ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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2話 久しぶりの実家なのです

さぁ~てと…実家に帰ってきたのも久しぶりですね~。にしても本当にでかいな~家が。実家の場所は、地図にのっていないとある無人島にあります。大きさはどれぐらいかというと、オーストラリアの約5倍ぐらいですね。この無人島は特殊な結界で守られており、ここに入るには結城家の兄さんか姉さん達が教えた一つのルート以外で入ることは出来ません。

さて…話はここまでにしてさっさと家に入らないと。

 

「ただいま~!」

 

『お帰りなさいませつばさ様!』

 

すると、玄関に1000人のメイドが出迎えてくれた。

 

ちなみに、メイドさんと執事さんを合わせてだいたい5000人位いたはずですね。

 

「つばさ様。お帰りなさいませ。」

 

すると、黒髪の髪を腰まで伸ばして、目が金色で体が細く胸も大きくて、かなりのプロポーションで、十六夜咲夜が来ているようなメイド服をきた、メイドが出迎えてくれた。

 

「はい!アイラさんも久しぶりですね。元気にしていましたか?」

 

この人の名前はアイラ。結城家のメイド長をやっている人だ。

 

「はい。私達は元気でやっておりました。」

 

「そうですか。ならよかったです!所でメイド長の仕事はどうですか?」

 

「はい。いつも通り平和にやっていますよ?あと、つばさ様が前送ってきた堕天使の三名は頑張ってメイドをやっております。」

 

「そうですか。あと、姉さんや兄さん達は何処にいます?」

 

「皐月(サツキ)様、ナツル様、優子(ユウコ)様はリビングでお茶をしております。こうき様は研究室で新たな薬の研究をしております。」

 

なにしてんだろう…光輝(コウキ)兄さん。

 

「そうですか。わかりました。じゃまた頑張ってくださいね?」

 

「はい。つばさ様も頑張ってください。あと、荷物は私達がつばさ様の自室に持って行きますのでつばさ様はゆっくりとしていてください。」

 

「そうですか?ありがとうございます。ならお言葉に甘えますね。あとのメイドの皆さんも頑張ってくださいね~」

 

『はい!ありがとうございます!つばさ様!』

 

こうして俺は急いでリビングに向かうのだった。

 

 

 

 

リビングに着くと、机の各自分の席に座ってさつき姉さん達が話をしながらお茶をしていた。

 

「ただいま~!」

 

「ん?お帰り、つーくん」

 

「お帰りなさい。つーくん」

 

「おかえりー!つーくん!」

 

さつき姉さん、ナツル姉さん、ゆうこ姉さんの順番で挨拶を返して来てくれた。

 

「うん!姉さん達は元気そうでよかったよ。」

 

 

「うふふ。私達が元気がない時なんてないわよ。ねぇ?皆」

 

『そうね!』

 

あはは!相変わらず仲良しで!

 

「あら?つーくんじゃない。久しぶりね」

 

「あらら~?本当だわ~。つーくんじゃない。久しぶりね~」

 

すると、隣から声が聞こえてきた。そこを向くと…

 

「あぁ!紫さん!幽々子さん!どうもお久しぶりです!元気にしてましたか?」

 

「えぇ、勿論よ。私達も元気にしてましたわ。ねぇ、幽々子」

 

「そうねぇ~。私達が元気が無くなるなんてことがあるのかしらね~」

 

そう…俺の目の前には幻想郷の創立者にして、二つ名が“妖怪の賢者”の【スキマ妖怪】八雲紫さんと、二つ名が【西行寺の亡霊少女】西行寺幽々子さんだった。

 

「まさか、二人に久しぶりに会えたのでびっくりしましたけど、嬉しいです!」

 

「そうね。私達も久しぶりに会って嬉しいわ」

 

「そうね~、つーくんに会えて私も嬉しいわよ~」

 

そう言うと二人が近づいてきた。うぅ~、やっぱり二人がそろってお話をすると、どうしても緊張してしまいます…。

 

「あらあら。相変わらず私達と話をしていて緊張するのは治ってないみたいね」

 

「うふふ、本当だわ~。鼓動も早くて相変わらず可愛い反応をするわよね~」

 

「うぅ~、だって、紫さんも幽々子さんも物凄く綺麗だし、大人なお姉さんって感じでどうしても、緊張してしまうんですもん…。」

 

すると、紫さんと幽々子さんは目を見開いたあと、すぐに笑顔になって、顔を少し赤くしながらクスクスと笑っていた。俺ってなにか変なことを言ったかな?

