ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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5話 お仕事やります!!…正体バレちゃった!?

俺は今森の中にいる。何故森の中にいるかは、とあるはぐれ悪魔を討伐しにきたのだ。そのはぐれ悪魔はなんでも、人間を食べてその味を気に入ってしまい主人を殺して、数多くの人間を食べてるみたいなんだ!

 

 

「はぁ…。サーゼクスさんも人使いが荒いですよ、まったく…。まぁ…、学校に行けて今が楽しいのもサーゼクスさんのお陰だからねぇ~。かなり感謝してるし仕方ないか…。」

 

 

そう俺は今サーゼクスさんに『はぐれ悪魔のバイザーがこの街に来ているみたいなんだが…、どうもバイザーだけではないみたいでね…、S級はぐれ悪魔のバイソンと言うはぐれ悪魔が一緒にいてね?リアス達ではどうしようもできないからね、そちらの悪魔を討伐してきて欲しいんだよ。いいかな?』っと言われたのでね?二つ返事でひきうけたの。

 

まぁ~、退屈してたし、地球連邦軍の仕事も最近ないからねぇ~暇だったから丁度いいかな?

 

 

「ほ~う。またこの森に人間が入ってきたか。それに子供で女とわなぁ…。ククク!お前はどんな味がするんだろうなぁ~!!」

 

 

えぇ…と、このキモいのが…バイソン?

 

…………………ふむ、上半身が筋肉質でムキムキの世紀末の覇者見たいな体で顔が蛇見たいなキモい顔…、それに下半身がムカデ見たいな体…………。

 

 

キモォォォォォォオ!!何こいつ何こいつ!き、キモすぎる!!これは流石に生理的に無理な生き物だよぉ~ !うぅ……。こう言うタイプが一番嫌いなのに…くそぅ…しっかり確認しとけばよかったよ。くっ、あの人俺が蜘蛛とムカデとゴキブリが嫌いな事を知っててこんな奴を……!この恨み絶対張らしてやる…!!

 

 

 

「クククク!どうした?怯えたのか?まぁ、この姿を見て怯えない奴なんていないがなぁ…。それにしてもずいぶん可愛い顔をしているじゃないか…。こいつはただ食うのは勿体無いなぁ…。そうだ…お前の身体をバラバラにして遊んだ後に食べるとしよう。ククク…楽しみだなぁ~。」

 

 

うん…。無理!こんな奴は即刻この世から消すべきだ…!仕方ないか…。こんなやつに使いたくないが…触りたくもないのでさっさと殺そう…。

 

そうして俺は両手に【対刀“零”】を異空間から出した。この刀は右手に持つ刀が紅い色とオーラを出している、妖刀紅桜を短刀にした感じの刀で、左手に持つ刀は普通の短刀です。詳しくは戦○B○S○R○にでてくるとある忍が使う武器です。ちなみに手作りなのですよ

 

この異空間は俺のコピー能力でコピーした、「隙間を操る程度の能力」です!!ほかには、鎧も入ってて、鎧を着るときは換装っていいながら着用します。着用する際は、とあるギルドに出てきたティターニアと呼ばれた魔導士が使う魔法みたいな感じですね

 

 

 

「で…?それだけか?言いたいことは」

 

 

「貴様のその短刀…。なんだ?異様な力を感じるなぁ…。貴様は何者だ?」

 

 

「いえいえ…。名乗る程の者じゃぁ~ありませんよ…。ただ…言えるのは…。」

 

 

 

「お前を殺す者だよ?」

 

そして俺は、バイソンの懐に一瞬ではいり、そのまま上に右手に持つ短刀を切り上げる

 

ズシュ…!

