ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

15 / 146
さあさあ頑張って書きますか!!


旧校舎のディアボロス
1話 学校に行くことになりました


ハロハロー♪皆大好き前世の男の娘、つばさちゃんだよ~♪

 

……………え……なにこの反応………………。仕方ないじゃん………お兄ちゃんに無理矢理されたんだから…シクシクシク…。

 

 

ぐすん…。ごめんなさい…。なんで今のこの状況になっているのかをお話しするね…。

 

 

 

グレートレットとオーフィスが家族になってから時はたち、現在おれは駒王町にきているの 。

 

なぜ駒王町にいるのかって?

 

それは…遡ること三年…いや数日前だったかな………。

 

 

―少年回想中…―

 

「んぅぅ!はぁ~…。やっと仕事終わったよ~…。さてと、そろそろ家にかえるか…。」

 

そして、俺は転移の魔法を使い、家に帰った。

 

「たっだいまぁ~!」

 

「あら?お帰りなさい、つー君」

 

「お帰り~!つー君!」

 

「お帰りにゃ~!つー君♪」

 

「おっ帰り~!!つー君♪」

 

「おっ?お帰り、つばさ」

 

「おう!やっと帰ってきたか!!つー君!」

 

「ははは、お邪魔してるよ?つばさ君」

 

「お帰りなさいませ。つばさ様。」

 

何時も通りの家族の挨拶の中に、な・ぜ・か・!魔王様こと、サーゼクス・ルシファー様とその妻でありメイドのグレイフィアさんがいた…!

 

「えぇ…と…。なんでサーゼクスさんとグレイフィアさんがいるんですか…?」

 

「ははは!いや~なに、今回はプライベートできたのだよ。ほら、前に家族の自慢話をしようと誘いをうけててね、仕事が思ってた以上に忙しくてできなかったのだよ。そして今日、久しぶりの休みができたのでね、今回来たのだよ!迷惑だったかい?」

 

「いえいえ!!そんなことないですよ!むしろ、来てくれてありがとうございます!サーゼクスさんとグレイフィアにもう一度お会いできて、僕は嬉しいです!」

 

「ははは!嬉しい事を言ってくれるね~、リーアたんもこんなに素直なら嬉しいのだがね~…」

 

「流石に、あの歳でその呼び名は恥ずかしいのでしょう。」

 

「む~。そうなのかい?」

 

「はい。そうでございます」

 

「そうなのかぁ…」

 

そう言い、サーゼクスさんは凄く落ち込んだ様子になってしまった…。どんだけ妹さんの事が好きなのだろう?ブラコン過ぎるだろう…全く。

 

「ふははは!大変だなぁ~、魔王もよ。まぁ、こっちは素直で可愛いぜ?うちのつー君はなぁ~。ふははははは!!」

 

はい…。人の事を言えませんでしたね…。こっちも物凄くブラコンだったのを忘れてましたよ…。はぁ~…。愛されて嬉しいんだけどなんだかなぁ~…

 

「ところで…。つばさ君は今何歳なのだい?ほとんど仕事をしてたみたいだけども、まさかとは思うけど、学校を一度も行った事なんてないよね…?」

 

「はい。え~と今は17歳ですね。あと、一度も行ってませんね?学校…。」

 

「……え?」

 

「そう言えば、行ってなかったな……お前。」

 

すると、こうき兄さんは今思い出したかのように言った。

まぁ~学校なんて、前世の時も行ってなかったな~。あっ!!そうそう、家族には、前世の転生者って言うことは喋っているよ?最初は驚かれたけど、それでも家族になってくれたんだ…。あの時は本当に嬉しかったな~♪

もうひとつ言うと、ここでの父親と母親は俺が生まれて少したって、俺が三歳の時に…、事故で死んでしまったの。お父様もお母様も凄く優しかったなぁ……。ま~…、今いる家族でも十分なんだけどね♪

 

でも…守るといったのに、家族を守れなかったのは悔しいね………。

 

 

「いやいや、学校は行くべきだよ!?流石に!いろいろな経験や勉強や友達もないんだよ?寂しくないのかい!」

 

「う~ん…。今まで家の中だったからね~…。この仕事だって、10歳の時に始めたからな~……。それに、勉強に関しては家のメイドや執事、姉さんや兄さん達に教えてもらっていたし、友達も皆、人外ばっかりだからねぇ~…。それに、俺が一般の生活をするなんてできないからね…。」

 

「それはダメだよつばさ君!!!」

 

ビクッ!!

