ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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皆さんこんばんわ…♪どうもお久し振りなのですよ~♪
最近、自分の行きたかった専門学校に合格できて心に余裕ができたのですよ~♪ふぅ…♪よかったのです♪

今回は知ってる人は知っているとあるゲームキャラがでてくるのですよ~♪
気になる人は本編へレッツGO!なのです♪それではどうぞ~♪


10話 嫌な予感…的中です。そして決着です!

―イッセーside―

「さぁ…殺し合いを始めようか!!」

 

そう言い、中級堕天使のドーナシークは光の槍を持って襲ってきた…。

 

「く…てめぇ!レイナーレは仲間じゃなかったのかよ!!」

 

「ふん…あのような雑魚を仲間だと思ったことなど一度もないわ。所詮は捨て駒…。捨て駒を殺して何が悪いのだ?」

 

「この…屑やろうがぁぁぁぁ!!」

 

「威勢だけは立派だな…」

 

ザシュ!ドコッ!ガギィン!

 

俺の赤龍帝の籠手とドーナシークの光の槍がぶつかる音が辺りに鳴り響く。

 

くそっ!中級堕天使なだけあって光の力がレイナーレよりも濃い…!

 

「ふははは!どうしたどうした?動きが鈍っているぞ?赤龍帝!」

 

「くぅ…!」

 

ガキィン!ガキャァン!ザクッ!

 

ブシャァァア!

 

「ぐぁぁぁあぁぁぁ!?」

 

俺の足に光の槍が刺さりさっきよりも全身を焼くような痛みが体を襲う…。

 

「ふはははははははは!!どうだ?痛いだろう!悪魔にとっては光は猛毒なのだからなぁ!!ましてや、中級堕天使の光の力は、そこに倒れている下級堕天使よりもな!」

 

「く…くそ…たてねぇ…!」

 

「ふふふふふ…。そうか、立てないか…。なら、ここで死ぬしかないな…。赤龍帝!!」

 

「貴様にうけたこの屈辱…。貴様の死を持って張らしてもらう!!死ねぇい!」

 

そう言ってドーナシークは光の槍を降り下ろす…。

ヤバイ…!避けられねぇ!!

 

「イッセーくん!!」

 

フオォンッ

ガキャァン!!

 

すると、突然目の前にひとが表れた。そいつは、学園の一番のイケメンでリアス先輩の“騎士”木場祐斗だった…。

 

「へっ…、悔しいが格好いいじゃねぇか…。木場ァ!」

 

「うん!助けにきたよ、イッセーくん!仲間だからね!」

 

「なに!邪魔をするな!!このくz…(ズドン)グフォアァ!?」

 

ズドォォォォォン

 

「そうです…。勝手にひとりで突っ込んでいかないでください。迷惑です…。」

 

「え?あ…。ごめんなさい…。」

 

やばい…。小猫ちゃんが来てくれて嬉しかったけど、怖えぇぇぇ!あの堕天使が綺麗に降っとんでいったよ!

 

ガラガラ…

 

「く…!グレモリー眷属どもか…。」

 

なぁ!無傷だと!そんな…、小猫ちゃんの攻撃が効いていないなんて!?

 

「む…。結構本気で殴ったのに…」

 

えぇ…。どんだけ強いんですか?怖すぎるだろう…。

 

「堕天使ドーナシークここから先は僕たちも参戦するよ?覚悟はいいかい?」

 

「くっくっくっ…。流石に三体一は厳しいな…。なら……。私の取っておきを使おうではないか!!」

 

ドクンッ!

 

ゴォォォォォ!!

 

「くはははは!力が…、力が漲ってくるぞぉぉお!!ふはははははははは!!」

 

なッ!?いきなりドーナシークの力が上がったぞ!!どうなってやがる!!

 

「くははは! どうだ?この圧倒的な力。貴様らはここで死ぬがいい!!」

 

そう言ったドーナシークは大きな光の槍を作った。なッ!なんだあれ!!2mはあるんじゃないかな?

 

「ちょこまかと動く貴様らはそこで大人しくしてもらおう。」

 

カッ!シュルルル――ガシ!!

 

「なッ!体が動けないッ!!」

 

「動けないです…」

 

木場と小猫ちゃんの体に光でできた鎖が地面から出てきて体を拘束してしまった

 

「木場!小猫ちゃん!」

 

「くっくっくっくっ…。これで貴様らは全員動けまい…。さぁ…俺が殺してあげよう!」

 

ドーナシークが光の槍を投げようと降りあげる!

 

ブゥゥゥゥゥン

 

やばい!!あの光の槍を食らったら俺たちは危ない!!

