ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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どうも♪お久しぶりなのです♪

今回もはりきってヘタなりの頑張り具合で投稿していきます♪

それではどうぞ♪


4話 猫又姉妹を助けます!!其の2

―黒歌side―

 

「うぅ…ん…、ここはどこにゃん?」

 

私は目がさめると知らない部屋のふかふかのベットの上で寝ていた…。

確か私は…、あの屑の主から白音を連れて逃げていてけど限界がきて公園の森の中で休んでるとき、あの屑が来てしまい私は妹の白音だけでも助けようと頑張ろうとしたら、いきなり目の前に現れた少女があの屑を消し飛ばしたんだっけ…………。

 

「って!?そうよ!?白音は…!白音はどこにゃん!!」

 

私は、白音が怪我をしていたのを思いだしあわてていると扉が開いた…

するとそこには…青い髪を後でくくっていた綺麗な美少女がいた

 

「……あら?おきてたのね。ごめんね~。つー君を呼んでくるから待っててね?」

 

と言って、扉を閉めて何処かに行ってしまった…。

つー君って誰だろう?この家の主かな?私を助けてくれたあの少女だったりして…?まさか…ね…。

 

すると…また扉が開き誰が入ってきた、そこにいたのは………。

 

「意識が戻ったみたいだね。……おろ?そんな顔してどうしたの?」

 

そう…そこにはあの少女がいたのだった…。

 

―黒歌side out―

 

 

 

 

 

 

 

 

―つばさside―

 

俺はいま、猫又姉妹を寝かしていたなつる姉さんの部屋に来ていた…。

 

「大丈夫でしたか?あのまま貴女は相当体に疲労があったみたいで気絶してしまったのであなた達猫又姉妹を俺の家まで運んできました。」

 

そう…あのあと俺は気絶していた猫又姉妹を連れて家に帰ってきたのはいいが…、姉さん兄さん達にこんな時間に何処に行ってたのとその子達は誰なのと小一時間正座での説教をくらってしまっていたのだ…。とほほ………。

 

「あの時の…!でも、なんで私達を助けたにゃん?それに私の妹の白音は何処に行ったにゃん!!」

 

「はい。白音さん?なら隣のベットで寝てますよ?安心してください怪我も治してあげてますから。でも、あと数日は意識が戻らないでしょうね……。かなり疲労していましたから…。」

 

「そうなのかにゃん?私のせいで白音が……」

 

「それと、あなた達猫又姉妹を助けたのは、あの時いた悪魔達に襲われそうになってた所に、偶々とおりかかったので助けたにすぎないのですよ」

 

「そうにゃのか…。ありがとうにゃん…。でも、なんで私達が猫又って気づいたにゃん?」

 

なるほど…その質問をしますか…そんなの簡単な事です、なぜなら…。

 

「あなた達…今もですけど猫耳と二股の尻尾が生えてて妖力と仙術の力がでてたらわかりますって。」

 

「にゃッ!!」

 

お~お~。驚いていらっしゃる…。可愛いですね~。

っと、こんなことをしている場合じゃなかったんでした!!さっさと本題に入りますか

 

「所であなたのお名前は?」

 

「私?私の名前は黒歌11歳よ、横で寝てるのは妹の白音9歳よ…知ってると思うけど私達姉妹は猫又よ。」

 

「はい…。わかりました…。では、黒歌さん。あなたに――いや、あなた達姉妹に聞きます。これからどうしますか?」

 

そう…俺が聞きたかったのはこれだ…。流石に、俺は今は8歳なんだが、9歳と7歳の猫又姉妹をほっとくのは人としてどうかと思うので、聞いてみた…。

 

「私達は…親も死んで今まで白音と二人で暮らしてたにゃ…でも、あの悪魔のせいで私達は騙されてここにいた…。だから…宛はないにゃ…。」

 

「そう…ですか…。じゃ~選んで下さい!!

