「うぅ…此処は何処だ……」
きずいたら俺は知らない場所にいた…
「何で…こんなところに」
其処は何にもなくただただ広い真っ白な空間だった…
「確か俺は……トラックにひかれそうになった子供を助けて…」
そう、俺はいつも通りの道を通って散歩をしていて信号待ちをし、信号が青になったので進もうとしたら…隣にいた子供が友達の所に行こうと走っていってたら…居眠り運転をしてたトラックがその子供に突っ込んでいき、その子供を守るため突き飛ばしたあと、確か意識が無くなったのか……………
あれ…、もしかして俺死んだ…?
『そうじゃ、お主はその子供を助けて死んだのじゃ』
そうか、俺…死んだのか…………
「って、あんた誰っ!!ていうかいつからそこいたの」
『うむ、わしの名はイザナギ…つまり神じゃよ。それといつからいたかと言う質問については、「確か俺は…」のところからじゃな。』
「ほぼ初めからじゃん……って…イザナギ!?」
『かっかっか、おんしは面白い反応するの~』
オッサン?がいきなり現れたらと思ったら日本神話で有名な神様の1柱、伊邪那岐命様でした、てか俺はやっぱり死んだのか~…と、言うことはここって地獄か天国なのかな~…それよりも、あの子供無事だったのかな?
『ふむ、あの子供なら無事じゃよ。今も元気にしとるし、おんしの葬式にも来ていて両親と一緒に「お兄ちゃん助けてくれてありがとうございます」何てことを言ったよ』
そうか、あの子供は無事だったのか…ならもう悔いはないな……
『おんし…何か勘違いしておらぬか?』
ん、何が?
『何がって…おんし、それでいいのか?そんな人生の終わりかたでいいのか?』
うん、いいよ。どうせ家族も皆死んじゃったし…メイドと二人で今まで暮らしてたかね、最後の最後に小さな未来ある子供の命を助けれたんだ。もう、ね…いいよ。満足だし…。ま~悔いがないとは嘘になるけどね…。
『ふむ。――なら、転生してみるか?』
転…生…?
『うむ!転生じゃよ!』
そっか~、転生かぁ……いいかも。
「今さらだけどね、1つ聞いていいですか」
『うん…?なんじゃ?』
「さっきから人の心読んでない…?」
『本当に今さらじゃな……』
うん、今さらですがなにか?
あ、そうだ、一番大事な事を聞き忘れてた…
「何処に転生するの?」
『ふむ…おんしらの世界で言うラノベと言う奴のハイスクールD×Dと言う世界じゃ!!』ドヤー!!
と、何かどや顔で言ってたがハイスクールD×Dか~…
かなり、俺読んでたな~。てか死亡フラグばっかの所じゃん…
『ふむ、所でおんしはどんな特典が良いのじゃ』
特典か! 何にしようかな~…とりあえず力は欲しいな!
「てなわけで、とりあえず力が欲しいな~」
『具体的にどんな力がよい』
「その世界でどんな事がおきても生きていけるぐらいの力!!あとは家族が欲しいな~、それとほかは神様が適当に決めてくれるとうれしいな~。ダメかな…?」
『ふむ…そんなんでいいんじゃな?なら特典はこちらで決めておくとしよう!!』
「うん!ありがとうございます!」
『かっかっか、なぁ~にお安いご用よ。では、転生させるぞい?』
「うん…、お願いします」
ふぁ~転生か~、楽しみだな~!
あっ!そうだ忘れるところだった!!
「ねぇ…神様?」
『ぬ?なんじゃ?まだあるのか?』
「その…ね…///」
「神様…いえ、イザナギ様…新しい人生をくれてありがとうございます!!この恩は一生忘れません。本当にありがとうございました!!」
『かっかっか、気にするな。ただの気まぐれよ…。おんしは新たな人生を楽しむが良いのじゃ!』
「はい!!」
『では、いってこい』
「いってきます」
こうして俺はハイスクールD×Dに転生するのだった…
イザナキside
さて、あの一族の最後の生き残りを転生出来たか…。
「ふぅ…。本当に良かったのか…?おんしは…」
「はい…。イザナキ様…これで良かったのです…。つばさ様には…幸せに暮らして欲しいので…。もう…あのような辛い過去を持たない…世界へ…」
「おんしは…寂しくないのか?」
「寂しいですよ…そりゃぁ…。でも、私はもう力がありません。もう…あの方々の約束を守れないのです…。だから…。イザナキ様に頼みにきたのです…。もう…私も…。思い残すのはありません…。これで…安らかに…眠れます…。どうか…どうか…。お幸せに……つばさ…様…………」
ドサッ…
そして一人の少女が幸せな顔で死んだのだった…。
「全く…。おんしは自分の幸せよりも…あの子の幸せを最後まで願うのだな…。お前はここで死ぬのはもったいない…。おんしもあの子と同じように幸せにならなくちゃぁいけないぞい…?それが、ワシの数少ない親友であり、あの子の両親の…最後の願いなのだからな…。お前のその命!!ワシが預かろう…!!ワシと共にあの子に会いに行くぞ…?麗しきやさしい心をもった少女……カンナよ…」
そしてワシは、一人の少女を神に転生させて…。ワシと共にあの子の転生先のハイスクールD×Dに行くのだった…。
いかがでしたか。
ちょっと変えて見ました…!!