 

「本当…、嬉しいことを言ってくれるんだから。本当に可愛いわね~」

 

「さすがつーくんだわ~」

 

そう言った二人が俺を挟むようにして抱きついてきて、頭を撫でられた。うわぁー!胸が無茶苦茶当たってるよー!

 

「あわ…あわわわわわ!///」

 

「うふふ、本当に可愛い反応をするわよね。本当に初心だわ~」

 

「やっぱりこれでも男の子だもんね~。顔も赤くなっちゃって~。可愛いわね~」

 

俺はそのあと、兄さんがくるまでの30分間は頭を撫でられていた。うぅ…恥ずかしかった。

 

突然さつき姉さんがみんなが見える位置にたった。

 

「さて、皆揃ったわね?今から会議を始めるわよ…?良いわねみんな」

 

『はい!』

 

すると、リビングの電気が消えて暗くなり、部屋に付いてたプロジェクターのスイッチを押すと、大型スクリーンが出てきて、数々の映像が流れた。その映像を説明しながら、さつき姉さんは『禍の団(カオス・ブリゲード)』の説明をしていた。説明内容は主に、テロ組織の説明、総員の人数と種族、あとは、カオスブリゲード内の部隊の構成人数と其々の幹部の名前と写真を説明していた。うぅーん…一番やっかいなのは『英雄派』でしょうかね。

 

「ふぅ…これで以上よ。たしかこれだけだったかよね?龍美?」

 

さつき姉さんは龍美と呼ばれる少女に聞いた。

 

「ん。我がグレートレッドを倒して静寂を得るために作った組織はこれが全部…。我が知って情報はそれだけ。」

 

龍美と呼ばれた少女はそう言った。そう…気づいている人はわかると思うが、この少女は【無限の龍神】オーフィスだ。

 

「ありがとう、龍美…」

 

ナデナデ

 

「ん…」

 

龍美は姉さんに誉められて、頭を撫でられていた。それを気持ち良さそうな顔でじっとしていた。オーフィスこと龍美は結城家の家族になってから、かなり日がたったけど、日に日に感情が豊かになって、大分感情が表にでてわかりやすくなっている。

 

「貴方は今はそのテロ組織にいないの?」

 

すると、紫さんが聞いてきた。確かに…俺も気になるな…。

 

「ん…。我がこの家の家族になって、グレートレッドとも仲良しになれた。我は静寂よりも楽しいものを見つけたから、あの組織を抜けてきた。その為に力を3分の1置いてきたけども。」

 

オーフィス…。お前はいいやつだな…。こんな純粋な子を利用しようとしたテロ組織は潰さないとね…

 

『そうね…つーくん。貴方の言うとおりこのテロ組織は絶対に潰さないとね。私の可愛い妹を利用したんですもの…、それ相当の覚悟はしてもらわないと…ね?』

 

うわぁ…ルーツがいつも以上に殺る気だよ~…。まぁ…俺もだけどね

 

「貴方は後悔してないの?」

 

すると、紫さんがまた質問した。

 

「ん。我はつーくんと出会い友達になった。この家族に入って楽しい事をいっぱい知った。グレートレッドのガイヤと仲良しになれた。ミラやガイヤのような頼もしい優しいお姉ちゃんが出来た。それに、つーくんとも仲良しの家族になれた。だから………、つーくんやこの家族やガイヤと一緒にいられるなら全然後悔なんてしてない。むしろとても嬉しい」

 

ニコッ

 

龍美は物凄い笑顔でそう答えた。うぅ…あのオーフィスがここまで感情が豊かになったなんて…!それにこんなにも俺達の事を想ってくれてたなんて…!くぅ…!涙が止まらないよ~

 

『うぅ…、オーフィスが…オーフィスがぁ…!こんなにも感情がでてるなんてぇ~…こんなにも、私達の事を思ってくれてたなんて…、お姉ちゃんは…お姉ちゃんは嬉しすぎて涙が止まらないよぉ…!』グスン