 

いきなり大きな声で肩を掴められながら叫ばれると流石に驚いちゃうよ…。

 

「君だって、人なんだよ?ちょっと力が強いだけの子供なんだよ?学校はそれだけ子供にあたえるものが大きい物だし、学校でしかできない一生の思い出なんて凄く沢山あるんだからね!それだけ学校っていうものは、人生で大切な事なの!行かなきゃダメだよ絶対に!!!」

 

「そんな事いわれましても…。いくとこないし…。」

 

「それならば僕が理事長をしている駒王学園にきなよ!僕の妹のリアスとその眷属や、セラフォルーの妹のソーナとその眷属もいるからね~。きっと楽しい学園生活になると思うよ?」

 

「……そうなのですか?でも、俺はいろんな力をよんじゃうし…」

 

「大丈夫!僕がいるし、いざとなれば魔王四人で君を守るよ!それでいいだろう?光輝?」

 

「あぁ。俺達は全然良いぞ?なぁ、皆!!」

 

「「「「「「はい(にゃ)」」」」」」

 

「と…いうことだ。」

 

「ありがとう。光輝(コウキ)。」

 

「ふははは…。いいってことよ」

 

「本当に…いいの?俺が学校にいっても?迷惑にならないの?」

 

「大丈夫!!どんなに迷惑かけても気にしないよ!そこはなんとかするしね!」

 

「そうだぞ?つばさ。俺達だってお前を学校に行かしたかったのだよ…。ずっと俺たち家族以外で、友達と言えるやつがいないよ寂しくなるからな…。

それに、いざという時は俺達もお前を守るから…安心しろ!だから行ってこい!!初めての学校にな。」

 

「うん…わかった…。じゃぁ…行きます!!駒王学園に!サーゼクスさん?これから騒がしく時に迷惑をかけると思いますが…どうぞよろしくお願いいたします♪」

 

「うん、こちらこそよろしくね。じゃぁ早速入学申し込みを書いてもらおうか」

 

「おう、わかった。俺が書いとくからお前は休んでろ。流石に疲れただろうからな。」

 

「わかった…。ありがとうこうき兄さん。お言葉に甘えさせてもらうね~…」

 

そうして俺は意識がシャットアウトしたのだった…

 

―回想終了―

 

で、なんやかんやで駒王町に来たのはいいんだけど…。

 

―――ここどこなの~…(泣)

 

そもそも駒王学園って何処にあるんだよ~…

助けてよ~…サーゼクスさ~ん!!

 

「うぅ~…ここどこですの~…。駒王学園ってどこですの~…。てか、駒王町無駄に広すぎますの~…。」

 

一人で来たのはいいんだけど絶賛道に迷い中なのですよ…。

この年にもなってっていってもね?変な絵に×を書いただけの地図でどう行けというのですか!?全く………本当にマジでここからどうしよう。

 

ブブブブブ!!

 

……ありゃ?ケータイ鳴ってるし誰からでしょうか?

あっ、皐月(さつき)姉さんだ!

 

「……はい、もしもし~。絶賛迷子中のつー君ですよ~…」

 

『あらら…。やっぱり迷子になってたのね?全く…。光輝兄さんが適当にしたからそうなっちゃったので、此方でお仕置きしておいたわ。あと、優子と黒歌がそっちにいくから、少し待ってなさい?いいね!』

 

「は~い。ありがとう。さつき姉さん」

 

『ふふっ。いいよお礼なんてね。大したことわしてないからね…。あとは、優子と黒歌の言うことを聞いて行動しなさいね?じゃぁ頑張ってねぇ~♪』

 

ブチっ…プープープー…ピッ

 

ふ~よし…少しまつか…。

 

―5分後―

 

ピカッ!!

 

目の前にひとつの魔方陣が現れて、そこから2つの人影が出てきた…。

 

「ごめんね。つー君少し手間取っちゃった」

 

「ごめんなさいにゃ…。少し手間取っちゃったにゃ。」

 

「ううん。全く大丈夫だよ?ちゃんと来てくれたしね」

 

「そう?ありがとうね…。じゃぁ早速これから貴方がすむ家に行くわよ?荷物はもうその家において設置してあるから、心配しないでね~。それでは、黒歌お願いね」

 

「はいにゃ!ささ、この上に乗るにゃん!」

 

そうして俺は言われるがままに、魔方陣に乗った。

 

「それじゃぁ~出発にゃん♪」

 

ピカッ!!