まず一つ目は、ここから出ていき白音さんと一緒に最初の生活に戻る。

次に二つ目は、俺の兄さんがサーゼクス・ルシファーと親友みたいなので、グレモリー家とも繋がりをもっているのです…。グレモリー家は純愛が深くて仲間を大切にすると聞きました。なので、グレモリー家にひきとられるか…。――そして最後に、この家で暮らすか…。

 

さぁ、決めてください!!」

 

俺はこんな事を言った…。しばらくの沈黙のあと…黒歌は喋りだした…。

 

「私達は…グレモリー家に行くわ…。でも、行くのは白音だけ…私はこの家からさって白音の目の前からもさるわ…………。私は…妹を巻き込んだ傷つけた、最低のお姉ちゃんだもの……もう…妹の前には出れないわ…。それにあなた達に助けて貰えたのにこれ以上迷惑もかけられないしね…。」

 

そう黒歌は喋っていた…。今まで辛い思いを一番してきた彼女が…妹を誰よりも大切にしていた彼女が…そんなことを悲しそうなでも決意をした顔でそう言った…。

でも、こんな事は悲しすぎる。また彼女が辛い選択をするなんて絶対駄目だ!だから俺は彼女目をを真っ直ぐにみて言った…

 

「わかりました…。妹の白音さんは、グレモリー家に保護してもらいましょう……。でも、あなたの願いは聞き取れません!!あなたは十分傷つきました…、これ以上傷つく事なんてないんです!!

それに俺がせっかく拾った命です!!そんなに罪滅ぼしをしたいのならここにいてください!!あなたがもう辛い選択を選ばなくてもいいんです。妹に対しての罪があるなら…ここで暮らして、生きて…。妹にもう一度会って謝ればいいんですよ!!貴女はもう家族ですから…」

 

俺は、彼女がもう辛い思いをしなくていいためにこんな提案をした…。彼女が拒否をしようとこれを変えるつもりは、毛頭ない!!だから…彼女を俺は家族に迎え入れようと思った………ただそれだけだよ。

 

「で…でも、あなた達の迷惑にもなるし…それに、不幸を呼ぶ女だし!!」

 

「そんなものいくらでもかけてください!不幸だって全部取り払ってあげますよ!!貴女は俺の家族になりました。だから家族なら遠慮は要りません…。むしろどんとこいです!!」

 

「本当に…。本当にいてもいいの?こんな私がいてもいいの…?」

 

「はい!いても良いですよ…。むしろいてください!!貴女は、もう家族ですから…。」

 

「う…うわあぁぁぁぁぁぁん!!」

 

彼女は大きな声でいままでたまってたものが落ちて泣いていた…。それを俺は優しく彼女を抱きしめ頭を撫でていた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しして、泣き止んだ彼女は顔を真っ赤にしてうつむいていた。

 

「そ…それで私はどうしたらいいの…?」

 

「そうですね~…、あ!!なつる姉さん?」

 

「ん…?なに?つー君?」

 

「なつる姉さんって秘書が欲しいって言ってたよね…?」

 

「うん…。言ってるわよ今も…ってまさか…!」

 

「うん…。そのまさかだよ…!それでいいかな…?」

 

「えぇ…!!いいわよ!!むしろ大歓迎だわ~♪」

 

「だ…そうです黒歌さん♪貴女はいまからこのなつる姉さんの秘書として働いてもらいます♪いいですね…?」

 

「うん…わかったにゃ!!これからよろしくお願いしますにゃん!なつるさん」

 

「うんよろしくね黒歌!あと、私は貴女と同じ11歳だからなつるでいいわよ?私も黒歌ってよぶからね」

 

「わかったにゃん。じゃよろしくね?なつる」

 

「えぇ、改めてよろしくね。黒歌」

 

と…なんだかんだで黒歌が家族に加わった

 

「ところでずっと気になったんだけど、つー君って呼んでるけれどなんで君なのにゃ?女の子でしょ?」

 

黒歌の言葉に固まる俺と、笑いを必死に抑えるナツル姉さん。……ナツル姉さん失礼です

 

「な、なんで笑うにゃ?」

 

