ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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とぉぉぉぉぉっても遅れてしまい……すみませんでいたぁぁぁぁぁぁm(__)m!!!!!!

言い訳をさせてもらえますと、ちょっと家の用事が忙しくなかなか更新が出来ませんでした!!

これからは、また一週間に1話位のペースで書いていくので、こんな作者ですがどうか末長く見守ってください!!

それでは…どうぞ、ゆっくりしていってね♪


6話 温泉です♪

「そうか、シトリー家と対決とはな」

 

会合後、俺たち全員はグレモリー家の本邸に帰ってきた。そこで出迎えてくれたのは……アザゼルだった。それから広いリビングに集合し、アザゼルに先ほど話した内容を話した。

 

「……対戦日まで約二十日間か」

 

「しゅ、修行ですか?」

 

アザゼルの言葉にイッセーが訊くと、アザゼルはうなずく。

 

「当然だ。明日から開始予定。すでに各自のトレーニングメニューは考えてある」

 

「でも、俺たちだけ堕天使総督のアドバイス受けていていいのかな?反則じゃないんですか?」

 

イッセー……。そんなわけないでしょうに…。ちゃんと各チーム平等にしていますよ~

 

「別に大丈夫だ。副総督のシェムハザが各家にアドバイス与えているくらいだし、俺は色々とデータを悪魔側に渡したつもりだぜ?あとは若手悪魔の己のプライドしだい。強くなりたい、種の存続を高めたい、って心の底から思っているのなら脇目を振らずだろうよ。それと――」

 

アザゼルはこっちを見て真剣な表情で言った。

 

「ツバサ………お前体の調子が悪いな?」

 

……!? な…なんでわかったんだろう?

 

「お前『なんでわかったんだろう?』って思ってるだろうが、いつもお前の魔力と体の研究をやってたんだぜ?なら、今のお前の魔力の乱れぐらいすぐにわかるさ」

 

アザゼルは自信満々にそう言った。……うぅ、確かにアザゼルの言う通り今は物凄く体調が悪いです…。まぁ…、原因は確実にあのキレた時に内から放出して暴走しかけた自身の魔力を、暴走して外に放出しないように内に無理矢理押し込ませたのが一番の原因だろうね~……。

 

「大丈夫なのか?」

 

アザゼルが心配そうに言った

 

「大丈夫ですよ~。これぐらいなら、何時もの事なので大丈夫ですね~。よく、コウキ兄さんとレイジ兄さんの喧嘩の仲裁で出しすぎた魔力を無理矢理体内に押し込めてるので、よく体調が悪くなるので。それに、これは少ししたらいつも通りに元気になるので、一時的な物と考えてくださいね?」

 

俺は心配ないですと強調していった。アザゼルは『わかった』と短く答えて終わった。

 

「まぁ、そういうことだ。明日の朝、おまえたち全員は庭に集合。そこで各自の修行方法を教える。覚悟しろよ」

 

切り替えてイッセーたちに言うアザゼル。

 

『はい!』

 

リアスさんたちは声を合わせて返事をした。

 

皆が笑い合う中で、一人――白音だけ元気がないように見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お話がまとまった所で、温泉のご用意が出来ましたのでよろしければご利用ください」

 

ちょっとした雑談の中、グレイフィアさんが現れて報告してくれる。

 

おぉ~、温泉!やったぁぁぁ!!

 

「お、いいねぇ! やっぱり冥界といえば温泉に限る」

 

グレモリーの庭の一角にポッツリと存在している温泉。

 

グレモリー家の温泉は冥界でもかなり有名なんですよ。俺も、何度かサーゼクスさんとグレイフィアさん、それにミリキャスと一緒に入った事がありますしね。本当に気持ちいいのですよね~。

 

「さて、私達も入りましょうか。」

 

そう言いリアスさんが立ち上がる。

 

「あ…!私も入るにやぁ~♪」

 

「私もよろしいでしょうか?」

 

そこえ、今回コウキ兄さんとレイジ兄さんの護衛で来ていた黒歌とレイナーレがそう言った。因みに先程までこの雑談に二人は参加していた。最初は始めて出会った堕天使のレイナーレにゼノヴィアが警戒するが

