ハイスクールD×D~最強男の娘の転生物語~   作:三元新

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皆様お久しぶりです。キャンプで利き腕折ってキャンプどころじゃなくなった駄作者です。あの時ふざけてターザンするんじゃなかった(´;ω;`)

まぁ、そんなこんなで完治したので(違和感あるけど)、最新話をポイッと投稿です。いや〜、なれない腕、しかも片腕だけで打とうとしても上手く行きませんね!早々に諦めましたwww

さてさて、今回は番外編。前話で新たにきたオーフィスちゃんと姉の龍巳とのお買い物です。保護者としてオーフィスからイッセーが、付き添いとして龍巳からツバサがいます。つまり四人でお買い物ですね。やったねイッセー!ハーレム(一人男の娘)だよ!

てなワケで、いつもの如く、ゆっくりしていってね?




17話 ドキドキ?双子の龍神初めてのお買い物

今日は四人でお買い物。オーフィスの日常品を買いに近くのショッピングモールへと来ている。メンバーはメインのオーフィス、姉の龍巳、オーフィスの保護者イッセーに付き添いの俺だ!

 

「あれ、なに?」

 

「あれはたい焼きよ龍奈。タイの形をきた生地の中に餡子が入っている甘いお菓子よ。食べる?」

 

「コクッ」

 

「ふふ、じゃぁ行こっか」

 

「……」

 

そう言いながら龍巳は龍奈を連れて行く。

 

オーフィスの新たな名として龍奈(りゅうな)と名付けた。彼女も姉と同じ名前がほしいということで、聞いてみると姉と同じがいいと言う。最初は『龍美(タツミ)』やら『辰巳(タツミ)』とでたが、本来は同じ『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』なのだが、とはいえ流石に全く同じ名じゃわかりにくいと思ったので、オーフィスも龍巳も同じ『龍』の漢字がつく名前を考えていると龍奈(りゅうな)という名が決まった。ちなみに考えたのはイッセーだ。イッセーが考えたからか、姉と同じ文字が使われているからかオーフィスはこの名を気に入り今も名札にして胸ポケットに名札を刺している。お風呂や寝る時も常に持ち歩いているほど気に入った様子だ。

 

 

「イッセー、俺たちも食べようよ。小腹が空いたぜ」

 

「そうだな、ツバサちゃん(や、ヤバイ。マジでヤバイ! こ、これ、傍から見たらデートだよな? 絶対デートに見えるよな!? でも、オーフィスに龍巳の2人は幼い外見だから、下手すれば親子の家族連れに見られて……ブフっ――は、鼻血が。ツバサちゃんが可愛すぎる。ダメだ、これ以上想像したら死ぬ! 誰がって?俺がだよ!……てか、ツバサちゃんの手がスベスベで柔らかくて気持ちィィィ!)」

 

俺はイッセーの手を握りながら二人を追いかける。まったくあの二人は好奇心旺盛なんだから。

 

 

 

しばらくして出来上がった、出来たてホヤホヤのたい焼きを片手に近くのベンチで食べていた。

 

 

「美味しい? 龍奈」

 

「ん、美味しい」

 

「そ、よかった。あっ、龍奈頬っぺに餡子ついてる。動かないでね。拭き取って上げるから」

 

「んっ」

 

「……うん。これでよし。ちゃんと動かなかったね、えらいえらい」

 

「ん、我、えらい?」

 

「うん! えらいよ〜」

 

「我、えらい」

 

胸をはって心做しかドヤ顔の龍奈。龍巳はそれをただニコニコと見ている。

 

「そういう龍巳もここに着いてるぞ?」

 

俺はそんな龍巳を微笑ましく見ながらも、頬に着いた餡子を指さす。

 

「え? どこどこ」

 

「ここだよ」

 

俺はそう言い、頬の餡子を指で取りそれを舐める。うん、ここの屋台の餡子は美味しいね。また今度来よう。

 

「あ、あわわ」

 

急にアワアワしだす龍巳。どうしたの?