「ふふふ、ごめんなさい。ちょっと面白かったから。それはね黒歌。この子はこんな見た目だけれど歴とした男の子なのよ。……いや、男の娘かしら」

 

「え…えええええええ!?これで男の子だったのにゃ!?全然見えない…………これが噂に聞く男の子…いや男の娘なのね」

 

「そうなのよ、黒歌。だから、つー君の事も宜しくね?この子は甘えん坊だから」ボソ

 

「わかったにゃ」ボソ

 

最後の方だけなんか小さい声で言ってて聞こえなかったけれど、なんだかさっそく仲良くしていたのでそれでもいいと思う俺だった。

 

さてと…あれか二時間程姉さんと黒歌さんが今後について話し合いをし、今は長男のこうき兄さんの部屋にいる…。

そして、俺達(こうき兄さん含め)の目の前に魔方陣がある。

 

「黒歌さん?本当にいいんですか?妹さんのこと…?」

 

「うん…。いいんだにゃ。私は白音を傷つけた…どんな理由であってもこの事はかわりないにゃ…。だから白音のを傷つけた罪を私は背負い、この罪の意識が消えるまで私は白音にあわにゃいにゃん。白音と離れるのは、寂しいし悲しいけど私が決めたことなのにゃん。だから…お願いします…。」

 

「わかった…。兄さん?お願い。」

 

「了解…。」

 

ブウォン ピカッ!!

 

目の前にあった魔方陣が紅く光った!!そして、一瞬の光がおさまるとそこには、赤よりも紅い髪をもつイケメンの青年と銀髪のメイドがいた…。

 

「や~、こうき君久しぶりだね~。元気にしてたかい?」

 

「よう…!サーゼクス!いや~何時も通り元気だぜ俺はな!!」

 

はっはっはっと兄さんは高笑いをしていた…。この人誰なんだろう?サーゼクス?何処かで聞いたことがあるようなないような?

 

「おっと、そうだった…!お前に紹介するは…

冥界で悪魔をしきっている四大魔王の一人にして、最強の魔王…魔王サーゼクス・ルシファーと、横にいる銀髪のメイド服を着たメイドは、このサーゼクス・ルシファーの女王にして妻のグレイフィア・ルキフグスだ。」

 

「私が、魔王サーゼクス・ルシファーだ。そして、隣にいるのが私の女王にして妻のグレイフィアだ」

 

「グレイフィアです。」

 

と、紹介と挨拶をされた…。なるほど…どうりできいことがあるし、この膨大な魔力にも納得がいったよ。

 

「ところで、こうき君どうしたんだい突然呼び出して?」

 

「ちょっとサーゼクスに頼みたいことがあってね、グレモリー家に保護して貰いたいんだよこの子を…。」

 

そう言って、兄さんはお姫様抱っこをした白音をサーゼクスさんに渡した。

 

「この子は…?」

「うん…?あーこの子はな…。つばさ説明してやれ…。」

 

「わかった…。」

 

そう言い俺はうなずき、兄さんの後ろから一歩前に出て兄さんの隣にたった。

 

「君は…?」

 

「申し遅れました…。僕の名前は、結城つばさ。このこうき兄さんの弟であり、地球連邦軍・特殊部隊特別調査班・総隊長を務めさせてもらっています者です…。魔王サーゼクス・ルシファー様、どうぞよろしくお願いします…。」

 

俺は丁寧にお辞儀をして挨拶をした。

 

「そうか…。君がこうき君が話していた自慢の弟か…確かに自慢したくなるね…」

 

はい…?それはどう言うことなのでしょう…?