、俺が実家でメイドをやっていることと、イッセーとアーシアが大丈夫だと言うことを説明したので、すぐに仲良くなった。そのあとは、昔の事を忘れてリアスさん達グレモリー眷属と仲良くお喋りをしていた。特に女子と恋話で盛り上がっていたのだった。

 

「えぇ!勿論良いわよ♪さぁ、皆お風呂に行くわよー」

 

『おぉ~』

 

女子組はリアスさんの言葉にイキイキとした返事をした。

 

よし♪皆も行くところだし俺も行くかぁ~

 

「おう!お前ら男子組も行くぞ!!」

 

『おぉー!!』

 

アザゼルの言葉に俺達男子組も元気よく返事をする

 

そして、俺達は悪魔文字で書いてある『男』ののれんを潜って、脱衣所へ行く。

 

脱衣を済ませて、いざ温泉へ!!

 

俺はさっそくアザゼル先生とイッセーと共に浸かる。

 

「はふぅー……いい湯ですね~……癒されますねぇ~……」

あぁ~……気持ちぃ~なぁ~。やっぱりグレモリー家の温泉は最高ですねぇ~♪

 

俺はそんな事を思いながらゆったりとお風呂に入っているのだった

 

つばさ side out

 

イッセー side

 

俺達は今、温泉に使ってる。始めて部長の家に来たけど、まさかこんなにもデカくて更に温泉が付いてるもんだから驚いてばっかりだぜ。にしてもやっぱり温泉は気持ちいいな。

 

「旅ゆけば~♪」

 

俺の隣で温泉に浸かりながら、鼻歌交じり時の歌を歌っているアザゼル先生がいた。黒い十二枚の翼も展開にしている。

 

「ハハハハ、やっぱ冥界――地獄といえば温泉だよな。しかも冥界でも屈指の名家グレモリーの私有温泉とくれば名泉も名泉だろう」

 

なんとも温泉に浸かりなれている総督さまだぜ。俺の家にも部長に改造されて温泉はあるけど、室内だしな。

 

「そうですねぇ~。やっぱりグレモリー家の温泉は最高ですよぉー……」

 

なんとも間延びした気の抜けた声を出しながら幸せそうな顔で温泉に浸かっているつばさちゃん。……くぅー!まさかここにきてつばさちゃんの身体を合法的に拝めるとは!感謝感激だぜ!! にしても…、今回改めてわかった事はつばさちゃんの身体は胸と男の大事な所を見ない限り絶対女の子と間違えるレベルだな…。 なんせ、部長や朱乃さん…ゼノヴィアや黒歌さん等に負けない位の括れ具合にきめの細かい雪の様に白い肌に簡単に折れてしまいそうなぐらいの細いスラッとした腕……、更には小ぶりながらも綺麗なお尻と………。何処をどう見ても女の子にしか見れない。本当…生まれてくる性別を間違えたんじゃないかとつくづく思ったな…。そりゃぁ~、学校で『絶世の男の娘』と呼ばれるだけはあるよな!

 

「(……ん?そういや、男の娘関連でギャー助はどこだ?いくら女装っ子だからって、裸の付き合いをできないのはどうだろうか?)」

 

そんな事を俺は思い入り口の方を見ると……案の定、ウロウロしているギャスパーがいた。

 

俺は一旦上がって、ギャスパーのもとへ。

 

「おいおい、ほら、温泉なんだから入らなきゃだめだろう」

 

入口のギャスパーを捕まえる。

 

「キャッ!」

 

かわいらしく声を上げるギャスパー。

 

俺はこのままだと違う世界に行きかねないと思い、有無を言わさずにギャスパーを抱え上げた――お姫様抱っこで。

 

そして、一気に温泉にへ――。

 

ザパ――ンッ!!

 

放り投げてやった。

 

「いやぁぁぁぁぁん!あっついよぉぉぉぉ!溶けちゃうよぉぉぉ!イッセー先輩のエッチィィィィッ!!」

 

『イッセー、ギャスパーにセクハラしちゃだめよ?』

 

木霊したギャスパーの絶叫に部長が答えた。そのあと、女子たちのクスクスという小さな笑い声が聞こえた。恥ずかしい!!

 

ザバ――ン!!

