まだまだ駄文だと思いますが…。頑張って書いていくのでよろしくお願いいたします…♪
パンッ!!
部室内でなにかを叩いた乾いた音が響いた…。
その音の原因は、リアス先輩が一誠先輩を叩いた音だそうだ…。
なぜ、一誠さんが叩かれたのかというと、とある理由で友達になったシスターを助けにこの駒王町にある教会に殴り込みに行くと言ったので、叩かれたのだ。
ある日…偶々街中を歩いていたら、目の前でシスターがこけたそうな、そのシスターは金色の長い髪をしていて、修道服をきたシスターで一誠さんの大好きな女性像にぴったりな人だったそうです。そこで、いろいろ聞いて、ここの教会に赴任してきたと言ってきたみたい…。そのあと、その教会に案内してた途中でケガした男の子を見つけて、その子のケガを淡い光で治したらしい。そして、その力の事を聞くと、顔を暗くしながら自分の過去を話した。
ざっくり説明すると、彼女は親に捨てられ修道院で育てられた。ある日、その回復の力に目覚めた。それが原因で『聖女』として奉られた。だがそんなある日…ケガした悪魔を治してしまい。それを見かけた聖職者に捕まり異端者と呼ばれ追放された。彼女からしたら、どんなものでも回復してあげる優しい心を持った、まさに“英雄”の一人ナイチンゲールに相応しい人物像なんだが、そんな彼女を教会の人々は彼女を『聖女』から『魔女』と呼ぶようになってしまった。それから、彼女はさらに孤独になってしまってた所に堕天使に誘われたらしい…。
それから日がたったある日、いつも通りで依頼人のもとえ向かっていると、その依頼人の家では、依頼人が逆さ十字架で無惨に殺されていたらしい。その殺した犯人が元・悪魔払いの“フリード・セルゼン”という、白髮のイカれ神父と会ってひと悶着のあと、そのシスター。名を“アーシア・アルジェント”が一誠さんをかばってそのイカれ神父に殴られまたひと悶着がっあったが、グレモリー眷属が駆けつけて、アーシアさん以外は帰ったそうです。
そして、次の日はアーシアさんをかばったさいに受けた光の弾丸でダメージを負って学校を休んでたそうで、自宅待機だったのですが、昨日の事が頭から離れずに、気持ちを切り替えるべく町に出てたそうです。ただ偶然にもそのアーシアさんと出会い、暫くハンバーガーを食べたりゲーセンでラッチュウと言うぬいぐるみを取ってあげたりと、散々遊んだそうです。だが、その夕方に一誠さんを殺した堕天使がアーシアさんを連れて行ったみたいです。
そして、ここに戻る訳ですが…。
俺の知らない間に随分と面倒な事を起こしているみたいですね…。本当に…厄介事を持ち込みますね…。一誠さんは…。
「何度言ったらわかるの?ダメなものはダメよ。あのシスターの救出は認められないわ」
「なら俺一人でも行きます。堕天使に拐われたアーシアは裏で何かされるに、違いありません!!だから俺は、友達のアーシアを助け行くんです。」
「あなたはわかっているの?行けば確実に殺されるわ。もう生き返ることはできないのよ?その、あなたの行動が私や他の部員にも多大な影響を及ぼすのよ! あなたはグレモリー眷属の悪魔なのよ! それを自覚しなさい!」
「俺はアーシア・アルジェントと友達になりました。アーシアは大事な友達です。俺は友達を見捨てられません!」
「あの子は元々神側の者。私たちとは最初から相容れない存在なの。いくら堕天使のもとへ降ったとしても私たち悪魔と敵同士であることは変わらないわ。」
あのリアス先輩がものすごく怒鳴っていた。自分の眷属を大切にしている人だからこそ、今回がどれ程危険な事かわかっているから、あんなに怒っているんだなぁ…。
でも、一誠さんも凄く頑固だね…。
「アーシアは今まで一人でいたんです!友達も家族と呼べる人もいないで、回りも彼女を捨てたんですよ…!それに、彼女は俺が悪魔なのにもかかわらず、俺をかばってくれたんです。それに彼女は『悪魔にも優しい人はいるんです』と言ってたんですよ?そんな誰にでも優しい心を持った彼女が敵なわけがないんです!!」
「だとしても私にとっては関係のない存在だわ。イッセー、彼女のことは忘れなさい?彼女は堕天使に、イッセーは悪魔にいるんだから。」
それでも、一誠さんは彼女を助けに行くと叫んで仕舞いには自分を眷属から外してくださいと、言うしまつ。リアス先輩がそんな事は絶対にさせない事くらいわかってるでしょうに…。全くもってバカなんですね…一誠さんは…。
そんな言い合いをしていると、朱乃さんがリアス先輩に耳打ちをしたあと、険しい顔になった。なにがあったのでしょうか?
