ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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停止教室のヴァンパイア
1話 夏です!プールです!ハプニングです!


あのコカビエルとの戦いから数日が過ぎた。その数日の間にゼノヴィアがリアスさんの眷属となって、悪魔になっていた。

なんでも、神の不在の事を教会の上層部に話すと、異端の目になり、異端の烙印を押されて追放去れたのを、破れかぶれで悪魔になったそうなのだ。あともう一人いた、イリナさんは、あの時はコカビエルと戦いやられて、気絶をしていてイッセーの家で寝ていたから、偶々あの場にいなくて、神の不在の事は知らないそうだ。

そんな彼女にゼノヴィアは『破壊の聖剣』を俺はアリアさんに預かっていた『祝福の聖剣』をイリナさん渡して、イリナさんはその二つの聖剣と壊れて核だけになった聖剣を合わせて、合計6つの聖剣を教会の方へ持って帰っていったよだった。

 

そんなこんなで今は、部室にいるんだけどもぉ~……

 

 

「冗談じゃないわ!」

 

リアスさんは眉を吊り上げて怒りを露わにしているのだった。

 

「確かに悪魔、天使、堕天使の三すくみのトップ会談がこの町で執り行われるとはいえ、突然堕天使の総督が私の縄張りに侵入し、営業妨害していたなんて……!」

 

なんでも、堕天使の総督…アザゼルがイッセーに接触していたそうなのですよ。しかも、一般市民としてイッセーに悪魔の制約を結ぶふりして近づいていたそうだった。

 

 

「私のかわいいイッセーに手を出そうだなんて、万死に値するわ!アザゼルは神器に強い興味があると聞くし、きっとブーステッド・ギアが目当てね……。でもだいじょうぶよ、イッセー。私が絶対に守ってあげるわ」

 

うん……、なんと言うか、この過保護っぷりがサーゼクスさんと似ていて、本当に兄妹なんだなぁ~って思わされますね……

 

「だいじょうぶだよ、イッセーくん。僕がキミを守るからね」

 

「いや、あの、う、うれしいけどさ……。なんていうか、真顔でそんなこと男に言われると反応に困るぞ……」

 

「真顔で言うに決まってるじゃないか。キミは僕を助けてくれた。僕の大事な仲間だ。それに、問題ないよ。『禁手』となった僕の神器とイッセーくんのブーステッド・ギアが合わさればどんな危機でも乗り越えられるような気がするんだ。……ふふ、少し前まではこんなこと言うタイプではなかったんだけどね。けど、この感じは嫌じゃないんだ……。なぜか、胸のあたりが熱いんだ」

 

「……キ、キモいぞ、おまえ……。ち、近寄るな!ふ、触れるなぁー!」

 

うん……、頑張れ~…イッセー

 

「しかし、どうしたものかしら………。あちらの動きがわからない以上、こちらも動きづらいわ。相手は堕天使の総督。下手に接することもできないわね」

 

確かにねぇ…。でも、大丈夫と思いますよ?だってぇ~…アザゼルですし

 

「アザゼルは昔から、ああいう男だよ、リアス」

 

全員声のした方向へ視線を移すとそこには紅髪の男性がにこやかにほほ笑んでいた。

 

あ…!サーゼクスさんとグレイフィアさんだ

 

「お、お、お、お兄さま!?」

 

リアスさんはかなり驚て慌てていた。

 

「ああ、みんなもくつろいでくれ。今日はプライベートで来ている」

 

「久しぶりですね。サーゼクスさんにグレイフィアさん」

 

「ははは!久しぶりだね、つばさくん。まぁ…私と会ったのは数日ぶりだけどね」

 

「お久しぶりですね。つばささん。お元気そうでなによりです」

 

「えへへ~!元気だけがとりえですからねぇ~」

 

それが、俺ですもん。でも、何しにきたんでしょうか?

