バカとテストとスポンサー   作:アスランLS

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【バカテスト・英語】
次の英文を和訳しなさい。

There’s the scarlet thread of murder running together the colourless skein of life, and our duty is to unravel it, and isolate it, and expose every inch of it.


源太の答え
『人生と言う無色の糸の束には殺人という緋色の糸が混じっている。我々の役目とはその糸を解きほぐし、隅から隅まで切り分けて白日の下に晒すことだよ』

蒼介「流石だな五十嵐、洒落た意訳も込みで満点回答だ。お前には言うまでもないだろうがこの一文はシャーロック・ホームズシリーズ最初の作品『緋色の研究』のホームズの代表的な台詞だ。この台詞からタイトルの緋色とは殺人を指していると思われる」


美波の答え
『人生の無色の糸かせには殺人の緋色の糸が混じっていて、そして私達の義務は糸を解き、3センチきざみに分けてさらすことだ』

蒼介「満点とはいかないが文として成り立っているので部分点をやろう。『every inch of~』で『~を隅から隅まで』と訳すことは覚えておくことだ」


ムッツリーニの答え
『そこは』

蒼介「お前はいい加減1単語訳すだけで終わるんじゃない」


明久の答え
『僕の人生には殺される危険がゴロゴロある』

蒼介「……同情はするが点はやらん」




今回の和真君、相当ひどい目に遭います。


柊和真最大の過ち

いよいよ大会当日の月曜日。

 

和真「お前ら元気にしてたか?一週間ぶりの和真さんですよー♪」

明久「何そのちょっとイラッとする挨拶」

雄二「一週間ぶりに学校来たかと思えば、相変わらずマイペースな奴だなお前は……」

翔子「……でも、和真らしいと言えばらしい」

 

ようやく登校してきた和真の何とも緩い挨拶に脱力する一同。激しく燃え上がる炎のように荒れ狂う心の極致……“気炎万丈”へと至ろうが、和真という人間の本質が変わるわけではないらしい。

 

雄二「それで和真、ズル休みした一週間で何か成果はあったのか?何かあんまり変わってなさそうだが」

和真「おう、バッチリだ。これでソウスケとの点差をかなり縮められるはずだぜ」 

雄二「そうか、それは何よりだ。……ところで和真、予選は午前で終わって昼食後すぐさま本選が始まる日程なんだが、お前はいつテストを受けて点差を縮めるつもりなんだ?」

和真「だよなぁ。さっきばーさんに予選中数教科でいいから受けられないかって相談に言ったけど無理だって言われたし、この大会には以前までの点数で受けるしかねぇなアッハッハ」

雄二「アッハッハじゃねぇよバカタレ!?要するに今回の大会じゃその一週間の成果とやらがまるで発揮されねぇってことじゃねぇか!」

 

猛然と喰ってかかる雄二だが和真は気にも留めず不適に笑ったままである。

 

和真「いや、そうとも限らねぇぞ。……それに雄二、お前こそしばらく会わねぇうちに見違えたじゃねぇか。あの女々しかったお前はいったいどこに行っちまったんだよ?」

雄二「ホント言いたい放題だなお前は……色々あってな、トップを目指すことに決めたんだよ。この大会に優勝するのも、その後のAクラス戦で鳳を倒すのも俺がやる。せっかくパワーアップしてきてもらって悪いんだが、これからは俺の時代だ」

明久「雄二、熱でもあるの?」

雄二「黙ってろバカ」

和真「……言うようになったな雄二。クク…クククク…アッハッハッハッハ」

 

おもむろに目を閉じて、何故か心底愉快そうに笑いだす和真。周囲が訝しむ中しばらく笑い続けた後ゆっくりと目を開き、そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

和真「良 い 度 胸 じ ゃ ね ぇ か

「「「……っ!?!?!?」」」

 

“気炎万丈”へと至り、桁外れの闘気を教室中に振り撒いた。体の弱さを考慮して和真が意図的に対象から外した姫路以外の全員は、まるで万物全てを燃やし尽くすような闘気をまともに浴びてしまう。精神的に強い者でも全身から冷や汗を吹き出し、弱い者は意識が飛びそうになるほどの凄まじい威圧だ。

 

翔子(……この圧力、以前までの和真とは別次元…!)

明久(何この殺気!?キレたときの鉄人よりヤバいかもしれない!)

雄二(俺の目は節穴か!?何があんまり変わってないだ、変わりまくってるじゃねぇか!明らかに以前までとは別人……つーかもはや別の生き物だろこれ!?何をどうすれば人間がこうなるんだよ……!)