 

「ぐ…ぐきゃぁぁぁぁぁ!?」

 

切れる音と共にバイソンの右腕が飛んでいった。

 

「ぐぅぅ!!くそが!!人間なんぞに俺が殺されるかぁ!!貴様はそのままぶっ殺してやる!」

 

バイソンは残った左手でどす黒い槍みたいな物を作り、それを俺に振って切ろうとしてるが、最大時速がマッハ5で動ける俺に当たるはずもなく闇雲にただ振ってるだけだ…。

 

「くそっ!くそっ!くそぉぉぉ!!何故当たらねぇ!?何なんだよ貴様はよぉぉぉ!」

 

「ふぅ…。この程度ですか…。飽きましたね…。さっさと殺してあげますよー。」

 

フッ…!

 

俺は、音速と同じ速さで相手の真上に飛んだ。バイソンからしたら突然消えたんだろうな。まぁ…。気づいたところでもう遅いですがね…

 

「疾風・颯(はやて)!!」

 

バイソンに20のも斬撃が襲い、バイソンは物凄く吹っ飛んでいった…。だが、俺は吹っ飛ばす場所を考えていなかった。なんせ、吹っ飛んだ先には…グレモリー眷属がいた場所だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―イッセーside―

俺は悪魔になって初めの仕事の二週間のチラシ配りを終えて、誓約を取る仕事に移ろうとしたのだが…。

俺には魔力が壊滅的にないらしく、悪魔なら赤ん坊でも通れる転位魔方陣で契約者の所に行けなかったのだ…。

そのせいで、俺は自転車で契約者の所に行っていたんだが、そこでミルたんとか言う世紀末の覇者見たいな化け物と会ったり、女のコスプレが大好きなオッサンに呼ばれたりと、なんで俺の所にはこんな変人ばっかりくるんだよ!!くそっ!綺麗なお姉さんに呼ばれてキャッキャウフフな事を夢みたのにぃ…!

 

そんな時に朱乃さんが部長にはぐれ悪魔?とか言う奴の討伐の依頼が来たからその悪魔の討伐をしに、近くの森に今は来ている。

 

 

「部長…?はぐれ悪魔ってなんですか?」

 

「そう言えば話してなかったわね。いいは、教えてあげる。はぐれ悪魔って言うのわね?自分の欲望の為に主人を裏切り悪行の限りを尽くした悪魔で、その悪魔の殆どが欲望にまみれて化け物と化した悪魔の事よ。」

 

 

「へぇ~。そうだったんですか。」

 

「そう。それとイッセー?今日は貴方は見学よ?いい機会だし悪魔の戦いかたを見ていなさい。ついでに下僕の特性も説明しておくわ。」

 

「特性?」

 

「そう。悪魔・堕天使・天使の三つどもえの関係は前に説明したわね?長い戦いの中でどの勢力も疲弊し、やがて戦争は勝者を生まず終結した。その時に悪魔も多くの純血を失い軍団を率いる事が出来なくなったの。このままでは行けないといい、そこで始まったのが【悪魔の駒(イーヴィル・ピース)】よ。イッセーはチェスを知っているかしら?」

 

 

「はい…、名前くらいは。将棋みたいなもんですよね?」

 

「チェスの駒には、王・女王・騎士・戦車・僧侶・兵士とあって、それぞれ特性が異なるよの。」

 

「これと同じように下僕悪魔にそれぞれ特性を授ける事で少数でもより強大な力を発揮できるようにしなの。今では悪魔の駒を使ってその強さを競う“レーティングゲーム”が爵位持ちの間で流行しているぐらいよ?」

 

「レーティングゲーム?」

 

「まぁ…、簡単に説明すれば、下僕を駒にして実際に戦う大掛かりなチェスね。でも、これが地位や爵位に影響するようになっていたの。」

 

 

「じゃあ俺もそのうちそのゲームにかり出されて戦うんですか?」

 

 

「私はまだ成熟した悪魔ではないから公式の大会には出場できないの。」

 

 

「僕達もまだ、出た事はないんだよ。」

 

「出場するには色々と条件もあるから、まぁしばらくはゲームすることはないと思うわ。」

 

「なるほど…。所で部長?俺の駒ってなんですか?」

 

「イッセーあなたは…っ!」

 

すると、部長は何かに気づいたみたいで森の奥に視線を向ける。他の皆もその部長が見ている方向に視線を向けていたので、俺も見た。

 

「血の匂い…」

 

小猫ちゃんが匂いに反応したら、奥から声が聞こえた。

 

 

「うまそうな匂いがするなぁ!不味そうな匂いもするなぁ!苦いのかな?甘いのかな?」

 

すると奥から上半身しん裸の女の人が現れた…!なんと全裸ですとぉぉぉ!