 

「お兄さま?ど、どうして、ここへ?」

 

すると、サーゼクスさんは一枚のプリント用紙を見せてくる。

 あれは確か、数日前に配られた――

「授業参観が近いのだろう?私も参加しようと思ってね。ぜひとも妹が勉学に励む姿を間近で見たいものだ」

 

そう、授業参観のお知らせプリントだ。

俺の所は、まぁ~…うん……くるな…絶対……。あの人達は、俺の情報だけは早いんだから知らないはずがないよね……。なんであんなに早いんだろう?どうなってんの兄さんと姉さん達の情報網はさぁ~………

 

「グ、グレイフィアね?お兄さまに伝えたのは」

 

「はい。学園からの報告はグレモリー眷属のスケジュールを任されている私のもとへ届きます。むろん、サーゼクスさまの『女王』でもありますので主へ報告いたしました」

 

「報告を受けた私は魔王職が激務であろうと、休暇を入れてでも妹の授業参観に参加したかったのだよ。安心しなさい。父上もちゃんとお越しになられる」

 

グレイフィアさんが部長の質問に答え、それにサーゼクスさんが答える。

 

「そ、そうではありません!お兄さまは魔王なのですよ?ほっぽり出してくるなんて!魔王が一悪魔を特別視されてはいけませんわ」

 

まぁ…、ごもっともです…。でも、もしかして、それだけが理由ではないと思うんだけどな~。

 

すると、リアスさんの言葉を聞いて首を横に振ったシスコン魔王さま。

 

「いやいや、これは仕事でもあるんだよ?リアス。実は三すくみの会談をこの学園で執り行おうと思っていてね。会場の下見に来たんだよ」

 

「――っ!ここで?本当に?」

 

「あぁ。この学園とはどうやら何かしらの縁があるようだ。私の妹であるおまえと、伝説の赤龍帝、聖魔剣使い、聖剣デュランダル使い、史上最強の部隊の総隊長をやっているつばさくん、魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹が所属し、コカビエルと白龍皇が襲来してきた。これは偶然で片づけられない事象だ。さまざまな力が入り交じり、うねりとなっているのだろう。そのうねりを加速させているのは兵藤一誠くん……赤龍帝の力だと思うんだよ」

 

まぁ…確かにドラゴンは強くても弱くても色んな力を呼び寄せてしまいますからね~。

 

『そうそう!つばさに話さないといけけないことがあるのよ』

 

すると、ルーツが突然話しかけてきた

 

話さないといけないこと?なんだろう?

 

(なんです?話って)

 

『神器から出て自由に動けるようになったわ!つまり、自分の新しい肉体を持って、神器から出て自由に動けるようになったってわけなのよ!』

 

(本当ですか!ルーツ!おめでとう!)

 

おぉ…!これでルーツと一緒に遊ぶことができる!!

 

『うふふ、ありがとう、つばさ…。貴方のおかげだわ。あなたのおかげで、神器からでても、自由に動ける肉体を持つことができたわ。本当にありがとう…』

 

ルーツゥ…

 

(お礼を言うのは此方だよ…。ルーツがいたから今の俺がいるんだよ?ルーツがいたから大切な家族を…友達を…仲間を、守れているんだよ…。だから、ありがとう…!そして、これからもよろしくね!ルーツ!)

 

『えぇ…。此方こそ…よろしくね!つばさ!』

 

そのあと、俺はサーゼクスさんとルーツも参加して、色んな話をしていた。その時ルーツはドライグを弄っていた。そのあと、ドライグを何時までケンカをしているのかと、呆れながら怒っていた。その時のドライグの様子は叱られてシュンとした子供のようだった。

へぇ~、ドライグもやっぱり逆らえないんだな~。さすが、ルーツ

 

「さて、これ以上難しい話をここでしても仕方がない。うーむ、しかし、人間界に来たとはいえ、夜中だ。こんな時間に宿泊施設は空いているのだろうか?」

 

おー…もう、そんな時間だったのか~

 

「そ、それなら…」

 

イッセーは自分の家に来ませんか?とサーゼクスさんに言った。そして、そのままサーゼクスさんはイッセーの家に泊まる事になったのだった。

リアスさんのその時の慌てようはスゴかったな~。普段見せない姿って可愛いよね~

 

そんなこんなで、俺達の今日の部活は終り、解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日…、今日は生徒会から頼まれたプール掃除と言うことで、学校のプールに来ています!

 

「さて、今日は私たち限定のプール開きよ!」

 

そう、学校のプールの掃除をする代わりに、俺達オカルト研究部だけ先に使っていいと言われて、今日は皆張り切っているのだ。

 

「さぁ!皆、掃除をする前に水着に着替えてきなさい!」

 

『はい!部長!(リアスさん)』

 

こうして、俺達は男と女に別れて着替えに来たのはいいけど………、イッセーの視線がスゴく気になりますね…。

 

「イッセー…?先に言っときますが、覗かないでくださいね?