「大事な用事ができたわ。私と朱乃はこれから少し外へ出るわね」
すると、リアス先輩は朱乃さんと何処かに行こうとした。
「ぶ、部長、まだ話は終わって――」
「イッセー、あなたにいくつか話しておくことがあるわ。まず、ひとつ。あなたは『兵士』を弱い駒だと思っているわね?」
そう言われた一誠さんは小さく頷いた。普通はそう思うでしょうね…。でも…それは違うよ?
「それは大きな間違いよ。『兵士』には他の駒にはない特殊な力があるの。それが『プロモーション』よ。実際のチェス同様、『兵士』は相手陣地の最深部へ赴いたとき、昇格することができるの。『王』以外のすべての駒に変化することが可能なのよ。イッセー、あなたは私が『敵の陣地』と認めた場所の一番重要なところへ足を踏み入れたとき、『王』以外の駒に変ずることができるの」
そう…。その『プロモーション』を使えば兵士でもかなりの幅の力が使えるから、総合的にいえば、最強の駒なのですよ?
「それともうひとつ。神器について。イッセー、神器を使う際、これだけは覚えておいて」
そう言いながら、リアス先輩は一誠さんの頬を撫でて言った。
「――想いなさい。神器は想いの力、思いのひとつで神器はかわるわ。あなたが悪魔でも、想いの力は消えないはずよ?その思いの力が強ければ強いほど、神器は必ず応えてくれるわ」
想いですか。確かにそうですね。神器は、どんな物も思いのひとつでそれらは、変わりますからね。
「最後にイッセー、絶対にこれだけは忘れないこと。『兵士』でも『王』を取れるわ。これは、チェスの基本よ。それは悪魔の駒でも変わらない事実なの。あなたは、強くなれるわ。だから、強く思いなさい」
そう言って、リアス先輩は朱乃さんと何処かに言ってしまった。まぁ、行く前に横を通ったとき『イッセーを…、よろしくね?』と頼まれたんだけどねぇ~。
本当に…甘いんですから。グレモリー眷属は…。
すると、一誠さんは一人で何処かに行こうとしてた。
そしたら、木場さんが近づき口を開いた。
「イッセーくん、どうしても行くのかい?」
「あぁ…木場。俺は誰がなんと言おうと行く。例え部長に怒られようとも俺の気持ちはかわらないからな」
「一人でいくと死んじゃうよ?」
「わかってるよ!それでも俺は…」
「僕も行くよ。イッセーくん」
「えっ?」
「僕も、イッセーくんの仲間なんだよ?君を一人で行かせるわけにわいかないからね。」
「木場…。」
「私も行きます…。二人だけでは、心配なので。」
「ありがとう!小猫ちゃん!」
やはり、二人とも行ってしまいますか…。仕方ないですね~…
「はぁ…。やっぱり行くんですか?皆さん?」
「あぁ!俺は絶対にアーシアを助けるんだ!!」
「僕もイッセーくんを守らないと部長に怒られるからね。」
「私も二人が心配だから着いていくだけです…」
「ふぅ、仕方ないですね…まったく。俺も行きますよ…一誠さん。あなた達を守るのが本来の俺のお仕事ですからね。」
「ありがとう!つばさちゃん!!おっしゃそうと決まれば皆!!行くぜ!!」
『おうッ!!』
俺達は教会に殴り込みに行くことになりました!