 

「うぉぉぉ!エロい!あんな露出狂がはぐれ悪魔なんですか!部長ぉぉぉ!」

 

「一誠君…」

 

「一誠先輩…。」

 

「あらあら…。一誠君ってば…」

 

「はぁ~。イッセー?よく見なさい彼女を…。」

 

そう言われ…、よく見ると、上半身は裸だが下半身がライオンの様な獣の体を持った化物だった。

 

「なっ…なんじゃありゃぁぁぁ!」

 

「一誠君?あれが主を殺してはぐれになった者の成れの果てだよ…。」

 

「く…ただの化物じゃないか…。」

 

「はぐれ悪魔バイザー!!貴方を消し飛ばしに来たわ!!」

 

「こざかしい小娘が…。その紅い髪の様に鮮血で染めてくれるわ!!」

 

バイザーは両手に長いランスの様な槍を持って襲ってきた。

 

「雑魚ほど洒落た台詞を吐くものね」

 

「きさまぁ!」

 

「祐斗!」

 

「はい!」

 

ザッ!

木場はバイザーの所に走って行った!

 

「イッセーさっきの続きをレクチャーするわ。祐斗の特性は“騎士”。騎士の特性はスピード、そして祐斗の最大の武器は、捉えきれないスピードと達人級の剣さばきによって繰り出される高速の斬撃よ!」

 

ズバズバ!

 

「ギエェェェェ!」

 

目に見えない速さで木場はバイザーの両腕を切って落とした…。すっすげー!全然木場が見えなかった…!あいついったいどれだけ早いんだよ!

 

 

「この小虫がァアアアア!」

 

すると、木場がいたと所に小猫ちゃんがいて、そのまま踏み潰されてしまった!!なっ!

 

「小猫ちゃん!!」

 

「くははは!!まずは一匹ぃ!」

 

「部長!小猫ちゃんがっ!」

 

「大丈夫よイッセー?小猫の役割は…“戦車”よ」

 

すると、バイザーの体が徐々に浮き上がっていき、すると、さっきまでバイザーが小猫ちゃんを踏み潰してた所に、両腕を上げてバイザーを持ち上げていた小猫ちゃんがいた…。えぇええええ!!なんでえええええ!!てかすげえぇええ!

 

「戦車の特性は…バカげたパワーと圧倒的な防御力よ!」

 

「くそがぁ!」

 

ブゥン!

バイザーの尻尾が小猫ちゃんをなぎはらい小猫ちゃんは壁に叩きつけられた。でも小猫ちゃんは何事もなかったかのように立ち上がった…。えぇぇ…。

 

「その程度の攻撃では小猫は倒れないわよ?」

 

さいですか…。

 

「ぶっ飛べ…」

 

ドンッ!!

 

小猫ちゃんはバイザーにパンチを入れてら小猫ちゃんはバイザーをぶっ飛ばした…。

ドンッ!!ってなんか物凄く重い音がしたんだけど…。小猫ちゃんが怖いよ…。

 

「そんな…。こんな小娘どもに…」

 

「弱……」

 

小猫ちゃんがボソっとそんな事を言っていた。小猫ちゃんには絶対に逆らわないでおこう…。

 

「最後は朱乃ね!」

 

「はい部長♪うふふ…どうしようかしら♪」

 

おぉ!最後は朱乃さんか!朱乃さんはどんな戦い方をするのだろうか気になるなぁ~!