 

「死ねぇい!!」

 

ドカァァァン!

 

「ぐはぁ…!!」

 

「くははは!どうだ?痛いだろう?しかし、まだ今の攻撃で消滅しないとは、なかなか丈夫だな…。」

 

く…!!や…やべぇ…。意識が、もう…!

 

「ふむ…次で貴様らの息の根を止めてやろう…」

 

そう言ったドーナシークは、さっきよりも太く大きな光の槍を作った。

ヤバイ…!あんなのくらえば今度こそ危ない!!

 

「――ぐっ!」

「うぅ…」

「くそ…!動けねぇッ!」

 

木場も、小猫ちゃんも、俺も動けないか…。これは、本当にヤバイぜ…。ここまで…なのか…?

 

「く、くく…ふはははは!!死n――」

 

ズドォォォォォォォオォォォォォォン

 

『え…?』

 

な…なにがおきたんだ!?今さっき確かドーナシークは光の槍を投げようとしたけど、俺たちは動けなくて死ぬと思ったら、いきなり横から巨大なビームが光の槍と一緒にドーナシークを消し飛ばしやがった…!?

 

「い…今の攻撃はなんだい…?」

 

「わ…私にも、わかりません。」

 

「お…俺にもわかんねぇよ……」

 

いったい誰があんな強力な攻撃を………?

 

「ありゃりゃ…。相変わらずの威力ですね…。」

 

「フフフ、褒めても何もでないわよ?」

 

「褒めてないですよ…」

 

すると、声が聞こえてきたから声が聞こえてきた方へ目を向けると、さっきビームが飛んできた方に二人の男女が立っていた。

ひとりはつばさちゃん…、もうひとりは薄いピンク色の傘を持った緑色の髪で赤い目の綺麗で大人びた女性だった…。てか…あのおっぱいの大きなお姉さん誰ですか!?

 

―side out―

 

 

 

 

 

―つばさside―

 

いったいさっきの物凄い殺気は何なんですか!?いったいどれ程の巨大な力を持った人がいるんですか?

でも…この殺気は何処かで感じたことのあるようなぁ………?はッ!まさかあの人が!!いやいや……。あの人がいるわけないじゃないですか…、あの人はあちら側の人なんですよ?此方の世界にいるわけがないのですよ…。うん…。そう…いるわけないんです。ハハハハハ…

 

さて…、さっさと殺気を放った正体を見ませんとね~…。

 

『この、ば…化け物め!!何なんだよお前は!』

 

「フフフ…、どうしたのかしら?さっきの威勢は何処に言ったのかしらね~。ふふふふふ♪」

 

 

え…?あ…あるぇ~?ナンデアノヒトガイルノデスカ?ドウシテデスカ?

 

――マジで…マジでなんでいるんですかぁぁ!?“風見幽香(かざみゆうか)”さんがぁぁぁぁぁ!?

 

本当に懐かしい殺気ですよ…、なんでここにくるまで気づかなかったんですかぁぁぁあぁぁぁ!俺のバカヤロォォォォォォ!!

 

「うふふふふふふふふ。さぁさぁ…、逃げないと死んじゃうわよ~!」

 

ズドドドドドドドォォォン!!

 

『ギャァァァァァ!?』

 

あ…あはははは。うん…見つかる前に逃げなくてはね…。そう逃げないといけないんだよ!これは戦略的撤退なんだ!!よし…!

 

「それならば!!そく逃g――」

 

ガシッ!

 

「ゑ…?」

 

「あら?つばさちゃん――何処に行こうとしてるのかしら?」

 

ギギギギギ…

 

俺はまるで壊れたブリキのように後ろを振り向くと…そこには………。

 

究極の超ドSこと“風見幽香”さんが、とてもいい笑顔でいた………。

 

―――あ…俺死んだわ

 

「さぁ?答えなさい…」

 

「いや…。これにはふか~いわけがありまして…」

 

「嘘でしょ?」ニコニコ

 

「はい。怖かっただけなのです…。だからごめんなさい。許してください幽香さん」

 

俺は今の笑顔がとても恐ろしく見えたので迷わず謝った…。だって怖いもんは怖いもん!!