 

「はっはっはっ。だろう!そうだろう…?こいつはな見た目はこんなんだかかなり礼正しくて賢くて、それに凄く優しくも強い!!俺達の誇る弟だ!!」

 

なッ!!そ…そんなことをこの人に話していたの…!!はずかしいよ…もう…///

 

「にしても、本当に絶世の美少女にしか見えないのに、これで男の子とはね~…。いや、男の娘か。」

 

「はい…こう見えても男の子ですよ~。」

 

「だろう?だから言っただろうこれが俺達の弟でもあり妹でもある自慢の家族だ!!」

 

「いや~本当にね~また今度自分たちの妹と弟について熱く話そうじゃないか!!こうき君!!」

 

「おッ!いいね!!俺達の自慢の弟を熱く語ってやろうじゃぁ~ないか!!」

 

なッ!?そんな恥ずかしい事を話さなくて良いじゃないですか二人とも~!!

てか、サーゼクスさんにも妹さんがいるのか。苦労してそうだな~。色んな意味で…。

 

バシンッ!!

 

そんな事を考えていると何かで頭を叩く大きな音が聞こえた…。

 

「サーゼクス様!光輝様!少し落ち着いてくださいツバサ様が困っております!!」

 

するとそこには、頭を抱えて地面にうずくまる二人の男性と右手に1メートル程の大きなハリセンを持ったグレイフィアさんがいた…。

あのハリセン何処から出したのだろう…?

 

「すみません…。つばさ様…。我が主が五月蝿くなったのとあなた様のお兄様を叩いてしまいまして…。」

 

とても申し訳ないような顔をしてグレイフィアさんが謝ってきたのだ。

 

「いいんですよ、グレイフィアさん!むしろ有り難うございますこれで話ができます…。

とッ…とりあえず話をしますね…!///

黒歌さん来てください…。」

そう言って、慌てながら話を変えて黒歌をよんだ…。

 

「うん…。初めまして。魔王サーゼクス・ルシファー様。私はこの妹の白音の姉…黒歌と申します。そして、二人とも猫又で、その中でもレアな猫魈と言われる者です。

そんな私が、サーゼクス様に折り入って頼みたいことがありこの場に呼ばせてもらいました…。」

 

「……うん?黒歌…? あ〜、そう言えば上級悪魔のカムデスが[私の眷属を殺しあげく私にこのような大きな傷を負わして逃亡した、黒歌と言う猫又をS級はぐれ悪魔として指名手配してほしい]と言ってきたのだったな…。とう言うことは君がその黒歌君だね」

 

「えッ…!!」

 

「なんだとッ!!」

 

と…サーゼクスさんはそんなことを言った…。あのクズ黒歌をそこまで追い詰めたいのか…やはり殺して正解だったようだ!!

 

「ちょっと君に話があるんだが…」

 

「待ってください!!サーゼクス様!!」

 

俺は大声で叫んだ…。

 

「なんだい?つばさ君?」

 

「はい…、その上級悪魔に関してですが、その悪魔はここにいる黒歌と白音の猫又姉妹を助ける為に眷属になれと黒歌に言ったそうなんです…!!ですが、黒歌が頑張りに連れてその力をメキメキと伸ばしていきました…。だが、それを知ったとたん黒歌に無茶な力の拡大をしようとしたあげく、その妹の白音にも手を伸ばそうとしてその悪魔から逃げていました…!!

ですが、つい先日…黒歌達猫又姉妹は力尽きとある公園の中にある森の中で限界がきて、休んでいるところに奴等がまた黒歌を無理やり眷属にいれようとして襲われていたのです…!!」

 

「ふむ…、それで?」

 

「はい。それでたまたま散歩をしていた俺はその公園で人払いの結界が張られていたのにきずき、その結界を破壊したら、その悪魔に襲われそうなっていた猫又姉妹を発見して、その悪魔を殴り飛ばして助けました。」

 

「なるほど…。それでその悪魔は?」

 

「はい…、その悪魔は黒歌を襲おうとして更に、俺を奴隷にしようと眷属総出で襲ってきたので、眷属もろとも消し飛ばしました…。だから、黒歌は悪くありません!むしろ悪いのは全部あの悪魔ですし、その悪魔を殺したのは黒歌じゃなくて俺なんです!!それに、その妹も巻き込まれただけなので、グレモリー家に保護させてもらえないのでしょうか?今日会ったばっかりなのに信じてもらえるか分かりませんがお願いします!!」