 

「朱乃の役割は“女王”兵士・騎士・僧侶・戦車の全ての力を兼ね備えた無敵の副部長よ。」

 

へぇ~!そうなんだぁ…。やっぱり朱乃さんは凄いひとだなぁ。

 

「あらあら?まだ元気みたいですね…。そうなら、これならどうでしょうか?」

 

パリパリパリ

 

朱乃さんが右手に雷をまとったどうするんだろうか?

 

 

カッ!!バリバリバリバリバリ!!

 

「ギェェェェッ!!」

 

「それに、朱乃は魔力を使った攻撃が得意なのよ。」

 

「あらあらまだいけそうですわね。どこまで耐えられるかしら?」カッ!!

 

バリバリバリバリバリ!!

 

 

「ぐはぁァァァアッ……!」

 

「ちよ!!なんか朱乃さんがすっげー怖いんですけど!?」

 

「何より朱乃は…」

 

「究極のSよ!」

 

えぇぇ…!朱乃さんがSだと…!しかもドSを越える究極Sだなんて…!まっ…マジで怖いんですけど!?だって今もうっとりとした顔でおほほほほほって叫んでいるんですけどぉぉぉ!?

 

「大丈夫!副部長は味方にはとても優しいから。」

 

木場がそんな事を言ってきたが…。チラ…

 

「おほほほほ!!」カッ!!ズガガガガガガガガガ!!

 

「ガァァァァァ………………ッ!!」

 

「朱乃。もうやめなさい?イッセーが怖がっているわ。」

 

「あらあら、仕方ありませんわ。もの足りませんがトドメは部長におまかせしますわ♪」

 

「(やっぱりこえええええええええええ!!)」

 

俺がそんな事を思っていると、部長がバイザーの目の前にいた。

 

 

「はぐれ悪魔バイザー…。最後に言い残す事はあるかしら?」

 

「殺せ…」

 

「そう、それなら…消し飛びなさい!!」

 

ドッ!!

 

部長の手から黒い塊が出てきて、バイザーを跡形もなく消し飛ばした。あれが…、部長の力!そして………

これが悪魔の戦いか…!こん中で俺は上を目指すのかぁ…。

 

「終わりねみんな。ご苦労様!」

 

 

「ところで部長…?」

 

「ん?何かしら?」

 

 

「聞きそびれたんですけど、俺の駒ってなんですか?」

 

「ん?あぁ!イッセーの駒は…、兵士よ!」

 

うん…。一番したでしたのね…。俺のハーレムの道は険しく遠いいようだ…。

 

 

「さて、もうバイザーも消し飛したしみんな帰るわよ…!」

 

「はい!ぶt…」

 

ドッゴォォォォォンッ!!

 

すると何が吹っ飛んできて俺達の近くに落っこちた!!

なんだ!?いったい!?

 

「げほげほ…ッ!なっ…なに!?何が起きたの!?みんな大丈夫!?」

 

「げほっ!はい!大丈夫です部長。」

 

「こちらも、大丈夫ですわ」

 

「部長…私も大丈夫です…。」

 

「はい…部長…ッ!!部長は大丈夫ですか!?」

 

「私は大丈夫よイッセー。みんなも大丈夫ね?よかったわ…。」

 

ほっ…。みんなも部長も大丈夫だったのか…。それわよかった。でもいったい何が吹っ飛んできたんだ?

 

 

「ッ!!部長見てください!!」

 

どうした?木場がかなりあわてているみたいだけど?

 

「なッ!!この悪魔…。S級悪魔のバイソンだわッ!!」

 

「「「!?」」」

 

ん?S級?なんだそれ?