 

俺はたまらなくなり、温泉に飛び込んだ。

 

引きこもりを温泉に入れただけなのに……。

 

浮かび上がった涙目の俺に、先生が声をかけてきた。

 

すごくいやらしい顔なんですけど……。

 

「ところでイッセー、女の胸を揉んだことはあるか?」

 

「は、はい!こう手でモミモミっと!」

 

「そうか、じゃあ……こう、女の乳首を指でつついたことはあるか?」

 

「い、いえ。まだです」

 

宙を指で押すようにしていた先生が、俺を見て嘆息した。

 

「なんだ、おまえ。乳を指でつついたことがないのか?乳首をな、『ポチッ』とじゃなくて、『ずむっ』とつつくんだよ。指が胸に埋没していく様は圧巻だぜ?」

 

「(なん……だと……?)」

 

直後、俺の体中に電撃が走った。

 

た……確かにデカいおっぱいの場合、どこまで指が埋まるのか気になるが……しかし!!

 

「ち、乳首は玄関のブザーじゃないんですよ!?」

 

しかし、先生は俺の言葉に首を振り、にやける。

 

「いや、あれはある意味ブザーに近い。押すと鳴るんだよ。『いやーん』って」

 

「――ッッ!!!」

 

再び俺の体中を電撃が走った。

 

「おっぱいって、乳首って、そんなに機能があったんですね」

 

直後、俺の耳に女の子たちの声が届いた。

 

『あら、リアス。またバストが大きくなったのかしら?ちょっと触ってもいい?』

 

『そ、そう?ぅん……。ちょっと、触りかたが卑猥よ、あなた。って、そういう朱乃も前よりブラジャーのカップ変わったんじゃないの?』

 

『前のは多少キツくてもそのままにしていたものだから……。けれど、最近は大きく見せてもいいかなって思えてきたのよ。見せたい相手がいると、女は大胆になるわね、リアス』

 

『え? 別にそんな……ふぁっ! ちょ、ちょっと、なんで揉んでるのよ!?っふぁん!さ…先っぽまで摘まないで!』

 

『うふふ、相変わらず感度がいいわね』

 

『どれどれ~。私にも触らせるにゃ~』

 

『く、黒歌……ひあっ!? や、止め……そこは関係無いでしょ!』

 

『ほ~れほれ。ここかにゃ? ここがいいのかふぎゃっ!?』

 

『何をやっているんですか、姉様』

 

『まあまあ、ここは無礼講といきましょうよ、小猫ちゃん?』

 

『ひにゃっ!? あ、朱乃先輩、そこは……!』

 

『はぁ……羨ましいです。私もお湯に浮くくらい大きければ………』

 

『アーシア。私がクラスメイトから聞いた情報では、揉んでもらうと大きくなるそうだぞ。どれ、私が試してみよう』

 

『ちょ、ゼノヴィアさ……きゃうっ!? あ、だ、駄目ですぅ、こんなのぉ………』

 

『む、そういえば、「好きな相手」というのが抜けていたな。まあいい、もう少し堪能させてもらおう』

 

『白音ー!お姉ちゃんも一緒におっきくしてやるにゃん♪』

 

『ね、姉さまも…、やめてくださ…』

 

『ふむ…なんだか、凄く興奮してきたぞ…?』

 

『はぁん!!ダ、ダメですぅ!ゼノヴィアさん!あっ……うぅぅん……そんな、まだイッセーさんにもこんなことされて……』

 

『ふむ、アーシアのは私と違ってさわり心地がいいな。なるほど、これなら男も喜ぶかも……ひゃ!!』

 

『ゼノヴィア、あなたは隙がありすぎるわよ。ほら』

 

『レ、レイナーレ!?くそ、不覚を取られた!こうなれば――』

 

『え?ちょっ、ゼノヴィア!?はゎっ!!』

 

『へぇ~、レイナーレにも隙があるぞ。ほら!』

 

『や、そこは……ぁあん』

 

「(…………)」

 

俺は女湯から聞こえてくる女子たちの会話に――興奮していた。鼻血がドバッ!!っと大量に流れて……あー、ヤバいな。早く止血しないと。

 

俺だって男だ。覗いてみたい!!男湯と女湯を隔てる壁!これを登ってあちら側を覗きたい!!