 

「どうした?」

 

「……はっ!? な、なんでもないわ。気にしないでちょうだい」

 

「?わかった」

 

 

……なんであわあわと――ああ、いまのが恥ずかしかったんだね。頬についてる時はちょくちょくやってるんだけどなぁ。

 

 

「……ツバサちゃんってこんなのやるんだ」

 

「ん? 何か言ったイッセー?」

 

「いや、なんでもない」

 

 

そう言いイッセーは立ち上がる。

 

「さて、そろそろ行こう。時間はあんまりないからな!」

 

確かにね。買い物には時間かかるから

 

「そうだね。とっとと行って終わらせよう。他の連中に見つかったらいろいろとうるさいからね」

 

「そうね。私はともかく龍奈は存在していないことになっているしね」

 

立ち上がった俺たち一行は目的地へと向かった。先程までいたタイ焼き屋から、目的地のショッピングモールまではそう遠くなく、歩いて13分程で到着した。ここへ来たのは日常品を買うためだ。とりあえず服だね。家で作ることも出来るけれど時間はかかるし、その間ずっとって、わけもいかないから、買った方が早い。てなワケで来たのだ。

 

 

「じゃ、まずどこから回ろっか」

 

「そうね、とりあえず上に着る服から探しましょう」

 

「うん。それじゃ〜…あっちだね、着いてきて」

 

俺は3人を先導しながら前を歩く。道行く人に見られるが仕方が無いだろう。こんな可愛い見た目双子な美少女がいるんだからついつい目がいってしまっても仕方が無いだろうね! それはわかるよ。うんうん。

 

「(うわー、めちゃくちゃ見られてる。絶対に俺場違いじゃねぇかよ! それもそうだろうなぁ、こんな綺麗で可愛い美少女が三人もいたらだれだって目移りするぞ。俺だったら特に凝視してるね! それに、ツバサちゃんが2人の手を握って仲つつまじく歩いているから余計にな。どこからどう見ても姉妹にしか見えないんだよなぁ。

ツバサちゃん、自覚してないけどもあの服女物だよな? 流石に女性の服はわかんねぇからなんとも言えないけど、あれが男物だったとしても、ツバサちゃんの見た目じゃ、ボーイッシュな女の子にしか見えないんだよなぁ。ああ、男共の嫉妬の視線が痛い)」

 

うむ、2人は可愛いなぁ。可愛いは正義! 正しくその通りだね。……ところでイッセーはさっきから周りを気にしているけどどうしたのだろうか? まぁ、イッセーのことだ。いつもの如く、綺麗な女の子でも探しているのだろう。

 

「あれ、あれなに?」

 

「ん?……ああ、あれは日傘だよ龍奈。人間が暑い日光から自分の肌を守る為に作った傘だよ。一間雨具に見えるけれど、使い方は違うから覚えておくといいさ。アレがあるとないとでは日中の暑さがかなり違うからね」

 

「あれは?」

 

「あれは招き猫。主にお金が来る幸運アイテムとして昔から慕われている道具だよ。特に効果があるわけじゃないけど、言わば気持ちの違いようだね。あったらお金が舞い込んで来そう!……そんな感じのアイテムさ。あとは、家の家具としても使えるね。主に見た目的な意味で」

 

「ふーん。じゃ、あれ?」

 

「ん?ん〜……あれはなんと言うかぁ…そうだな〜。一般的には特に意味はないけれど、一部のマニアさん達にとっては凄まじいアイテムにも見える、ただのガラクタだね。それこそあそこの丸っこい石や隣にあるテレビや冷蔵庫が合体したよくわからん物、あとはその奥のロシア人形と日本人形が合体した不気味な人形とか。そんなガラクタにしか見えない物でも俗に言うオタクと呼ばれる人達にとっては何よりもお宝なんだよ。

………つーか、あの人形動いてね? あ、こっち見た…ケタケタ笑いだした………………いや、ダメじゃん。あれ呪いの人形じゃん。それもかなり古いタイプの……はぁ、ちょっと待ってて。あれ、お祓いしてくるから。イッセー、二人をお願いね」

 

「おう、任しとけ」

 

そんじゃま、行きますか

 

―side out―

 

――――――――――――――――――――――

 

―イッセー side―

 

ツバサちゃんがガラクタ店に入っていった。つーか、なんだよここ。ゴミ屋敷じゃねぇか!? 入口まで溢れてるとか……それよりもなんでこんな店がショッピングモールの中にあんの?