 

 

「あの~部長?S級悪魔ってなんですか?」

 

「え?あっえぇ…そうね、この際それも話すはイッセー。それぞれのはぐれ悪魔にはランクがついてるの。ランクわね?低い者でF級から、強い者でSS級の強さを持っているのよ。このランクは、高ければ高いほど強大な力を持ってたり犯罪者だったりするのよ。でも、規格外でSSS級なんて者もいるみたいだけど、まだ誰も会ったことも見たこともないらしいわ。まぁ…この話はおいといて、つまりこのランクが強さを示しているのわわかったよね?イッセー?」

 

「はい!わかりました!!」

 

「そう、それでこいつの名前がバイソン…S級はぐれ悪魔よ。

バイソンは自分の欲望の為に人間を生きたまま食べて、その際に自分の主人も食べてしまった外道の悪魔なのよ…。それもこいつはかなり強くてね?S級の中でもずば抜けていたらしいわ。今まで色んな悪魔や悪魔払い、賞金稼ぎなどがこの悪魔を襲ってきたけど、皆返り討ちに会って殺されたわ…。其れほどまでに強い悪魔なんだけども…どうしてこんなに傷だらけで死にかけているのかしら?」

 

な…ッ!!そんなに凶悪な悪魔なんかよ!!でも、たしかにこの悪魔…傷だらけで死にかけているみたいだ…。いったいどんな化物がこいつを殺ったのか?

 

 

「ぐぅ…。くそ…が…。この…俺…が、あんな…小娘に…遅れを…とる…なんて…!」

 

「はぐれ悪魔バイソン…!なぜ貴方が戸々にいるのかしら?それにどうして貴方が傷だらけなのかしら?答えなさいバイソン!!」

 

「ぐ…!その髪…お前は…グレモリーの…者、か!…ククク……まさか、グレモリー…の、管轄かだったとわな…。俺も…此処まで…か…。」

 

「そうね…貴方が私の管轄下に入ったじてんで貴方を消し飛ばしてあけるけど、いったい貴方は誰と戦っていたのかしら?」

 

「ク…ククク…ハハハハハ…。俺が…誰と、戦っていただと?…それは…あいつだ…!」

 

バイソンが指をさした方向に視線を向けるとそこには…、学園の絶世の美少女ならぬ男の娘…結城つばさちゃんがいた!!

なぜちゃんずけだって?だって見た目は超が付くぐらいの美少女だし、それにクラスや他のクラスや学年の人達みんな、ちゃん付けだからだよ…。

 

で…でもなんであの子がこんなところに!?

 

「はぁ…。うかつでした…。まさか、グレモリー眷属が大集合だなんて…。しくじりましたよぅ…」

 

 

うん?なんかぶつぶつ言ってるけどなんて言っているんだろう?

 

「あなた…?なぜこんなところに人間がいるのかしら?それに…貴方は何者?」

 

「うぅ~ん…。それは、明日でいいでもいいですか?今は、ソコの悪魔を狩らないといけないので…。さて…と、言い残す事はありますか?」

 

「貴様の名前を教えろ…。私を倒した者の名前をな…。」

 

「うん…。わかった…。俺の名前は結城つばさ…。駒王学園の二年生だよ?」

 

「そうか…。俺は今まで人間を食べてきた…しかし、そらだけではない、もうひとつ夢があった。死ぬときは自分より強い奴に殺されたいとな…。だから殺せ…。俺はそれで満足だ…。頼む…。」

 

「………」

 

つばさちゃんは黙ったままで目をつむって考えていた…そして、目を開けて喋ろうとした。

 

「わかりました…。あまり俺は命を無闇に取るのは好きではありません…。それが例えどんな犯罪者や人外でもです…。

でも、貴方がそれを望むのなら仕方ありません。苦しまないように…一瞬で終わらせます…。いいですね?」

 

「あぁ…。頼む…。」

 

「わかりました…。では…、さようなら…。」

 

「ふっ…。楽しかったぜ?ありがとうよ…。つばさ…」

 

「……はい。どうか、安らかにお眠りください…」

 

ザシュゥゥゥ!