 

こうなったら………俺はどこかに穴がないかと壁周辺を調べてみるか!!

 

イッセー side out

 

 

つばさ side

 

さて………、つい先程まではとても良いお湯でしたけど、先程、イッセーはギャスパーを無理矢理お風呂に投げ込んだせいで、ギャスパーは変な声を出しながら叫んでいた。それを聞いた隣の女子風呂にいるリアスさんにからかわれて、イッセーは

顔を赤くしながら風呂に飛び込んだ。うぅ…顔にかかったよ………

 

すると、アザゼル先生は浮き上がってきたイッセーに話しかけた。

 

「ところでイッセー、女の胸を揉んだことはあるか?」

 

…………はい!?いきなり何言ってるんですか!!この人は!!!

 

「は、はい!こう手でモミモミっと!」

 

イッセーも答えないでよ!!

 

「そうか、じゃあ……こう、女の乳首を指でつついたことはあるか?」

 

「い、いえ。まだです」

 

宙を指で押すようにしていたアザゼル先生が、イッセーを見て嘆息した。

 

「なんだ、おまえ。乳を指でつついたことがないのか?乳首をな、『ポチッ』とじゃなくて、『ずむっ』とつつくんだよ。指が胸に埋没していく様は圧巻だぜ?」

 

そう言うアザゼル先生に、イッセーは驚いた顔で固まっている。 

もうだめだぁー……この人達ぃ~……

 

「ち、乳首は玄関のブザーじゃないんですよ!?」

 

しかし、アザゼル先生はイッセーの言葉に首を振り、にやける。

 

「いや、あれはある意味ブザーに近い。押すと鳴るんだよ。『いやーん』って」

 

「――ッッ!!!」

 

まるで体中を電撃が走ったかのような衝撃的な顔をした。

 

も…もうやだぁ………この人達…変態だようぅ………

 

「おっぱいって、乳首って、そんなに機能があったんですね」

 

そう言ったイッセーはまるで何かを悟ったかのような顔になる。

 

うぅ…誰かどうにかしてよこの変態さん達をさぁー!!

なんで、俺の友達の男の人達は殆どが変態さん達ばかりなんですかー!!!!!!

 

そんな事を心の中で叫んでいると女子風呂から声が聞こえてきた

 

 

『あら、リアス。またバストが大きくなったのかしら?ちょっと触ってもいい?』

 

『そ、そう?ぅん……。ちょっと、触りかたが卑猥よ、あなた。って、そういう朱乃も前よりブラジャーのカップ変わったんじゃないの?』

 

『前のは多少キツくてもそのままにしていたものだから……。けれど、最近は大きく見せてもいいかなって思えてきたのよ。見せたい相手がいると、女は大胆になるわね、リアス』

 

『え? 別にそんな……ふぁっ! ちょ、ちょっと、なんで揉んでるのよ!?っふぁん!さ…先っぽまで摘まないで!』

 

『うふふ、相変わらず感度がいいわね』

 

『どれどれ~。私にも触らせるにゃ~』

 

『く、黒歌……ひあっ!? や、止め……そこは関係無いでしょ!』

 

『ほ~れほれ。ここかにゃ? ここがいいのかふぎゃっ!?』

 

『何をやっているんですか、姉様』

 

『まあまあ、ここは無礼講といきましょうよ、小猫ちゃん?』

 

『ひにゃっ!? あ、朱乃先輩、そこは……!』

 

『はぁ……羨ましいです。私もお湯に浮くくらい大きければ……』

 

『アーシア。私がクラスメイトから聞いた情報では、揉んでもらうと大きくなるそうだぞ。どれ、私が試してみよう』

 

『ちょ、ゼノヴィアさ……きゃうっ!? あ、だ、駄目ですぅ、こんなのぉ………』

 

『む、そういえば、「好きな相手」というのが抜けていたな。まあいい、もう少し堪能させてもらおう』

 

『白音ー!お姉ちゃんも一緒におっきくしてやるにゃん』

 

『ね、姉さまも…、やめてくださ…』

 

『ふむ…なんだか、凄く興奮してきたぞ…?』

 