 

「はぁ~…。まったくあなたはいつも私を見ると逃げるわね」

 

「だってあの時…。笑顔で雑魚妖怪をさつき姉さんといたぶってたから…。流石に怖かったですよ…。」

 

「あぁ、あの時ね。ごめんなさいね?」

 

「いいですよ~もうね~。ところで、どうしてここにいるのですか?幽香さん?」

 

「あぁ~、それはね?紫に『幽香、あなたに力を貸して欲しいって、さつきからいわれたのよ。いいかしら?』って言われたから来たのよね」

 

「さつき姉さんが?」

 

「そうよ?なんでも、『最近、【禍の団(カオスブリゲード)】っていうテロリストがこの日本に来たっていう情報が入ってね?そんなテロリスト共をツバサだけに任せる訳にはいかないけど、私達の地球連邦軍はそもそも、他にも仕事があって手が話せないの。……あなた達幻想郷にも手伝って欲しいのよ…。お願い!どうか力を貸して?』って言われたのよ…。

それに、あの皐月が頭を下げてまで私達にお願いしてくるもんだから、承諾してしまったわ…。あの紫も承諾したんだから、私達も承諾しないわけにはいかないでしょ?だから、私や幻想郷の皆もあなた達に力を貸してあげるわね?」

 

「本当ですか!?あ…ありがとうございます!!」

 

「うふふ、いいのいいの。私達も好きでやっているからねぇ~。あと、私と幻想郷組の何人かがあなたの部隊に入ったから、よろしくね?つばさちゃん」

 

「うをぉぉぉぉ!!マジですか!?ありがとうございます!!そして、こちらこそよろしくお願いいたします!!」

 

マジですか~。だんだん俺の部隊がチートクラスに強化されている気がしますね…。気のせいでしょうか…?

 

「あら…?この気配は…。なんだか教会の方からとてつもない力を持った堕天使の気配がするわよ?あの中にいる悪魔は大丈夫なのかしら?」

 

「え……――ッ!?本当だ!!あの、幽香さん。お願いがあります!」

 

「お願い?それは、なにかしら?」

 

「はい!それは、あそこにいる悪魔達をを助けてください!」

 

「どうしてかしら?」

 

「それは…。俺の大切な友達だからです…。それと…」

 

「私達の大切な眷属だからです」

 

すると、突然声が聞こえてきて、声の聞こえた方にむくと、リアス先輩と朱乃先輩がそこにいた。

 

「あなた達は?」

 

「申し遅れましたわ。私の名前は、リアス・グレモリー。悪魔です。そして、グレモリー家の次期当主で、爵位は公爵ですわ。そして…隣にいるのが私の“女王”の…」

 

「姫島朱乃ですわ。よろしくお願いいたします。」

 

「そう…。あの悪魔はあなた達の眷属?」

 

「そうです。あそこにいる悪魔達は、私の大切な眷属で家族ですわ。だから、助けられるなら助けてください…。お願いいたします…。」

 

「私からもお願いいたしますわ…。」

 

あの二人が初対面の人にいきなり頭を下げてまでお願いするなんて…!まったく…あなたは本当に眷属には甘いんてすから…。

すると、風見幽香さんこと幽香さんがこっちに向いた。

 

「こう言っているけど…どうするの?あなたは?」

 

「お願いします…幽香さん!助けてください!!」

 

 

「ふぅ…。わかったわよ…。助けてあげるわ…。でも…今回だけですからね?」

 

「はい!ありがとうございます!!」ニコ

 

「…ッ!///も…もう。危ないから少し離れてなさい?そこの悪魔のお嬢ちゃんたちもね?じゃないと消滅するわよ?」

 

おろ?………なんだか少し顔が赤い気がしますね。気のせいでしょうか?まぁ…それよりも…。きっとあの技を使うのですね~…

 

「わかりました。……幽香さん。こっちはまかせてください結界は張っておきますので。」

 

「お願いね?」

 

「はい!と、言うわけで俺の後ろに来てください。リアス先輩、朱乃先輩」

 

「え?…えぇ、わかったわ。」

 

「わかりましたわ。」

 

「いいですよ~、幽香さん!存分に殺ってくださいな~!」

 

「うふふ、それじゃ、存分に殺らせてもらうわ。『スペル宣言』!!」

 

すると、幽香さんの手のひらに一枚のカードが出てきた。よ〜し!俺も!!

 

「『スペル宣言!!』」

 

「『夢符「二重結界」』」

 

すると、俺と先輩達の回りに囲むように四角い結界が重なって張られた。

 

「『魔砲「元祖マスタースパーク」』!!」

 

ズドォォォォォォォオォォォォォォン!!