ドシャ…

 

つばさはS級はぐれ悪魔バイソンを刀身が紅い色をしていて同じ色のオーラをまとった短刀を降り下ろし、バイソンを真っ二つにした。バイソンは、そのまま息絶えて砂となり消えた…。

 

 

「貴方は…人間なの?」

 

「はい。人間ですよ?まぁ…どっちかって言えば普通の人間よりも人外に近いですけどね…」

 

そう言いつばさちゃんが何処かに行こうとしたので部長が呼び止めた。

 

「ちょ…!あなたまちなさい!!どこにいくつもり!?止まりなさい!!」

 

「ふぅ…。リアス先輩?うるさいです…。今何時だと思っているのですか?まったく…。――本当、お兄さんと似ていますね?貴方は」

 

「え、あなた!お兄様を知っているの!?」

 

「はい…。凄く知ってます…。」

 

「そう…。じゃぁ…そのまま止まってくれるかしら?止まらないと…、強制的に捕まえるわよ?」

 

部長がそう言うと、いつの間にか木場に小猫ちゃんに朱乃さんがつばさちゃんの周りを囲んでた…!はっ…早い…。いつの間に朱乃さんらは、移動してたのか?さすがにこれは、逃げれないな…。

 

「はぁー…。だから、明日お話しますと言ったでしょ?それにあなた達じゃ俺を捕まえれませんよ?そう…あなた達じゃ…ね?」

 

「そう…。なら試してみる?祐斗!朱乃!小猫!捕まえなさい!!」

 

「「「はい!部長!」」」

 

いっせいに朱乃さん達がつばさちゃんを捕まえようとするがつばさちゃんはまったく動かずにいた…。なんで?なにがしたいんだ?

 

「はぁ…。だから、無理だと言ってますのに…。しかたありませんね…。少し止まってくださいな…。」

 

シュンッ!

 

いきなり目の前からつばさちゃんがきえた…!どこ行った…!すると朱乃さん達が突然倒れた…。なっ!!嘘だろ…!あの朱乃さん達が全員一瞬で殺られるなんて!

すると、後ろから足音が聞こえたので振り返ると、つばさちゃんがいた…。

 

「はぁ~、だから言ったでしょうに。あなた達じゃ、全ての実力的に俺を捕まえる事なんて出来ませんよ?それに、一誠さん?誰一人殺してませんからね?なんで罪のない人達を殺さないといけないんですか、まったく…。心配しなくても、ただ気絶しているだけですよ~…。」

 

そうか…そうだったのか…。てっきり俺は殺したんだと思ってた…って!

 

「なにナチュラルに人の心の中を聞いてるんだつばさちゃん!?」

 

「つばさちゃんって…………。まぁ…いいです。それは簡単な話、俺のコピーした能力のひとつに【心を見る程度の能力】を使っただけですよ?」

 

「チートだぁ…!」

 

「本当ね…。」

 

「そ、なので明日にしてくださいね?聞きたいことは明日聞きますよ…。」

 

「わかった…。明日、あなたに使いをだすわ。必ず来なさいよ?」

 

「わかってますよ…。俺は約束事は絶対に破りませんから…。では、お休みなさい。リアス先輩?」

 

「えぇ…。お休みなさい…つばさちゃん?」

 

「うぅ…。やっぱりリアス先輩もちゃん付けですか…。はぁ…もう定着しちゃっているのですね…。」

 

そうつぶやいて、つばさちゃんが闇えと消えて行った…。

いったいあの子は何だったのだろうか…?