もし、覗いてしまった場合はぁ~………」

 

 

俺は右手に忍刀をだした

 

「ソギオトシマスヨ?」

 

俺は笑顔でイッセーに言った。イッセーは何故か顔を青くしてガクガクと下を押さえながら震えていた。

何故です?ただ、笑顔で削ぎ落とすって言っただけだったのに……

 

そして、少しして俺達男子組は着替え終わったので、女子組を待っている。え…?俺の水着?それは……

 

女子用のトランクス型のスポーツタイプで、上は肌に張り付くようなショートタンクトップ。下は普通のパンツ。その上にショートパンツのようなズボンを、一番上のボタンを外した状態で重ねている。

 

この水着は、黒歌さんにプールに行くと言ったら渡された水着なのです。男用の水着ではダメだと言われたので、この女用の水着を着るはめになってしまったのだ。うぅ~…なんでダメなんですかぁ~……、俺は男なんですけどぉ~……

 

「つ…つばさちゃん!グッジョブ……!」

 

気づくとイッセーが鼻血を左手で押さえながら、右手でサムズアップをしていた。

 

「イッセー……死んでください……今すぐに…」

 

イッセーを俺は思いっきり殴ってイッセーを気絶させた。ふぅ~…、スッキリしたんDAZE!キラッ☆

うん…、冗談はここまでにして、女性陣は遅いですね~。うぅ~ん……、このままだと遊ぶ時間がなくなってしまいますし…、俺一人でも掃除しようかな?魔法でなんとかなりますしね

 

「よし!そうと決まれば、そく始めましょうか」

 

「水流波!」

 

俺は水を能力で作り出したあと、プールの中にいれて渦をだした。ついでに浄化の魔法もかけて、汚れや苔を全て洗い流した。そのあと、その水を一滴も残さずに取り除いて、消滅させた。

すると、最初はスゴく汚くて掃除が大変そうだったプールはまるで、新しく新調したプールの様に綺麗になった。ふぅ~……、これで水をはったら完成ですね

 

そのあと、俺はプールに水をはり、女性陣を待った。

 

「「「「お待たせ(にゃ)~」」」」

 

女性陣が来たようですね

 

「ほら、イッセー。私の水着、どうかしら?」

 

 ブッ!

勢いよく鼻血を飛び散らせながら荒い息を漏らすイッセー。はぁー…イッセー、落ち着つこうよ。……って、いつ復活してたのさ…。また轟沈したけども…

 

「あらあら。部長ったら、張り切ってますわ。ところでつばさちゃん、私のほうはどうですか?」

 

「すごく似合ってますよ~。まぁ、少しばかり肌色成分多めで、目のやりどころに困りますけどね~…」

 

「うふふ、それは仕方ないですわ」

 

「イッセーさん、わ、私も着替えてきました」

 

振り向くと、そこにはアーシアと小猫ちゃんも着替えを終えていた。

 

「アーシア、かわいいぞ!お兄さんは感動だ!」

 

イッセーは涙を流し感動に浸っていた。保護者は大変ですね。小猫はイッセーを警戒しながらこっちに近づいてきた。

 

「つばさ先輩…どう…ですか?」

 

「うん!似合ってるよ?小猫ちゃん」

 

うん、学校の水着で白スクだけども、小猫ちゃんとすごく似合って可愛いね

 

「私のはどうかにゃん?」

 

すると、黒歌さんが話しかけてきたのでそっちを向くと……

 

「く…黒歌さん!?どうしたんですか!その格好は!」

 

黒歌さんの水着はV字型のきわどい水着だった。そして、物凄くギリギリだ。……何処とは言わないからね!?///

 

「にゃははは~!つばさのために買ったのにゃん!」

 

うぅ~!これじゃ~、目のやりどころに困りますよ~!何処を見たらいいんですか!

てか、似合いすぎて困るんだけど…

 

「で?似合ってるかにゃん?」

 

「に…似合っていますよ。黒歌さん。エロすぎるけど(小声)」

 

「にゃはは~!そうかにゃん。うれしいにゃん!」

 

そう言った黒歌さんは俺に抱きついてきた。む…胸があたってますよー!///

 

「さて、イッセー?」

 

すると、リアスさんはニッコリ微笑みイッセーに言った。

 

「悪いのだけれど…」

 

「はい?」

 

「アーシアの泳ぎの練習を手伝ってくれないかしら?」

 

「はい。いいですよ。部長!」

 

イッセーは物凄い笑顔で返事をしていた。また変な事を考えているんだろうな~

 

「白音も泳ぎの練習するにゃん!」

 

「よろしくお願いします。姉様」

 

黒歌も白音の泳ぎの練習を見るのか。うん。姉妹水いらずで仲良くしてて、いいですね…。

 

「くぅ~…!ふあぁ~…。天気がいいな~。よし、少し寝たら俺も泳ぐか♪」

 

俺は横になり、少し寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズガァァーン……ビシャァァーン……ズドォォーン……

 

 

んぁ…?なんだか、うるさいですね?いったい何をしているのでしょうか……?

