ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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15話 異変を解決した後はやっぱり宴だね♪

さて、少し時はたち……、現在地球連邦軍の本拠地がある無人島。その隣にあるもうひとつの無人島に地球連邦軍とTSMと三大勢力のトップ陣とグレモリー・シトリー眷属が集まっていた。

 

そして、その無人島に一つだけある建物の中でみんなが集まっていた。

 

見た目は巨大なドームだが、中はとても豪華に着飾っていた。そして、その中心に天井が開いた会場がありそこで、全員がドレスやスーツをきてパーティーをしていた。

 

そんな中、ステージに地球連邦軍の総司令官である結城家 現当主の結城光輝がマイクをもって立っていた。

 

「さて、みんなに今回ここに集まってもらったのは、今回の事件の無事に解決したという事でパーティーを開く事にしたから集まってもらったのだ。まずは最初に言うことがある。みんな…本当にありがとう。俺に力をかしてくれてとても嬉しく思う。おかげでツバサを無事に救出できた。これもみんなが力をかしてくれたおかげだ。本当にありがとう!」

 

そう言った光輝は頭を下げる。その光景に驚きつつも全員が『気にしないで』『当たり前の事をしただけさ』『好きでやってるからいいよ』……と数多くの励ましを言っていた。

 

それを聞いた光輝は何処か安心して嬉しそうな表情をしていた。

 

「――まぁ、言いたいことはそんなもんかな?取り合えずみんなお疲れさま。そして、此れからもよろしくな!」

 

光輝は言い終わるとワインの入ったグラスを持つ。それと同時に全員がグラスをもった。

 

「―――乾杯!!」

 

『乾杯!!!!!!』

 

ワァァァァァ!

 

その一言により一気に騒がしくなる会場。多くの者が酒を飲んで酔ったり、豪華な食事を片手に大食いしていたり、仲間同士で雑談したり、他の仲間同士で自己紹介したりなどなど……。各自でのびのびと楽しんでいた。

 

その頃、トップ陣のメンバーはというと………

 

「いや~、サーゼクスにアザゼルにミカエル。今回はほんとに助かったぜ~!おかげで此方はだいぶん楽になったよ。ありがとうな!」

 

「はははは!そんなお礼なんて要らないさ。僕たちはいつも世話になってるからね。此くらい当たり前だよ」

 

「そうだぜ?光輝。俺達の方が世話になってんだからきにすんなよ。此くらいあたりまえさ」

 

「そうですよ、私達の方がお世話になっていますのでこれくらいは手伝わせてくださいよ」

 

「はは、ほんとにありがとな。んじゃ、今日はとことん飲むか!!なぁ、レイジ」

 

「そうだな飲もうぜ、兄さん」

 

「そうだね」

 

「そうだな!」

 

「そうですね」

 

そう言いながらお酒を豪快に飲む男性陣

 

「まったく、サーゼクス様はいつもいつもいつも………」

 

「そうですよね。スゴくその気持ちわかりますよ、グレイフィアさん。私の夫である光輝様だってそうですもの」

 

「お二人のそのお気持ちスゴくわかりますよ。私もレイジに困ることぐらいありますもん」

 

「なんかごめんね~、家のバカ兄たちが~」

 

「本当にご免なさい。皆様。あんなバカな人達で……」

 

「ほんとよね。なんであんなバカなのかしら?もっと此方の気持ちにもなってもらいたいわ。ツバサの爪の垢でも飲ましてやりたいぐらいよ」

 

「あはは、みんなスゴく言うわね…。サーゼクスちゃんたちが少しだけ可愛そうかも」

 

女性陣は、お酒を飲んで酔いながら、それぞれ自身の夫と兄の愚痴り合いをしていた。

 

 

その頃、今回の被害者で異変(事件)を解決したメンバー。ツバサとグレモリー眷属のみんなは、シトリー眷属と共に仲良くパーティーを楽しんでいた

 

「あはは、ほんとに大丈夫ですか?イッセー。なんな無茶な覇龍を使ったくせに、まさかあんなエッチな方法で元に戻るなんて………。ほんとに変態さんなんですね」

 

「グサ!)うぐ!?……そ、そんなことないぜ?お、おお俺だってまさかそんな方法で元に戻るなんて思っていなかったんだからな!?」

 

「うふふ、私はイッセーが無事に戻れて嬉しいわ。ちょっとはずかしかったけども、貴方が無事なら安いものよ」

 

「うふふ、あらあら部長。スゴく嬉しそうですわね♪私もツバサちゃんが無事で何よりですわ」

 

「そうですね。ツバサ先輩が無事で良かったです」

 

「ホントだよ。僕たちみんな心配してたんだからね。」

 

「すみません、みなさん。おかげで無事に生還できたので、あらためてお礼を…。本当にありがとうございました♪」

 

「私からも、みなさん助けていただきありがとうございます。イッセーさんもありがとうございました♪」

 

「別に大丈夫だぜアーシア。俺はお前を絶対に守るからな!」

 

「はい♪イッセーさん!」

 

「うん、ほんとに良かったよ。私はとても嬉しいな」

 

「ほんとよねゼノヴィア。私もアーシアちゃんが無事で嬉しいよ~!」

 

「みなさんお疲れさまでした。ほんとに危なかったようですね」

 

「あら、ソーナ。ありがとう、あなた達も手伝ってくれたのよね?」

 

「えぇ、友人を助けるのは当たり前ですから。それに、前にツバサさんには助けてもらっているので」

 

「そうだったわね」

 

「よう!イッセー!随分としぶとく生きてるじゃねぇか!」

 

「おうよ!お前こそ生きてたんだな!」

 