 

「うぅん」

 

「あれ…?僕はいったいなにを?」

 

「あらあら…。負けてしまいましたわ…。」

 

「あら、みんな気がついたのね?今日はいろいろあったけどもとりあえず、あの子は明日部室に来るそうよ?祐斗?」

 

「はい、部長。」

 

「明日、あの子…つばさちゃんを連れて来てくれる?行きにくいと思うけどお願いね?」

 

「わかりました…。まさか僕が見切れない速さだったんで驚きましたけど、次は絶対に勝ちたいですね!」

 

「そうね…。次は絶対に勝ちましょう!!みんな!!」

 

『はい!!部長!!』

 

こうして、俺たちはひとつになって新な目標をかかげるのだった。

 

―イッセーside out―

 

 

 

 

 

―つばさside―

うぅ~んどうしましょう…。まさかこんなに早く見つかってしまうとわ、思いもしませんでした…。まぁ…ほとんど自業自得なんですが、隠密に長けた俺ですのでかなりショックですねぇ…。

とりあえず、サーゼクスさんに報告しますか…。はぁ~。

 

魔方陣が展開し、そこにサーゼクスがうつった 。

 

 

「おや?どうしたんだい?つばさ君。連絡なんて珍しい。」

 

「はい…。実は…」

 

俺は今日おきた出来事を包み隠さず全て話した。勿論グレモリー眷属に攻撃されて返り討ちにしたのもね?

 

「そうか…わかった。まさかこんなに早く見つかってしまうとわね…。」

 

「ごめんなさい…。サーゼクスさん…」シュン

 

「…ッ!!ハ…ハハハハ!な…なに気にしてないからね?仕方なかったから!!だから落ち込まないでくれたまえ!!そう大丈夫だから…ね?」

 

「本当…?」

 

キュンッ!

 

「う…うん!大丈夫だよ?僕もそっちにいってリアスに説明するから、心配しないでくれたまえ!つばさ君!!」

 

 

「えへへ…///ありがとう!サーゼクスさん!!」

 

ブパァー…

ドサ…!

 

すると突然サーゼクスさんが盛大な鼻血をふいて倒れた…。

サーゼクスさん?大丈夫?

 

 

「サ…サーゼクスさん!!大丈夫ですか!?」

 

「だ…大丈夫…だよ…つばさ君…。(やばい…可愛い)」

 

「わかりました…。あ!それと、やっぱり俺の事を全部話してください。地球連邦軍の事もね?」

 

「いいのかい?そこまで話して?」

 

「はい!いいんです。流石にこれから一緒にいる仲間になる人達に隠し事はなるべくしたいですからねぇ~…。」

 

「わかった…。君がそこまで言うのなら、明日リアス達に全てを話そう!!君もできるだけ喋ってね?」

 

「わかってますよ、サーゼクスさん」

 

「そうかい…。なら明日だね?楽しみにしとくよ?つばさ君…。」

 

「はい!ありがとうございます…。サーゼクスさん。そして、お休みなさい!」

 

「あぁ…お休みなさいつばさ君…。」

 

ブォン…

 

サーゼクスさんとの会話も終えて、明日に備えて寝る準備をして、ベットに入った。

 

「明日…か。覚悟を決めなくちゃね…。」

 

こうして俺は深い眠りについた…。

 

―つばさside out―

 

 

 

 

―サーゼクスside―

 

やぁ…。みんな久し振りだね…サーゼクス・ルシファーだよ

 

さて…今回予想よりも早く見つかってしまうという事がおきたのだが…、あれは、反則だと思うのだよ…。あんな可愛い生き物がいるとは、思ってもいないからねぇ…。本当に男の子なのだろうか…あの子は…。

 

まぁ…。そんな事はおいといて、まさかあの子が全てを話すなんて、いったいどうしたのかね?確か、あの子の兄であり僕の親友の結城こうきに聞いた話では、あの子は認めた者しか心を開いて正体を明かさないと聞いてるんだが、今回それを話すというのだ。

まさか、あの子が認めたと言うことなのかな?それなら、うれしいことなんだかねぇ…。

まぁ…それは明日わかる事だろうから、明日まで待つとしよう。

ふむ…明日が楽しみだね?つばさ君?

 

―サーゼクスside out―




遅くなってしまいました…。

今回は今までの中で一番長い文章になってしまいました…。
やはり、主人公は強いですね!!
ま~今回はこんな感じでしたが、次も頑張っていこうと思います…!どうか見守ってくださるとうれしいです。

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