 

ルーツも感動のあまり泣いていた。他の皆も泣いていた。勿論紫さんも幽々子さんも

 

「うぅ…龍美…、つらかったろう?苦しかったろう?もう大丈夫だからな?今は、私達が着いているから…。あのテロ組織め…!こんなにも可愛い私達の妹を騙して利用しようとしたなんて万死に値するぞ!!絶対に潰して龍美の力を取り戻してやる!」

 

すると、紅い髪を腰まで伸ばして同じ色の紅い瞳をした誰もが羨む、かなりのプロモーションの女性がいた。そう…【赤龍真帝】グレートレッドのガイヤだ。

 

『そうよね!ガイヤ!私達でこの子の力を奪え返しましょう!!絶対にあんな奴等に使わしたらダメなのよ!!』

 

「はい!ミラ姉さん!私達で龍美の力を取り戻してやりましょう!」

 

あはは…なんだか、いつも以上に意気投合してるよ…、本当に大好きだね~龍美の事が。ドラゴンもシスコンになるんだね~。

 

「ところで、貴方はどうして戻ってきたの?」

 

さつき姉さんが聞いてきた。あ…忘れてた…

 

「えっとね~?今ね、リアスさんの眷属の中に木場祐斗っていう人がいるんだけども、聖剣計画の生き残りらしくて、聖剣にかなりの恨みを持ってるの。それ同時に駒王町に複数の聖剣の波動が感じたからそれの調査をしようと思ってね~。それと、俺の勘が大きな事件が起きると働いたから、調査のついでに俺の部隊を今住んでる別荘に移そうかな~と思って今回帰ってきたのですよ~」

 

「なるほどねぇ…、貴方の勘は霊夢と同じぐらい当たるから、その勘もあたるのでしょうね。わかったわ。貴方の部隊を動かすのを許可します。存分に働いてくださいね?」

 

「おぉ!ありがとうございます!」

 

よっしゃあ!これで更に動きやすくなったぜ!

すると、さつき姉さんが浮かない顔をしていた。

 

「それに聖剣計画か…。その計画の事なんだけども、実はレイジ兄さんが昔にね、部隊を引き連れてそれの調査をしてた時があったのよ。その時に一人の少女を助けたらしくてね?それの報告書が此方に届いてたから、私達で調査をしたのよ。その計画に関しては私達が調査を終わってその資料があるからそれを見なさい?だから、貴方は駒王町にある聖剣の波動の調査に行きなさい?いいわね。」

 

さつき姉さんがそう言った…。

 

「おぉ~!ありがとう!いつもいつもゴメンね?迷惑かけて……」

 

「いいのいいの、此くらいは私達は気にしないわ。ねぇみんな」

 

「そうそう、お姉ちゃん達にまかせなさい?弟は大人しく姉の言うことを聞いていればいいし、いっぱい甘えてなさい!それが私達の仕事よ」

 

「そうだよ!つーくんの頼みならいつでも私達は手を貸すわよ?家族は支えあってこそが家族だからね~!」

 

「そうだぜ、つばさ。お前は俺達の大事な家族だ…。家族の頼みくらい聞いて手伝うのが当たり前…。だから気にするな。」

 

お兄ちゃん…お姉ちゃん……ふふ、本当に嬉しいな♪こんな家族がいてくれて

 

「あら?私と幽々子も貴方の部隊に入るんだから手伝うわよ?あと、私の式もね?」

 

「そうね~、私達も貴方の部隊に入るから妖夢と一緒にこれからよろしくね~」

 

「本当ですか!?あ、ありがとうございます!!紫さん!幽々子さん!」

 

うわぁ~!スゲー!!紫さんと幽々子さんが俺の部隊に入ってくれるなんて!