 

俺はあまりのうるささに、起きてしまい、目を開けて見ると、リアスさんと朱乃さんがバトルをしていた。

え…?何してるのでしょうか?

 

 

「朱乃!なんであなたはイッセーの良さがわからないのよ!イッセーだってカッコいいしゃない!」

 

「リアス!つばさちゃんだってカッコいいし可愛いし、そして可愛いわ!とっても可愛いいのですわ!!!リアスの方こそわかっていないわよ!」

 

「なんですって!」

 

あ、あれ?……なんの言い争いをしているのでしょうか?

まぁ……、直に終ると思いますし、放っといても大丈夫……かな?

 

ビシャァァーン…!チュドォォーン!!

 

あ…ダメだ…。プールがもたないな…。しかたない…。無意識を操って止めさせるか…

 

俺はコピー能力【無意識を操る程度の能力】をリアスさんと朱乃さんに発動した。

 

「あれ?私は何をしていなのかしら?」

 

「あらあら?私も何をしていたのでしょうか?」

 

プールの破損を【時を操る程度の能力】で元に戻して無かった事にした。

とりあえず…、一件落着ですね。はぁー…疲れた。

 

「つばさ。お疲れさまにゃん」

 

すると、黒歌さんがペットボトルに入ったスポーツドリンクを渡していた。

 

「あ…、ありがとう。黒歌さん」

 

「にゃははは、別にいいにゃん」

 

俺は、ペットボトルのふたをとってスポーツドリンクを飲んだ。

 

「ゴク…ゴク…ぷはぁ~!生き返るぅ~…」

 

ふ~。よし…!プールに入るぞー!

 

「黒歌さん!小猫ちゃんと一緒に入って皆で遊びましょうよ!」

 

黒歌さんは笑顔になった。

 

「うん!いっぱいつばさと白音と遊ぶにゃん!」

 

ザブーーン…!

 

俺はプールに飛び込んだ。

 

「うひゃ~!つめた~い。でも、気持ちいいなぁ~」

 

「つばさの楽しそうな顔を久しぶりにみたにゃん」

 

「そうですか?」

 

「そうにゃん」

 

まぁ~、確かに最近は仕事ばっかりだったからな~。

 

「それより、遊びましょう?白音ちゃん!黒歌さん!!」

 

「「はい(にゃ)!」」

 

俺達三人は水をかけあったり、泳いだりしていた。途中で朱乃さん、イッセー、木場、リアスさん、ゼノヴィアとも集まってオカルト研究部+黒歌さんと俺を合わせて8人で遊びまくった。

 

 

「そーれ!」

 

「やったわね!リアス!お返しよ!」

 

「にゃははは!」

 

「姉様!変な所を触らないでください!」

 

「むー…、やはり、水着と言うものは変な感じだな」

 

「イ、イッセーさん!?大丈夫ですか!」

 

「イッセーくん?大丈夫かい?鼻血がスゴい出てるよ?」

 

「だ…大丈夫だ、アーシア、木場。問題ない」

 

皆それぞれの遊びをしていた。リアスさんと朱乃さんは水かけをしている。ゼノヴィアは自分の着ている水着を弄っていて、黒歌は小猫ちゃんの胸を揉んでいた。それを見たイッセーが鼻血を出しながら手で押さえて、それを心配そうに見ているアーシアと木場がいた。

 

イッセー…何してるのですか…

 

「ま…、皆楽しめていてるみたいで、いいか」

 

皆の楽しそうな笑顔……。やっぱり平和が一番だね♪

 

 

―つばさside out―

 

 

 

 

 

 

 

 

―イッセーside―

よう!みんな!久しぶりだな!

さて、俺達オカルト研究部は今、学校のプールで遊んでいる。

ちょっと、アーシアの泳ぎの練習を見ていたあと、部長と朱乃さんが戦い始めて、更衣室に逃げ込んだらゼノヴィアに捕まって子作りしようとせがまれたり、そのあと、部長に見つかって説教をくらったりと、色々あったが、今は幸せだ…。

部長と朱乃さんの水のかけあいで、おっぱいが揺れまくっているし、小猫ちゃんのお姉さんの黒歌さんが小猫ちゃんのおっぱいを揉みまくっている。くそ…、あの黒歌さんの水着もエロいが、おっぱいも揉まれて顔を赤くしている小猫ちゃんもエロい……!ぐはぁっ!…鼻血がとまんね~!