 

俺は、地面に頭を勢いよくぶつけて土下座をした…

 

「なるほど…。事情はわかった…。黒歌だったね?君の妹の白音君をグレモリー家で保護させようとしよう」

 

「……えっ!? いいんですか…?でも、なんで?」

と…予想だもしない答えがかえってきたので間の抜けた声を出してしまった…。

 

「いや…なに…、あの上級悪魔には黒い噂しか流れてなくてそもそも信じてなかったのだよ…。しかし証拠も無いのに疑うのとは出来ないのでS級悪魔認定をしたのだが、それも消しておこう…。もう…不必要な物だからね…。」

 

「ありがとう。ございます!!サーゼクス様!!でも、なんで俺を信じてくれたのですか?」

 

「それはね…、君のお兄さんは僕の数少ない親友なのだよ…それに命の恩人だしね…。そんな彼が自慢そうに嬉しそうに君の事を話していたからね~。そんな君を疑うのことは、こうき君を疑うのことになるからね…。だから、君の事を信じるよ…。それに、君は嘘をつく人なのかい?そうでは無いだろう?だから私は君の事を信じるんだよ」

 

なんて事を言われた…。まさか兄さんがそんな事を言ってたなんてな~。家族に愛されるって良いことなんだな~。ふふふ…今度こうき兄さんに何か作ってあげよう

 

「ありがとございます!!サーゼクス様!!妹の白音をどうぞよろしくお願いしますにゃ!」

 

「わかったよ。黒歌君。でもきみはいいのかい?一緒にこなくて?」

 

「はい…、私は白音を傷つけてしまいました、辛い思いをさせてしまいました…。だからせめて、私はこの罪を背負い生きていこうと思ったんです。この罪が消えるまで、ここでこの人達と共に暮らして行きます!!そして罪が消えたときもう一度白音を迎えに行こうと思います…。それまで白音の事をお願いしますにゃん…」

 

「わかった…。それまでグレモリー家で保護させてもらおう…。グレイフィア頼む…。」

 

「わかりました。サーゼクス様。」

 

と、グレイフィアさんは白音を担いで帰ってしまった…。

そして、サーゼクス様は兄さんと少し話したあと、サーゼクス様も帰ろうとすると、黒歌が止めた…。

 

「どうしたんだい?黒歌君?」

 

「サーゼクス様?白音が目覚めたらこの手紙を渡してください(お姉ちゃんは少し力を制御するために旅に出ます、白音をもう巻き込みたくないのでグレモリー家に置いていくことを許してください…

でも心配しないでください…。必ず迎えに行きます。

お姉ちゃんは白音の事が大好きです。白音はどう思っているかわからないけど、私は白音が大好きです…。だから、白音が私の事を大好きでいてくれるならグレモリー家で待っててください!!必ず必ず白音の事を迎えに行きます…!!

それまで待っててください…黒歌より)…と、

白音にどうか伝えてくださいお願いします…!!」

 

「わかった…。必ず伝えようあなたの妹さんにね…。では、もういくよこうき君。」

 

「あぁ…またなサーゼクス」

 

「えぇ…また来てくださいサーゼクス様。その時はお茶も用意しておきましょう♪」

 

「えぇ、ありがとう。それとつばさ君?」

 

「はい?なんでしょう?サーゼクス様?」

 

「その、サーゼクス様はやめてもらえないかな?さすがに、こうき君の弟にそう呼ばれると歯がゆいのでね。サーゼクスと呼んでくれないかい?それかお兄さんでもいいよ!!」

 

お兄さんって、えらくフレンドリーな魔王様な事で…。もしかしたら、魔王様全員こんな感じなのかな~。まっとりあえず…

 

「はい、わかりました。さすがに魔王様相手にお兄さんはおかしいので呼べませんが、サーゼクスさんと呼ばせてもらいますよ…。」

 

「む~…。そうなのかそれは残念…。では、またお会いしようつばさ君」

 

そう言って笑いながら魔方陣から帰っていった…。

 

「じゃあ…黒歌、改めて自己紹介するから下のロビーに集まってこうき兄さんもなつる姉さんも。外の兄さん姉さん達が待ってるよ」

 

そう言い俺達は下に降りリビングに行くとそこには外の兄さん姉さん達が全員そろっていた。

 

そして、俺達結城家の紹介が始まった…。

 

「まずは、俺からだ。

俺の名前は結城光輝(ゆうきこうき)…地球連邦軍の総司令官と強襲戦闘部隊の隊長をやっている。この家族の中では最年長で長男でコイツらのお兄さんだ…!!

