
明久「ねぇ和真」
和真「あん?」
明久「一発だけでいいから殴らせて」
和真「やだね」
このように、和真は誰にでも壁を作らず気軽に接する為、意図せず異性を虜にする性質を持っている。
もっとも本人はスポーツ優先のため、付き合う→別れる→付き合う→別れるのサイクルを50回以上繰り返しているのだが。
店内に入ると、流石は上位クラス、Aクラスほどではないがやはり繁盛しているようだ。客はほとんど男なのはメイド喫茶だからだという理由だけでなく、女性客はだいたいAクラスに流れているからである。
岩下「では、メニューをどうぞ」
美波「ええと……。ウチは『ふわふわシフォンケーキ』で」
姫路「あ、私もそれがいいです」
葉月「葉月もー!」
美波、姫路、葉月は揃ってシフォンケーキ。
明久「僕は『水』で。付け合せに塩があると嬉しい」
和真「奢ってやるからもっとマシなもん頼め……悲しくなってくるわ……」
明久「マジで!?ありがとう和真!じゃあ僕はカルボナーラで!」
和真「さっきまで俺を殴りたいとか言ってたのに現金だなオイ……俺はこの特盛カツカレー『壮大かつ華麗』ってやつで」
雄二「じゃあ俺もそれで。翔子、お前は」
翔子「……婚姻届」
雄二「んなもん飲食店にあるか!」
和真「そうだぞ翔子。第一お前婚姻届なら持ってるじゃねぇか、実印込みで」
翔子「……そうだった。じゃあ私もシフォンケーキ」
雄二「待て待て待て待て待てぇっ!今聞き捨てならねぇこと言ったよな!?」
和真は翔子をたしなめるが、予想外の発言に動揺した雄二が叫び声をあげる。
雄二「おい翔子!今の本当なのか!?嘘だよな!?嘘だと言ってくれ!」
見事にいいように翻弄されている雄二。
和真、雄二、翔子の三人が集まるとだいたい雄二が弄られ役になるのは言うまでもない。
菊入「食器をご用意します」
注文の確認をとり、それぞれに食器を配ったあと、二人は優雅にお辞儀してキッチンへ歩いていった。
雄二「……明久。俺はどうしても召喚大会に優勝しないといけないんだ……!」
明久「あ、うん。それはもちろん僕もそうだけど」
雄二(和真にも負けられねぇ……あいつは絶対面白半分で翔子にチケットを譲る。あいつはそういう奴だ……!
上等だ……俺の自由は絶対に守りきってやる!)
雄二はいまだかつてないほど闘志を燃やしていた。
今手を組んでいる相棒も、和真と似たり寄ったりな行動をするだろうことが頭から抜け落ちているあたり、元神童の頭脳はやはり空回りしているようだ。
明久「んで、葉月ちゃん。キミの言ってた場所ってここで良かった?」
昼食を取りながら明久が葉月に聞いた。
葉月「うんっ。ここで嫌な感じのお兄さん二人がおっきな声でお話してたの!」
明久の質問に葉月が元気良く答える。
嫌な感じのお兄さん二人といえば……
『おかえりなさいませ、ご主人様』
『おう。二人だ。中央付近の席は空いてるか?』
「あ、あの人達だよ。さっき大きな声で『中華喫茶は汚い』って言ってたの」
大方の予想通り常夏コンビであった。
さっきもこの辺で聞いたという事はどうやら通いつめているようだ。
『それにしてもこの喫茶店は綺麗でいいな!」
『そうだな。さっきいった2-Fの中華喫茶は酷かったからな!』
『テーブルが腐った箱だし虫も沸いてたもんな!』