 

「イ、イッセーさん!?大丈夫ですか!」

 

「イッセーくん?大丈夫かい?スゴい出てるよ?」

 

すると、アーシアと木場が近づいてきて、心配そうに見ていた。

 

「だ…大丈夫だ、アーシア、木場。問題ない」

 

いや…、実際問題ありまくりだかな…

 

「ふっふふ~♪」

 

すると、隣で鼻歌を歌いながら上機嫌で泳いでいる、つばさちゃんがいた。

つばさちゃんの水着も女用のトランクスだから、容姿と合って、男なのにスゴく似合っているぜ!さすが、『絶世の男の娘(美少女)』と言われるだけはあるな…

 

「し~ろね!少し成長しているみたいだにゃん」

 

まだ、黒歌さんは小猫ちゃんの胸を揉んでいた。

 

「お…!お姉さま……いい加減に……」

 

すると、小猫ちゃんの右手に気のオーラが集まっていき…

 

「してくださぁぁぁい!!」

 

顔を真っ赤に染めながら、気のオーラの塊を放った。

 

「おっと、あぶないにゃん」

 

黒歌さんは綺麗に避けて…、その気の塊は俺の方に飛んできた。

 

「……って!やっべえええええ!?」

 

俺は慌てて泳いで横に逃げた!

 

ガッ!

 

うん?なんかにぶつかったけれども、気にしている暇はないぞ!

 

シュン!ズドォォーン!!

 

あ…あっぶねえええ!!少し顔をかすったけども、なんとか直撃はまぬがれたな……。ふぅ…、汗がスゴいな…。

 

(って……うん?なんだこれ? 水着?いったい誰の……)

 

俺は目の前にいた光景に思わず息を飲んでしまった……。

何故かって?それは……

 

 

「ふぇ…?」

 

 

目の前に上半身裸の少し顔を赤くしたつばさちゃんがいたからだ!

 

「ブハァァァァァァァァァ!!」

 

バシャァァァン!

 

ぐ……はぁ……な…なんて威力だ…!これは……とんでもない深刻なダメージを受けてしまったぜ……

 

「つばさちゃん!早く前を腕で隠しなさい!」

 

すると、部長の叫び声が聞こえた。

 

「え…?俺は男……」

 

「いいから早く!」

 

つばさちゃんは何かを言おうとしたが、部長に気圧されて言えなくなったみたいだ。く……俺はまだ…終わっていない!つばさちゃんの姿を最後まで見るんだぁぁぁ!!

 

「うおおぉぉぉぉぉ!!」

 

ザバァァン!

 

俺は勢いよく水中から上がると……

 

「うぅ…俺は男の子なのにぃ……」

 

腕を組んで胸を隠した状態で、涙目になって更に顔を赤くして此方を見ていたつばさちゃんがいた……

 

『ブハァァァァァァァァ』

 

すると、俺以外のメンバーが皆鼻血を勢いよく噴水の様にだして、倒れた。く……恐るべし……つばさちゃん……。わが人生……一変の悔いなし……ぐはぁ……。

 

 

―side out―

 

 

 

 

 

その日のプールは沢山の人の鼻血で赤く染まったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―つばさside―

うぅ~……!イッセーのせいで変な事が起きてしまいましたよ~!なんか、みんな鼻血を勢いよく出しながら倒れちゃったし…、イッセーなんて、なんかサムズアップしながら沈んでいったし……。

 

はぁ~……しかたないですね……。みんな気絶しちゃっているから、プールから回収しますか。

 

あ……、その前に上を着なくちゃ…。

 

 

こうして、俺は上の水着着たあと、倒れたみんなをプールから回収して、みんなの意識が回復するまで待つことになるのだった……。




と……言うわけで!今回はプール編でした!

さすが…主人公……、恐るべし破壊力だ……。うp主の私が倒れてしまうとはな……。グフゥ…!?

さて…、最後だけキャラ崩壊をちょっとだけしちゃいましたが、たまにやる程度ですので、楽しんでもらえたらいいなー…って、程度で書きました♪

さて、次回は参観日編です!もしかしたら、ルーツや他の古龍種達が擬人化で出てくるかも知れませんし、出てこないかも知れません…。では…、次回で会いましょう!お楽しみに~♪

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