「ま、無事で何よりだ。同じ兵士(ポーン)でライバルでもあるお前がいなくなったら面白くないからな。俺が倒すまで勝手に死んでもらっちゃこまるからな」

 

「へっ!勝手にいってろ!お前なんかに負けねぇーよ」

 

「「ははははははは!!!」」

 

「何故イッセーさんと匙さんは笑いあっているのでしょうか?」

 

「アーシア、気にしなくていいのよ。あれはいわゆる男の友情ってやつなのよ」

 

「ほう、あれが伝説の男の友情ってやつなのか。確か二人で笑いないながらどちらかが死ぬまで死合いをする儀式の様なものだろ?」

 

「違うわよ!ゼノヴィア!!男の友情っていうのわね?握手をしたあと、ひたすら肉弾戦をしてどちらかがギブアップか気絶するまで殴りあう戦いの儀式なのよ!!」

 

「いや、どちらも違いますよ!!二人ともなに言ってるのですか!?」

 

ゼノヴィアとイリナの謎の回答に突っ込んでいるツバサ。なんともおかしな教会シスターズである。

 

 

 

そんなこんなで楽しんでいるパーティー。そして時は流れるようにたち、今の時刻は深夜の3時。パーティー会場にいたものは酔いつぶれたりまた更に飲んでテンションが上がったりとして、よりいっそう騒がしくなっていた。

 

そんな中、光輝筆頭とする結城家兄弟姉妹とそのお付き(メイド)とサーゼクス、アザゼル、セラフォルー、ミカエル、グレモリー眷属、シトリー眷属が一度に集まっていた。

 

「何処にいくんだ?光輝さんよ~」

 

アザゼルが光輝に聞くと、光輝はアザゼルのほうを向いて口を開いた。

 

「いまから行くのは俺達兄弟姉妹と俺達の専属メイドしかいけない、特別な場所だよ。まぁ、特別な場所つってもただの和式の別荘だが、そこに行くにはこの特別な魔方陣でしかいけなくてな。まぁ、どんな場所かは、行ってからのお楽しみだな」

 

そう言い光輝は魔方陣を発動させる。一瞬閃光がはしり、しばらくして光が晴れるとそこにあったのは………巨大な和風の屋敷だった。

 

「……さて、ようこそ俺達専用の別荘へ。ここから見える月と夜空は綺麗でな。回りは自然に囲まれとても静かで落ち着く場所だよ。ちなみに、オーフィスである龍美とグレートレッドであるガイヤは既にちょっとした宴会の準備を済ましてある。まぁ、ゆっくりすんのに一番最適な場所なんだわ。取り合えず中にはいりな」

 

そうして光輝達は屋敷の中にはいる。そこにはとても豪華な作りで、和式の木の上質な落ち着く独特の匂いが屋敷に広がっており、とても柔らかく落ち着く静けさを出していた。

 

そして光輝達はどんどん屋敷の奥へと進み、丁度入り口から裏側にあたる場所に大きな縁側ができていた。

 

そこに腰をおろした光輝たちは、皐月たち三姉妹とメイドだけが何処かにへといきのびのびと休んでいた。

 

そして、縁側から見える景色はとても幻想的で素晴らしく、虫のリンリンリンという声に、風に揺れる森の静かな音。そして、まんべんにきらびやかな星の夜空にその中でもいっそうに輝きを放つ満月。とても綺麗な風景だった。

 

「お待たせいたしました。これは我が家で作っている自家製の日本酒です。お酒のつまみと一緒にこの風景を見ながらごゆっくりとくつろいでくださいね」

 

皐月たちは戻ってくるとてきぱきとお酒とツマミを用意する。

 

そんななか、グレモリー眷属やシトリー眷属は余程疲れたのか、静かに吐息をたてながら眠っていた。そんな人物たちにたいし、せっせと毛布を優しくかけていくツバサ。なんだかとても嬉しそうだ。

 

「嬉しいか?ツバサ。仲間って事を改めて実感できて」

 

光輝は嬉しそうにしているツバサにたいしてそんな事を言った。

 

「……うん。みんな、スゴく心配してくれて、更に助けに来てくれたなんて思うとね…やっぱりスゴく嬉しいんだ。

あ…あと、サーゼクスさん、アザゼルさん、ミカエルさん。今回は本当に助かりました。お陰さまで無事に帰還できました。本当に……本当にありがとうございます」

 

そう言い頭を下げるツバサ。それを見た三大勢力のトップ陣は優しそうな顔と声でイヤイヤという。

 

「それは此方の台詞だよ。君にはいつも危険な事に巻き込んでしまっていたからね。今回だって僕たちが確りと見ていればこんなことにならなかったのに。ほんとにごめんね?」

 

「そうだぜ、俺達だって光輝には言ったがかなり世話になってるんだ。これくらいはあたりまえさ」

 

「そうですよ、ツバサさん。あなたにはいつも大きなご恩があります。ツバサさんがピンチになれば助けるのは当たり前ですから。気にしないでくださいね」

 

「……ふふ、ありがとうございます。サーゼクスさん、アザゼルさん、ミカエルさん。……これからとよろしくお願いしますね♪」

 

『ああ/おう/えぇ』

 

そのあとグレモリー眷属とシトリー眷属を覗いたメンバーは月見をしながら夜が明けるまで宴会を楽しんだとさ………

 




さてと…、なんだかとても変なお話になりましたが、これでこの章は終わりですね。……やっと次の章へと行けますよ…。長かった…実に長かった………

まぁ、長くなったのは俺のせいでもあるのですが………

さて!次回はどんな物語にしようかな♪今後も頑張っていくのでこの小説を楽しんで見てください♪

それでは、また次回でお会いしましょ~!バイバイ♪

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