人の多い喫茶店の中央で、わざわざ大声で叫びあう。
そんなことをされたら悪評が広がる一方である。
雄二「待て、明久」
殴りかかりに行こうと立ち上がった明久を雄二が止める。
明久「雄二、どうして止めるのさ!あの連中を早く止めないと!」
雄二「落ち着け。こんなところで殴り倒せば、悪評は更に広まるぞ」
こんなに人の多い場所で殴り飛ばしたら、Fクラスは悪童の溜まり場なんて言われかねない。
そうなれば喫茶店の経営も厳しくなり、もし姫路の父親の耳に入れば姫路の転校が確定してしまう。
明久「けど、だからってこのまま指をくわえて見えいるなんて……!」
雄二「いや、やるなら頭を使えということだ。和真」
和真「あん?(モキュモキュ)」
雄二は『壮大かつ華麗(二杯目)』をやけに美味しそうに掻っ食らっている和真に声をかける。
雄二「Bクラスから予備のメイド服を借りてきてくれないか」
和真「………なるほどな、了解。おーい、菊入ー!」
常夏コンビをがいることを確認して事情を察した和真は近くにいた菊入に声をかける。
菊入「ど、どうしたの柊君?」
和真「あそこにいる坊主とモヒカン、ここに来んのは初めてか?」
菊入「いや、さっき出て行ってまた入ってきたよ。ずっと同じようなことを言ってるの」
顔をしかめながら答える菊入。Bクラスにとっても迷惑な客のようだ。
和真「そっか、それじゃあとりあえず、予備のメイド服貸してくれ」
菊入「え?どうして?」
和真「あいつらが邪魔だけど手が出しずらいのはお互い様だろ?俺達が合法的に始末してやるよ」
菊入「う~ん、よくわからないけど柊君がそう言うなら…わかった、持ってくるよ」
そう言って菊入は去っていった。
『あの店、出している食い物もヤバいんじゃないか?』
『言えてるな。食中毒でも起こさなければいいけどな!』
『に二-Fには気をつけろってことだよな!』
明久「雄二、和真!なんでもいいから早く連中を!」
雄二「いいからもう少し待っていろ。姫路に島田、櫛を持ってはいないか?」
姫路「? 持っていますけど……」
雄二「ちょっと貸してくれ。他にも身だしなみ用の物があれば全部」
姫路「はぁ……」
ごそごそと上着のポケットをあさって小さなポーチを取り出し、雄二に渡す。
雄二「悪いな。あとで必ず返す」
それからちょっとして、菊入もメイド服を抱えて戻って来た。
菊入「柊君、はい」
和真「お、サンキュー」
菊入「あ…あの、できればさっきみたいに撫でて欲しいな……」
和真「あいよ。あ、ほれ、雄二」ナデナデ
菊入「はうぅ……///」
片手で菊入の頭を撫でながら和真は雄二にメイド服を渡す。
雄二「……お前が30分足らずでフラグを建築したことはとりあえずスルーして……一通り集まったな」
明久「普段なら殴りかかっているところだけど時間が惜しいから今はスルーして……で、これをどうするんの?」
雄二「着るんだ」
雄二はあっけらかんと言う。
明久を見ながら。
明久「だってさ、姫路さん」
姫路「え?わ、私が着るんですか?」
雄二「バカを言うな。姫路が着ても攻撃なんてできないだろうが。翔子も同じ理由で除外だ」
勘違いされやすいが、翔子が攻撃するのは雄二onlyである。
明久「それじゃ、美波?でも、胸が余っちゃうとぶべらぁっ!」