ん…?と言うことは、俺の部隊にいる幻想郷組は…、霊夢、魔理沙、アリス、美鈴、レミリア、フラン、咲夜、八雲一家、幽々子、妖夢、慧音、妹紅、因幡てゐ、永琳、うどんげ、蓬莱山輝夜

、萃香、幽香、小町、四季映姫ヤマザナドゥ、射命丸文、早苗、勇義、さとり、こいし、お空、茨華仙が俺の部隊に入ってると。

あとの幻想郷組は、まず…、さつき姉さんの部隊にルーミアとチルノを含めた種族が妖精の妖怪達(リリーを除く)、メディスン・メランコリー、キスメ、ヤマメ、パルスィ、にとり、犬走椛、八坂神奈子、洩矢諏訪子、永江衣玖、比那名居天子、綿月姉妹が入ってます。

次にナツル姉さんの部隊には、パチュリーと小悪魔、星蓮船組が入ってます。

最後に、ゆうこ姉さんの部隊には、リリー、プリズムリバー三姉妹、リグル、ミスティア、はたて、火焔猫燐、神霊廟組、こころ、輝針城組が部隊に入った。

 

本当に、魔改造の地球連邦軍だなぁ~。

そんな事を考えていた俺たが、リビングに突然魔方陣が展開して、そこから金色で十二枚の翼をもった青年が表れた。その人は天使長ミカエルさんだ…

 

「あれ?ミカエルさんじゃないですか…、いったいどうしたんですか?」

 

すると、ミカエルさんが突然頭を下げた。なぜに!?

 

「申し訳ありません!どうか…どうか、私達に力を貸してください!お願いします!」

 

……え?え?力を貸してください?申し訳ありません?ちょっとちょっとどういうことですか!?いきなり過ぎてわかりませんよー!?

 

「ミカエルさん?どういう事かしら?一から説明してください。」

 

すると、さつき姉さんが優しくミカエルさんに質問した。ミカエルさんは顔を上げて答えた。

 

「はい…、先日、天使側と教会側で協力して管理していた、聖剣“エクスカリバー”が盗まれました。」

 

聖剣エクスカリバーが盗まれた?聖剣“エクスカリバー”は大昔の戦争で壊れて、砕けた欠片を集めて新しく七つの聖剣へと生まれ変わったんでしたよね?

確か~、カトリック教会本部、ヴァチカン及びプロテスタント、正教会に保管、管理されていたんでしたっけ?そんで、その聖剣の名前がたしか~…

 

『破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)』破壊だけにに特化した破壊の能力をもった聖剣。

 

『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』所持者の思いひとつでどんな物にも形を変えることができる擬態の能力をもった聖剣。

 

『透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)』。刃を透明にし相手を切り刻むことができる透明の能力をもった聖剣。

 

『天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)』。速さを上げて高速の斬撃を繰り出せる速さに特化した聖剣。

 

『夢幻の聖剣(エクスカリバー・ナイトメア)』。幻術で相手を惑わせたり、相手の夢を支配することができる幻術を得意とした聖剣。

 

『祝福の聖剣(エクスカリバー・ブレッシング)』。所持者の聖なる力を上げる能力を持っていて、七つあるエクスカリバーの中で一番聖なる力が強い聖剣ですね。

 

最後に行方不明となっている―――

『支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)』。生物やら魔法を意のままに支配することができる支配の能力を持つ聖剣ですね。

 

「なるほどねぇ、どのエクスカリバーが盗まれたの?」

 

さつき姉さんが質問した。

 

「はい…、『天閃の聖剣』と『透明の聖剣』と『夢幻の聖剣』です。残っているのは、『破壊の聖剣』『擬態の聖剣』ですね。『支配の聖剣』はいまだに見つかっておりません。」

 

ふーん…、て…あれ?一本足りなくないかな?

 

「ミカエルさん。『祝福の聖剣』はどうしたんですか?」

 

俺は思った事を聞いた。

 

「はい…、それが『祝福の聖剣』は『支配の聖剣』と同じく行方不明何ですよ…。私達の不祥事で起きてしまった聖剣計画という事件で、その時に使われていた聖剣が『祝福の聖剣』なんです。」

 

「聖剣計画って…あの?」

 

姉さん達はレイジ兄さんに送られて来ていた資料を読んでいるので内容はわかっているみたいだ。俺はリアスさんから少し聞いて、更に姉さんから貰った資料をもう見終わっているので知っています。

 

「はい。その時に使われていたのですが、事件が発覚して調査に行ったところ…あったのは大量のこどものの名前が掘ってあったお墓と、研究室内に研究者と兵士の死体がありました。その時の研究者と兵士に関しては何者かによって切り刻まれたようでした。そのあとに、『祝福の聖剣』を探しましたが何処にも見つからず、結局わからないまま終わってしまいました。」