 

幽香さんは手に持っていた傘の先から巨大なビーム砲が出てきた。

 

わはぁーーー!!相変わらずの威力ですね~。本当…。桁違いです…。

 

「ふぅ…、スッキリしたわ」

 

「あはは…。相変わらずの威力ですね…。」

 

「す…スゴすぎるわよ!?つばさ!?」

 

「ほ…本当に凄いですわね…。」

 

「先輩?あれでも、十分の一も出てませんよ?もしも、本気で撃ってたなら…ここらへん軽く消しとんでましたよ?」

 

『え…』

 

なんか、凄い驚いた顔でこっちを見られた…。まぁ…それが普通なんですけど~、あの幻想郷ですからね~。あそこでは常識にとらわれたらいけないのですよ…。うん…。

 

「あれで…。本気じゃないのかしら?」

 

「はい!」

 

「はぁ~…。あなたの回りはもしかして、こんなのばっかりなの?」

 

「まぁ…そう…ですね?」

 

「頭が痛いわ…」

 

「あはは…。すみません…」

 

いや~…、本当にすみませんね…。リアス先輩…。まだまだ、こんな人?と言うかこれよりも、常識はずれの人達が増えますよ?もしこれで、頭が痛いなら体が持ちませんよ~。

 

「さて…。そろそろ行きましょうか?つばさ?」

 

「は~い、リアス先輩~。ほら、幽香さんも行きましょうよ~!」

 

「あぁ…はいはい。まったく…、全然変わってないね?つばさちゃんは…。」

 

「なにがですか?」

 

「ふぅ…。子供っぽいところよ…。」

 

「うぅ…子供じゃないです!これでも17歳ですよーーー!」

 

「こんな17歳は、あなただけよ?」

 

「ひどぅい…」

 

「うふふ、う見てると、仲のいい姉弟ですわね。部長」

 

「ふふふ、本当にそうね。朱乃」

 

「さぁ…、さっさと行くわよ?つばさ…。」

 

「はぁ~い…」

 

そして、俺たちは教会にいる一誠さん達の所に向かった…。

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

さて…、教会に着いたのはいいんですけど、なんだか一誠さんに凄いつめられてます…。

 

「つばさちゃん!?その隣にいる綺麗なお姉さまは誰だよ!教えてくださいお願いします!!

そして、いまのビームはつばさちゃんがやったのか!?それとも、他の人がやったのか!?」

 

「あぁ、もう!!落ち着いてください一誠さん!この人は俺の姉さんのお友達なのですよ!そして、さっきのビームについてですけど、この人が撃ちました。」

 

「ま…マジですか!?そこの綺麗なお姉さまが……ん?てか、つばさちゃん?お姉さんいたのか?」

 

……あっ。しまった!? まだこの事は隠してたのに…!ついうっかり口がすべってしまったよ…

 

「おい!つばさちゃん!どうなんだ!?やっぱりつばさちゃん見たいに可愛いのか!?」

 

よりによって一番知ってほしくなかった人に知られてしまいましたね…。どうしましょう…。

 

「い…いますよ?ちゃんと…。俺は少なくともかなり綺麗で可愛いと思っていますよ?それぐらい自慢のお姉ちゃんですから」

 

そう…これは嘘偽りもなく俺はそう思ってるんだ…

 

「ふふふ、これをあの子達が聞いたら、顔を真っ赤にしてあなたを愛でまくりしてるね」

 

「ぜ…絶対に言わないでください~!!幽香さ~ん!!」

 

「うふふ♪どうしようかな~♪」ニヤニヤ

 

「うわぁ~!なんでもしますからお願いします~!」

 

すると、幽香さんの目がまるで獲物を見つけた獣のようになり、顔もかなりにやけてた。あれ…?もしかして俺…、一番言ってはいけない事を言いました…?

 

「そう…、なんでも言うことを聞くのね…?男の子に二言は無いよね?」ニコニコ

 

「はっはい…。ないです…」ブルブル

 

あはは…。俺…次こそ死んだね♪ハハハハハ…。

 

「そう…。それじゃぁ…、私の事をこらからお姉ちゃんかお姉さまと呼びなさい♪」

 

「ふぇ…?」

 

俺は余りにも予想外の答えに気の抜けた声を出してしまった…。だって風見幽香さんがあんな笑顔で目が獲物を見つけた獣のようになってたら、絶対に危険だったから、もっと恐ろしいものかと…

 

「それと、私の言うことは絶対ね?あなたに拒否権はないわ!」

 

はい…駄目でした…。ちょっと安心した俺がアホでした…。

 

「はい…。わかりました…。幽香さん…。」

 

「いまからよ?」

 

「う…///わ…わかりましたよー!言えばいいんでしょ言えば!!」

 

「ほら、言いなさい?つばさちゃん」

 

く…///こんな人の多いい場所で言うなんて…。ほら~!他の皆も、興味津々に見ているじゃないですかぁぁぁ!!てか、一誠さんなんでそんなに息が荒いんですか!?このド変態!