美波「ツギハ、ホンキデ、ウツ」
和真(脇が甘ぇ、50点)
美波の殺気に明久がおののいている一方で、和真は和真でずれたことを考えていた。
おまけに無駄に採点が厳しい。
明久「じゃ、じゃあ和真?」
和真「え?なにその案?死ねよ屑が」
明久「あれ!?和真ってそこまで辛辣な人だった!?」
しつこく女装を強要してくるバカにフラストレーションが溜まっているため、この手の話題では辛辣度300%の和真であった。
明久「……まさか」
雄二「着るのはお前だ」
明久「いやあぁぁぁっ!」
その瞬間、明久は心の底の底から叫んだ。
明久「雄二が着ればいいじゃないか!無理をしたら着られるはずだよ!」
雄二「やれやれ。わがままを言うヤツだな。それなら、あっち向いてホイで決めないか?」
雄二の提案。それは明久を陥れる前触れである。
しかし以前あれだけ騙されたのだ。流石これを受けるほどバカではないだろう。
明久「よし、その提案を受けるよ」
吉井 明久は本当に、予想を悪い意味で越えてくる。
雄二「それなら行くぞ、ジャンケン」
明久「ポン」
明久がパーで雄二がチョキ、ここは明久の負け。
雄二の「あっち-」
雄二が勢いよく人差し指を出す。
明久(これは-あれか!指を避けようとして顔を背けたら、その方向を指して勝負を決定付ける裏技か!)「その手に乗るかっ!」
明久が目を逸らさず、キッと雄二の指先を見つめる。
雄二「向いて-」
ブスッ(←雄二の指が明久の目に刺さる音)
明久「ぎいやぁぁっ!目が、目がぁっ!」
目を押さえてのけぞる明久。
その隙に雄二が明久がのけぞった方向を指す。
雄二「ホイ!……ふっ!俺の勝ちだな」
坂本 雄二がそのような生ぬるい策など立てる筈がない。ましてや明久に配慮した策など論外だ。
姫路「あの、吉井君。大丈夫ですか?」
心配しながら明久にハンカチを差し出す姫路。
明久「ありがとう。まったく、雄二の卑劣さには驚かされるよ」
明久は渡されたハンカチを受け取って目に当てる。
姫路「あ、あはは……でも、きっと大丈夫ですよ」
明久「そうだよね。あんな卑怯な勝負は無効-」
姫路「吉井君ならきっと可愛いと思いますっ」
果たしてそこは問題なのだろうか。
明久「こ、この上ない屈辱だ……!」
秀吉「明久、存外似合っておるぞ」
和真「…………まあドンマイ」
雄二から連絡を受けてわざわざやってきた秀吉が、男子トイレで明久の着付けをたった数分で片付けた。
いつもなら爆笑しているであろう和真だが自分も玉野に何度も迫られているため、同情的なまなざしを送っていた。
秀吉「では、ワシは喫茶店に戻るぞい。存分に悪党をのしてくるが良い」
明久「ん、りょーかい」
そのまま二-Aの教室に入り、明久は周囲の目を気にしながら常夏コンビに近寄る。
常村「とにかく汚い教室だったよな」
夏川「ま、教室のある旧校舎自体も汚いし、当然だよな」
明久(こいつらにとってははただの嫌がらせでも、僕達にしてみれば大事なクラスメイトの命運をかけた喫茶店なのに……許せない)「お客様」
明久がこのクラスのウェイトレスを装い声をかける。
明久(こいつら…………絶対に潰す)
夏川「なんだ?-へぇ。こんなコもいたんだな」
常村「結構可愛いな」
舐めるような視線を明久に向ける。
明久(き、気持ち悪っ!)