 

周囲の状況からこのままでは話が進まないと判断した和真は、“気炎万丈”を解きつつ闘気を抑え、明久達が落ち着いたのを見計らって話を続ける。

 

和真「そこまで吠えたからにはそれ相応のものを見せろよ雄二、俺は口だけの奴は嫌いだからな。そうだな例えば…もしこの後の予選が無様な結果に終わったりしたら、俺の新技メテオタイガーの餌食になってもらうぞ」

雄二「何だその明らかに物騒な技!?遠回しに殺すって言いたいのか!?……上等だ、予選なんざ軽く突破してやる」

和真「その意気や良し。雄二以外もこの一週間遊び呆けてたわけじゃねぇだろうし、他クラスの連中も優勝目指して牙を研いできただろうなぁ。……だが俺も負けてやるつもりはねぇ。お前にも、蒼介にも、誰にもな。立ち塞がる奴は全部潰してやるから覚悟しとけ」

 

そう言い切ってから和真は時計を確認すると、時刻は現在8時5分。9時には体育館に集合するよう事前に通達されているが、まだまだ時間に余裕がある。

 

和真「さてと、開会式まで時間もあるし……せっかくだから雄二、どれくらい闘えるようになったか見せてもらおう-」

秀吉「……和真よ。水を刺すようですまんが、ちょっといいかの?」

和真「あん?なんだよ秀吉?」

秀吉「先に謝っておくのじゃ……すまん」

和真「いやだから何が…………」

 

一瞬意味がわからなかったが、何かを察した和真が突然真顔になる。

 

和真「…………チクった?」

秀吉「……(コクッ)」

和真「…………ここに来るって?」

秀吉「………(コクコクッ)」

和真「そうか…………。

 

 

 

 

 

いや何してくれてんのお前ぇぇえええ!?」

秀吉「(グワングワン!!)仕方がなかったのじゃ!連絡しなかったらワシの……ワシの命がぁぁあああ!」

和真「俺の命はどうなってもいいんですか!?」

 

胸ぐらを掴まれて激しく揺すられながらも秀吉は必死に弁明する。一方和真は今度は自身が全身から冷や汗をかいてテンパりまくる。自身の天性の直感もご丁寧に危機を伝えてくるが和真は逃げない…というか逃げられない。何故なら逃げれば余計に恐ろしいことになるとわかっているから。そうこうしている内に教室の扉が開き、

 

 

 

 

 

 

 

優子「…………(ゴゴゴゴゴゴゴ)」

 

和真顔負けの修羅と化した優子がゆっくりと入ってきた。と言っても先ほどの和真には足元にも及ばない程度の圧である。……しかし、それでも和真は震えと冷や汗が止まらなかった。相性というものはそれほど重要らしく、今和真の内心ではライオンの群れに囲まれたとき以上の恐怖感が渦巻いている。

優子は教室を見回して和真を視界に入れると、無言で距離をつめていく。逃げたいのは山々だが余計に状況を悪化させる上に、生来の負けず嫌いと意外と義理堅い面も相まってその場に硬直してしまう。

 

優子「…………和真、何か申し開きはあるかしら?

和真「………ろ」

優子「ろ?」

 

 

 

 

 

和真「ろんぐたいむのーしー優子♪」

 

 

 

ブチィッ!!!

 

 

 

こんな時でも小ボケを挟む和真の度胸には流石だと言いたいところだが、それが引き金となったのか優子の中で何かが切れたようだ。

 

優子「和真」

和真「……はい」

優子「空き教室は確保してあるからついてきなさい」

和真「や、あの優子さん?まだ時間に余裕はあるっちゃあるけどよ、大会前だってのにそんなことしてる場合じゃ-」

優子「き な さ い」

和真「………………はい」

 

有無を言わせぬ優子の迫力に押しきられる形で、和真は強制連行されてしまう。今の和真の脳内ではドナドナが流れているだろう。

 

姫路「だ、大丈夫でしょうか柊君……」

美波「愛子から聞いたけどここ数日の優子色々と凄かったらしいし、ロクな目には遭わないでしょうね」

 

残されたメンバーは多少の心配こそすれど、明らかに和真の自業自得なので同情する者は皆無であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和真にとって優子は恋人であると同時に、相棒であり親友であり姉であり……そして母でもあるような存在だ。蒼介が自身と対等である唯一の人物であるのに対し、優子は和真が大恩ある母を除いて唯一自身より精神的優位に立つことを許容できる人物だ。故に和真は優子に色々(授業態度など)と口うるさく言われても、口では鬱陶しがりつつも律儀に(少なくとも表向きは)守っているのだ。そしてそれを破ったことが優子に露見した場合おとなしく折檻されることを受け入れるし、今回の暴挙で優子の怒りを買うことは覚悟の上の行動であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………しかし、流石の和真とて…

 

 

 

 

 

 

 

 

バシィィイイインッ!