 

一瞬の目映い光がおこり、光がやむとそこでみたものは……………。

 

「……え?でかくない?」

 

そう…。もう見た目が凄く大きな別荘だったのだ…。どこぞのお嬢様が暮らすような豪邸で、庭には噴水や花畑…小さな林や池などがあった。さらに、家の中はあまりにも豪華で、どれもこれも高い家具や道具や最新の物ばかりだった。一人暮らしであまりにも豪華すぎないかな~、これは……。

 

「まず家の説明をするね?構造は三階立てで地下5階まであって、地下にはトレーニングルームや武器庫や室内プールがあるわ。地上三階は一階がロビーや調理場や踊り場…あと、お風呂とかがあるわね。あっ…!お風呂は露天風呂や他に沢山の種類の温泉があるから楽しんでね♪

で、二階と三階は部屋で、二階に自分の部屋があって他に、二階は自分の部屋を抜いて20部屋あって、三階は30部屋あるからね~。友達や家族が増えたら使いなさいな。あと、各部屋に1台自動設備ロボットがいるから、掃除とかわその子にまかしなさいね~。なにか質問はないかしら?」

 

「ないよ!むしろなんか……うん。スゴいね…」

 

うん…本当に何も言うことないよ…スゴすぎて…

 

「じゃぁ~私も帰るから~。あとよろしくね~、黒歌ちゃん」

 

 

「わかったにゃ!優子!」

 

へ…?

 

「え?どういうことですか?黒歌さん?」

 

「つばさ――いえ、ご主人様。今日から貴方の身の回りの世話をさせていただきます。メイドの黒歌です。どうぞよろしくお願いいたしますにゃん!」

 

「え…えぇぇぇぇぇぇッ!!」

 

俺はあまりにも予想外の出来事に頭の中が処理できなくなってしまうぐらい驚いているのだ…!でもどうして黒歌がメイドに?

 

「どうしてそんなに驚くにゃん?もかして…嫌だったかにゃん?」

 

ぐっ!!……涙目は反則ですよぅ~…

これじゃぁ~、ことわれないじゃないですか…

まぁ~最初から断るきなんてないでしたけどね~

 

「そんな事ないですよ黒歌さん!むしろこんな俺のためにご奉仕をさせてもらえるなんて申し訳ないくらいですのに…。良かったのですか?これで?」

 

「うん、いいのにゃん!むしろ私が自ら頼んだのにゃん!

だってずっと一緒にいられるもん…ボソボソ」

 

最後の方は聞こえなかったけど凄く嬉しそうなのでよしとしますか…。

 

「それじゃぁ黒歌さん?これから俺の事よろしくお願いいたします♪」

 

「こちらこそよろしくお願いいたしますにゃん!今日はもう遅いし駒王学園に行くのはまた明日にするにゃん。だから今日はもう寝るにゃん」

 

 

「そうだね…もう俺も眠いから寝るよ…。」

 

「そうなにゃん…。それじゃぁおやすみなさいにゃん。ご主人様…」

 

そうして、黒歌は俺の部屋から出ようとしたので俺は黒歌のメイド服のスカートを掴んだ…。

 

「ご主人様?どうかしたのかにゃん?」

 

今日は新しい発見がいっぱいだった…凄く楽しかった一日でもあった…。でも、今まで誰かと一緒に寝ることはなかったけど、家の中で一人になることをなかった…一人暮らしなんてもっとなかった…だから…ね…今日だけわね…?甘えても…いいよね…?

 

「あ…///あのね?黒歌…///その…///えっと…///いまは凄く…寂しくてしかたがないの………とても凄く心細いの…だから…ね?///いっ…一緒に、寝てくれない…かな?―――ダメ?///」

 

「ッ!!///(かっ…可愛い…)」

 

「………黒歌?」

 

「はッ!?い…いいよ!ご主人様!!むしろ一緒に寝るにゃん!」

 

「……本当?――ありがとう!!黒歌お姉ちゃん!///」

 

「……え?い、いま…いまなんて言ったの?ご主人様!!」

 

「え?黒歌お姉ちゃん…っていったよ?」

 

「その、もう一回呼んでくれる?」

 

「うん…、黒歌…お姉ちゃん♪」

 

―――――ずきゅぅぅぅん!!

 

「はにぁぁぁ!!///もうつー君は可愛すぎるにぁぁぁ!!早く一緒に寝るにゃん!寂しくないようにいっぱい甘えてもいいにゃん!!」

 

「うん!ありがとう♪じゃぁおやすみなさい!黒歌お姉ちゃん」

 

「うん、おやすみなさいつー君」

 

こうして俺は眠りにつくのでした




ちょっと寂しがりやな主人公を書いてみたらこうなっちゃいました…。

次から駒王学園に編入です♪乞うご期待ください…♪

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。