 

『やぁ、店主。この人形触らせてもらってもいいかい?』

 

『へい、いいですよお嬢さん。へへへ、そいつァ、五年ほど前にとある寺の和尚様からいただいた物でしてね。なんでも夜な夜な声を出すんだとか。この店に置いてからも声が聞こえてくるらしくてねぇ。何度か買い手はいるんですが1週間もしないうちに帰ってくるんでさぁ。まあ、そのあと人形の購入者は音信不通でこの店に来ることも無く、風の噂では死亡したとかなんとか。ウソかホントかは知らねぇですが、お触りになられるのでしたら覚悟がよろしいですよ?』

 

『ふーん。そうなんだ。教えてくれてありがと』

 

『いえいえ、それぐらいどうってこともないでさぁ』

 

店の中からツバサちゃんの声と店主らしきオッサンの声が聞こえてくる。扉は開いているからと、丁度、人形のあった位置が店の中央の扉前な為かツバサちゃんと手に持つ人形がよく見える。店主は見えないが、恐らくツバサちゃんの視線の先にはいるのだろう。位置的に店の奥はL字型になってて、そこがレジカウンターなのだろうか。

 

てか、ツバサちゃんの手にある人形がものすごくカタカタと揺れているんだが大丈夫か? 髪も物凄くザワザワとして……って、髪が物凄い勢いで伸びた!? ツバサちゃんの首に向かっていったけど――あ、切れた。てか、ツバサちゃんいつの間に小太刀持ってたの? あっ。人形ぶっ刺しちゃった……ってえええええええ!? 刺した!? 刺したなんで?! うわっ! 人形の震えがさらに上がった! 人形からなんか黒いモヤが出てきて――ああ、ツバサちゃんのこれまたいつの間にか持ってた札で小太刀ごと封印されちゃった。あ、人形が元の形に戻った。つーか、刺した跡すら無くなるとわ………ツバサちゃん、恐るべし。

 

『店主、この人形は私が処分しよう。なんせ呪いの人形だ。ここに置いといては危ないゆえな。して、代金はいくらだ?』

 

お? また店主とツバサちゃんが話し出したみたいだな。

 

『代金はいらねぇですわ。一刻も早くその人形がいなくなるならそれにこしたこたぁねぇ。よろしくお願いしますわ』

 

ふーん。やっぱり店主も怖かったんだろうなぁ、あの人形。ま、こっから見ても不気味な人形だしな。それが呪いの人形ならなおのことだ。

 

『うむ、任された。なに、これでも巫女の端くれだからな。それに、同じ巫女でそう言う封印やお祓いが得意な者を知っておるんでな。最悪そいつに任せるさ!』

 

ん〜? それって霊夢さんの事かな?

 

『おお!それは頼もしいですな。それにしても巫女様でしたか。……ふむ。お嬢さんの巫女姿はさぞかし美しいでしょうな。いやはや長く生きて見るもんでさぁ。ありがたやありがたや』

 

うんうん! オッサン、あんたよくわかってるじゃないか! まさしく、ツバサちゃんの巫女服姿は可愛い!そんでもって可愛い!! とりあえず可愛い!!! 巫女さん姿のツバサちゃんは、もう最高だぜ?オッサン!

 

『はははっ! お世辞が上手いな店主よ! それに店主、長く生きて見るもんだとは言うがまだまだ店主も若いであろうが。そう言うもんでないぞ?』

 

『いやはや、お嬢さんも嬉しい事を言ってくれますな。なに、私ももう歳ですわ。今年で92歳になるのでね。体中が痛くてかないませんわ。ははははは!』

 

……え? 92歳?

 

『……92歳とな? その見た目で?』

 

『はい、そうですぞ?』

 

……えええ?! 嘘だろおい! 見た目30代じゃねぇかよ! 少なくとも90代のお爺さんに見えないぞ!!?

 

『……は、ははは。こいつは驚いた。店主は随分と若々しいものだな。見た目30代では無いか。少なくとも90代というお爺さんに全く見えぬぞ?』

 

ほら!あのツバサちゃんだって驚いているじゃないか! あのオッサン、いやじーさんか。とりあえずあの人本当に人間か?

 

『毎日健康第一とし、栄養満点の食事に早寝早起き、適度な運動、そして武術の稽古を毎日欠かさずやっておりましたら、私も気がついたらこんな見た目になっておりましてな。いやいや、心底驚きましたよ! ははははは!』

 

『うむ、店主よ。普通ソレは驚いたというレベルを超えている気がするゾ?』

 

そうだぜ!ツバサちゃんの言う通りだ!