 

和真「い、痛ぁぁああっっ!?」

 

 

……高校生にもなって『お尻ペンペンの刑』を受けるとは思ってもみなかったに違いない。

空き教室まで連行された和真は、抵抗する暇もなくうつぶせの状態で優子の膝の上に乗せられる。あまりに屈辱的な体勢に気恥ずかしくなる和真だったが、そんな羞恥は直後に襲った鋭い痛みにかき消された。

 

優子「わるい子、わるい子っ!」

 

ペチーン! ペチーン! ペチーン!

 

和真「う、うあぁ!優子やめてぇぇ…」

優子「一週間も学校サボっちゃ、めっでしょ!」

 

スパァァアアアン!

 

和真「あ、あうぅぅぅ……!」

 

幼い子に言い聞かせるような口調とは裏腹に、振り下ろされる平手は容赦なく激痛を与え続ける。たかが女子の平手と侮るなかれ、手首のスナップと衝撃を浸透させる技法の複合により恐るべき威力を伴っているのだから。皮肉なことに、どちらとも他ならぬ和真が身に付けさせたものである。

 

パシィィイイインッ!!

 

和真「はううぅっ!?や、やめて……!もう許して優子ぉ……!」

 

同格または格上との戦闘以外で痛みを感じることが極小なため意外と打たれ弱い和真は、目尻に涙を浮かべながら懇願する。が、優子の返答は再度の尻叩きであった。

 

優子「許して……?そんな簡単に許してもらえると思ってるの?………アタシがどれだけ心配したか、アンタわかってるの!?」

 

パシイイィィイイインッ!!!

 

和真「ッッッ!?」

 

爆発した感情とともに放たれたそれは最大級の一撃ではあったが、そんな痛みなど気にならないほどの衝撃が和真を襲った。そして優子の激情はまだ収まることを知らず、動揺した和真を畳み掛ける。

 

優子「何の連絡も無しに突然いなくなって!(パァアアンッ!)何度も電話したのに出なくて!(パァアアンッ!)アンタの家に行ってもいなかった!(パァアアンッ!)何か事件に巻き込まれたんじゃないかって!(パァアアンッ!)心配で心配で気が狂いそうだった!(パァアアンッ!)アンタが自分のやりたいように生きるのは結構だけれど!(パァアアンッ!)そんなアンタも嫌いじゃないけど!(パァアアンッ!)

 

 

………アンタを心配してる人がいるってこと、少しでいいからわかってよ……!」

 

怒鳴っている内に我慢の限界が来たのか、言い終わる頃には優子の顔は涙で濡れていた。わからない筈は無い。そもそも和真ほどの聡明な人間なら、少し考えればこうなることぐらいわかって当然なのだから。

 

……和真は愚かなことに、考えないように必死で目を背けていたのだ。

“明鏡止水”の扉を開いた蒼介に勝つためには、自身も別ベクトルの境地“気炎万丈”に至ることは必須であると和真は確信していた。そのために今回の一週間は決して避けては通れないものであった。

 

長期休暇中に行う? 否。自身の都合で試召戦争の期日を遅らせるわけにはいかない。そんな我儘は自分を信じてくれるクラスメイト達の期待や、姫路のためだけに奔走した明久の努力を踏みにじることだと和真は思っている。

 

病気であると嘘をつく? 否。そんな嘘は優子がお見舞いにでも来られたらすぐにばれる。そして優子がお見舞いに来ることなど火よりも明らかだ。何より大切な人を欺くなど和真の矜持が許さない。

 

正直に洗いざらい話す? 否。どう考えても間違いなく止められるであろうし、よしんば認めさせたとしても守那との修行など余計不安にさせるだけだ(実際ライオンの群れに息子を生身で放り込むなどというクレイジー過ぎる内容であった)。

 

いくら考えても解決策は出ず、悪手だとわかっていながら現実逃避したのだ。優子が不安よりも怒りを覚えることに一縷の望みを託して。

結果はご覧の通り、和真は最愛の人を泣かせてしまうという大罪を犯してしまった。

背けていた現実をあらためて叩きつけられ、自身の我儘が優子を悲しませてしまったことへの大き過ぎる罪悪感と後悔、あとついでに尻への激痛があわさったことで……

 

 

 

 

 

 

和真「ゆ…う…こ……う、うぅぅぅ……うわぁぁぁあああああん!ごめんなさい……ごめんなさぁぁぃぃぃいいいいい!」

 

和真は号泣しながら謝罪の声を吐き出した。負けん気の塊のような和真のことだから、おそらく彼の両親ですら赤ん坊の頃以来見ることが無かったであろうレベルの大泣き。

「絶対に泣かす」という当初の目的を果たした優子は、かなり溜飲が下がったことと持ち前の母性本能から思わず抱き締めたくなる衝動に駆られたが、万全を期すために心を鬼にしてお仕置きを続行した。泣き声、叱責、お尻を叩く音の三重奏が空き教室全体を支配することしばらく、時刻が8時半になったあたりでようやくお仕置きは終了する。