ま、呼び名は好きに呼んでくれ!!これからよろしくな!!」

 

「次は俺か、俺の名前は結城レイジ…。地球連邦軍の副総司令官と近距離特攻部隊隊長をやっている。この家族の中は兄さんの次に歳をとっているぞ。そして男子の中では次男だ…。

家の中ではレイジやレイ兄と呼ばれているが、俺も呼び名は好きに呼んでくれ!!これからよろしくな。」

 

「次は私か。私の名前は結城皐月(ゆうきさつき)よ!地球連邦軍の総合戦闘部隊の隊長をやっているわ。

総合部隊は簡単に説明すると、色んな武術や魔法や種族が合体した戦闘部隊なの。ま~、つばさの部隊があった部隊って思ってくれたらいいわ。

私は長女よもちろん兄さん達は私の上ね。私の呼び名も好きに呼んでいいわ。これからよろしくね」

 

「じゃぁ~。次は私か。改めまして、私の名前は結城ナツル。

私は地球連邦軍・総合魔法部隊隊長をやっていますわ。私は次女で、呼び名も好きに呼んでくださいね。よろしくお願ね!」

 

「私の名前は結城優子よ!

私は地球連邦軍・治療回復部隊の隊長をやっているよ。私は三女で、この姿から分かると思うけど…私とつばさは双子なの。私が姉でつばさが弟ね。呼び名も皆と同じね。これからよろしくお願いね~♪」

 

「じゃぁ~最後に…。改めまして!黒歌さん。僕の名前は結城翼! 地球連邦軍・特殊部隊特別調査班総隊長をやっています!この家族の中では一番下で更にゆうこ姉さんの双子の弟です。呼び名はつー君で愛称されています…!!貴方を家族として迎え入れますよろしくお願いします!

あと、こう見えても男ですので、間違えないでくださいね?」

 

「私の名前は黒歌。猫又で猫魈の妖術と仙術が得意な妖怪にゃん!ふつつか者ですがこれからよろしくお願いしますにゃん!!」

 

「「「「「「「よろしく(な)(ね)(お願いします)黒歌(さん)(ちゃん)」」」」」」」

 

「うん!!よろしくにゃん♪」

 

こうして…黒歌は無事結城の一員となるのだった♪

 

―つばさside out―

 

 

 

―黒歌side―

 

これで…私もこの結城家の一員となれたにゃ

 

白音に会いたいけど、今の私はダメダメにゃん…。だから、白音が自慢出来るような立派なお姉ちゃんになって見せるにゃん!!

明日から結城家の為にがんばらにゃいとにゃん!

 

 

にしても、驚いたにゃん…。女の子かと思ったら男の子だったなんて……。あの見た目で男の子なんて反則にゃん…

 

でも、それならこのドキドキは大丈夫だにゃん…。よし!つばさを振り向かすために、女も頑張って磨かないとにゃん!!///

 

―黒歌side out―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―魔王side―

 

ふむ…なかなかこうき君の弟君は、実に面白かった♪

そして、あの弟君は一目見ただけで強いと確信が出来た…。其れほど彼が強いと言うことか…。

彼が悪魔陣営に来てくれると嬉しいんだがね~。

 

「サーゼクス様。白音様が目覚めました。」

 

「そうなのかい?ありがとう。グレイフィア…。

さぁ、行こうか…。」

 

あの事を伝えなければいけないからね。あの弟君と黒歌君の願い…。しっかり守らなくてはね…。

 

―魔王side out―

 

 

 

 

 

 

―白音side―

 

 

「あれ…ここは…。」

私は確か森の中にいたはずなのに…。そういえば姉様は?