『はぁん!!ダ、ダメですぅ!ゼノヴィアさん!あっ……うぅぅん……そんな、まだイッセーさんにもこんなことされて……』

 

『ふむ、アーシアのは私と違ってさわり心地がいいな。なるほど、これなら男も喜ぶかも……ひゃ!!』

 

『ゼノヴィア、あなたは隙がありすぎるわよ。ほら』

 

『レ、レイナーレ!?くそ、不覚を取られた!こうなれば――』

 

『え?ちょっ、ゼノヴィア!?はゎっ!!』

 

『へぇ~、レイナーレにも隙があるぞ。ほら!』

 

『や、そこは……ぁあん』

 

………………………………はわわわわわ///

な………ななななな、なんて破廉恥な行為をしているんですか!! お…女の子がそんな事をやっちゃダメなんだからね!!……はうぅ~!だ、だめだ、なんか色々混乱しすぎてなんかおかしいよぉー!!はうぅ~……頭がクラクラしますぅ~……

 

俺は混乱のあまり可笑しくなってると、イッセーが何かソワソワしていた。……?いったい何しているんですか?

 

「なんだ、おまえ。覗きたいのか?」

 

アザゼル先生がいやらしい笑みを浮かべてイッセーに訊いてくる。

 

「せ、先生!これはその!」

 

イッセーは慌てて否定しようとしたが………

 

「別つにいいじゃねぇか。男同士なんだしよ。温泉で女湯を覗くのはお約束ってもんだ。――だけどな、それじゃスケベとしては二流以下だ」

 

アザゼル先生はとんでもない発言をした。………もう…やだぁ………

 

「二流ですか!!じゃ、じゃあ、どうすれば一流に!?」

 

イッセーの言葉にアザゼル先生は一瞬考える素振りを見せた後、イッセーの腕をつかんだ。

 

「――そうだな、こんな感じかなっ!!男なら混浴だぞ、イッセー!!」

 

ぶうぅぅぅぅぅぅぅん!!!

 

イッセーは空気が震える様な音を出したかのように勢いよくアザゼル先生に投げ飛ばされた。

 

あの人、イッセーをぶん投げやがりましたよ!?

 

ドッボォォォォォン!!!!

 

そんな音を出してイッセーは女子風呂に落っこちたのだった。

 

イッセーェェェェェェ!!

 

俺は思わず声に出しそうになったぐらい心の中で叫んでいた。

 

すると、突然腕に何か触られる感触があったと思ったら………俺は宙に浮いていた…。

 

「……え?」

 

俺は何かなんだかわからず、思わずアザゼルの方を向くと

 

「お前も行ってこい!!」

 

サムズアップして笑顔でそう言った………

 

俺は予想外の事に頭が真っ白になっていると、女子風呂の湯船に落ちると思ったが、何かフニョンという軟らかい感触がした。

 

「あらあら、大丈夫ですか?つばさちゃん」

 

俺の目の前に……朱乃さんがいた。 俺は暫く固まったが思考が回復して確り今の状態を確認すると………、俺は朱乃さんにお姫様抱っこをされていたのだ。

その感0.1秒…予想外の出来事が起きすぎて普段あり得ないぐらい頭の回転が早かった…。 

 

「大丈夫そうですね、下しますよ?」

 

そう言って朱乃さんは俺をゆっくりと優しく下ろしてくれた。そして、俺は状況を再確認した。

 

へぇ~……と、いうことは今は女子風呂にいるんだぁ~……。あははは~……。なんか思ってた以上に竹壁が高いね~。3mぐらいあるんじゃないのかなぁ~。もしこのまま朱乃さんに受け止められなくてー…受け身なしで頭から落ちてたらぁ~………………………………………………

 

つばさ side out

 

朱乃side

 

今日はリアスの実家で温泉に浸かっていますわ。今は色々あり、つばさちゃんが投げられて此方の女子風呂に飛んできた所をキャッチして、私の目の前に下ろしましたわ。今は女の子座りになっていて、目の前で固まっていますわ。余程驚いたのでしょうか? 顔は影になってよく見えませんが、なんだか少し肩を震わしているような……

 

「…………………………ふぇ……」

 

「ふぇ?」

 

「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」

 

ガバッ!