先程までの闘志が一瞬で萎えかけたがなんとか持ち直す。
明久「お客様、足元を掃除しますので、少々よろしいでしょうか?」
夏川「掃除?さっさと済ませてくれよ?」
明久「ありがとうございます。それでは-」
夏川「ん?なんで俺の腰に抱きつくんだ?まさか俺に惚れて」
明久「-くたばれぇぇっ!」
夏川「ごばぁぁっ!」
明久のバックドロップが決まった。これで夏川は本日二度目の脳天痛打となる。
夏川「き、キサマは、Fクラスの吉井……!まさか女装趣味が……」
明久「こ、この人、今私の胸を触りました!」
夏川「ちょっと待て!バックドロップする為に当ててきたのはそっちだし、だいだいお前は男だと-ぐぶぁっ!」
雄二「こんな公衆の面前で痴漢行為とは、このゲス野郎が!」
痴漢退治という大義名分を得て意気揚々と雄二が登場。表面上は怒りを露にしているが腹の中ではほくそ笑んでいることだろう。
常村「何を見てたんだ!?明らかに被害者はこっちだぞ!」
倒れている夏川に代わり常村が雄二に食ってかかる。
雄二「黙れ!たった今、コイツはこのウェイトレスの胸をもみしだいていただろうが!俺の目は節穴ではないぞ!」
和真「どう考えても節穴だろ(モッサモッサ)」
美波「アンタ本当にマイペースね……」
デザートのフルーツタルトを頬張りながらつっこむ和真に美波は呆れたように呟く。
雄二「ウェイトレス。そっちの坊主は任せたぞ」
明久「え?あ、はい。わかりました」
倒れている夏川に近づく明久。
明久(う~ん。この坊主、どうしよう?とりあえず……
秀吉に押し付けられたブラジャーでも頭に付けてみるかな。瞬間接着剤で)
ど う し て そ う な っ た
雄二「さて。痴漢行為の取調べの為、ちょっと来てもらおうか」
一方でバキボキと指を鳴らしながら常村に近づく雄二。
常村「くっ!行くぞ夏川」
夏川「こ、これ、外れねぇじゃねぇか!畜生!覚えてろ変態めっ!」
夏川は頭にブラをつけたまま走り去って行った。
今日のお前が言うなスレはここである。
雄二「逃がすか!追うぞアキちゃん!」
明久「了解!でもその呼び方勘弁して!」
二人の後を追って明久と雄二も廊下に飛び出す。
和真「さて、そろそろ校庭に行くか。ほい、俺と明久の飯代。雄二の分は翔子が出すと思うから」
そう言って和真は会計の岩下にお金を渡す。
岩下「どうもありがとうございます。あと、例の二人組追っ払ってくれてありがとね」
和真「迷惑してたのはこっちも同じだからな。あと礼は実行した二人に言ってやれ、もういねぇけど。じゃあそろそろ行くか」
岩下「いってらっしゃいませご主人様!召喚大会頑張ってね、応援してるから!」
和真「そいつはどーも」
そう言って和真は颯爽と教室を出ていった。岩下と菊入だけでなく、Bクラス女子の何人かも熱い視線を送っている。
美波「…アイツ、いつか後ろから刺されるんじゃない?」
翔子「……和真に闇討ちは通用しないから大丈夫」
美波「翔子、問題はそこじゃなくてね……」
徹「おや、今回は早いんだね(モッサモッサ)」
特設ステージ前で和真が待機していると、御手洗団子に練乳をかけて食べながら徹がやって来た。
和真(……毎回思うが甘い物に甘い物かけて食べるのはどうなんだ?見るだけで胸焼けがしてくるんだけど)
糖尿病に向かってノンストップで全力疾走している。将来確実に医者のお世話になるだろう。
徹「で、今回の対戦相手が……この人達か……」
和真「前回とはうってかわって強敵だなぁ♪」
おもちゃを買ってもらった子どものようにとても楽しそうに笑う和真。
徹「前回もある意味強敵だったけどね」
和真「や め ろ」
徹「……そうだね、すまない」
《三回戦・現代社会》
『Fクラス 柊 和真
Aクラス 大門 徹
VS
Aクラス 小暮 葵
Aクラス 金田一 真之介』
というわけで、常夏コンビ撃退part2でした。
フラグを建築→ぶっ壊すを繰り返す和真君はさながら積み木崩しのようです。
金田一真之介…七巻の野球大会でAクラス四番というかなりの重要ポジションにいながら見せ場も無く姫路の凶球で散ったバカテスでも一、二を争う不遇キャラです。
本作品では学年三位の実力者という位置付けにしました。
名前出は初ですが、金田一君は既に出しています。
さて、どこでしょうか?
Bクラス人気メニュー、
特盛カツカレー『壮大かつ華麗(壮大カツカレー)』
1500キロカロリーでお値段600円
姫路「…………ちなみに、柊君の体脂肪率は?」
和真「5%」
姫路「orz」
では。