 

「やぁ。君が白音君だね…?」

誰かの声が聞こえたので、声がした方に顔を向けるとそこには、紅い髪の人と銀髪のメイドさんがいた

 

「私は魔王サーゼクス・ルシファーと言うものだよ。隣にいるのが私の女王・グレイフィアだ君に話たいことがある…。」

 

魔王様が私に話たいことがあるって一体なんでしょう ?

 

「君のお姉さんと話した…。」

 

「!!!?」

 

私は驚いた姉様と話したと言ったのだ。見た感じ姉様は此処にはいない!じゃぁ姉様は今何処に…!!

 

「君のお姉さんは君達姉妹を助けた人物に手助けをもらい、君のお姉さん…黒歌君は1人で旅に出たよ…。」

 

「えッ!!そんなッ!!姉様はッ!!」

姉様は私を置いて1人で旅に出たなんて…。黒歌姉様はやっぱり私が邪魔だったのかな…。私がいたから姉様は疲れて此処に置いていったのかな…。やっぱり姉様は私の事が嫌いなのかな…。

 

そう思うと…私の顔に一粒の涙がこぼれ落ちた…。

 

「それと、君のお姉さんから君が起きたら渡してくださいと頼まれた伝言が書かれた手紙があるんだ…。聞くかい?」

 

黒歌姉様からの伝言が? 一体なんだろう…。

 

「はい…聞きます…。」

 

「そうかい…。なら言うよ?

(お姉ちゃんは少し力を制御するために旅に出ます、白音をもう巻き込みたくないのでグレモリー家に置いていくことを許してください…

でも心配しないでください…。必ず迎えに行きます。お姉ちゃんは白音の事が大好きです。白音はどう思っているかわからないけど、私は白音が大好きです…。だから、白音が私の事を大好きでいてくれるならグレモリー家で待っててください!!必ず必ず白音の事を迎えに行きます…!!

それまで待っててください…。黒歌より)と…、君に渡してと言われた手紙を渡したよ…。君はこれからどうするのだい?」

 

姉様がそんな事を…………………!!姉様は、私の事が嫌いじゃなかった…。姉様は私の事が大好きだった…。姉様は必ず迎えに行きますと言ってくれた…。 なら、私が行う事はたったひとつ…

 

「私をグレモリー家においてください…!!私は姉様が戻るまでずっと…ずっと…待ち続けています!!姉様が約束を破った事は今までで一つもないです。だから…姉様が迎えにくるその日まで私は待ち続けたいんです…!!お願いします!!魔王様!!」

 

「わかった…!!君をグレモリー家に保護しよう♪これからよろく…白音さん?」

 

「はい…!!よろくお願いします!!サーゼクス・ルシファー様」

 

こうして私はグレモリー家に保護してもらうことになった…。

姉様…必ず迎えに来てくださいよ?早く来てくれないと姉様の事を本当に嫌いになってしまいますからね…♪

私の大好きで誇りに思ってるお姉ちゃん♪

 

―白音side out―

 

―???―

ふふふふふ………………!!

やっと…やっと見つけたぞつばさ…!!

貴様を…闇に覚醒させ我が下僕にしてやるぞ…

あの時は邪魔が入ったが今回は失敗するまい…。それまでのうのうと生きてるんだな…

――なぁ……つ・ば・さ

 

―???―

 




さ~、今回はこんな感じで終わらせました~。
僕的に黒歌・白音姉妹は仲良くしてほしかったし、白音は原作通りグレモリー眷属にいてほしかったのでこんな感じでやりました。

あと、黒歌は仙術を使って性別を見ることもできます。

はてさて…最後の奴は誰なんでしょうか…!!
最後の奴は今作の主人公の前世に関わる者ですが、まだ詳しくは言えません…!!
さ~、頑張って書いて行きますよでよろくお願いします…!!

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