 

「キャッ!」

 

すると、突然目の前で固まっていたつばさちゃんが涙をいっぱい流して大泣きしながら私の胸に飛び込んで抱きついて来ました。う、嬉しいのですが、ど…どうしましょう?

 

そう思った私は優しくつばさちゃんに問いかける事にしました。

 

「どうしましたか?つばさちゃん?」

 

すると、つばさちゃんは私の胸の中ですんすんと泣きながら口を開いた。

 

「あの…ね…ヒック…さっ…きね……スン…突然ね……アザゼルに飛ばされた、から…ね…おどろいたんだよ……ズズ。……最初はね?…ヒック…突然の事…で……頭が働いて…エグッ…いなかっ…たから…ズズズ…よくわかんなかったんだけども…スンッ……朱乃、しゃん…に…エッグ…たしゅけ…られ…たから……思考が…回復した…んだけど…ヒック…状況を…確認して………思って…た…以上…スン…に……そこの……竹壁が高かった…から、ね……ヒック…もし、も…エグ…朱乃しゃん……に、助け…ヒン…てもらってなかっ…エッグ…たら……今、ごろ…かなり、の、大怪我、になって…ヒック…たんじゃないかと…スン…思って……ズズ…恐くなかったのぉ…………ぐすん」

 

涙目でうるうるしながら上目使いで私を見ながらそう言ってきました。

 

「(はぅぅ///!か…カワイイですわ////こ…こんなにもカワイイなんて反則ですわよ!本当に可愛すぎますわぁぁ/////)」

 

私は思わず顔が赤くなり鼻から愛が垂れそうになった。回りを見てみると皆同じ様に顔を赤くして鼻を押さえていました。

 

「ヒック……エッグ………怖かったよぉぉ………」

 

そんなつばさちゃんを見た私は一瞬このまま襲ってしましょうか?と思ってしまいましたが、そこはグッと堪えた。私はつばさちゃんを優しく強く抱き締め、頭に優しく手をおいて撫でてあげた。

 

「それは怖かったですわね。もう大丈夫ですよ…私達が確りとアザゼルをお仕置きしますので安心していてくださいね」

 

「……うん…うん………約束だよ?」

 

目に涙をいっぱい溜めて上目使いで私を見てくるつばさちゃん

 

「え…えぇ、約束ですわ。だからもう大丈夫ですからね?」

 

「うん!!ありがとう、朱乃さん!大好きー♪」

 

無邪気な笑顔でつばさちゃんはそう言った。

 

「(はう!!こ…これは///破壊力が大きすぎますわぁ!)」

 

すると、またつばさちゃんは私に抱きついて来ました。それも、先程よりも強く。

 

「むぎゅ~~♪」

 

つばさちゃんは純粋な笑顔で嬉しそうに抱きついていました。あまりにも可愛すぎて私が思わず頭を撫でてあげると…

 

「えへへへ~♪」

 

本当に嬉しそうにそして、気持ち良さそうに目を細めていた。

 

その姿にこの場にいた全員が顔を真っ赤に染めて鼻を更に押さえていました。

 

「いいにゃ~!朱乃ー!私もやりたいにゃ~」

 

「…………羨ましいです」

 

「うぅ~……いいなぁー……」

 

すぐ近くで黒歌ちゃん、白音ちゃん、レイナーレちゃんが羨ましそうに此方を見ていました。うふふふ…そんな目をされても今日は渡しませんからね♪

 

「(うふふふ!私はこれからとても頑張れる気がしますわ!!絶対今よりも強くなってソーナ達に勝ちますわよ!! それに、お父様、お母様の力を完璧に扱えるようになりますわ!!)」

 

私は心でそう誓い、風呂に上がるまでつばさちゃんをずっと私達で愛でるのでした。

 

朱乃 side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後……グレモリー家に堕天使総督の断末魔が聞こえたとか聞こえなかったとか……………




どうでしたか?なんか色々考えてこんなことになっちゃいました。

次回は……!『主人公に異変が!? いきなり倒れる主人公……、ドラゴンに連れ去られるイッセー!! グレモリー眷属の厳しい修行が始まろうとしている!』です!お楽しみにー♪

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