 

くぅ…!もうこうなったらもう腹をくくってやる!!

 

「ゆ…幽香…お姉ちゃん?///」

 

ブハァ…!

ドサッ!

 

殆どの人が鼻血を出して、一誠さんだけかなりの量の鼻血を出して倒れてしまった…。うぅ…///穴があったら入りたい。

 

「う…うん。いいわよつばさちゃん!これからそう呼びなさい!絶対ね?」

 

「うぅ…わかりましたよ!」

 

うぅ…鬱だ~…。あっ!それよりも!!

 

「あの~一誠さん?アーシアさんは?どうしたのでしょうか?」

 

「あっ……アーシアは…。死んじまった…」

 

「え…?」

 

そう言った一誠さんは、指を指した。その指を指した所には、幸せそうに眠った少女がいた…。これがアーシアさん…。神器のせいで『聖女』と奉られ悪魔を治してしまったために、『魔女』として追放された人…。

 

「アーシアは…助けられなかった!!俺は助けると言ったのにアーシアを助けられなかった…!俺は弱い自分を恨んだ…!アーシアを助けられなかった自分を恨んだ…!くそ…くそっ!」

 

「一誠さん…」

 

俺は一誠さんの気持ちが凄くわかる…。昔…俺も大好きな家族を助けられなかったから…。でも…、まだ終わっていませんよ?一誠さん…。そう…まだあれがあるじゃないですか…あれが…ね?

俺は視線を一誠からリアス先輩へと替えて、リアス先輩を見た。リアス先輩は俺の言いたい事がわかったのか一度軽く頷いて一誠さんの所に近づいた。

 

「イッセー?まだアーシアは助かるわ?アーシアの神器をアーシアに返してあげて?」

 

「どう言うことですか!?部長…!アーシアは…アーシアは生き返るのですか!?」

 

すると、リアス先輩はアーシアさんの神器と紅い色をした一つの駒を持った。

 

「イッセー?これがわかるかしら?」

 

「……アーシアの神器と…チェスの駒?」

 

「そうよ、これはねイッセー。『僧侶』の駒よ」

 

「この前悪魔の駒の説明したけど覚えてる?爵位持ちの悪魔が手にできる駒の数は、『兵士(ポーン)』が八つ、』騎士(ナイト)』、『戦車(ルーク)』、『僧侶(ビショップ)』の駒がそれぞれ二つずつ、『女王(クイーン)』がひとつの計一五体なの。いまは、『僧侶』の駒をひとつ使ってしまっているけれど、私にはもうひとつだけ『僧侶』の駒があるわ。」

 

ふむふむ…。なるほどね…。

 

「……この子の悪魔も癒せる回復力は凄いわ。前代未聞だけれど、私はこのシスターの子を転生させてみるわ。」

 

そう言ったリアス先輩は、アーシアさんの神器をアーシアさんの体の上に置くと、自然にアーシアさんの体の中に溶け込むように入った。それを見たリアス先輩は、いつの間にか朱乃先輩が描いた魔方陣の上にアーシアさんを乗せて、体の上に紅い『僧侶』の駒を乗せて、呪文を言いだした。

 

「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、アーシア・アルジェントよ。今再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ悪魔と成れ。汝、我が『僧侶』として、新たな生に歓喜せよ!」

 

すると、魔方陣が赤く輝きアーシアさんの体に乗せていた『僧侶』の駒が溶け込むように入った。すると…アーシアさんが目を覚ました…。

 

「あれ…?ここは…?私は死んだのでは…。」

 

すると、一誠さんが泣きながらアーシアさんに抱きついた…。

 

「アーシア…帰ろう…!俺達の家に…!」

 

リアス先輩が一誠さんに近づいた。

 

「イッセー?次はその子を守りなさい?先輩悪魔としてね?」

 

「はい…!部長!!」

 

ふふふ…、いい結果に終わりましたね?一誠さん♪

さ~てと…。あとは、あそこに倒れている女の堕天使とその回りにいる二人の女の堕天使をなんとかしませんとねぇ…。

 

 




どうでしたでしょうか…?今回は東方ProjectのドSお姉さんこと“風見幽香”さんを出して見ました♪
なぜ出したかというと、この人は好きな東方キャラなんですが、ゲーム内でボコボコにやられてちょっとトラウマになってしまったので、この主人公も少し苦手で“頭の上がらない人”として、今回登場させてみました。
いつか、他の東方Projectのキャラ達も頑張って出したいですね。それでは♪また次回会いましょ~ね~♪

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