 

優子「……和真、きちんと反省できた?」

和真「ヒック…グスン…ごめんなさい優子……もう二度としません……」

優子「よろしい♪」

 

やることをやり終えた優子は我慢の限界が来たのか弱りきった和真を胸元に抱き寄せ、甘やかすように優しく撫で始める。

 

優子「(ナデナデ…)よしよし、いい子いい子。頑張ったね和真。偉い偉い♪」

和真「ふにゃぁぁあああ……///。ゆ、優子…恥ずかしいから子どもあやすみたいな口調やめてくれ……///」

優子「ほとんど子供みたいなもんでしょうが。それにアタシ、この前アンタのお母さんからアンタの世話を一任されたしね」

和真「(ガバァッ!)いや何してんの母さん!?子育て放棄!?だとしたら結構ショック!」

優子「違うわよ……」

 

あまりにも寝耳に水な情報に夢心地から一転、現実に戻される和真。慌てふためく和真の頭を撫でて諫めつつ、優子は詳細を説明する。

 

優子「アンタあの人の前じゃ猫かぶってるんでしょ?『私じゃあの子の我儘も聞いてやれないし、甘やかしてもやれない。だからあなたに任せたい』って少し寂しそうに言ってたわよ。……たまには我儘の一つでも言ってあげたら?」

和真「簡単に言うがな優子……あの人はただでさえ()()親父の嫁って時点で間違いなく多大なストレスを被ってるんだ。これ以上負担をかけるわけにはいかねぇよ」

優子「アンタどんだけあの人のこと嫌いなのよ……。じゃあせめてたまにで良いから甘えてあげなさい。我儘の方は私が担当するから」

和真「何か仕分けみたいで嫌だなその表現……それに我儘だぁ?今回それで盛大に振り回されたってのに懲りねぇ奴だなお前は……」

優子「あら、勿論限度というものはあるわよ。アンタがまた今回みたいに度が過ぎることをやったら、またお仕置きしてあげるんだから。ペンペンってね♪」

和真「……あぅぅ///」

 

優しく抱き締められながらお尻を軽く叩かれ、もう何度目になるか数えるのも億劫だが和真は優子骨抜きにされた。

時間的に余裕があったため、完全に屈服しメロメロになった和真はひたすら優子に甘え続ける。

 

和真(…………今更かもしれんが、俺もう優子に逆らえないような気がする……)

 

その予感はおそらく外れない。“気炎万丈”を完全に習得し人外染みた強さとなった和真だが、どれだけ人間離れしても根っこの部分は変わらない。今までもこれからも、彼はおそらく優子の尻に敷かれっぱなしだろう。

 




蒼介「というわけでカズマ自業自得回だったわけだが、本編では語り切れなかった補足を私と飛鳥でやっていこうと思う」

飛鳥「うん、それはいいんだけど……和真は?」

蒼介「プライドを粉々にされたからしばらく出たくないそうだ」

飛鳥「意外とメンタル弱っ!?」

蒼介「奇しくも今回補足する内容は、カズマの精神的な脆弱性だ。本編でも述べた通りカズマは意外と打たれ弱いというか、物理的なダメージへの耐性がほとんどない。女子高生に耳を引っ張られたり尻を叩かれただけで泣かされるほどだ。……ここまで説明した内容に、この作品や番外編をじっくり読み込んでいる読者はある疑問が思い浮かぶはずだ。そう、西村先生に一本背負いされたときや私の木刀を全身に喰らったとき、はたまた生爪を自力で剥がしたとき、精神面は安定していたではないか?……という疑問が」

飛鳥「確かに……明らかにそっちの方が痛そうなのにどうしてかしら?」

蒼介「勿体ぶる必要は無いので率直に結論を述べると、それら全ては闘いの最中に負ったダメージだからだ」

飛鳥「えっと……それと何の関係が?」

蒼介「奴は生粋の戦闘狂だ。闘いの中の動揺は敗北につながるため、内に眠る無尽蔵の闘志や生来の負けん気の強さが無意識の内に精神面を補強しているというわけだ。だから戦闘中の奴は例え腕を切り落とされようと精神的に崩れることはない。そして戦闘面以外だが……反則的なまでの危機察知能力を持つカズマが日常生活の中でダメージを負うことはほとんど無い(まあ、奴の打たれ弱さもその危機察知の弊害なのだが)。しかし今回のようにダメージを避けられないときわその打たれ弱さは露呈してしまう。他には歯医者とか予防接種も該当するな」

飛鳥「注射と歯医者が苦手って……ますます和真のお子ちゃま度が上がっちゃうね……」

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