 

そうでしたか。兄さんの資料には、『助けた少女は聖剣“エクスカリバー”を持っていた』と書かれてあったので、十中八九それが『祝福の聖剣』何でしょうね~。あと、その切り刻まれた死体も兄さんの仕業でしょうね。

 

「ミカエルさん…、その死体とお墓に関してですけど、今は外国で仕事をしているレイジ兄さんがやったんだと思います。あと、『祝福の聖剣』に関しても、なんでも兄さんが助けた少女が聖剣エクスカリバーを持っていたと調査書に書いてあったので、心配ないと思いますよ?」

 

すると、ミカエルさんが物凄く驚いた顔になったと思ったら直ぐに安心した顔になった。

 

「そうでしたか。レイジさんがあの事件を解決してくれていたのですね。ありがとうございます。」

 

「いいですよ~、別に~」

 

俺はそう返した。

 

「あと、今回の事件の事なんですが、教会側は駒王町に聖剣使いの二人を派遣しました。『破壊の聖剣』と『擬態の聖剣』です。」

 

へぇ…なるほどねぇ…。あっそうだ…

 

「ところで盗んだ相手は誰ですか?」

 

すると、ミカエルさんは更に申し訳なさそうな顔になって答えた

 

「堕天使コカビエルです。」

 

たしか、古の戦いから生き残る堕天使の幹部のひとりで、聖書にも記された者でしたね。アザゼルいわく、戦闘狂でしたっけ?そうなれば、俺の勘はコカビエルは戦争がしたくて堪らない、だから、聖剣を盗んで戦争を起こそう!!みたいな考えなんでしょうね…。

 

「コカビエルは昔から戦争が大好きでした。今回のこの事件もコカビエルが戦争を起こすために独断で動いたんでしょう。あのアザゼルは昔から戦争があまり好きではありませんでしたからね…。

ので、今回の私が頼む依頼は、この事件で盗まれた聖剣を取り戻してください。最悪聖剣の核だけでも取り返してくださればいいです。あと、流石に二人だけでは聖剣の奪取は無理だと思うので、できればその二人を助けてくれますでしょうか…、お願いします…」

 

そう言ったミカエルさんは頭を下げた。

 

「わかりました。俺がこの依頼を受けましょう!!俺の初めての学校生活を壊されるのは嫌ですからね♪」

 

「ありがとうございます…。つばさ様…。私はこれで帰らせて貰います。本当に迷惑をかけてすみませんでした。」

 

「大丈夫ですよ?いつもお世話になってますしね!」

 

そうかなりお世話になってる。特に聖なる武器系統で…。

 

「ありがとうございます。つばさ様。貴方のお心遣いに感謝します。それではまた今度。」

 

そう言ってミカエルさんは帰っていった。相変わらず忙しい人だな~。

 

「ゴメンね?私達がするはずなんだけど、貴方に任せてしまって…。」

 

「いいよ、さっきさつき姉さんが言ったんだよ?家族は差さえあってこそ家族なんだって。どから此くらいは大丈夫だよ。もしもの時は姉さん達に頼むしね。その時は…お願いね?」

 

すると、さっきまで暗かったさつき姉さんの顔は明るくなった。

 

「うん…ありがとうつばさ。その時は、私達も力を貸すわよ?絶対にね!」

 

「えへへ!ありがとう。じゃ…行ってくるね!」

 

「行ってらっしゃい、つーくん!」

 

「頑張ってね~!つーく~ん!」

 

「ファイトだぞー!つーくん!」

 

「頑張ってこい!つばさ!!」

 

「行ってらっしゃいませ。つばさ様。武運をお祈りします♪」

 

『行ってらっしゃいませ!つばさ様!』

 

「うん…!みんなー!行ってきま~す!!」

 

こうして俺は、新たな戦いを胸に、駒王学園へと足を運ぶのだった。

 




どうでしたか?頑張って書いたらこうなりました。

さて、次回はオカルト研究部に聖剣コンビ接触&VS聖剣コンビです。お楽しみに~♪

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