 

『まぁ、店主よ。これからも元気に人生を楽しんでおくといい。やはり、人生というのは楽しく生きてなんぼだからな』

 

『確かにそうですな。人生とは楽しんだ者が勝つものですな! 楽しまなきゃ損とも言いますしな! 私もまだまだ若いということですかな?』

 

『店主がそう思うのならそうなのであろう。人の思いは時に奇跡を起こすからな!心の気持ち構え一つで人間の身体は劇的に変わるものだからな……てなワケで店主よ、実に楽しい時間だった! 私はまだやらねばならぬ事がある故、これにてお暇する。では、また』

 

『はい、ありがとうございました』

 

ツバサちゃんが人形をスキマに入れながら店から出てきた。

 

「待たせたな、イッs――コホン。…またったかな?イッセー」

 

急に口調が変わるツバサちゃん。……ああ、なるほど。やっぱり口調変えてたんだな。

 

「お疲れ様、ツバサ。もういいの?」

 

「うん。ありがとう、龍巳。ごめんね、時間取らせちゃって」

 

「全然いいわ、気にしないでちょうだい。さぁ、行きましょうか」

 

「わかった、ありがとうね。それじゃ、行こっか」

 

「ん」 「おう!」

 

……その後、俺たちはいろいろな店を回った。家具に日用品、昼食を挟んで、それから服売場にと――一番苦労したのが下着売り場かな。ツバサちゃんと俺でベンチで待ってたら物凄く絡まれた。正確にはトイレに行った帰りし、すげーチャラチャラした男にベンチで待ってたツバサちゃんが絡まれてた。俗に言うナンパと言うやつだ。

 

心底、鬱陶しそうな顔をしつつも、一般人だからかあまり強く出れないツバサちゃんは困り顔からどんどんと表情と目が死んでいき、悪魔な聴力でも辛うじて聞こえるレベルで『コイツら…神隠しにあわせようかな……』なんて恐ろしい声が聞こえてきたので慌ててそのナンパしていた男共を止めた。この男共がこれまたしつこくて、一瞬頭の中でライザーの野郎の顔が過ぎるが、今のアイツはこんなんじゃないし、何よりもここまでしつこくなかったのでまだ過去のライザーの方が紳士的だろう。そんなレベルでコイツらはしつこくて、最終的にはナイフを懐から出てきた………が、そんな程度でビビる様な俺じゃなく、手加減しつつも系7名の男共を鎮圧した。

 

それから数分後に警備員が駆けつけてきてその男達は連行された。どうやら誰かが通報してくれたようだ。俺たちも軽い職務質問されたが、ほぼ男共が悪いので二三問の問だけで終わり速やかに去っていった。最後にお礼を言われたのと、女の子(ツバサちゃん)を守った事を褒められて嬉しかった。彼女かなと言われた時、ツバサちゃんの目が死んでいたのを心に刻んでおくことにする。

 

それからまた十数分後、買い物が終わった龍巳とオーフィスは店から出てきた。全ての買い物も終わり、時間もいい時間だったため帰ることにした俺たち。

 

帰りし、オーフィスの願いでまた同じ露店のタイ焼き屋でタイ焼きを買い、部長達やアザゼル先生、ツバサちゃんは光輝さん達のぶんもお土産として買い、タイ焼きを頬張りながら自分たちの家へと帰るのであった。

 

ちなみにだがその後、ナツルさんのブログでこのタイ焼き屋を紹介したら、次の日タイ焼き屋は行列ができており、後にニュースにも取り上げられるほどの有名店となったらしい。ツバサちゃん曰く、世界的にも有名なモデルで、さらに美味しいもの巡りをしていて味にもうるさく、お姉さんが紹介する店にはハズレがないため、ブログで紹介された店は確実に繁盛する事で有名らしい。ちなみにお姉さんの最近のお気に入りは翠屋のシュークリームがお気に入りらしい。…………あれ? そこのお店、最近どっかで聞いた気が…気のせいか?




いかがでしたか? 次はいつになるかな。最近も忙しくなかなか進まない。でも、ストックやイメージはできているのであとは打ち込むだけ……でも、その打ち込むまでに行く段階が遠い(;一_一)次回はなるべく早く上げたいなぁ


てなワケでまた次回お会いしましょう!

それでは皆様、バイバ〜イ( ´ ▽ ` )ノシ

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